メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

クイズに答えてアメリカへ行こう!「ウルトラクイズ」ほか@ゲーム実況 TOP4

2023-07-31 14:54:00 | ゲーム
テレビに出たい!TOP4

昭和な空気感がびしびし伝わるクイズ番組が復活!
歴史、社会、文学、スポーツ、あらゆる知識に通じていないと勝ち抜けられない

どれも懐かしいけど、あまりリアルタイムではクイズ番組って見てなかったから
ある意味、新鮮

かなり盛り上がって笑ったなあwww
ちょいちょいCMタイムを挟むのも細かい

賞金も含めて、番組にすごいお金がかかっていて
高度経済成長期日本のイケイケっぷりが分かる


【4人実況】僕たちには絶対に出たいテレビ番組があります




まず、番組に出る前の応募ハガキで落とされる“虫ケラ”さん/爆
ハガキが当たっても、事前のテスト、面接が立ちはだかる

4人での対決では、最初うっしーが先攻していたのに
どんどん塗りつぶされていくのがオセロゲームの特徴















ヴェネツィア・フィレンツェ・ローマとパリ 10日間の旅を賭けて4人がガチで戦う!

「アタックチャーンス」




最後はパネルクイズ これは、サグラダファミリア!!
いろいろリンクしてるなあ










【4人実況】ウルトラクイズに出場したら奇跡が起きて爆笑した"

【4人実況】ウルトラクイズに出場したら奇跡が起きて絶叫した"

【4人実況】ウルトラクイズに出場したらとんでもない結末を迎えた


「アメリカ横断ウルトラクイズ」






福留さんが「アメリカに行きたいかーー!!」と連呼して煽る
最初は球場? 2万人以上のとんでもない人数から絞り込まれていく






「敗者復活戦」はまさかのロトシックス式

▽第1次予選通過者100名決定!

▽第2次予選は白熱じゃんけん@成田空港






虫ケラ(京都府)がどんどん勝ち上がる!!


▽「恐怖! 50問機内ペーパークイズ」
ようやく飛行機に乗って、グアムへ出発
機内で50問問いて、グアムの地に足を着けられるか!?








▽グアム 第3チェックポイント通過40名

「元祖〇× どろんこクイズ」
砂浜で〇×に突っ込み、外れたら泥だらけww








▽ハワイ 第5チェックポイント
「チーム対抗 つな引きクイズ」
連打で敵チームに回答権を与えないのはズルいww






▽ヨセミテ 第6チェックポイント
「ヨセミテや 岩にしみいる大声クイズ」








▽フェニックス 第7チェックポイント
「荒野の決闘 バラマキクイズ」
ヘリで紙を落として、拾いに走る!
中にはクイズが書いていないハズレも混ざっている








▽ニューオリンズ ふたご神経衰弱クイズ
クイズに答えて、番号を選び、ふたごを当てる






▽ワシントン 準決勝ポイント
「通せんぼクイズ」




回答して点数を稼ぎ、決勝戦行きのクイズの席に立つと
ほかの回答者が邪魔できるシステム
ここでもかなりの接戦にハラハラ!

さて、虫ケラさんはニューヨークへ行けたのか!?



【4人実況】クイズミリオネアに出演して1000万円獲ってくる




みのさんの姿がないのが残念だけれども
粘っこい喋りや、長ーーーーいためは健在w





途中で降りても、その前までのお金はちゃっかりもらえるシステムは親切/驚

ヒントをくれる“オーディエンス”の姿がない・・・
“テレフォン”の声はリアルww








賞金の小切手?にはみのさんのサイン入り






TOP4のオールナイトニッポン2023年01月06日"
老舗のラジオ番組も難なくこなす4人
進行や、ハガキを読んだり、笑わせたり、いつもの感じで2時間はあっという間



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少年少女サスペンス冒険 8 山上にひるがえる旗 ジェームス・ラムゼイ・アルマン/著 学研

2023-07-30 18:33:10 | 
昭和51年初版 安川茂雄/訳 辻まこと/絵

「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します



ジュブナイルでこれほど本格的な登山の物語が読めるとは期待していなかった
マンガ『岳』を思い出す

今、高い山に登ろうとするなら、通信手段も充実しているし
万が一の事故の場合は、ヘリコプターなどで助けることもできるけれども
最初に有名な山々に登った登山家たちは
寒い時はセーターを着こみ、少人数で登ったってとんでもないことだな/驚

私の父も登山が好きで、若い頃は単独で登っていて
家族でもけっこう険しいルートを登ったことも思い出す

目の前の一歩を進む繰り返しはマインドフルネスそのもの
疲れも分からなくなるのはアドレナリンか
ゾーンに入った状態なのかも

ホテルのコックとなった男の身体は
滑落で自由がきかなくなるほど奇跡的な生還だったろうに
それでも惹きつけて止まない山の魅力は
神のようなエネルギーなのかもしれない

20代で早くも未亡人となった母親が
息子を山男にしたくない気持ちも当然だけれども
“あなたの将来のため”というのは違うんだよね

自分がもう二度と同じ辛さを経験したくないという思いで
子どもの夢を止めることはできない

でも、妻の立場から言わせれば
山で死ねるなら本望だとか、男のロマンだとか言うのであれば
結婚して子どもを育てるという人生設計は諦めればいいのにという気もする


このイラストは彫刻だろうか?



【内容抜粋メモ】

登場人物
ルディ・マット 16歳
ヨセフ・マット ルディの父 クルタールの名ガイドだった
イルゼ ルディの母
フランツ・レーナー ルディの叔父 イルゼの兄
ジョン・ウィンター大尉 名登山家
テオ・ツールブリッケン ビューサイトホテルのコック もとガイド
エミール・サクソ ブローリ村の名ガイド
エドワード・スティーブンスン卿
クラウス・ヴァイセルホフト ガイド




●シタデル






クルタール村の16歳、ルディは小柄で痩せ型
ビューサイトホテルの調理場でコックのテオとともに皿洗いをしているが
すぐに調理場を抜け出してシタデルに向かう

木の枝に隠してある自作の登山づえをもっていく
道端のお堂には、1821~1850と書かれた父の名前が彫ってある







海外からの観光客が増えて、どの村も農家や牛飼いを止めて登山ガイドになり
それが最高の名誉とされている

モンブラン、モンテローザ、、、すべて登られたが
ただ1つ、シタデルはいまだ誰も制覇したことがない

森林限界を越えると静寂と岩、雪、空しかない世界
途中からシタデル行きと隣りのブローリ村に向かう氷河に分かれる

その先に古い小屋がある
最近はホテルのように整えった山小屋が多いが、ここは見捨てられていた





クレバスから人の声が聞こえてぞっとする


●ウィンター大尉
シタデルに見惚れてクレバスに落ち、7m付近でひっかかり3時間経つ
村に戻ってガイドを呼ぶには往復4時間かかる

ルディはザイルもピッケルも持っていないため
着ているものを脱いでつなぎ、氷河に体をつけて引き上げる!







30代くらいの男性を見てすぐ、有名な登山家だと分かる
ルディが名乗ると、15年前にシタデルで亡くなった名ガイド
ヨセフの息子と知って驚く

ウィンター大尉もシタデルを子どもの頃に見てとりつかれ
ルディの叔父でクルタール1のガイド、フランツを誘ったが断わられた

ルディもシタデルに登りたいと思っていることを知り

ウィンター大尉:
若い頃は誰でもたくさん夢を見るものさ
大切なことは大きくなっても、その夢を忘れないことなんだよ


ルディは毎日シタデルを眺めて、最適なルートのことを考えていた
南東稜から登るのがいいという意見で2人は同意する

だが、母のいいつけでルディは登山を禁じられ
ホテルのオーナーになるため、ホテルで皿洗いをしている


●汚れたお皿が200枚
ビューサイトホテルのコックのテオはルディの分も皿を洗い
ウェートレスのグレッチェンには
母が病気で手伝いに行ったとウソをついてくれる







テオはヨセフとともにエドワード・スティーブンスン卿のガイドとしてシタデルに登ったが
10mほど転落して大けがをして以来、障害を負い、ガイドを辞めた
落石で怪我をしたスティーブンスン卿を世話するために残ったヨセフは、卿とともに凍死した

フランツもルディを呼びに来て、ウソがバレてしまう
ヨセフの妻イルゼはフランツの妹で
これ以上悲しい思いをさせないとかたく約束している

テオ:風を瓶に押し込めておくわけにはいかないさ

ルディが帰宅し、イルゼとフランツは再び説得する

イルゼ:あなたのためを思っているのよ

フランツ:
オレは20年もガイドをしているが、教育がないから
いまだに10頭の牛も買えない

そこにウィンター大尉が来て、シタデルの下見としてブンダーホルンに行きたいから
フランツにガイドを頼むと同時に、ルディをポーターに雇いたいという

ルディは命の恩人だと説得し、母は「今度だけ」と念を押して許可する










●たきぎの束
父がいつも着ていた赤いフランネルのシャツをシタデルの頂上に掲げるのがルディの夢
あちこちほつれたシャツのほころびを直していると
同年代でガイドをしているクラウスに“ベイビーフェイス”とバカにされる

