メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

ウィンブルドンテニス2016 3回戦 錦織圭(26歳)×アンドレイ・クズネツォフ25歳 ロシア)

2016-07-04 12:59:39 | テニス
ウィンブルドンテニス2016 3回戦 錦織圭(26歳)×アンドレイ・クズネツォフ25歳 ロシア)

雲は多いけどやっと晴れた! 6日目にしてまだ2回戦だもの
ミドルサンデーに試合が行われたのは2004年以来。

昨日、錦織の試合がキャンセルされたのは夜7時半過ぎって、遅いよ!
今日も時々雨の予報


解説は坂井さん。

開場3時間前に練習していた錦織。3回戦は結局3番コートになった。
センターコートと違って、裏口みたいなドアから入っていったw

 

バッグに思いきり「LONDON」て書いてあるw


クズネツォフとは歳が近いんだな。42位。ノーシードから上がってきた。ロシア勢ではトップ。185cm。
クズネツォフがトスに勝ってリターンを選択。



対戦は全仏で錦織がストレート勝ち、6年前の対戦はケガで錦織棄権。

 


【第1セット】

●第1ゲーム
セカンドサーヴでエース。芝に白線が映えて眩しい。
ドライヴボレーでラブゲームキープ 1-0 イイねv

●第2ゲーム
うわ、後ろにすごい雨雲ある! Kもサーヴィスエース。手脚が長く、長身から角度のあるサーヴ。
サーヴにチャレンジしてフォルト。30-40 またサーヴにチャレンジ、これはギリIN 1-1

●第3ゲーム
まだ互いの出方を伺ってる感じ。ボレーで1ポイント。同じフラット系のラリー。
左右に打ち分け、ボレーで決めた。2-1 すでにガッツポーズ

●第4ゲーム
センターへ190km/hのサーヴィスエース。左右に振る深い球。ライジング気味で取れなかった。
ダブルフォルト。キープして2-2

●第5ゲーム
サーヴィスエース。フリーポイント。イイ出だし。ドロップショットも出たv
ちゃんと組み立てて冷静なゲーム運び。3-2

●第6ゲーム
元は父親がコーチをしていて、リーヘマンコーチを加えてから調子が上がっているK
坂井「ストロークを封じるために、早めのブレイクが必要かもしれない」
サーヴィスエース。サーヴのパワー、コースともにいい選手だね。3-3

●第7ゲーム
逆をついて1P サーヴ&ボレーを見せた。芝の1つの戦略。またネットに出て15-30
KがチャレンジしてIN成功。やり直し。厳しいボレーに追いつかつかずブレイクピンチ
1本スパンと決まって、先にブレイクしたのはK 3-4

●第8ゲーム
ニューボール。Kは深いところを狙ってくる。リターンは合っている錦織。
ブレイクチャンス。すぐ取り返したい。錦織のリターンを警戒してセカンドサーヴに力みがあるK
すぐにブレイクバックはさすが! 4-4

●第9ゲーム
まだ決め球が入らないのは、Kに押されてる? サーヴィスエースにKがチャレンジしてIN。
1本で決めるパワーがあるK 組み立ての上手さは錦織か。よし、キチンとキープして5-4 取れるぞ

「一定のリズムを崩したい」という試合前のコメントだった錦織。今日も日本人ファン多いねえ。

●第10ゲーム
フリーポイント2本。ネットにかけるパターンが多いK。回りこみがネット。フリーポイントで5-5

●第11ゲーム
ファーストサーヴは61%の錦織。センターにいいサーヴ入ってる。フリーポイント2本。中2日が良い結果になったねv
セカンドサーヴにリターンエース。フリーポイント2本、ここで入るのは嬉しい。6-5

でも、ベンチではうつむいている錦織。

●第12ゲーム
リターンいいねえ! よし、ここでブレイクしたい。スライスはアウト。
気持ちがイイパッシングショットが決まって、セットポイントチャンスにガッツポーズ


まともに打ち合って、セットを取った。7-5

スタッツの数字もいい。ファーストサーヴが83%!こんなに調子いい数字見たことないw



【第2セット】

●第1ゲーム
フリーポイントから入って、いい感じ。フリーポイントが続くのも気持ちいい!
難しいボレーを芸術的に返してラブゲームキープ。1-0 さすがのフットワーク

