数日前に書きましたが、ソムリエ協会の1次試験の通過者がボチボチと2次試験のテイスティングの準備に掛かっています。
私として申し上げたいのは「チェック箇所を綺麗にトレースしてください」ということ。
要所要所を通過していないのに「ひょっとしたら、このワインの品種は〇〇かも?」と思いこむと大事な部分を見るこ事無く「どうでもいい小さな部分」を拡大してしまったりします。
或いは焦ってしまって何もしないうちかグラスをグルグルと回してしまって、最初の香りが取れなくなったり・・・・
また強いアルコールや甘いリキュールを先に口に含んでしまって、あとにテイスティングするアイテムが「全く感じない」というのも「あるある」です。
ともかく・・・
1;じっくり必要箇所をくまなく、順序良くトレースする
2:グラスは慌てて回さない。
3:グラスを回す時はしっかり回す。
4:グラスの中味が回転しているときに嗅ぐと香りの強さを錯覚する
5:甘い酒、アルコールの高いもの等は口に含むのは後から、若しくはごく少量
6:後戻りして再確認をすると勘違いのもとを誘発する
7:途中で品種等を想起しない
8:実際に使うことを想定して「持ち味」をチェックする
などなど・・・
難しく考えずに粛々と挑んでください。
さて、そむりえ亭は8月最後のお休みを頂戴します。
明日以降のお問い合わせはFBメッセンジャーが便利です。
どうぞ宜しくお願いいたします。
樋口誠