ウィンター大尉はルディのために真新しいピッケル、登山靴、ナップザックなどを買ってくれた
そこに食糧、食器、毛布、着替えの衣類などを詰めると重さが肩に食い込む

ブンダーホルンの中腹からシタデルが見え
ウィンター大尉が熱心にメモを書いている間

ルディはより効率的な下山ルートを探そうと単独行動をして
足元の岩が砕け身動きがとれなくなる







フランツらになんとか助けられ、下山では2人に挟まれておりた
クルタールのガイドが軽蔑する“たきぎの束”みたいに

山男が一番してはいけない、自分を助けてもらうために
他人の命を賭けさせることをしてひどく恥じ入る


●先生と生徒
ルディの新しいピッケルなどは、母の言いつけでフランツに預けられた
失敗を引きずっているルディにガイドの基本を教えるためにフェルスベルクに誘うテオ







今までは身一つで登っていたが、荷物を背負うとバランスをとるのが難しく、疲れもひどくなる
でも、ガイドは荷物を背負わなければならない

ガイドは他人に手を貸すのが任務
ルディが失敗したのは、自分のことばかり考えていたから

ヨセフはクルタール1番のガイドだった
シタデルに赤いシャツをたてたら、スイスのどこからでも見える

イギリスの偉大な登山家スティーブンスン卿と登り
“とりで”まで着いて、落石に当たり、卿は足を骨折

ヨセフもシタデル登頂が一生の夢だったが、お客様を置いていくことはなかった
ポーターのテオが村に助けを呼びに行く途中、滑落した

ヨセフは山が険しくて死んだのではない
自分も凍える寒さの中、赤いシャツを卿にかけて死んでいた

ルディはテオの案内を頼まれて、2人で何度もスリップしながら、なんとか成功させ
意気揚々と帰宅すると、ウィンター大尉が隣村に行ったと聞いてショックを受ける


●脱走
小屋の煙突から煙が見えたと聞き、ウィンター大尉がシタデルに登るに違いないと思い
気づけば、フランツの家から靴などを持ち出し、シタデルに向かうルディ

小屋にはウィンター大尉とブローリ村の名ガイド、エミール・サクソがいた
叔父と母が許してくれたとウソをつき、仲間にしてくれと頼む
ウィンター大尉は偵察に来るのはいいが、村に降りて、もう一度フランツを誘うよう頼む

絶壁を蟻のように這い、アイスフォールに来ると
正午の太陽で雪が解けて雪崩に襲われる

エーデルワイスはガイドがたまる酒場
ウィンター大尉がサクソと登り始めたニュースがたちまち広がる
代々、クルタールとブローリはガイドのことでいがみ合ってきた

ビューサイトホテルの望遠鏡からテオが朝も晩も見ていて
3つの影を確認し、ルディも一緒と気づく

テオ:
お前たちゃガイド、山男を気取っているが、ただの羊の集まりにすぎん
本当の山男は16歳のルディ、ただ1人だ

フランツはルディを連れ戻すと言い
テオも含め5人のガイドがサポートでついていくことになる

ルディは顔周りの雪をかいて呼吸を確保し
逆さになった体をなんとか起こして地上に出る
サクソも出てきたが、ウィンター大尉は頭を打って出血

小屋までおりて、ウィンター大尉はいったんブローリ村に行き
ビバーク(露営)の準備をする計画

サクソはクルタールのガイドはみんな臆病者だからと、一緒に登るのを断る

ウィンター大尉:ただの人間同士、一緒にやろうじゃないか


●シタデルの幽霊
このまま村に帰れば、また皿洗いの日々しかないと思ったルディは
帰るフリをして、シタデルを登り始める







“とりで”まで行って帰ろうと思うが、その先が気になり進み続ける
父が15年前に発見したルートを進むと、突風、吹雪が襲う

洞穴を見つけて入ると、時間の感覚もなくなり
日が暮れて、ここで夜を過ごすしかなくなる







夜と霧 これまで感じたことのない孤独に襲われ
赤いシャツを羽織ると父が一緒にいてくれている気がする

この穴は父とスティーブンスン卿が死んだ所だと気づく
父を呼ぶと、急に恐怖が消え、山の悪魔も見えなくなる

一夜を明かし、食糧もないまま尾根を下る

フランツらとサクソがケンカしている小屋にルディがボロボロで帰ってくる
ルディ:幽霊も、悪魔も、そんなもの何もいやしなかったよ







テオ:この子が母や叔父に逆らうのは、そう仕向けたお前たちのせいさ

ウィンター大尉:
この子だって好きなことがしたいんだ
とにかくこの子は登ろうという気概を持っている
明日のアタックにぜひ連れていきたい

バカげた村同士の偏見にこだわってチャンスを逃さず
力を合わせりゃきっと成功する


●人跡未踏の土地
1人は村にしらせに行き、テオは小屋で料理を作って待つ
テオ:どうしてよいか分からなくなったら、お父さんならどうするだろうか聞いてみるんだ

サクソ、ウィンター大尉、フランツ、ルディの順に登り
その先はルディがトップとなってルートを教える

標高が高くなるにつれて空気が薄くなり
ウィンター大尉は頭の傷が響いて激しく咳き込む
“肩”のあたりでテントを張り、明日、アタックして帰路につく計画をたてる


●針の穴
絶壁ではルートを見つけるために、十数回登っては降りを繰り返し
つま先、手の指1つで体重を支え、4人とも緊張と疲労で限界となる





針の形の岩にはホールドがなく、3時間も経過する
体の小さいルディがトンネルを抜け、ザイルを通して、とうとう肩に立つ4人








●サクソを追って
ウィンター大尉は嘔吐し、一度休ませることを提案するフランツ
サクソは大尉とルディを残して、フランツと登頂して戻ろうと誘う
ウィンター大尉:せめて君たちだけでも行ってくれ

フランツはクルタールのガイドの誇りをかけて大尉のそばにいることを約束し
テントを張り、明日向かおうと言う 食糧は3日分しかない







ルディは眠れず、物音を聞いて見に行くと、サクソが1人で登頂に向かったと分かる
ここまで導いたのは自分だという思いで、ルディも登り始める

いいとか悪いとかどうでもいい
なんでもいかなくてはいけない


●栄光の日
望遠鏡に群がる人々
イルゼはルディも参加していると知り、怒りや悲しみを越えて言う

イルゼ:
心ではずっと分かってた
ウソをつくよう仕向けたのは私
あの子が本当にやりたいことに目をそむけて
私の思う通りの人間に仕立てようとした私が悪かったんです

こうなるのが神様のおぼしめしなら喜んで受け
勇気の限りを尽くすようお祈りします

サクソとルディがいないと気づき、フランツと気力が戻ったウィンター大尉も先へ進む

細い尾根の途中にルディのザックを見つけて
ザックだけ残して落ちるはずはないと希望をつなぐ
呼んでも返事はなく、赤いシャツを持って頂上に向かう









サクソに追いついて、一緒に登ろうと言っても、自分が先に登頂するんだと聞かない






振り払った勢いでサクソは滑落し、7m下にひっかかったが足を骨折、左手も力が入らない
ルディはザックを置いて、自分もサクソのもとへ降りる






サクソ:お前の勝ち、オレの負けさ 頂上で勝どきでも上げてこいよ

ルディはテントのほうまで降りるルートを見つけて、サクソに包帯を巻く
尾根の上に叔父らを見つけるが声をかけなかった

サクソ:オレはもうダメだ
ルディ:ダメじゃありません できます

2人でボロボロになってテントにたどり着く


●大空の旗じるし
ほとんど動けない“たきぎの束”となったサクソとルディをサポートして、4人は下山
クルタールは大騒ぎで、4人のニュースはスイス中まで広がっていた

市長がウィンター大尉を称え、“シタデルはあなたがたの山”と演説すると

ウィンター大尉:
ルディの山です
本当のシタデルの征服者です

望遠鏡を覗くよう言われてみると、頂上に赤いシャツが見えた
ウィンター大尉:君と君のお父さんとで立てたんだ







ルディは市長に呼ばれるが、ホテルにそっと入るテオを見て
ルディ:テオじいさんが待っている 汚れたお皿が1000枚もたまってるよ




訳者あとがき
シタデルは架空の山だが、マッターホルンをモデルにしているよう
1865年に初登頂したのはウィンパーで、ウィンター大尉に似ている

ウィンパーの著書『アルプス登攀記』

本書は山岳映画『山の上の第三の男』として上映された


アルマン
生粋のNYっ子 『白衣の人々』でピュリッツァー賞受賞
映画化された『白い塔』『登山の時代』など

日本は登山のさかんな国で、5本の指に入る山好きな民族ではないかと思っている



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少女・世界推理名作選集 9 ナンシーの活躍 キャロリン・キーン/著 金の星社

2023-07-29 19:50:04 | 
1962年初版 1989年 第24刷 岡上鈴江/訳 依光隆/ブックデザイン 野々口重/挿画

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【注意】
トリックもオチもネタバレがあります
極上のミステリーなので、ぜひ読んで犯人当てをしてみてください


ナンシーシリーズは読みやすい
血なまぐさい事件がない代わりに、遺産絡みの話が多いのか?