●第2ゲーム
前に出てネットにかけたK。スライスも混ぜてリズムを崩そうとしたがネット。ちょっと脇に手を当てる仕草があった。
ネットインで30-40 スライスで緩急をつけてるのが効果的。デュース。早めにブレイクしたい。
ダブルフォルトで2回目デュース。セカンドサーヴがナーヴァスなK。パッシングショットは返せず1-1

●第3ゲーム
フリーポイントこんなに多いの見たことないよ/驚 脇の対策か? ネットインはラッキー。キープ2-1

ペースは完全に錦織なのに、ベンチではずっとうつむく。あれ、やっぱ脇痛い? ストレッチしてる
 

●第4ゲーム
坂井「フラットショットを打つ選手にスライスはとても打ちづらい」
サーヴィスエース4本目。Kの決め球は入らない。リターンエースに追いつけないK
バックのダウン・ザ・ライン見事! フォルトが2本で「ああ」と声を出す錦織。2-2
坂井「アンフォーストエラーが18本あるのは、錦織のショットが効いているから」

●第5ゲーム
ニューボール。フリーポイント。セカンドサーヴでもポイントにつなげる。
甘いサーヴにリターンエースきた。たしかにリズムに乗ったら危ない相手だな。
パッシングショットも決まった。ワイドでサーヴィスエース! 角度もよかった。
ドロップショットは冷静にコースを隠してダウン・ザ・ラインいいねえ! 3-2

ベンチでタオルを顔に当てて、時間ギリギリまで集中する錦織。

●第6ゲーム
Kは芝で滑った。逆をつかれた錦織。ダブルフォルト3本目。4本目。ブレイクチャンスv
デュース。低い姿勢で待つのもプレッシャー与えるかもね。スライス使う、使う!
ライジングを叩かれてデュース。スライスで3回目のブレイクチャンス。
前に出たKに、鋭いパッシングショットでブレイク! 4-2 これも取れる!

●第7ゲーム
セカンドサーヴでもポイントは取れてる。ネットイン。今日はネットにも好かれてるみたい。
サーヴィスエースも入る。「球足が速くなるから、スライスもより滑る」(坂井)
ダブルフォルト1本目。このキープは大事。5-2
でも、やっぱベンチでは暗い。Kは毎回バナナを食べてる

●第8ゲーム
サーヴで3P セカンドサーヴきたが、ラブゲームキープで5-3

●第9ゲーム
サーヴィングフォーザセット。これは取らなきゃ。「GO NISHIKORI!」と声がかかる。
緩急が決まる。相手のプレースタイルに合わせて打ち分けるのがほんとに卓越していることが分かる。
果敢にネットに行き1本ミス。ダブルフォルト2本目。シューズのヒモが気になって結び直してセットポイント。
サーヴで6-3で2セットアップ。声が出た。

第2セットのスタッツもイイ数字
 

雲来るな!って思ってたら突然の雨の中断
Kがコーチと何を話すか。錦織は脇のマッサージかな?

シートを開けて、Kを先に入れてあげる錦織。


録画だから、すぐに試合再開。雲がなくなって急に暑そう。どのくらい中断してたんだろ?


【第3セット】

●第1ゲーム
Kは錦織のスライス対策を授けられたかなあ。サーヴでラブゲームキープ 0-1

●第2ゲーム
雨がターニングポイントになるかどうか。パワフルな打ち合いでも錦織は打ち負けてない。いつも目かゆいんだね。
強打のK。ブレイクピンチ。2本しのいでデュースv Kのフォアのミスは助かる。Ad。ダブルフォルト3本目。
デュース。サーヴィスエース190km/h出た。

16回のラリーはK。デュース3回目。サーヴのフォルトコールに不満を見せたがチャレンジはしない錦織。
ブレイクピンチ。ファーストサーヴ入らず、セカンドサーヴ叩かれてブレイク。0-2

●第3ゲーム
錦織はラケットを替えた。いろんなショットを混ぜている錦織。叩かれた球をダウン・ザ・ラインも出たが0-3
雨の中断はKに有利だったか。親指を上げて讃える錦織。


