安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
早いもので1月も今日で終わる。
「一年中で一番寒い時季」を言い訳にして、半ば冬眠状態みたいな一ヶ月間だった。
プロ野球もキャンプインすることでもあり、私も「農作業」を開始しなければならない。
勿論、田畑や野山には未だ雪が残っているし、これから降り積もる可能性があるので、農作業と言っても、
田畑周辺に繁茂した「竹藪や支障木伐採」等の環境整備が主となる。
倉庫の改修や山の開墾等、ここ数年ビックプロジェクトが続き、環境整備が滞ってしまっている。
思惑通りに作業が進むかどうかは怪しいが、まずは「スタートさせこと」が肝要だ。
写真は、昨日話題にしたヘソ大根で、釜茹でした後に冷たい水に浸している。
販売は五月ぐらいまで続くが、生産の方は既に終盤戦に入っている。
毎年、今の時季に厳美の「道の駅」でヘソ大根を「まとめ買い」するお客様が居た。
通常、店頭の在庫は20パック前後だが、そのお客様は一度に30パックも購入するので、
足りない分は他の生産者の「凍み大根」等で補充していたらしい。
(ハウスとハウの間の雪)
(ハウスの中のナパナとホウレンソウ)
今日の産直巡りはスタートが遅く、最後となった厳美の「道の駅」に着いたのは、お昼近く
になった。
店頭で生大根を並べていたら、偶然、その「ヘソ大根のお得意様」に声を掛けられ驚いた。
いつものように30パックの注文を受けたが、たまたま、軽トラに在庫補充用のヘソ大根が
有ったのが幸いし、対応することが出来た。
「宮城から毎年買いに来るんだけど、欲しい数量が無くて困っていた」とのことだったので、
「事前に電話で予約を入れて貰えれば、必要な数量をレジに用意して置きます」と伝えると
共に、大きな赤カブを二個サービスさせて貰った。
今朝、スーパーの産直コーナーに卵を並べていたら、売り場のチーフが、「熊谷さんの卵は、
黄身の色は薄いが、コクがあって旨いですね。毎朝、卵掛けご飯にして食べてますよ」と声を
かけてくれた。
これが、我が家の鶏卵に対する一般的評価の「定番」となっている。
その評価に感謝すると共に、「黄身の色は、薄いのではなく、それが卵本来の色です」と私が
釈明するのも「定番」となっている。
埼玉で暮らす姉は「スーパーで買った卵は黄身の色がオレンジ色で気持ち悪い」と話していたが、
卵本来の自然の色とは、程遠い色のようだ。
それは、「黄身の色の濃い卵が新鮮で旨い」との風評に対応し、養鶏業者が「餌付けを工夫」した
ためではないかと思っている。
鶏は穀物類を主食としているが、野菜も大好きなので、自家生産の野菜だけでなく、スーパー
で店頭に並べる際に、取り除かれる「キャベツや白菜の外葉」も頂戴して与えている。
多分、我が家ほど野菜を豊富に食べている鶏は居ないと思われるが、それも卵の「優しい旨味」に
少なからず貢献しているようだ。
赤カブは産直の売行きを見ながら随時補充し、倉庫の在庫が無くなったら畑から「数日分の量を収獲」
するを繰り返している。
それは、出来るだけ「新鮮な蕪を提供する」ための工夫でもあった。
小雨がパラつく天気だったが、雪の下の凍土が邪魔をして、前回のように「手で引き抜く」ことは
出来なかった。
止むを得ず、スコップを使い、表層の凍土を割って掘り起こした。
(本日の収穫は「籠で四つ」)
蕪の葉は、鶏の「ご馳走」なので、蕪とセットで掘り起こしたかったが、凍土の下に張り付いて千切れる
葉が多かった。
「厚めのカサブタ」を取るように凍土を取り除くと、葉付きのまま取れることに気付いたが、その時は
既に終盤戦だった。
「奈良時代、鎌倉時代、江戸時代のように政権の所在地を時代の名にするならば、豊臣秀吉が大坂城で
政務をとった時代は『大坂時代』にすべき。」
という意見があることを昨日の毎日新聞「余録」で初めて知り、「言われてみれば・・・」と興味深く
読んだ。
テニスの「大坂時代の到来」を告げる導入部の記述だった。
(今朝は氷点下12℃まで下がった。寒い日が続き、門口から運んだ軒下の薪は予定どおり使い切った)
昨夜の全豪オープンの決勝戦は、最初から最後までLIVE観戦した。
今朝のワイドショウ等では、「二セット目を失った時点で苦戦を予想した」という解説が多かったが、
私の見解は違った。
野球やサッカーと違い、たとえラブゲームでセットを失っても、気持ちを切り替えて新しいセットに
臨むことが出来るのが、「セットを争うスポーツ」の特質と思っている。
また、一セット目はタイブレークで決着する接戦だったが、実力は大坂が上回り「余裕の勝利」に
見えた。
二セット目を失ったのは、優勝を意識し、三度のマッチポイントのチャンスを逸し、焦って更にミスを
連発してしまっただけのこと。
土俵際まで追い詰められてからのクビトバの粘りも驚異的だったが、試合が進むに連れて、ミスが多く
なったようだ。(大坂が「ミスを誘った」のかもしれない。)
最後のマッチポイントは、二セット目の失敗を活かし、一気に勝負を決める会心の勝利だった。