本書には2編入っていて、短編は本当に短い中に複雑な人間関係を入れるため
頭がこんがらがる



【内容抜粋メモ】

ナンシーの活躍

登場人物
ナンシー・ドルー 少女探偵
ベス・マルビィン
ジョージ・フェース
カーソン・ドルー 有名な弁護士 ナンシーの父
ハンナ 家政婦

<ロウソク亭>
セイディ・ウィブル 給仕
アザ・シドニー 持ち主
フランク・セミット セイディの養父

ピーター・プーントン ジョージの叔父
ジェルミア・プーントン アザの妻の兄
ジェコブ・シドニー
レイモンド・ヒル 信託銀行の副社長


●嵐
ナンシー、ベス、ジョージの3人はドライヴの帰りにひどい嵐に遭い
「ロウソク亭」というレストラン兼ホテルで雨宿りする

給仕をしているセイディが3階にいる老人アザ・シドニーの
100歳の誕生日だからとご馳走を持っていこうとすると
主人が「塔へ行ってはならん」と怒る

可哀想に思ったナンシーはご馳走代を払い
自分でシドニーのもとに持っていくととても喜ぶ
ベス、ジョージ、セイディも呼んでお祝いする










●いがみあう家
シドニーは燈油ランプの考案に夢中で末娘が焼け死んだため
妻は2人の男の子を連れて実家のプーントン家に帰った
それ以来、両家は仲たがいしている

ナンシーはフランクが庭になにか埋めているのを見て不審に思い
掘り返すと、シドニー老人の私物が入った箱が出てくる
シドニー老人の財産が狙われていると推理する







孤児院からセミット夫婦に引き取られたセイディは
毎日いじめられ、給仕の給料すらもらえていないため
ナンシーは彼女の出生を調べてあげると約束する



●遺書
シドニー老人は死ぬ間際に遺書の書き換えをカーソンに頼み
信用のおけるヒル氏を立会人とする
シドニー老人の小切手は長い間、セミット夫妻に横取りされていた

ピーターとジェコブは遺産欲しさに醜く争い
ベスとジョージにもナンシーと仲良くするなと禁止する

シドニー老人の死後、レストランを売る計画を立てるセミット夫妻
遺書には遺産の大半をセイディに譲るとあり、みんな驚く
セミット夫妻は急にセイディに優しくして、遺産を横取りしようと企む







セミット夫妻はシドニー老人のモノを密かに持ち出して
小屋に移していたのを見つかる

シドニー老人の私物がある塔は封鎖され、ナンシーが見張りを頼まれる
燭台や聖書の影に重大と思われるモノを見つけるがそのままにしておく







セイディは本当は正当な相続人なのではと思い
セイディがいた孤児院をヒル氏に調べてもらう

ピーターとジェコブが雇った弁護士はカーソンに相談し
事件を引き受けるのを断る

セミットは塔に忍び込み、ナンシーに眠り薬を嗅がせ、セイディを誘拐
ナンシーの友だちのネッドが言っていた
セミット夫妻を雇ったホテルに行くともう出て行った後

きっとまたロウソク亭の塔に戻ったのだと推理して、はしごをのぼると
セミット夫妻がセイディに、シドニー老人の金のありかを教えろとムチで打っている








●塔の秘密
ピーター、ジェコブ、カーソン、ヒルが助けに入る





ナンシーが見つけた手紙にはセイディの孤児院を
シドニー老人がずっと支援していたことが分かる

プーントン夫人は交通事故で亡くなり、奇跡的に助かった子どもがセイディ
本名はサラ・シドニー・プーントンで、ジェコブの孫娘と分かる

両家は争うのをやめて、セイディは遺産で
シドニー老人の思いがつまったロウソク亭の地所と建物を買うことにする



かくされた暗号 ギルバート・コクラン原作

登場人物
サリー・グラハム
ラトール夫人
セレステ メイド
アナトール コック
シモンズ 召使頭
ラリー・ブラウン ラトール夫人の孫
ヘレン・マーシ夫人 目利きの陶磁器店主


●サリー・グラハム




金髪、青い目、そばかすのあるサリー
両親が亡くなってから叔母のケート・ブァン・タィルと暮らしていたが
仕事でシカゴに行く間、叔父のケネスに預けられる


●叔父の骨董店




フランス人女性セレステが警官に追われ、小男に負傷させて逮捕される
セレステは隣りのお屋敷のメイドで、ラトール夫人は近頃亡くなった

セレステは時々、ケネスの金庫に大事なものをしまってもらっていたため
なにか預けようとしていたのではないか?
店の陳列台にある人形が少し乱れているほかは異常なし


●アフリカ人形
ヘレン・マーシ夫人は店のアフリカ人形が気に入って買っていく
ボロを着た男が入ってきて、コーヒーとサンドイッチを恵んでくれと頼む







サリーはラトール夫人の孫ラリーと仲良くなり、ミス・ブラントの別荘で週末を過ごす





翌日、ケネスの店に強盗が入り、瀬戸物が壊された
セレステが人形に盗品を隠したのを狙ったのかもしれない

昨日来た浮浪者が倒れたフリをして
サンドイッチを押し付けてカギの型をとり、合鍵を作った?!

人形を買ったマーシ夫人も縛られているのを発見
人形はタバコ長者のシナッポが買って行った







今夜、リスボンに発つため、荷物はしまってしまったが
どうにか見つけると、人形の底に保管伝票が詰めてある

ニックとシモンズがそれを取ろうとしているところに
警官が来て逮捕される

伝票はラフフェット元帥の肖像画
けちなラトール夫人は、ためこんだ金を絵の裏に隠した







遺産を相続したラリーは、苦労してきた両親をラクにしてあげられるが
それより、また別荘で遊ぼうとサリーを誘う



解説 白木茂
キーンの書いた最初のナンシー・ドルーシリーズは『古い柱時計の秘密』
むごたらしさやグロテスクな描写がなく、読後に爽やかな感銘が残るのも人気の理由


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topics~錦織圭1年9カ月ぶりツアー復帰で2回戦も突破 ほか

2023-07-29 19:24:41 | 日記
錦織圭1年9カ月ぶりツアー復帰で2回戦も突破、18歳の中国新鋭シャンにストレート
“アトランタ・オープン(OP)>◇27日(日本時間28日)◇米国・アトランタ◇男子シングルス2回戦
 元世界ランキング4位で、故障から復帰後の現在は同439位の錦織圭(33=ユニクロ)が、
 1年9カ月ぶりのツアー復帰大会で2回戦を突破した。”



チャレンジャーで優勝して、もうツアーに戻って勝つって、実力を見せた/祝×5000


松尾スズキ、初の個展開催 宮藤官九郎、江口のりこらとトークイベントも!
ほんとにマルチだなあ/驚
てか、絵がコワイ・・・






●ハチドリ電力 2023年7月分(6月22日~7月21日)の電気のご使用量と料金
ご使用量: 117 kWh
電気料金: 3137 円

ずっとエアコンつけっぱでもこの値段は驚異的!!


栄養カウンセリング第5回(最終回)(7.25
いつも通り、体感の変化を話して、チェック項目を確認
最終的なまとめのアドバイスと、夏に飲むのに良いクリアタイプのプロテインや
鉄のサプリを教えてもらうことにした

5回はあっという間!

ほかの会員さんが言うような著しい変化は感じられなかったけれども
自己流でやってあやふやだった部分が見えてきて
自分にはどんな栄養療法が必要か、1日でとるタイミングなどが見えてきた



追。
7.27の朝4時頃、またデトックス・・・/汗
最近、月に1、2回あるのはなんだろう?