あ゛~~~~~再開して10分しか経ってないのにまた中断。勘弁して・・・さっきは2時間も中断してたんだ。

坂井「Kが先ほどの中断から流れを戻していたため、この中断は錦織としては恵みの雨と考えてもいいかもしれないですね」

どのみち、雨はもう要らない! カバーをかけるボールパーソンの動きも悪い


20分中断して再開。今度はチャンが錦織に何をアドバイスしたかが気になる。

●第4ゲーム
ファーストサーヴ入った。また流れを戻せるか? まだスライス作戦は続けるのね。
展開を速めてあっという間にキープして1-3

●第5ゲーム
ニューボール。「芝生のコートのニューボールのコントロールは非常に難しいが上手く返しました」(坂井)
200km/hのサーヴで攻めるK。ダブルフォルトもある。ブレイクチャンス! しのいでデュース
もう一度ブレイクチャンス。深い球が入って、ブレイク! 2-3

坂井「また少しギアを上げてきた。以前の試合でもビッグサーヴァーに対してもプレッシャーをかけている進化が見られる」

●第6ゲーム
天気も錦織にいい風吹いてるか? 深いショットが続く。Kがスライス入れたが、ためてダウン・ザ・ライン決まった!
けっこう息が上がってるK。バックのダウン・ザ・ラインまた決まって3-3

●第7ゲーム
バックが決まりだすとまた有利だな。ネットも味方してる。200km/hのサーヴ
また流れが巡ってきている。サーヴィスエースで切り抜けたK 3-4
バナナ何本食べてるんだKw 2人ともゼリー系を飲む。テニスで便利なんだね。

●第8ゲーム
「COME ON NISHIKORI!」てゆってるのは、コートサイドの男性外国人ファン4~5人だったw


中断中はコーチ同士のアドバイス合戦もあるね。
前に出たりして速い展開にしようとするK。決まったり、アウトしたり。
錦織が叩いてキープ。4-4 またいい感じに詰まってきた

●第9ゲーム
追い込まれた時の返球も深くてKのミスを誘う。サーヴィスエースで切り抜けたK 4-5
おいおい、こんないいゲームに爆睡している女性がいたよw
さっきの男性ファンらはさらに白熱して歌いだすしww 錦織の集中力を乱さない程度にね。

●第10ゲーム
ダブルフォルト。これはキープしないと。両者にプレッシャーがかかる。
トップスピンロブがキレイな円を描いてKの頭上を越えた! 40-15 大事なゲームをしっかりキープして5-5

●第11ゲーム
やっと組み立てて1本とったK ダブルフォルト。厳しいリターンだったが錦織のパスもイイ。
サーヴィスエースは8本目。なんだか「アガシも取ったし」てゆってた意味がこういうところで見られる錦織。
錦織がチャレンジしてINで失敗。見事なフォアのダウン・ザ・ラインで逆をつかれて、また足を滑らせるK



デュース2回目。スライス合戦からネットに出てミスを誘った! ブレイクして渾身のガッツポーズ出た。6-5


ベンチでしばらく目を閉じて瞑想。2年ぶりの4回戦なるか。相手はチリッチと決まっている


●第12ゲーム
サーヴィングフォーザマッチ。ファーストサーヴ入って1本。もう1本ファーストサーヴ入った。
ウォイ!またファーストサーヴでフリーポイントでマッチポイント! ここはセカンドサーヴ。
よーーーーーーーーーーーーーーーし、7-5で2nd week進出/祝×∞

 
後ろにはお土産で買ったボールにサインをもらおうと子どもたちが待っている

中断も含めて4時間半の長い試合を制した。疲れたのか、感慨にひたっているのか、ベンチでひと休み?
首を振って、あれ、ちょっと涙目?

 


<試合後インタビュー>
とっても疲れたような顔。早く家に帰りたいだろうに。


Q:勝利の瞬間引き締まった表情でした。今のお気持ちいかがですか?
長い試合だったので、3セット目から逆転できたのは嬉しかったです。

Q:2度の雨の中断いかがでした?

(やっと笑顔が出た。苦笑だけど

いやーやりにくかったですね。久しぶりにこんなに出たり、入ったり繰り返してたので、集中力を保つのが難しかったです
(解説者は「選手はもう慣れてますから」てゆうけど、やっぱ疲れるよねぇ・・・

Q:芝での3試合目、今日は何がいちばん良かったですか?
今日はストロークがすごく安定してましたね。スライスを使って、相手のリズムを崩すよう意識してたので
サーヴ、リターンも良かったですけど、ストロークが自分から打っていけたと思います。

Q:昨日は雨で順延でした。コンディション作りはいかがでしたか?
昨日もすごく長い1日で、朝から夜8時ぐらいまで待機してたので、休めたのは大きかったですけど
今週はすごく雨が多いので、コンディションを保つのはすごく難しいです

