ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

細分化

2017年02月17日 02時07分02秒 | ちょっと休憩
色々な分野で「細分化」というのが進行していますね。

例えば医療でもそうでしょうし、プロ野球でもそうでしょう。

薬屋さんも「一般」と「処方箋」がはっきりしてきました。

目薬を買おうと飛び込んだ薬局が処方箋のみで「あ、50メートル先に一般薬のお店があります)と言われたり

クリニックでも「それは専門でないのでよそで診てもらって」とか・・・

昔は無かったのですが、これも時代の流れです。



そういう点ではソムリエの世界も見事に様々です。

ご存知の方も多いかと思いますが、昨年までワインアドバイザーと呼ばれていた「酒屋さん」「輸入元」「ワインスクール講師」などのワイン関連業もソムリエと呼べるようになったわけです。

これまではワインを提供する飲食店に限られていたのです。

もっと遡ると飲食店でも料理人はソムリエ受験は出来ませんでした。

私の若い頃の話です。

当時は受験者の殆どがフレンチの従業員で調理の人は接客を「ほぼ」していなかったのですから、そういうのもやむを得なかったのです。


しかし、今では料理人が直接接客する形態も増え、

酒屋さんも当然のように「角打ち」でワインを注ぎ、テイスティングバーで「お試しください」とやります。

インポーターの方などもスーパーやデパートでマネキンとしてサーブをするのが珍しくない。


日本だけの話でなく、世界的な傾向です。



ということで昨年末にソムリエ試験を受けた方は勿論、以前にワインアドバイザーに合格されている方も「ソムリエバッジ」を付けることが可能になっているのです。

様々な分野でワインの啓蒙と拡販をする人=ソムリエ


フレンチやイタリアンのサービス、和食の料理人、ブドウ栽培人、ワインショップのオーナー、高い輸入ワインを扱うインポーターetc

勿論、お安いワインを勧めるスーパーのバイヤーさんもです。



求められる能力は違うはずですから、むしろ、違うことによって幅広い層に訴求が出来ます。


ワイン消費者の皆さん、様々な「ソムリエ」をどうぞ宜しくお願いいたします。


            樋口誠

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