幸い、前日のニコプラの講座で復習した
TFTタッピングを思い出して小1時間やっていたら眠れた


「ポケモンスリープ」
睡眠の質の話ででてきたアプリ
私にはなつみさんの寝落ちラジオが一発で眠れるけどv







プロテインも少しずつ慣れてきた







おやつ代わりに食べるプロテインバー





中にはリピートするほどじゃないものも多い
プロテインのフレークとか、カップ麺も

 







今ってコンビニ、スーパーでもたんぱく質に特化した商品がどんどん増えて
「たんぱく質ブーム」が来てるな

主な売り文句は、ありがちなダイエットかもしれないけど
目的は何であれ、たんぱく質をコンスタントにとるのは大事















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少女・世界推理名作選集 25 ジュディの推理 マーガレット・サットン/著 金の星社

2023-07-28 11:59:44 | 
1965年初版 第21刷 岡上鈴江/訳 ブックデザイン/依光隆 カバー・イラスト・挿画/中山正美

「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します


【注意】
トリックもオチもネタバレがあります
極上のミステリーなので、ぜひ読んで犯人当てをしてみてください



こういうシリーズも『サザエさん』式に歳をとらずに
永遠と同じ年の夏休みが続くのかと思っていたら
ちゃんと時間の流れがあってビックリ

殺人などの事件は起きないから、また遺産か宝石どろぼうか?と思っていたら
子どものすり替え事件でとても濃い内容だった

私はどんなウソもニガテだから、すぐ話しちゃいそうだけど
体の弱い妻の体調、性格を重視して隠すことを選んだ夫の苦しみは想像しがたく
大人の判断だと思う反面、やっぱり家庭が不幸になるなら
ツラいことも正直に言って、一緒に解決する考え方のほうがいいなあ



【内容抜粋メモ】

登場人物
ジュディ 医師ボルトンの娘 探偵好きな少女
ホレース 兄 かけだしの新聞記者
ピーター ジュディの幼馴染 弁護士
デール・メレデス 推理作家
アイリーン ジュディの友だち デールの妻
ジェーン アイリーンと同室にいた妊婦 
フランク 夫
ラドウィグ・ブル 弁護士



●真夜中の物音
ジュディは真夜中に物音を聞いて起きる
兄ホレースとともに見に行くと、外に出していた猫のブラックベリーが家の中にいる







父の診察室のドアが開いていて、窓から侵入者があり
父が逃げる姿を見て、大事なものがなくなっていないか調べたが分からなかった


●電報
ジュディは今はピーターの秘書をしている
朝食の時、ジュディはテーブルの下にNYの銀行の預金通帳を見つける
持ち主はラドウィグ・ブルという見知らぬ男性







同級生の友だちアイリーンは、美しい歌声でラジオ番組に出ていたが
作家デールと結婚して、ペンシルベニアに住んでいる

デールから電報が来て、娘が生まれて
名前をジュディ・アイリーン・メレデスにしたとある
ジュディに子守を探してほしいと頼む


●エンゲージ・リング
ピーターは祖母から受け継いだエンゲージ・リングをジュディにあげて、2人は婚約する






アイリーンの娘に会うために、ペンシルベニアに行き
デールと一緒に赤ちゃんの衣服などを買う

アイリーンと同じ日に産んだジェーンと相室で仲良くなったから
同じ衣服をおそろいで買う

病院では赤ちゃんの取り違いがないように足型をとり
いろんな色のビーズで名前を入れた腕輪をはめるから間違えることはないと話すデール

アイリーンの父が亡くなったばかりで、ショックで寝込んでしまったが
出産で明るさが戻った

病室に迎えに行くと、ジェーンを紹介される
退院の迎えにも来ない夫とは、いつもケンカばかりするのだと話す
娘は自分の名前と同じにつけた







ジュディは婚約指輪のダイヤが外れていることに気づく
看護婦たちが総出で探してくれるが見つからない








●タワー・ハウス
デールと病院内を探している間に、ジェーンの夫フランクが迎えに来て、2人はもういない





夫婦が住むタワー・ハウスに着いて、赤ちゃんの腕輪を見ると、ジェーンの娘だと分かる
ジェーンからもらった住所「東17番地」に行ってワケを話さなければならないと焦る







●ふしぎな影
デールと一緒に「東17番地」のアパートに着くと
4階にジェーンに似た女性のシルエットが見える
管理人に聞くと、若い婦人が来て、荷物を預かっているが、その後姿を見ないと言う







苦労してきたアイリーンの幸せのために
このことは秘密にしてほしいとデールに忠告される
仕方なくアイリーンが気づく前に、腕輪を鉢の中に隠す







その日から、デールは妻子を避けるように部屋にこもって本を書いている
共通の友だちポリーヌに会いたいという口実を作って
ジュディは再び「東17番地」に行く

アイリーンには、実家に泥棒が入った事件について調べていると話す
電話帳で調べると、ラドウィグは弁護士と分かる


●メリット老夫人
出産した病院で住所を聞くと、「東17番地」ではなく、とても大きな屋敷





フランクの母メリット老夫人に会うと
ジェーンは一銭も持たずに子ども連れて姿を消したと言う
ジュディはジェーンの大切なモノを預かっているからとウソをついて探すのを手伝うと申し出る







アイリーンにジェーンの行方不明を話すと
夫の家でとても辛く扱われていたから、見つけないほうがいいと止める

デールとジュディはもう一度「東17番地」を訪ねて
非常ばしごで侵入しようとしているところを刑事に見つかるが
デールの本のファンで、ネタ集めだと思い、協力してくれる







部屋に入ると、窓際にはジェーンに似た蝋人形が飾ってあるだけだった
ここの窓も壊されていて、指紋をとればラドウィグのものだろうと推理する








●ラドウィグ父子弁護士事務所
ラドウィグは親子で弁護士をしていて、メリット老夫人が雇い
医者の証明書を盗もうと実家に侵入した疑いで
刑事は息子のほうを逮捕する

その隙に部屋に忍び込み、「メリット事件の証拠物件」と書かれた書類を盗み出すジュディ
ラドウィグにピストルを向けられてもひるまない






父に聞くと、ジェーンは一時期、神経衰弱で参っていたことがある
盗まれたのは患者のカードで、メリット老夫人はジェーンが“気ちがい”だと立証して
子どもを取り上げる計画だった








●ピーターの提案
自分の娘と信じ込んでいるアイリーンにウソをつき続けることが耐えられずにいたジュディを心配して
ピーターがやってきて、一緒に事件を解決しようと言ってくれる
ピーターの存在をこれまで以上に切実に必要としている自分に気づく







ピーターはすべての新聞に子守の求人広告を出す
「赤ちゃんをお持ちの若い婦人」と書いた文をアイリーンが読んで怒る







娘の体調が悪くて、かかりつけ医に診せようとすると
デールは専門医に連れて行くと強く言って、夫婦の関係もぎくしゃくする







ジュディ:
私たちが結婚したら、2人の間に秘密は絶対つくらないようにしましょう
どんな悪いことが起きても、私は知りたいと思うから


●現れたジェーン
十数人の応募者を断って、諦めかけていたところに、ようやくジェーンが娘を連れて来る





ジュディがそれとなく示すと、子どもの取り違いに気づいて
意識を失うほどショックを受ける

ジェーンは夫がいきなり連れ出したから、慌てていて
そっくりな赤ちゃんを間違えて抱いてきたと話す
鉢に隠した腕輪をジェーンの娘にはめる

かかりつけ医を呼び、事情を察した医師は
アイリーンに伝えなかったのは賢明だったと話す
ジェーンを子守に雇えば、メリット老夫人に奪われる心配もなくなる

ジェーン:自分の子どものようにかわりがります

アイリーンは、ジェーンが失神したのは
お腹がすいていたからだと思い、食事をふるまう


●ダイヤ
ラドウィグは訴訟を取り下げた

ジェーン:
赤ちゃんの服の中にあったダイヤを質に出して
餓死してしまうところを助けてもらった
働いて返そうにも、持ち主が分からない

ジュディは、自分の婚約指輪だが、困っている時に役に立ったのは
ピーターの祖母のお陰で、返すのはいつでもいいと言う



解説
サットンは、若い頃、会社の秘書、出版関係の仕事などをして、21歳で結婚
4人の子どもを育てながら、ジュディのシリーズを30冊以上書いた
その他にも、少年を扱ったものも数冊書いている


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少女・世界推理名作選集 4 旅行かばんの秘密 マーガレット・サットン/作 金の星社

2023-07-27 12:02:11 | 
1962年初版 1989年第24刷 塩谷太郎/訳
ブック・デザイン/依光隆 カバー・イラスト/小林与志 挿画/野々口重


「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します


【注意】
トリックもオチもネタバレがあります
極上のミステリーなので、ぜひ読んで犯人当てをしてみてください



少女の名探偵ものがアメリカにはたくさんあることが分かった

友だちや家族に協力してもらったりする構成も同じで
どれも面白くて、サラサラと読めるのがイイ


【内容抜粋メモ】

登場人物
ジュディ・ボルトン ファリングドン女子高生の少女探偵
ハニー(グレース・ダブス) ジュディの親友

ホレース ジュディの兄 かけだしの新聞記者
ピーター ハニーの兄

ジーン・ハミルトン
ベティ、マージ ジーンの姉

セルマ 上グローブ街に住む少女
弟ラフル、妹ロザリー
父ウォルター

ブラッディ夫婦 セルマの祖父母
エルマー ブラッディの息子



■第一部 みぞの中の男

●新聞記事
医師の娘で少女探偵のジュディは、ペンシルバニアの国立公園でサンドイッチを食べながら
かけだしの新聞記者の兄ボレースの書いた記事を読む

“感謝祭後の日曜日に老夫婦の金婚式を祝う不意打ちパーティーが催される”

“ハミルトン家に賊が入る 相次ぐ盗難事件と同一犯人か”