Q:これで2nd weekですが、2年前は日没サスペンディッドでしたが、今大会の心境は?
とりあえずここまでこれたので、次また強敵ですけど、頑張ります


<試合後インタビューその2>


Q:1st week全体を振り返ってどうですか?
今日はいいテニスが出来た。ストロークで彼より押してた。3セットは相手が押してたけど、
中断して、気持ちを切り替えてプレーできたので、1、2回戦より内容が良くなっていると思う。
(アクビしてるw もう疲れて眠いんだよ、帰らせてあげて。こういう素のところが面白いんだけど

Q:チリッチ戦でイメージしている戦い方は?
サーヴがいいので、芝でどれだけリターン返せるかがカギになると思いますし、
ストロークも、ボレーにも出れる、隙がない選手なので、なるべく自分らしいプレーを心がけたい

またアクビw


Q:2nd weekのカギは?
これからもっと自分のテニスに自信をもって、一番は体調をしっかり治して(まだ痛いんだな)
明日はリラックスしながら過ごして、次の試合も頑張ります
(見てたら、アクビが伝染ったw



対戦成績

7-3なら勝算あり!

え?2014年の全米は決勝?!?! ジョコを敗った試合って準決勝だったんだ/驚×∞



なぜこんなに話題になった試合を観ていないのか、思わずブログ内を調べたら、
私が錦織の試合を初めて観始めたのは、その後のジョコとの対戦からで、
まさか、1回勝った試合が全米決勝戦だとは知らなかった様子

ATPワールドツアーファイナルズ2014 ノバク・ジョコビッチvs錦織圭(2014-11-23 19:59:45 | 日記)

まだ「テニス」のカテゴリーを作る前だから「日記」のままになってる記事が他にもあるかも

芝でのチリッチとの対戦は初。


<ニュース>

錦織「やりにくかった」2度中断も2年ぶり16強

錦織 左脇腹の痛みで「正直、楽しくない」 4回戦はチリッチ
“「自分の痛みと戦う時の方が多かった。痛みとともに今週はやらないといけない」”

(なんだ、全然治ってないんじゃん
 勝っても楽しくないって、、、体力と精神力の限界と戦ってるんだ。





3回戦 土居美咲(25歳 49位)×アナレーナ・フリードサム(22歳 57位 ドイツ)
こちらも昨日、順延となった試合。勝てば4大大会通じて初のベスト16入り。
ウィンブルドン、日本女子10年ぶりの4回戦進出に向けた戦い。
ベンチでは笑顔も見られる土居。イスが1個しかなかったのか?

私も錦織の試合で体力使い果たして眠いです・・・。メモは軽めに。



第1セット、第1ゲーム、いきなりハードヒットで1本とった土居。
サーヴの時、2回ためてから打つのが独特。サーヴィスゲームはラブゲームキープ。

2回目のフリードサムのセットポイント。デュースは7度目の長~いゲーム!
3回目のセットポイントも冷静に攻める土居。8度目のデュース。
5回目のセットポイント、10回目のデュースをしのいで5-5にした/驚
土居がキープしてタイブレイクに入る。

フリードサムはけっこう声を出す選手。
サクサクと6-1、土居がセットポイントを取って7-6で取った!

第2セットも土居が先にブレイク、5-2まで追い詰める。
サーヴィングフォーザマッチ。あと1ゲームというところでなんと雨で2回目の中断

20分後に再開。
錦織とは逆に「楽しくここまでテニスが出来ている」というコメントの土居。

最後まで攻めてマッチポイント。最後はフリードサムがアウトして、4回戦進出/祝×5000
7-6 6-3のストレート勝ちはお見事。




<試合後インタビュー>


Q:4回戦進出の実感はどうですか?
本当に勝ちきることができて嬉しいです。初めてなので。

Q:2nd weekは違いますか?
初めてで、しかもウィンブルドンで2nd week来れるのは本当に嬉しいです。

Q:昨日は順延、今日も試合中2度中断があってコンディション難しかったと思うんですけど?
正直、メンタル的に常に緊張が切れそうで切れないという微妙なところで、すごく大変だったんですけど、それを乗り越えられてすごく良かった
(なんだか全然疲れがみられないのもスゴイ

Q:試合に入る前の心境は?
彼女はサーヴが強いので、ランキングよりも、芝が得意なのかなという感じだったので、
しっかり自分から攻撃していこうと思っていました。

Q:フォアからの展開、いいプレーが多かったですが
私の試合はどれもフォアがカギになるので、そこをしっかり意識しながら戦っていました。
しっかり食らいついていければチャンスはあると思っていたので、ブレイクバックできて良かった。

Q:第1セットはタイブレイクまでいっても自信をもっているように見えました
追いついたこともあって、タイブレイクでは逆に私のほうがメンタル的には上の状態でプレーできていたと思います
(力強くて、冷静な自己分析でほんと頼もしい!

