メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

ウィンブルドン2016 男子シングルス決勝

2016-07-15 18:37:06 | テニス
決勝 マレー(イギリス)×ラオニッチ(25 カナダ)
今回ももちろんマレーマウンドは満員、立ち入り制限まで出た。
また2番コートも開放して、パブリックヴューイングにする大賑わい。
遠目で見ても怖いくらいの混み様


センターコートの歓声がマレーマウンドに、マレーマウンドの歓声はセンターコートにまで届くそう/驚

この試合の一番の見所は、ラオニッチのコーチを始めたマッケンロー
ファミリーボックスじゃなく、放送席で解説してることじゃない?!爆



どんな辛口コメントをしているのか、気になって仕方ない!
もし、雨で中断なんてなったら、マックは放送席を離れてアドバイスしに行くのか?ww

福井:
コーチの立場の方がファミリーボックスに入らないで、解説をしているというのも新たなスタイルですねw

ファミリーボックスにはキム夫人もずっと応援している。最近、女児が産まれたんだそう。



男子決勝ともなればロイヤルボックスの顔ぶれもハンパない。


ウィリアム王子とキャサリン妃、キャメロン前首相、
俳優陣は、ベネディクト・カンバーバッチ、ジュード・ロウら、
 

元テニス・プレーヤー陣では、私の大好きなクリス・エバート・ロイドや、往年のスタープレーヤーも観に来ている。


なにかモグモグ食べてる人がボルグって、別人に見えるんですけど?


なんといっても目を惹いたのは、かつて、ウィンブルドンほかで何度も名プレーを魅せてくれたエドベリとボリスの2ショット!!

 
(真ん中はエドベリの奥さんかも

そして、それを超える感動は、マレーのコーチにカムバックしたレンドル!! 居るだけでものすごい威圧感。
マレーが取った2つのタイトル+オリンピックの金メダルはレンドルコーチの時。



マレーは準決勝でのアンフォーストエラーが9本しかないというのも素晴らしい。
ダブルスは兄と組んでいるそう。

マレーは190cm、ラオニッチはそれをさらに超える196cmの長身!
トスも高いし、平均200km/hを超えるサーヴも武器で、サーヴィスエースの数が今大会NO.1。
マック直伝の芝でのネットプレーが観れて、マレーのパッシングショットとの攻防戦も見所。

 

リーチが長いから、ネットの中央に立つと、左右どちらも届いちゃうんじゃないかって勢い。
元ランキング1位、全仏タイトルを持つカルロス・モヤもコーチの1人。
今やコーチも複数態勢。しかも私が夢中で観ていた頃の名プレイヤーを迎えるのがトレンドなんだね。

ラオニッチ陣営



男子決勝も長いから飛ばして観ようかと思っていたけど、これは面白い試合になりそうだと思って、フルで観た。

けっこう風のある中で試合が始まって、風でトスが乱れるのと、
雲がかかると陰るけど、流れると急に強い日差しが照りつけて、
まぶしさで何度もトスをやり直すマレー。

1ポイントごとに吼えるマレー。その視線の先には、何があろうと冷静なレンドル。このギャップが可笑しい/爆

 

ベンチに戻るたびにマレーが覗いているのは、カンニングペーパー?w
激しやすいタイプっぽいから、レンドルから「落ち着け」とか書いてあるのかな。

両者ともネットインしたシーンで、レンドルにささやかな笑みが浮かんだ!

たまに拍手もしてた!

マレーはスコットランド出身なのか。今、イギリスはいろいろと騒がしい中での今大会。
ベンチに座ってもまだ吼えてるしww
この観客へのアピールっぷりもカリスマ性として人気なのかもね。
この試合では、けっこうネットにも好かれている。それも気合いのうち。



第1セット、第2セット、マレーが取って、ピンチのラオニッチはトイレットブレイクをとる。

第3セット。
完全アウェイで、2セットダウンしてもガックリこないのが素晴らしいラオニッチ。
あくまでサーヴ&ボレーで攻め続け、集中力がとぎれないのはさすが。

ベンチに座るとメモをブツブツ読むマレー。直接のアドバイスは禁止でも、こういう手があったね。
2人ともきちんとキープして、ファイナルセットもタイブレイクにもつれこんだ!