ベティ、マージ、ジーン・ハミルトンからその話を聞くと
網戸に穴を開けられて、財布や、銀食器などが盗まれた

バード警部が4人の容疑者を取り調べ中
ケリー署長はジュディの父の親友


●カバンの中の声





みすぼらしい格好の2人の男が来て、余った食べ物を分けてくれと言う
2人が持っていたカバンからフシギな声を聞く

ジュディとハニーは最後のバスに乗り遅れて、道路を歩いていると
さっきの茶色いカバンが捨ててあり、溝の中に男が1人倒れている





迎えに来たホレースとピーターに見てもらうと、殴り倒されたと話す
男を乗せて、ベントン丘のみすぼらしい家まで送る

ポストから金婚式をやるブラッディ夫婦と分かる


●青い毛糸
ホレースはハミルトン家の網戸にひっかかっていた青い毛糸を証拠品として持ち帰った

ジュディの家を挟んで、上流階級の住むグローブ街と
工場で働く貧しい人たちの住む上グローブ街に分かれている

ジーンは上グローブ街に住むセルマと仲良くなり、姉や親から止められる


■第二部 あやしい男たち

●ブラッディ夫婦
ジュディはジーンと一緒にセルマの家を訪ねると
美しいお母さん、ラルフという男の子、ロザリーという女の子がいて
すっかり好きになる

ロザリーは大切な人形イバァンジェリンがさらわれたことを話す

ジュディはセルマの祖父母がブラッディ夫婦と知り
溝に落ちた男とカバンの秘密を調べるために
金婚式の準備を手伝うことにする

セルマは霊の声が聞こえるという祖母を恐がっている

アーサーの飛行機に乗っていくと、トウモロコシの小屋にぶつかってしまう
読み書きが出来ないと聞いていた祖父母の家に
雑誌が置いてあるのを見てフシギに思うジュディ

ベッドで寝ていたジュディの顔の上を鎖につながれた動物が通る
飼い犬ブレーブのものではない





祖母はセルマの父ウォルターが無実の罪で刑務所に入って1か月経つと教える

怠け者のエルマー叔父は新たな商売を始めると言って
ピクニックで食べ物をねだった2人組が鍛冶場に来る
もう1人は証拠品と同じ青いセーターを着ている

商品として並べているのは、これまで盗まれた銀食器などだと分かる


■第三部 名探偵ジュディ

●金婚式
庭に並べたイスにブラッディ夫婦が座り
なにやら手紙をやりとりしているのを
祖父の弟ステファンが見てフシギに思う





ピーターらがセルマ家族を連れて来ると
祖母はウォルターが刑務所に入っていることを話す
今回の金婚式はウォルターの発案と知ると、夫婦は満足して笑顔になる

ブラッディ夫婦の書いていた手紙には
「ばかなわしを、ゆるしておくれ」
「あなたを愛していますよ」とある

2人は結婚前に手紙のことでケンカになり
そのまま意地を張っていただけだった

祖母の霊の力はウソで、セルマの母がエルマーに書いた手紙を読んで
金婚式について知っていた

余興でセルマは父を思わせる発明家を演じ
ジュディは疑り深いダウト老人を演じる

ジュディ:自分の心に感じることを、そのまま信じるのが一番賢いことなんだわ

エルマーの店に例のカバンが売られていて
ホレースが買うとV字のキズがある

トウモロコシ小屋から鎖につながれた白イタチが出てきて
ジュディが聞いた物音や足音がこの動物だと分かる


●絶交
12月になり、セルマとジーンを家に呼ぶと
ジュディがエルマーを疑っていると知り
婦人警官て大嫌いと言って去る2人






傷ついたジュディをなぐさめて、ウォルターに会ってみれば分かると言うピーター
家に来たケリー署長に頼んで面会の許可をもらう

刑務所は動物園のような檻を想像していたが
気持ちよさそうなベッドがあり
廊下でトランプをしている姿を見て考えを変える

ウォルターに会うと、彼が溝に落ちた男と分かり驚く

ブラッディ夫婦を訪ねた日に、警察に呼び止められ
カバンから銀器が出てきて驚いた
説明しても信じてもらえず逮捕された

似たカバンが2つあり、どろぼうらは警察に追われてすりかえたと推理する

カバンからのフシギな声の正体は、ロザリーの人形
ウォルターは人形に「ママ」という声を付けたら
「なあ、おい」と聞こえる


●謎解き
エルマーの店にどろぼう一味が集まった所にウォルターも連れていく署長
エルマーは一味が古物商だと言ったのを信じて売っていたため
今回は罪を問われずに済んだ

セルマの家族は父と再会を喜び合う
ロザリーはイバァンジェリンも犯人逮捕に協力したと思う

ウォルターの発明が認められて、月給が上がったため
家族に買ったお土産をカバンに詰めていたのが
盗品の入ったカバンとすりかえられた

エルマーは鍛冶場をおもちゃ工場にして真面目に働くことを約束する

ホレースは新聞の見出しを考え、全員の集合写真を撮る









この物語について
本書の原題は「スーツケースの声」

マーガレット・サットン
アメリカの作家 「ジュディ・ボルトン・ミステリー」が大人気

アメリカには主人公の少女の名前を冠した推理小説のシリーズがたくさんある
キーン「ナンシー・ドリュー・ミステリー」
アレン「コニー・ブレイア・ミステリー」など


殺人やピストルの撃ち合いなどの血生臭い事件は出てこない
少女向きの読み物として、明るい生活、美しい友情を描いている


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ゲームで遊んでみた part30~どうぶつの森 ポケットキャンプ(2)

2023-07-26 14:50:33 | ゲーム
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独特な喋り音についてググってみた

『あつ森』サウンドには“スキマ”が重要。ゲームプレイの根幹から生まれた音楽制作の哲学

「どうぶつの森」で話される「どうぶつ語」が、英語版と日本語版では異なる理由

どうぶつ語音声ジェネレーター


すっかりハマっているポケ森v
家具によっては、どうぶつたちが歌ったり、踊ったりするのも超かわいい!

日々の会話も楽しいけれども、大体のパターンが見えてきたから
エピソードを1つでもたくさん見るのを一応の目標にしているけれども
見ないまま放置している人もいると知ってびっくり!

そういう人はファンシーなアイテムや服をいっぱい集めるほうが楽しいのかな?
ゲームの遊び方からもそれぞれの価値観が違って興味深い

唯一、ガマンできないのは、飲み物を飲む「ゴクン」て音・・・/汗×5000
あれだけOFFにできないかなあ!


●ツタンカーメン




最初に手に入れたかぶりものがレア度の高いツタンカーメンで
2つ目もツタンカーメンて!
つくづくエジプトとの縁を感じるw

その後、まさかの「縄文土器」をゲット!!
かなり細部がリアルで上がる↑↑↑





●オブジェ

「プール」




「ダンスフロア」
2人が踊る その周りで演奏するどうぶつたちを配置してみた♪




「土管の上でどうぶつたちが歌う♪」






アポロ:
オメェ、今の歌、聴いてたのか?!
愛だの恋だの言ってるラブソングとかオレっぽくねぇよな
え?よく聞こえてなかったって?!
自分で言っちまったじゃねぇか!
もう、土管に隠れちまいてぇよ、だワイ
(ww アポロがすごくカッコよく見えてきた、今日このごろv


●テント
ナチュラル、スポーティ、オールド、、、
いろんなテイストのテントも着々とクラフト














レベル3まで上げると、さらに新しい建物類が解放されて
そこで寛ぐどうぶつたちを見るのが癒しだけど
いまのところはクラフトで常に工事中







●キャンピングカー




車内はシンプル&緑多め
にぎやかなキャンプ場から少し離れて作業したい時や
多忙な管理人さんが休む場所として癒し空間にしてあるv


●家具のテスト
アイテムが増えるにつれて、満点がとれる時もあって
ランクアップするとリーフチケットなどがもらえるのは有難い








●ハニワくんの出張販売
ハニワ・・・ほしいが、チケットはエピソードのために温存中





●コテージもにぎやか
1階




2階に大きすぎるドールハウスを置いたら
ミシンを使ってなにか縫ったり
となりのロフトでは、鏡を見ながらキメポーズしてるのもカワイイw






レベル65で3階が解放v
ライヴハウス風にしてみた♪






●とくべつなおねがい
どうぶつごとにレベル10までいくと(15の場合もあり?
とくべつなアイテムをキャンプ場に置いて欲しいと頼まれる
「置いた時に呼んでね」って言わても、とくに会話はなくベルなどがもらえただけ


●雨!
ポケ森はいつでも晴れて、気持ちいいなと思った矢先に雨!驚
歩くと“ぴちゃぴちゃ”と音も変わるのがスゴイ







●その後増えたキャラクター
30、40とかのきりのいい人数になると
しずえさんが出てきて改めて励ましてくれるv

しずえ:あなたのキャンプにかける情熱が伝わってきます!






トシゾーさんの動画のキャラが来ると一層上がる↑↑↑

ホッケー
雲に座れるのもいいなあ! すごい幸せそう♪
水鉄砲を撃ってるリッキーw ハゲた芝生が生えてこないかなぁ





ボルト:キミのセンスをまとったスーパーモデル ボルトのポージング、見ていかないかい?






夜遅くや、朝4時頃に目が覚めてプレイしていると
キャラクターから「眠れませんか?」とか言われてドキっとする!