Q:攻守のバランスがいいし、体幹のトレーニングを積まれてきたのでは?
追い込むトレーニングをすることで、体自体も強くなった印象があるので、プレーにもいきていると思う

Q:相手のセカンドサーヴでものすごく攻めているという印象だったが
相手のファーストサーヴがいい分、セカンドサーヴではしっかりアタックすることによって
相手のパーセンテージも下がってくるかなと思いながら、攻めていました

Q:勝った瞬間、意外にクールだったなと思いましたがw
ほんとに嬉しいと思ってたんですけど、私はそんなに喜びきるタイプではないのでw あれが精一杯ですw



森上さんポイント:フォアで攻める計画性をもっていたように見えましたが?
どのサーフェスでもフォアで回りこめるところは回りこむほうが相手にプレッシャーがかかると思うので、
芝でけっこう難しいところではあるけれども、積極的に回りこみました。

Q:セットポイントが5度あっても、よくフォアハンド打ってるなあと思って!
すごいギリギリのところだったけれども、フォアで勝負するしかないと思って、しっかり振り切りました

Q:これまでの4大大会、あと一歩で進めなかったけれども
大きな舞台で、トップの選手とやることによって、すごく落ち込むんですけど、
でも競ったって事実があるので、ポジティヴな部分をとって、今回の勝ちにつながったと思う


Q:4回戦の相手はケルバー選手。これまで4回対戦してまだとってないですが
メンタルがすごく強くて、しっかりとした気持ちがないと勝てない選手だとは思うが、
前回対戦したから、絶対チャンスはあると思っています

土居さんにも意気込みを書いてもらった。左利きなんだ/驚

「見えるかな?」「次も勝つ!」

Q:
ウィンブルドンでベスト16は、2006年の杉山愛さん以来で、
男女ともにベスト16に行くのは、1995年の修造さんと伊達さん以来21年ぶりの快挙。

こういった日本のレジェンドらの名前が並びましてどうですか?

嬉しいです。

【ブログ内関連記事】
1995 WIMBLEDON

Q:2週目に向けての意気込みを最後に
ここまできたら、自分のテニスを貫くことが勝利に一番近づく方法だと思うので、
しっかり自分のテニスがコートで表現できるように頑張りたいと思います。

Q:かなりいいコートに入りそうな予感もしますが?
ウィンブルドンでは、あまり大きいコートでやったことがないので、そういう舞台でやれるのを楽しみにしています

Q:どこか入りたいコートありますか?
センターコート(愚問だったねw

次の対戦相手



(錦織と比べて、体のコンディションが違うと、同じ勝ちでも、こうまで違うものかなあって思った。
 受け答えもとにかくポジティヴで、的確。
 日本人選手の自信を支えているのは、やっぱり錦織が世界のトップを守っているっていうのも大きいと思うなあ





アナ「森上さんはこのインタビューの後、土居さんと抱擁(ハグて言わないんだw)して喜びを分かち合いました」
森上「ほんとに嬉しい。次もやってくれるんじゃないかなって気がした」

女子結果

クビトバが敗れる波乱あり

土居美咲 四大大会初16強、全英で杉山愛以来10年ぶり

男子結果


なんと、ジョコ敗退!
脇腹さえ回復してくれたら、錦織優勝なんて感動ストーリーになったりしない?!
アガシの時みたく大号泣したりして。

ジョコビッチ、エース31本のクエリーを称賛「驚異的だった」

 



“第28シードで世界ランク41位のS・クエリー(アメリカ)に6-7 (6-8), 1-6, 6-3, 6-7 (5-7)で敗れる波乱”

“史上最高のリターナーと呼ばれるジョコビッチ相手にクエリーは、実に31本のサービスエースを記録”

