霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

事故現場

2020-06-30 19:40:47 | 機械

重心の高いコンバインで「斜面ターンは厳禁」は常識にも関わらず、安易に斜面で入ったのが
大間違いだった。

旋回しようとしても斜面に真横になったまま方向転換出来なかったので、バックしようとして
ギヤがニュートラルに入り、急発進するかのように斜面を下り始めたのだった。
慌ててブレーキを踏んだが、踏み込み途中で梅の木に激突してしまった。

こんな初歩的なミスを犯す百姓は「他には居ない」と思われたが、念のためクボタの営業マンOさんに
事故の状況を現場で説明し、「他山の石」として注意喚起して貰うことにした。


(畑は左側に有る)

なお、コンバインの刈取り部前部が衝突の際に少し曲がってしまったが、そこをどう修理するかでOさんと
意見が分かれた。
該当部分の全部取り換えだと大きな負担となりそうなので、「何とか修理で凌ぎたい」と主張した。
多少見映えが悪くとも機能を果たしてくれれば「それで十分」と考えた。
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残滓の刈り取り

2020-06-29 20:41:50 | 穀物

「麦刈り」を急いだ一番の大きな目的は「一日でも早く二毛作大豆を蒔きたい」だった。

既に播種適期は過ぎているので、何とか7月5日までに蒔き終えたかった。
「10日までに蒔けば大丈夫」との説もあるが、当地の場合は発芽率が極端に落ちるようだ。

二毛作大豆は「早めに二粒蒔き」が何度も失敗を繰り返した後の「結論」となっている。



親戚の不幸で火葬、通夜等への参列の合間を縫って、刈り残した麦や雑草をトラクタで
刈り取り、その後を追ってた生産部長が耕起するという連携プレーで進めている。

雨の邪魔さえ無ければ予定よりも早く進むかもしれない。
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新しい雛の到着

2020-06-28 19:30:54 | 家畜

「麦刈り」は天気だけでなくJAのラスイセンターの受け入れスケジュールの制約もあって、
昼寝の時間は勿論のこと一服休憩さえ惜しむ忙しさとなる。

しかも、コンバインに草や生育不良の麦藁が絡むトラブルが多く、機械作業ながらも「肉体
労働付き」なので疲労困憊してしまう。

それでも何とか天気に恵まれ、午後1時までに終わらせることが出来て「ホッ」と胸を撫で
下ろした。
疲労で昼寝を決め込みたい心境だったが、親戚の不幸の「お知らせ」があって、2時から
「入棺の儀式」に参列することになった。



新しい鶏の雛が到着したのは26日(金)のこと。
当初の納入予定は4月末だったが、小岩井農場側の都合で2ヶ月遅れとなった。

しかし、運搬途上で卵を産む雛も居たりして、昨日は1個、今日は4個も産んだ。
未だ粒が小さいので販売には不向きだが、ほぼ「即戦力」に近い援軍の到着となった。

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あわや大事故に

2020-06-27 20:52:32 | 穀物
昨夜も屋根に音を立てるような雨か降り、週間天気予報には連日傘マークが付き「麦刈り」は
当分出来そうにない状況となった。

しかし、今日一日と明日の午前は「梅雨の中休み状態」なので、その間隙を狙って「麦刈りを
終わらせたい」と思った。
JAのライスセンターからも「多少水分が多かったとしても決行すべし」と朝に電話が入っていた。

雨が降り出さないことを祈りながら早めの昼食を済ませ、乾きの早い高森の畑に向かった。
幸い、2時過ぎからは薄日が差すようになり、コンバインも快調に動いてくれた。



事故は、家の東の畑でグレンタンクの小麦を吐き出した(上の写真)直後に起きた。

斜面で旋回する際に上手く行かず、ギヤをバックに入れようとした瞬間、突然コンバインが
急斜面の下に向かって動き出し、10mほど突進して梅の木に激突してしまった。

梅の幹が音を立てて折れ、梅の実が運転席にバラバラと落ちて来て、「今年の麦刈りも終わった」
と思わざるを得なかった。

驚いて駆け付けた妻が「梅の木に助けられた」と呟くのを聞いて、そのまま急斜面を突進したら
大きな人身事故に繋がり兼ねなかったことに気付き「ゾッ」とした。

30分ほど掛けてコンバインと梅の木を分離し、刈取り部前面のカバー等の破損部分を取り除き、
ダメモトで刈り取りを開始してみたら正常に動いたのは「不幸中の幸い」だった。
コメント (2)
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Mさんからの便り

2020-06-26 20:01:54 | 仲間

人並み以上に女性に強い関心を持ちつつも、「男女七歳にして席を同じうせず」を実直に守り、
女の子と会話する機会を持たないまま子供時代を過ごした。

そのため、高校一年の時のクラスメイトだったのMさんとは一度も会話することは無かった。
たまたま同総会で半世紀振りに顔を合わせたのがキッカケとなり親交が始まった。

数年前、同級生四人で担任だった田村先生の墓参に田老町に向かう車中で、通学に苦労した
高校時代の思い出話しをしていたが、当時「美人でおとなしく清純な人」との印象しかなかった
彼女の意外な一面を知る機会となった。

50歳を過ぎてから一念発起し、全くの素人から「カラオケスナック」を開業し、持ち前の気配りで
経営は順調に推移していた。
「70歳までは頑張る」と言っていたが、70歳になったら「まだまだ頑張れる」と前言を翻すのを
頼もしく感じていた。

そんな彼女の夢を新型コロナが挫いてしまった。
「店もアパートも引き払い八千代市の娘の所に転居しました」と挨拶状が届き、驚くと共に寂しさ
を禁ずることが出来なかった。



麦刈りは不可となったが、一ヶ月振りの本格的な雨で田畑は勿論のこと野山も活力を得たようだ。
その象徴とも言えるエグネのミョウガ。
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