■イベント

「スケボー」
どうぶつたちが左右に高く跳ぶのは爽快!





「深海ギョギョギョ 幻のサメチャレンジ」
前回の釣り大会に出てきたサメの使いまわしか?w
「ラブカ」て気持ち悪い深海魚を釣るチャレンジでたくさん釣った
その後もフツーに釣れるのだが?






「ミニハニワあつめ ラップバトル」
ハニワ好きにとっては、ハニワ集めだけでも楽しい♪




ラップのステージをクラフトしたら、その上で2人がコワイ顔してバトってるww
下に専用のシートを敷くと、観客のどうぶつたちがノリノリで踊るし!
カセットデッキからはクールな口笛ぽいラップ音楽が流れて
スモークが出る機械もあり、アンプとかと組み合わせていい感じv







エピソード 「ピクニックに行こう!」(ネタバレ注意 一部抜粋
ツバクロの発案で、みんなでピクニックを計画したけど・・・

ツバクロ:
おーい、みんなー! 明日、キンニックに行かないかー?!

ブーケ:
ちょっとー ゼンゼンちがうじゃーん
アンタ、どんだけキンニク好きなのー?!
ちょーウケるんだけど、チェキ





ツバクロ:
みんなで歌を歌いながら、山に登ってさ
そんでもって頂上についたら
100人でオニギリ食べる!

ブーケ:
こーゆーの、なんていうんだっけ・・・「とうだいのもと」?

アポロ:
「灯台下暗し」だろ
ってオイ! みんな行きたいトコバラバラじゃねぇか!

(お弁当に何をもっていくかで意見が分かれる







ツバクロ:
ブーケ、オマエわかってないなー!
ピクニックといったらオニギリだ!
ぜったいぜったいオニギリがいいぞー!

(キャラメルがサンドイッチを提案

アポロ:
おお、たしかにサンドイッチは
オニギリとホットケーキの間な気がするぜ!
ってオイ! 弁当もまたバラバラかよ!

(みんなで持ち寄ると

ツバクロ:
プロテインだぞー!
やっぱりトレーニングのオトモはコイツに決まってるからなー!

アポロ:
オメェがオニギリがいいって言うから
オメェの分までちょっと余計に作ってきてやったんだろうが!







ブーケ:
あー、ちょっと、ツバクロくん!
アタイたち、どこに行くのかゼンゼン決まってないじゃーん!

ツバクロ:
しまったー 忘れてたぞー!
うーん、それじゃ、弁当でも食べながら
どこに行くか作戦会議するかー!







落語みたいな話だなw

アポロは頼りがいのあるキャラぽい
キャンプ場でいつもベルをくれるし、、、金持ち?



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少年少女サスペンス推理 7 尾行された少年たち ポール・ベルナ/著 学研

2023-07-25 19:16:24 | 
1974年初版 榊原晃三/訳 高須賀優/絵

「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します


【注意】
トリックもオチもネタバレがあります
極上のミステリーなので、ぜひ読んで犯人当てをしてみてください


ものすごい茶色くなった本が他館から届いた/驚
こんな状態でも借りられるのがありがたい

2人の幼い兄弟だけで旅をするだけでもドキドキなのに
家出した金持ちの子と間違われて追われる展開になり
さらに面白さが加速する

自分がもし同じ立場だったら、誰に助けを求めたらいいか?
どう行動したらいいか、考えながら読み進めた

14歳でここまで自立した行動ができるのもスゴイ
さらに幼い弟とペットまで一緒だと余計に難しい
一人のほうが身軽だけど、守るべき存在がいたほうが
ヒトはしっかりできるのかもね

おじいさんがどんなに計画魔だとしても
その通りにいかないのが現実

求められるのは、計画通りに完璧にこなすより
臨機応変に自分で考えて行動する応用力なんだな


【内容抜粋メモ】

登場人物
ダニエル・カン 14歳
マヌー 弟
パタポン 祖父からもらったマヌーのペットのモルモット

パスカル 長男 ダニエル兄弟の父 妻リュシー アルモリック号
ジェローム 次男
ジュール 三男 妻エルビザ 子ども2人

バルボトン 秘密探偵社社員

スティーブとベニー ジャクソン・ヴィラール家の兄弟


この物語の舞台を読後にGoogleマップで確認してみた












●おじいさんの「移動指令」
ダニエルとマヌー兄弟はパリのレジナホテルに泊まり
翌日は汽車に乗って、駅で両親と落ち合い
シベルタの別荘“エショラ荘”で祖父母や親戚一同と会う計画

祖父は計画魔で、近所に行くにも綿密すぎるほど
時間、道順、スケジュールなどを書いたメモを渡すのが大好きで
今回も家族みんなに「移動指令」が渡されていた

ダニエルは幼い弟とペットのパタポンの面倒をみる責任を負っている
自宅のあるヴィッテルからパリのホテルまでは計画通り、完璧だった

その夜、マヌーを寝かしつけるために物語をつくって話す
マヌーとパタポンが旅に出て、途中で財布をなくしたために徒歩になり
空腹に耐えかねてパタポンを食べようとするが
マヌーが反対したため止めて、シベルタに無事着く話にする

祖父の3人の息子らは、それぞれ陸路や航路で
7月15日の約束の日までに着く予定


●計画のズレ
祖父母の治療が長引いたことから計画が崩れはじめる

ダニエルとマヌーは両親と会うためにサン・ラザール駅に向かうと
鉄道、タクシーともにストライキで大混乱!





ホテルの支配人エベール氏は、祖父からの手紙をもらっているため
兄弟の面倒をよくみてくれる







アルモリック号の乗客はパリまで来たが、両親はまだ着いていない
ル・アーブル港で滞在しているのかもしれないと教えてくれる

長距離電話は1日中混んでいて、連絡も不可能
でも、明日になれば祖父母がパリに来るから
宿泊を1日延ばしてもよいと考える

祖父母が泊まるヴィッテルのホテルに電話を申し込むと、夜まで待たされた挙句
ホテルのスタッフからジュール一家が交通事故に遭ったため、南フランスに発ったと言われる

(スマホがない時代はこうしたすれ違いが起きたよね・・・/汗


●2つの電報
祖父からと父パスカルからの電報が届き
どちらもストや事故の事情が通じてないと分かる
再びサン・ラザール駅に行くと汽車が動く気配はなく大混乱のまま

階段のうしろで声がして振り向いたところを写真に撮られる





北アメリカ汽船会社の旅客案内係でアルモリック号のカン夫妻について聞くと
なぜかサザンプトンに上陸したと言われる
兄弟はホテルに戻る際、スタッフにホテル名を教える

父から祖父宛ての電報には、急な仕事が入ったため、シベルタに直行するとある
兄弟もホテルの高い部屋に留まるより、シベルタにバスで向かうことを選ぶ


●やぶにらみの男 秘密探偵社のバルボトン
新聞の一面にダニエル、マヌー兄弟の写真が載り
富豪ジャクソン・ヴィラール家の家出した兄弟と間違われる

秘密探偵社のバルボトンはカン兄弟がホテルから出たと聞いて尾行をはじめる


●バスの切符
バイヨンヌ、ビアリッツ方面に行く臨時のバスが出ているアンバリッド広場に行くとここも大混乱
ホテルの支払いをした残金を数えて心もとないダニエル

優先的に切符を売ってあげようと言う優しそうな男に60フラン払って切符を2枚買うが
運転手に渡すと2人は騙されたと分かる!





モメているとすぐに警官が来て、彼らも2人が家出少年だと思い、そのまま待つよう指示する
取り調べを受けたりしたら、さらに面倒に巻き込まれると判断したダニエルは逃げる隙をうかがう
マヌーは自分たちをずっと尾けているやぶにらみの男に気づく

男女の旅行者が、長距離トラックが荷物といっしょに
どこにでも連れていってくれると情報をくれる


●長距離トラック
教えてもらった「ボーブール広場」を探しても見つからない
それは名前ではなく、トラック運転手が停める場所を
そう呼んでいるだけだと教えてくれる新聞売りの女性





サン・マルタン街の角にあるコーヒーショップの奥の部屋に運送屋の事務所があり
シャルロが荷物の電話を受けると運転手が引き受けて
同じ方向に行く客を乗せていくシステム

会計のジュリーにわけを話すと、長く待つことになる
そこに兄弟を探す警官が来る

ダニエルは新聞に自分たちの写真が載っているのを見て驚く
スティーブとベニー兄弟は両親が離婚したら
兄弟が離れ離れになるのがイヤで家出した

荷物でいざこざがあったり、遅れたりしたら、最高2000フランの罰金のため
面倒に巻き込まれたくない運転手らは兄弟を乗せるのを断る

夜になり、お腹の空いた兄弟に老給仕が夕食をタダでごちそうしてくれる
(こういう親切は身に染みるね

古いトラックに乗る老人ペイロールは兄弟の事情を知り
自分がバイヨンヌまで連れて行き、その先は友だちに頼むと言ってくれる
祖父の波止場の倉庫で昔、運転手をしていた縁があると分かる






●事故
重い荷物を積んだトラックを黄色いタクシーが尾けてくる
そこにはやぶにらみの男が乗っている

運転手仲間が、この先で警察が規制していて
全部の書類、荷物を検査しているから
子どもを降ろしたほうがいいと忠告する

ペイロールは彼が教えてくれた遠回りの道を選ぶが
途中で道を間違えて、細い道に乗り上げて
古いトラックは横転しバラバラになってしまう







奇跡的に怪我がなかったことを幸運に思い
警察が来る前に逃げろとうながす


●おんぼろ自転車
バス停留所まで歩くが、ストによる臨時バスは子どもも大人料金で足りないと分かる
まるで昨夜見た夢とおんなじ!