ジョコビッチのグランドスラムでの連勝記録は30で途切れた。
 テニスというスポーツで、最も大切といえるグランドスラムでの30試合連続勝利はオープン化以降最も長いもので、テニス史上でも3番目に長い記録だった。
 1930年代にD・バッジが記録した37試合、1960年代にレーバーが記録した31試合に次ぐもの。”


アナ「ジョコビッチが敗れたことで、イケるぞと思う選手が出てくると思いますが?」
辻野「とくにトップハーフはどの選手も思ってるんじゃないでしょうか?」

アナ「錦織も」
辻野「そうですね」

チリッチのサーヴは驚異的なんだって。

「ウィンブルドン2016 特設ホームページ」では、毎日1試合LIVE放送もしている/驚
PC・スマホ(アプリDLが必要)からアクセス可能。

錦織 ウィンブルドン ストレート勝ちで4回戦進出


晴れた試合は初日だけ。20時になってすごい晴れてるし


コメント

ウィンブルドンテニス2016 2回戦 R.フェデラー(スイス)×マーカス・ウィリス

2016-07-04 12:10:23 | テニス
あまりにも良さげな試合で、後でじっくり見ようと思っていたら、結果が目に入っちゃった
まあ、フェデラー相手に、勝つ予想は難しいけど。

R.フェデラー(スイス)×マーカス・ウィリス(イギリス 初出場 サウスポー)

772位vs3位。こんなにランキングに差のある対戦は見たことない
2回戦に進出した選手の中で最下位。これも大した記録。

太ももやヒザの怪我もあって、プレイヤーを諦めて、テニスコーチをしていたが、
彼女に「もう少しやってみなよ」と言われてチャレンジしたら、
7回の予選を勝ち抜いて、ウィンブルドンのセンターコートでプレーする夢が叶ったって、映画みたいなストーリー。

左がその恋人で、隣りにいる豊満な胸の女性は妹さんなのか。どおりでのめって応援していると思った。


とにかく地元の声援がすごい
会場から歌声が上がり笑顔で応えて、この場を心から楽しんでいる様子がイイ。
対戦するフェデラーも笑顔、主審も笑顔、こんなに穏やかに、にこやかに始まる試合って見たことない

 

今回第3シード、ランキング3位のフェデラーのこれまでの記録を見ると惚れ惚れする。
過去7回のウィンブルドン優勝は、ピート、ウィリアム・レンショーと並ぶ最多タイの記録。

練習中も楽しくて仕方ないようなウィリス。25歳ってまだ若いじゃん。辞めるのが早すぎたんじゃない?
 

アナ「まだ笑顔です」


辻野:
世界ランキング2000人中で700位台は、低いようで、高い。ヨーロッパは層が厚いので、力のある証。
私も指導している選手が700位近くなので、教え子にも思わず“自分にも出来るぞ”と便りを送ってしまいました
(便りってw


【第1セット】

●第1ゲーム
1ポイント入るごとに声援が沸いて、また笑顔のW。キープして1-0

●第2ゲーム


最初のサーヴィスゲームはさすがに緊張の面持ち。スライス、ボレーが得意だそう。
ドロップショット決まった。ダブルフォルト。
まだファーストサーヴが入らず、いきなりブレイクピンチ。ボレーでデュース。いいね! 面白い試合。
緩急をつけたがネット。サーヴ&ボレーもイイ。バックはスライス、フォアはトップスピンを使い分けるのは相手もやりづらい。
サーヴィスエース。前に出たフェデラー、ブレイクされて2-0

●第3ゲーム
サーヴィスエースだと思って歩きかけたら、大きくフォルトで苦笑。
次のショットにフェデラーがチャレンジしてIN。バックのハイボレーから背中打ちと楽しんでいるようなフェデラー。

1ポイント積むごとに手を高く上げるW その都度、感激するファミリーボックス。


サウスポーのバックがほぼスライスなのはフェデラーはやりづらそう。3-0

せっかく本戦に来たら、もうフェデラーって辛いよね。

「ウィンブルドンのセンターコートで緊張するのは当然ですから、いろいろなことは出来ないですから、
 自分のプレーをすること。相手はなんといってもフェデラーですからね」

●第4ゲーム
フォアの強打も打つ。「慣れてきて、ショットが伸びてきている」ダブルフォルト2本目。
サーヴ&ボレーはアウト。バックのスライスでフェデラーのバックに集めている感じ。
デュース。ネットでの攻防も見せ場がある。ファーストサーヴが入らない。またブレイクで4-0

●第5ゲーム
フェデラーのサーヴ&ボレーにパッシングショット決まった! 次はサーヴィスエース。連続。
今日はバックのハイボレーだらけのフェデラー。5-0


1ゲーム取りたいねえ!

