霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

由々しき日本の残留農薬 その二

2023-03-31 14:47:20 | 健康
    昨日の記事に対し魚沼で農業を営むブログ仲間のスベルベさんから
コメントが入った。
 以前からネオニコ系農薬使用に対し警鐘を鳴らし続けている同志で
もある。
   内容も素晴らしいので全文を紹介したい。

 (稲作作りのスタートとなる培土が納入された)

 スベルベさんからのコメント(2023-03-31 06:08:16)

 全くその通りです。
 わが国日本ってどういう国なのか切なくなりますね。
 一昨年かないやその前かな、JAの直売所の出荷組合の総会で、この話を
しましたよ。
 すると、懇親会時に経営管理委員長が私のところに来て「スベルベさん、
墓穴をほるなよ」なんて言って去りました。
 その場での喧嘩も大人気ないので、すぐメールで「墓穴を掘ってるのは
あなたでしょう」と返しました。
 利口な利用者はすでにネオニコチノイド系農薬の怖さは承知していて、
現に消費者団体では使った米を買わない所さえ出ています。
 今回アップされたような内容は、現在校正中で間もなく出版するスベルベ
の自費出版の本の中に満載です。
 日本の大学生に聞くと90%は日本の農産物が世界で一番安全だと答える
と言います。
 農薬が多く使われていると言われる中国さえ商売上手で、有機無農薬栽培
に乗り出し、EUへの輸出を始めています。
 この面で世界で最も遅れて、野蛮なのが切ないかな我が国日本ですよね。
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由々しき日本の残留農薬

2023-03-30 14:10:41 | 健康
    日本の農薬の使用基準が農薬メーカーに甘く、EUで禁止・規制された
ネオニコ系農薬が、日本ではいまだに多用されていることは「常識」として
知っている。
   従って、一部の人から誹謗中傷を受けながらも極力農薬を使わずに
「安心安全で美味しい米や野菜」の生産に努力しているつもりでいる。
 しかし、「国が農薬を再評価する際、農薬メーカーがつくる報告書と文献
リストに依存している」ことや「ネオニコ系農薬の一つ、アセタミプリドの
基準値を日・EUで単純に比較すると、ブドウで日本はEUの10倍、茶葉で
600倍」にもなることを知って驚いた。

 お茶は食事や一服の時間に毎日飲み、葡萄も秋のシーズンによく食べ、
孫達に送ったりもしている。
 残り少ない人生の老人にとっては「今さら騒いでも・・・」かもしれないが、
「孫達の健康に差し障りがあるのでは」と心配になって来る。

 (2023.3.30  AM11;00 )