やぶにらみの男がパタポンをつかまえようとしているのを見て
「近寄るな!」と言ってもとぼけている

お金のない人、バスに乗れなかった人はヒッチハイクをしているが
それも早いもの競争でなかなか見つからない

17、8歳くらいの青年がサイクリングで500キロ踏破したと自慢するが
もう限界だからバスに乗るというので、自転車を売ってくれと頼むと
レモネードと引き換えにタダでくれる

ダニエルはマヌーとパタポンを乗せて
やっとのことでボルドーまで着くと同時に壊れる
「直せるよ!」という少年にパンと引き換えに自転車をゆずる

(こうした物々交換が本来の形だよな 親切の循環 エコでもあるv

兄弟は川沿いの小屋に野宿する


●パリ祭
電話をかけるのに残金を使うが、ビアリッツは出ない

ベンチで休んでいると、マヌーに瓜二つのベニーを連れたスティーブ兄弟と出会う!
自分たちが彼らに間違われている話をする






スティーブ:
お父さんは仕事に追われて家にいないし
お母さんは映画界へ戻りたいんだ
僕たちはこの6日間、キャンプ場で静かに過ごしていた
電報を打てば警察や記者の大軍が押し寄せてくる

ダニエルは彼らもシベルタに誘う

レストランで最後の20フランを全部食べてしまう
男の子の食べっぷりは爽快だな

郵便局からスティーブの代わりに両親に電文を打つ


●オープンカー
ヒッチハイクをするにも、4人ではさらに難しい
免許取り立てで初めての旅の青年がバイヨンヌまで連れていくと言う

彼はとんでもないスピード狂で、土手に突っ込んでもヘーキ/汗
白バイがきて“初めての違反切符”をきられる






クルマは煙を出して、とうとう停まってしまう
子どもたちに後ろから押してもらい、そのまま全速力で消えてしまう

やぶにらみの男もモーターバイクで通り過ぎる

4人はパリ祭の旗ざおをのぼってソーセージなどを持ってかえるゲームに参加する
太い木の棒にはわざわざ脂肪が塗りつけてあってよく滑る

一番最後に残った20ポンドの大ガチョウをダニエルが見事に捕まえて
マツカサ旅館の主人が料理してあげると提案し
少年たちはここでもたらふく食べる


●旅客列車
今夜も農家の小屋で寝泊まりしようとしていたら
機関車が停まっているのを見つけて、一等車で眠ることにする

翌朝、目覚めるとストが明けて、列車が走っている
運よく、バイヨンヌ行き

駅で捕まる前にスピードを落とした時に下りると
同じような切符のない客が5、60人降りた

シベルタまでバスに乗り、やっとエショラ荘に着いたら少年たちが一番乗りで
隣りのベグーおばさんにカギを開けてもらい
スティーブらは友だちだと紹介する

庭にやぶにらみの男が見張っていて、新聞にはスティーブらを見つけたら賞金5万フランとある
男はさらに値上がるのを待っているから、今すぐスティーブの両親に電報を打つことにする


●銃声
次に着いたのはイタズラ好きなジェローム叔父さん
事情を聞いて、男の耳元でゾウ撃ちの銃を撃つと慌てて逃げていく





次に着いたのはパスカル夫妻
ダニエルが5万フランをうけとったら、親切にしてくれたのに大損害をこうむった
ペイロールさんにあげたいと話すと許してくれる

ほかの親戚も全員揃い、祖父母のために、子どもの冒険談は話さず
移動指令の通りに無事着いたことにする







ジェローム叔父さんは、パタポンを狙う猫2匹にも銃を鳴らす
(こういうところが外国ぽいな・・・/汗

ヴィラール夫婦が来て、カン一家の仲の良さを見て考えを変える
ダニエルに5万フランの小切手を渡す

ダニエル:
今ではスティーブは、まだ頼ることしか知らない幼い者のために
どんなに気をつかって苦しんでやることができるかをよく理解しています

この言葉がヴィラール夫妻の胸を打つ
夫妻もしばらくシベルタに滞在することにする

シャンパンがないことに気づき、ダニエルが使いに行こうとすると
祖父は早速「移動指令」を書くが、その時はもう出た後だったw



訳者あとがき

ポール・ベルナ
フランスの有名な児童文学作家
原題は『シベルタへの巡礼者たち』

ダニエルの行動力、冷静沈着、少年らしい正義感、勇気を描くとともに
旅で出会うさまざまな人間、生活、人情も見どころ

『首のない馬』
『オルリー空港22時30分』など



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少女・世界推理名作選集 3 六本指の手ぶくろ フランシス・ジャット/作 金の星社

2023-07-24 14:24:46 | 
1962年初版 1989年第26刷 土居耕/訳
ブック・デザイン/依光隆 カバー・挿画/小林与志


「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します


【注意】
トリックもオチもネタバレがあります
極上のミステリーなので、ぜひ読んで犯人当てをしてみてください


少女探偵ナンシーと登場人物の年齢、構成など
かなり似ているけど作者は違うんだな
同じ時代の人気を二分していたのだろうか?

多指症というと、マリリンを思い出す

複雑に入り組んだ人間関係、事件に
行動力と推理で果敢に挑戦するケイ
このシリーズも面白くて一気読み

【内容抜粋メモ】

登場人物
ケイ 探偵にとても興味がある16歳の少女
ベティ ケイの親友
ウィルマ ベティのふたご姉妹

ビル ケイのいとこでケイの家に下宿している 法律事務所に勤める青年
エセル・イートン いじわるでケイをライバル視している

ボール 有名な女優
クレランス・ミントン ボールのマネージャーで恋人

ビーリング もと映画俳優
アイク・ストーン ジェーンおばさんの家の下男
ネイサン・ブリック アイクの相棒
バーバラ・ファンティン
ハリー・パーセル


●ひき逃げ
ケイは母とジェーンおばさんの家で過ごす予定だったが
親友ベティが泥だらけでやって来る

茶色のセダンに轢かれそうになり、フェンダーにぶつかった
クルマはそのまま逃げ、ハンドバッグと
その中に入れた劇の切符3枚をなくしてしまった


●誘拐
ケイの家に警官と有名女優のボールが来る
見知らぬ男に誘拐され、茶色のセダンに乗せられたが隙を見て逃げ出した

争った時に、男の手袋を奪い取った
よく見ると6本指で、中からダイヤモンドの指輪が出てくる









ボールはマネージャーで恋人のクレランス・ミントンを呼ぶ

ケイは再びベティが事故に遭った場所に戻ると
茶色のセダンから気味の悪い男が下りて、手袋を探している

ビルとクルマで追うが尾行に気づいて逃げられる








●不時着
ミントンの乗った飛行機は車輪の故障で不時着する
ボールの誘拐犯に共犯者がいて、細工したかもしれない
現場から怪しい男が飛行機を盗んで逃げるのを見る






新聞記者が群がって報道する

エセル・イートンはケイと張り合うために、ボールを騙して家に招待するが
ウソがバレてモメる

ボール、ベティ、ウィルマも一緒にジェーンおばさんの家に行くことにする

ボールの両親は農家で貧乏だったが、俳優の夢を諦めずに大学で演劇を勉強し
ハリー・バーセルと巡業したが気まぐれなため手を切った


●6本指の男
記者に6本指の男を知らないか聞くと、コルストン町の果物屋を教えてくれる
去年、ここで映画の撮影をしたイーグル映画会社のセットが残っていて
そこにも茶色のセダンと6本指の男を見つける

果物屋の主人コルテスは、以前、果物を配達したお金をもらっていないと訴える
コルテスの6本指は左手だから手袋とは異なる

店にいたタランチュラ!に刺された巡査を病院に運ぶと
そこの医師が6本指の男の映画の脚本を書いたと話す!