同じサウスポーだった坂井さん。その利点は、回転が逆になること、
アドバンテージサイドのサーヴィスゲームでワイドにきれるスライスサーヴが相手のバックにくるのが大事な場面で効いてくる。
まだファーストサーヴが40%のW

●第6ゲーム
やっとサーヴィスエース入って、両手を上げて声援に応える。フェデラーにとっちゃとんでもないアウェーだねw

 

決め球がまだ決まらない。いい形で40-30 大きくアウトしてデュース。
果敢に前に出て攻めるがセットポイント。ワイドのサーヴィスエース。
「ボディのサーヴを使ってもいい」2度目のセットポイント。

6-0フェデラー 25分。なんとか1ゲーム欲しい!


トップ選手との差って何だろうね


【第2セット】

●第1ゲーム
サーヴィスエースであっという間に40-0でどよめく会場。ラブゲームキープ 1-0

●第2ゲーム
ニューボール。なにか手立てはないか。名前のせいか、ブルース・ウィリスの笑い方にちょっと似てる。

サーヴにチャレンジしてギリIN成功!また大声援!


次のサーヴはアウトで、ラインパーソンに手を上げると、この表情/爆

なんて楽しい試合なの

ボディのサーヴが決まって、40-0チャンス到来。回りこんでネット。プレッシャーをかける。
ボレーで1本返される。初めてゲームを取って、大声援

●第3ゲーム
ファミリーボックスはポイントのたびに立ち上がってるw 見事なサーヴ&ボレーのフェデラー。
ほんとにアウトだった?とでも言いたげな表情豊かな人w このお茶目さが厳しいツアーの連戦向きじゃなかったのかな
主審まで笑ってるし! 2-1

 

ん?トレーナーを呼んで肩をマッサージしてもらっているW


「プレ予選からだと7試合やっている。予選の決勝が5セットマッチ、本戦の1回戦も5セットマッチ、
 普通に考えれば、疲労はそうとうたまっているはず」


それを見せないで、この明るい表情してるってスゲーなあ! 時々顔を歪めている。

●第4ゲーム
今日ゲームが行われているのは、屋根のあるセンターコートだけ。
ラブゲームキープのチャンス。またバックボレー

坂井「フェデラーの美しいプレー、ウィリスの変則的な(w)プレー、このコントラストが素晴らしいですね」

フォルトにフェデラーがチャレンジしてINでやり直し。サーヴィスエースでキープ! 2-2

●第5ゲーム
今度はフェデラーにラブゲームキープのチャンス。ミスで1本助かる。30-40まではいくんだけどなあ。3-2
フェデラーもヒザの手術、背中、胃腸炎(!)で欠場したりしている。年齢的にもいろいろ出るよね

2人の打つポジションが比べられてた。フェデラーのほうが前で先に攻撃を仕掛けている


●第6ゲーム
バックを攻めて長いラリーはW ファーストサーヴ62%に戻した。
ダブルフォルト。ブレイクピンチをしのいでデュース。

兄弟も来ていて、まさにファミリーボックス!


2人とも白で、ハチマキしてるから、どっちがどっちか分からなくなる
デュース2回目。甘くなるとフェデラーの強烈なストロークが来る。ブレイクして4-2

●第7ゲーム
サーヴィスエースが続いて、40-0 強烈なサーヴもあるんだなあフェデラーは。5-2
ベンチに座るたびに何か食べている。全仏では背中を痛めた。

●第8ゲーム
サーヴィスエース6本目。すっかり集中した表情。組み立てがよくキープして、5-3

●第9ゲーム
チャレンジはアウト。セットポイント。サーヴ&ボレーに出て、パッシングショットはアウトにチャレンジして失敗。

6-3でフェデラー。

これが初戦なら、この試合ももうちょっと違ったかなあ?
なんともいい笑顔が映った。子どもの生徒に人気があるだろうなあ
何度もファミリーボックスが映って、明るい2人の美人。