砂塵舞う中、あれよあれよとマレーが5ポイント連取。
ここまでまったく五分五分できたのに、両者に勝たせてあげたい。

身が切れそうな緊迫感の中、ファーストサーヴが入らないラオニッチ。
2ポイント返して、とうとうチャンピオンシップポイント。

マレーも2回もレット、セカンドサーヴからのラリーでアウト。
6-2となるが、最後に勝利の女神が微笑んだのだのはマレー。

終わってみると、第1セットのほんの1ブレイクの差だった。



お母さんも拍手
 


ベンチに戻ってもずーーーーっと号泣しっぱなしのマレー
 

マレーマウンド、センターコートでは怒濤の声援
 




セレモニーの間中、マレーはトロフィをまるで我が子のように抱きかかえている
 

 


<セレモニーでのインタビュー>

ラオニッチ:
難しい挑戦でした。彼は2度目の優勝にふさわしいと思います。
しばらく、この負けについては心が痛むと思いますが、
またここに戻れるようベストを尽くしたいです。

Q:あなたはフェデラーを破る試合もありました
この2週間、驚異的な時間を過ごしました。クイーンズでもそうでした。今後もそれを続けたいです。

Q:チームにひと言
感謝したいです。私は扱いにくい時もありますが、もっともっと向上していきたいです。



マレー:


Q:トロフィを抱きしめていますね
私にとって、ここが最も大切な大会です。
辛い負けもあったからこその勝利が特別なんです。

Q:ミロシュとの差はわずかだったと思いますが

ミロシュは準決勝のフェデラー戦が、本当に素晴らしかったです。
本当に努力する選手の一人です。毎年、大きく成長しています。

彼のチームもマナーのいい方々です

(マックも?w 会場は笑いに包まれ、ラオニッチ陣営、お父さんも笑ってた

Q:イワンコーチはいつもポーカーフェイスですね(インタビュアーも上手いな
彼はラッキーなだけです(この訳の意味が分からなかった


Q:2013年にはイギリス人選手で77年ぶりの優勝を果たしましたが、もっと優勝したいですか?
今回は本当にストレスとプレッシャーがかかりました。

Q:観客は助けになりましたか
信じられないような環境の中でプレーできました。
レジェンドの前でプレーできたことを誇りに思います。

ウィンブルドンも大変ですが、国家元首も大変でしょうし(キャメロンさんも笑う。マレーってジョーク好きなんだw



最後は穏やかで、はにかんだ笑顔でカメラに向かってポーズをとっていた。
試合で見せる激しさとは正反対。号泣の涙がこれまでの苦労を物語っていた。

 

 

録画を観終わって、消してしまうのが惜しいほど感動した試合だった。

また、来年、真っ青な芝でどんな死闘が繰り広げられるのか。
この1年間でビッグ4とチャレンジャーたちのバランスはどうなるのか。
たくさんの楽しみも残った。




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ウィンブルドン2016 女子シングルス決勝

2016-07-15 18:25:10 | テニス
決勝 セリーナ・ウィリアムズ(第1シード 34)×ケルバー(第4シード 28)
ケルバーはグラフ以来、ドイツ女子20年ぶりのタイトルを狙う。

控え室から出て、センターコートまでの道のりを初めて見た気がするけど、長い、長い!
途中、ファンがチラ見できる部分もあるのねw

 

 

 



 



第1セットをとった時点でこの喜びよう


サーヴィスエースの連続で、終わってみれば、セリーナの圧勝。
ケルバーもかなりいいショットを返してたけどね。

 



 