映画村の番人に聞くと、主人公を演じたのはシャッド・ビーリング

手袋に入れておいたダイヤモンドの指輪がなくなった
ジェーンおばさんの家の下男アイク・ストーンが怪しい


●貨車どろぼう
アイクと相棒ネイサン・ブリックは貨車に積んであるイーグル映画会社の機材を盗み
アイクの住む小屋の地下室に隠しているのを見つけるが
ケイも見つかり、縛られて、箱に詰められ、NY行きの貨車に乗せられる








●果物どろぼう
なんとか箱から出ると、貨車に無賃乗車している少女バーバラ・ファンティンと出会う
母が亡く、役者の父は娘を置いて旅芝居に行ったまま








食べ物に困っていたところ、店から注文しては転売する少女2人に協力することになり
2人は逃げ、コルテスは警察を呼び、バーバラも逃げて貨車に乗ったと話す


●NY
事情を話して、ビルから電報為替でお金を送ってもらう
ボールが自宅を使ってくれと言い、女中ジャンヌが世話をしてくれる

バーバラは父からきた手紙にある住所を訪ねるが、引っ越した後
ファンティンは怪しい男に殴られて逃げたらしい

ボールの家にパーセルが訪ねてきて
誘拐事件の情報を教える代わりにお金を要求する
バーバラが彼を見て、父だと言う パーセルは芸名


●イーグル映画会社
ケイはボールの服を着て、イーグル映画会社を訪ねると、ボールにそっくりで間違われる
トーナー社長に6本指の男について聞き、エルバートン秘書が調べる

試写用フィルムに映る男は茶色のセダンの男
6本指の男が映画女優を誘拐するという筋で、男はそれを真似たらしい

ボールの家に戻ると、誰かにかき回された後
ジャンヌは縛られている

バーバラは父とともに家を出て、置き手紙をしていた
知らない土地で父とやり直す、という内容

ボールとミントンが帰宅
エルバートンも来て、機材が盗まれた件で私立探偵を雇うという


●ゆすり
シャッドから電話があり、明日夜9時に5000ドルを持ってこいとゆする
ケイはボールになりすまして現場に行き
メッセンジャーボーイに新聞紙の入ったトランクを渡す

メッセンジャーボーイはシャッドにお金を渡し、列車に乗る
行先はジェーンおばさんの家が近いシェルバーンと分かり飛行機で先回りし
ビルに迎えに来るよう頼む

その話を女中のルーシーが盗み聞きしている
ルーシーはアイクが好きで情報を流している
ダイヤモンドの指輪をアイクからもらい、いずれは結婚するとウソを信じている


●逃走
シャッドはニセ金に気づき、駅で見張る警官とケイを見て、列車から飛び降りる
そこにアイクとネイサンが通りかかり、小屋に連れて行く







ルーシーから小屋の様子を聞いて、警察を呼ぶ間に、ケイは再び縛りあげられる
指輪をルーシーにあげたことでケンカになるアイクとビーリング







助けに来たビルも縛られ、倒れたランプの火で小屋が炎に包まれる
火でロープを焼き切り、ブリザードの中、ようやく農家を見つけて助けを求める






ケイは警察に地下室を教えて、そこに隠れていた3人は逮捕
誘拐、飛行機の車輪の細工などすべての罪が暴かれる


●劇場
ハンドバッグの切符を盗んだのはエセルで、劇場に友だちと一緒に観に来た時
「劇をお楽しみください 持ち主より」というメモを渡すと慌てて逃げる



解説
「ケイ・トレーシー・ミステリー・ストーリズ」は一連の人気シリーズ

貧しい境遇から身をおこして、一流女優となったボール
腕1本で世間を渡るミントンらは、いかにもアメリカ人好みのタイプ
こうしたアメリカの好みやものの考え方をくみとってほしい


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コラボ インスタライヴ「今の自分を支える学び」7.23 21:00~

2023-07-24 14:24:45 | 日記
「今の自分を支える学び」

先月までOluluのヨガのクラスを受けていた
インストラクターのshizuさんが
インスタライブをすると告知していたので見てみた

横山ひろみさんは初見






こうした講座を家でのんびり受けられるって
ほんとうに便利な世の中になったなあv

アーカイブも残すそうです







【内容抜粋メモ】

し:ヨガを教えて5年目

●きっかけ
趣味が欲しかった
仕事しながらヨガに通うってカッコいいと思って始めた

ホットヨガは合わなくて自律神経が乱れた
ある先生のクラスを受けて深いなと思い、インストラクターになりたいと思った

ひ:私もサウナも苦手で、ホットヨガに勤務していた時ツラかった

し:体質など、人による


●最初にどんな学びから深めた?

RYT(ヨガ資格)しか見えていなかった
自分のスタジオで通ってライセンスをとった

2018年くらいの9月に資格をとって、同年11月から教えはじめた
昼は別の仕事をしながら、週1で常温のヨガスタジオをしていた


今はSOELでも活躍中

リストラティブヨガ、陰ヨガ、瞑想も教える


●陰ヨガがいいなと思ったきっかけは?

し:
強度が強い、難しいポーズをするより
リラックスできると声をいただき
始めたばかりの人がリピートしてくれたため
より喜んでもらえるのは陰ヨガ、リストラティブヨガになった

ひ:インスタライブの対談する先生方は導かれていく人が多い気がする

し:
オーディションに落ちまくり、まず受からなきゃ
ヨガを伝えたいという思いがあった

他のスタジオでもやりたいと思った時
ヨガの中で得意なのはリラックス系かなと思った
自分が受けて体感的に良かったのが大前提


●ティーチャートレーニングもした?

し:
この人いいなと思う先生のクラスを受けた
ある程度の理論を入れておかないと、クラスで何を話していいか分からない

ひ:
中には体験して、その通りにアイテムとして使う先生と
教科書があり、基礎がある2つのパターンがあると思う

し:エッセンスをやるのは逆に時間がかかってしまう

ひ:
ヨガニドラーのティーチャートレーニングで好きな先生から学んだ
クラスを経験した認知から、トレーニングを受けたら
その理由、展開すると体がこう変化するのかというところが分かった
正しく伝えるとなると、基礎を学ぶのは大事だと感じた

陰ヨガは、ちゃんと学んでいる先生が多いイメージ


●人気のヴィンヤサヨガ(初耳

ひ:
受けてみると「フローヨガでは?」って感じる人も多い
受けてみたら???になるコメントがつくのを見聞きする

し:
めちゃくちゃ気持ちがいいのと、?てなるのもあった
生徒さんも正解が分からないとなると、ちゃんと伝えるのが大切

人気があるからやってほしいと言われて
「今すぐはできない」とお断りしたことがある

ひ:
アシュタンガヨガみたいなカチっとしたものがない
ヴィンヤサヨガの楽しさを伝えていきたい

陰ヨガはホールド時間が長い
ヴィンヤサヨガはそれだけじゃない

し:
陰ヨガはホールドが長くて飽きてしまう人もいる
伝え方も大事だと思う

「中医学」
東洋医学なども絡んでくるから、まだまだ先が長いと見えてきて面白い

ひ:
ヨガは今世で学びきれない 飽きない
その時ごとに求めているものが出てくる

クラスの間だけでなく、日常生活にどう溶け込ませるかが大切
指導する側も難しいと思うことがある

し:
感情コントロールを教えながら、イライラする自分もいる
気づく時間があるのはヨガのお陰


●今後、学びを深めたいのは?

し:
最近、縁あって、スタジオ以外の病院、高齢者向け施設で伝える機会が増えた
イスヨガも深めたい

出張ヨガ
連れてこられた普段、あまり運動をしない人にも
安全で効果があるものを伝えたい

ひ:
シニアヨガのティーチャートレーニングを受けた
教科書通りにやっても、手をあげるだけでツライと言う方がいる

現場で知ることが多い
それと向き合って自分が成長できる

ズレがある
模索した結果、適任者を紹介して継続してもらった

し:これ、ヨガなのかな?と思う時もある まったく別ものだという気がしている

ひ:
手をあげるだけで肩や首が痛いという方もいて
呼吸法にかえたら、カラダを動かしたい人から「体を動かさないのですか?」と言われて
どっち?てなって心が折れて
数か月やって退いた経験がある

し:
スタジオはある程度、レベル分けされるが
イスヨガは、半身不随の人がいたり、元気な人もいて
どうしたらいいかまだ答えが出ていない

実際やってみて、こっちじゃないと分かることが大事
出会う人も変わる
今も試行錯誤中

ひ:何事も経験

し:
想像と全然ちがう
ベースがないと、本当に迷子になるから教科書はよりどころになる
毎日がチャレンジ


●これからインストラクターになる方向けにメッセージ

し:
一般的なヨガインストラクターのイメージは
キラキラして、オシャレで、スタイルがいいという感じかもしれないが

私でもやってるから一緒にやりましょうというきっかけ作り
自分らしさを使って伝えることができるということを伝えたい
ちゃんと喜んでくれる人はいる

ひ:
自分の強み、魅力、自分を受け入れるのも大切
シズ先生は安心感がある

ひと言ごとに、ちゃんと学びの深みを感じる
ほんとか?と思わない安心感
「~らしい」とか言われると、誰情報?と思う

歴が長い、慣れてるとかではなく
新人でも正しい情報をキチンと伝えるのが大事


SOELもインストラクターの養成がはじまる
インストラクターになって悪いことはない
自分へのプラスが絶対ある

し:あとから湧いてくる思い、実直にやってれば出てくるものがある




またシズさんのヨガ、受けたいなあ!


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