 毎日新聞「風知草」山田孝男(2023.3.27)
 「由々しき日本の残留農薬」

 自民党が何かと敵視するTBSが、国産食品の残留農薬を問うドキュメンタリー
映画を作った。
 映画だから放送法の対象外。安保や歴史ではないから<保守派>の介入はある
まいが、農薬メーカーの反発はあるだろう。
 日本の残留農薬の規制は欧州連合(EU)に比べてはるかに甘い。映画はそこを
掘り下げる。<環境過激派>的な偏向はない。ちまたの疑問に答える常識的で公平
な編集である。  
 映画のタイトルは「サステナ・ファーム」。環境に優しい(sustainable)農園で
ある。監督はTBSテレビ報道局の川上敬二郎ディレクター(49)。川上自らリポー
ター・語り手として出演している。
 主題は化学農薬、化学肥料、有機農業。全編69分の相当部分が<ネオニコチノイ
ド>系の農薬に費やされる。米、野菜、果物の生産で使われ、ミツバチ大量死や、
トキ、コウノトリなど絶滅危惧種の生態系に悪影響を与える一因――と疑われてい
る物質である。
 EUでは禁止・規制されたネオニコ系農薬が、日本ではいまだに多用されている
のはなぜか?
 カギを握るのは木村-黒田純子・環境脳神経科学情報センター副代表(医学博士
の論文である。
 2012年、この人は国際的な科学雑誌「プロスワン」に、ネオニコ系農薬が人を
含む哺乳類の発達期の脳に悪影響を及ぼす可能性を示す論文を発表。EUが注目し、
予防原則(完全な証明がなくても環境への影響に配慮して規制する考え方)にのっ
とって規制を強化。日本は見送った。
 農水省ホームページに残留農薬基準値の国際比較表が載っている。ネオニコ系農
薬の一つ、アセタミプリドの基準値を日・EUで単純に比較すれば、ブドウで日本は
EUの10倍、茶葉で600倍になる。
 興味深いのはその先である。東京で初めて「サステナ・ファーム」が上映された
今月18日、映画に出ている木村-黒田が終映後に登壇し、あいさつした。
 そこで木村-黒田は、国が農薬を再評価する際、農薬メーカーがつくる報告書と
文献リストに依存している――と指摘。この分野で名を知られ、映画にも登場する
星信彦神戸大教授の論文10編のうち6編が報告書から削られている――と具体的に
明かした。
 木村-黒田のあいさつを聞いていた聴衆の中に奥原正明元農水事務次官(67
)がいた。安倍政権の農協改革の中心人物である。次官時代の18年、農薬取締法
を改正し、最新の科学的知見で農薬を再評価できるようにした。当然、木村―黒田
の証言に驚いた。
 「由々しき問題だと思いました。制度を変えた意味がない。行政に自ら調べる
意がない。審議会、委員会の学者に資料を全部見てもらい、消費者も交え、リスク
コミュニケーションをキチンとやらなきゃ」
 21年11月、川上はテレビの「報道特集」でネオニコを取り上げ、そのユーチュー
ブ動画に294万回のアクセスがあった。農薬工業会(メーカー34社)は「不正確」
と反発、研究者らが詳細に再反論した。論争は当然。フェアなコミュニケーション
が重要である。
 公開は各都市2、3回ずつ。東京での公開は先週で終了。30日に大阪で。4月5日に
大阪と名古屋。4月中に札幌で上映する。手応えがよければ上映機会を増やすとい
う。(敬称略)=毎週月曜日に掲載
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チェンソウ

2023-03-29 21:34:51 | 
 支障木を伐採し玉切りして持ち帰った木のうち、長さが50cmを超える物は
ストーブに入らないので更に裁断し、また、太い物は薪割り機で割ってから
薪小屋に積んでいる。

   チェンソウはコマメに刃砥ぎをしているが、急に切れ味が悪くなったので
(有)ヤマナカさんに相談したところ、刃砥ぎ用のアダプタが有るにも関わらず
馴れた振りをしてフリーハンドで砥いだのが原因だった。
    切れ味の悪いチェンソウを使うと細い木の場合はそれほどでもないが、太く
固い木の場合は大変な労力と時間を要する。

   そんな作業を今日はやり過ぎて夕方には右手が痛くなってしまった。
 明日予定していた支障木伐採は延期すべきかもしれない。


 昨日、今日と朝は霜が降りたが、ハクモクレンクは花びらが全開前だった
のが幸いし、被害はなかったようだ。
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「市長へひとこと」欄に投稿

2023-03-28 21:53:47 | 社会
 一関市のHPの「ご意見・お問い合わせ」の中に「市長へひとこと」欄が
あることに気付いた。

  市政に関するご提案などは「市長へひとこと」からお寄せください。
  お寄せいただいたご提案などは市長が目を通し、必要に応じて回答
 します。

   とのことだったので、  早速「積年の恨み」を晴らすべく投稿させて
貰った。
  その中身は具体的かつ生々しいものなので公開できないが、これまで、
市長の側近である副市長や総務部長に面談を求めても会って貰えず、訳の
分からないような課長に「門前払い扱い」され続けて来たものだった。


   この欄が創設されたのは新市長が就任した以降なのかもしれない。
   前市長とは、道で通りすがりに顔を合わせることが多かったが、こちらが頭を
下げて挨拶しない限り、無視して通り過ぎるような人物だった。
コメント (2)
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ハクモクレン開花

2023-03-27 18:52:18 | 
 未だ3月だというのに庭のハクモクレンが花びらを出し始めた。
 桜の開花宣言が全国的に「2週間ほど早い」とのことなので、それに倣った
のかもしれないが、桜と異なりハクモクレンは寒さに弱い。


   
    今の季節、中山間地の当地は市の中心部に比べると2℃ほど低いので、早朝
に霜が降りる可能性は極めて高い。
   ハクモクレンは霜に当たると純白の花びらが茶色に変色し無惨な姿をさらす
ことになる。
  それが 開花が早いのを素直に喜べない理由となっている。
コメント (2)
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