ケルバーは、来週、世界ランキングが2位になることが決定している。

これでセリーナは、グラフに並んで4大大会22回のタイトルに並んだ。
その上はマーガレット・コートさんで、本人も観戦していた。
この勢いが続けば、抜くんじゃないかなあ。

マーガレット・コートさん


昔とはまったくスタイルの違うこのタフなパワーテニスの時代で勝ち続けるセリーナの力量たるや!
この後、ダブルスもやるっていうんだから底知れない/驚×5000

これまでのナブラチロワの33歳を越えて、自身のもつ最年長優勝記録も塗り替えたセリーナ。

リオオリンピックでも、この2人はシングルス、ダブルス両方ともに出場する。まだまだ楽しみは続く。

 

 

 




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ウィンブルドン2016 男女準決勝

2016-07-15 18:15:09 | テニス
準決勝 ラオニッチ×フェデラー
 

ここでも第1セットを落として、第2セットがタイブレイクて準々決勝と似た展開に。
4回のセットポイントをしのいでキープしたラオニッチ。
長身から繰り出すサーヴが強力、サーヴ&ボレーも上手い。

フェデラー「セカンドサーヴには絶対の自信がある」
セットを落としてもガタガタといかないのはトッププレイヤーの証。

第3セットも5-5と競り合う。


第4セット、ダブルフォルトでフェデラーピンチ。
4回のデュース、3回のセットポイントで、ラオニッチが7-5で取った。

2-2でのファイナルセット。
飛ばしつつ見てたけど、フェデラーは珍しく転倒したそう。
トレーナーを呼んでマッサージするシーンもあった。3時間越え連続はこたえるよね

 

結局、ラオニッチが6-3でとって、初の決勝進出。「目標は優勝」と断言したラオニッチ。

 



準決勝 マレー×T.ベルディッヒ
 

センターコートに入れるのは33000人。

開場前からセンターコートに入れなかったお客が大勢並び
開場とともに「走らないでください」という注意も耳に入らず、
マレーマウンドに突進して、わずか5分で満員になり、
2番コートも開放して、パブリックヴューイングにするというアナウンスが入ったそう/驚

 



こちらは2時間弱でマレーのストレート勝ち。
決勝はマレー×フェデラーだと思ってたけどねえ。




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ウィンブルドン2016 男女準々決勝

2016-07-15 18:02:13 | テニス
準々決勝 チリッチ×フェデラー
 

さすがのトップ同士。タイブレイクに追い込まれても、両者とも一歩も譲らず。ファーストサーヴがカギ。
第3セット、奇跡のチャレンジ成功したフェデラー。


チリッチコーチのイワニセビッチは、まともに試合を見ていられない様子でうつむいているシーンも多かった


フェデラーの奥さまは毎試合見てるのかな?


フェデラーの珍しいアンフォーストエラーがあってマッチポイント3本目。


今度はチリッチのダブルフォルトでフェデラーにセットポイント9-9までいって、
7-6でなんとファイナルセットまでしのいだフェデラーに感服しかない。

ファイナルセットは5-3でフェデラー。3時間17分。なぜ敗れない、ビッグ4!
この試合は、高額&なかなかとれないチケットに見合ったゲームだった。

 


準々決勝 ケルバー×V.ウィリアムズ
ケルバーが初の決勝戦進出。姉妹対決ならずかあ。お母さんも残念顔。
ロイヤルボックスには、『ハリポタ』シリーズの女優マギー・スミスさん、キャサリン王妃まで来てた。

 



 


準々決勝 ベスニーナ×S.ウィリアムズ
これはあっさり49分でストレート勝ち。

 

 

いつもの勝利の1回転
 




準々決勝 マレー×ツォンガ
第1セットはタイブレイクで12-10までいく接戦で準決勝に進んだのはマレー!
夜9時前で終わった試合に、マレーマウンドでは大勢が残って大歓声をあげた。

 

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