【第3セット】

●第1ゲーム
前に出してパッシングショットがようやく決まった。サーヴィスエースは7本で並んだ。

ネットの攻防戦でも上手いフェデラー、簡単に渡さないのはさすが。キープして1-0 初めて先行。

●第2ゲーム
決め球が入らないのが残念。フェデラーのドロップショットはネット。キープして1-1
リストの柔らかさの魅力があるW

「このウィンブルドンで調子を戻したいというフェデラーの集中力が高い」

●第3ゲーム
フリーポイントで取れるようになってきたW フリーポイント連続で40-15 キープして2-1

「Wもジュニア時代、世界ランキング15位、ウィンブルドンJr.も3回戦までいっているので、
 試合が進むごとに自分の持ち味を出し始めている。第3セットになってもプレーの質が落ちないのは素晴らしい」


●第4ゲーム
バックのハイボレーが返ったのに、スライスで返して1ポイントは素晴らしい!
アンフォーストエラーが多いのかな。ラリーで押されているのか? キープして2-2
「フェデラーも当然、2週間戦うために、3セットで取りたい。どこでギアを上げるか注目」

●第5ゲーム
センターのサーヴも決まってきたW ダブルフォルトにチャレンジしてINだったが、
ポイントのやり直しになりブーイング。フェデラーも困り顔。



サーヴィスエース決めて40-0でラブゲームキープ。
こういう時にフリーポイントが取れるのは大きな強みv

「こういう少し変則的なプレーと、ビッグサーヴを持ってる選手とやるのは難しい」

テニス仲間がものすごい歓声をあおって、ゲーム間には歌ってるw


●第6ゲーム
WがチャレンジしてまたIN。なんだかコールがWに対して厳しいんじゃないの?
フェデラーの表情も厳しくなってる。今度はフェデラーの甘い球を攻め込むW
デュース。フォアのダウン・ザ・ラインはギリ! キープして3-3

「フェデラーの試合前インタビューで、“これまでの中でも難しい試合になるだろう
 地元の声援でリズムを狂わせる可能性がある”と言っていた」


●第7ゲーム
ネットで1ポイント。左右に振ってもう1本。サーヴィスエース。流れが来てるか?
ラブゲームキープが続いた。4-3で先行。ファミリーボックスに視線を送る。

●第8ゲーム
ドロップショットは甘くなったW 1セット返すところ見たいなあああああ!
サーヴィスエースで40-0 キープして4-4

●第9ゲーム
いい感じにゲームが詰まってきた。厳しいドロップショットにも追いつき、厳しく返す。
今度は見事なバックのダウン・ザ・ライン。0-40でブレイク 5-4 ギアを上げてきたか。

●第10ゲーム
サーヴィングフォーザマッチ。グランドスラム303勝のフェデラー。
さらに声援を贈る会場。選手には100倍くらいに響いているかもね

高いロブも難なく返すフェデラー。ボレーはミス。早く決めたいフェデラー。
サーヴィスエースで並ぶ。コートを縦横に走って、ついにマッチポイント。
セカンドサーヴ。最後はアウトで、6-4のストレート勝ち。

 

分かってはいたけど、もう少し観ていたかった。
ベンチでの悔しそうな表情は、ジョコビッチと対戦して負けた時の錦織を思い出す。
本気で勝とうとして挑戦して負けた悔いが残る表情。



「フェデラーもウィリスを讃えるコメントを出してますし、
 最後、握手した時の表情、本当にフェデラーの人間力、
 そしてサーヴィスの展開力を踏まえたプレー、本当に素晴らしかったですね」

森上「なにか、すごく温かい気持ちになったのと、この舞台を勝ち取ったのは彼自身ですから、彼を讃えたい」

これからの試合も出るよね? 彼女も猛プッシュしなきゃ!

 




N.ジョコビッチ×アドリアン・マナリーノ(フランス)

上記の感動的ストーリーの後に見ると、より味気なく見えちゃうのはなぜ?
ジョコビッチの人間力も、フェデラーと同じだと思うのだけれど。

飛ばして見て、ジョコの2セットアップ、第3セット5-5 まだ1時間しか経ってない。
去年は27位までランキングを上げたマナリーノ。キープして6-5
ジョコビッチを左右に振っていい組み立てを見せる。どちらもハードヒット。

タイブレイク。
まず1本強打して動けないジョコ。
前に出る様子を見せるマナリーノ、粘って23回のラリーは今回の最長。

1ミニブレイクしたジョコ。
ネットに出たマナリーノにパッシングショット。4-2J

逆をついて5-2、Jアウトで5-3

ネットの攻防で、足を滑らせたJ! 5-4
 

強打してネットにかけたマナリーノ。マッチポイントはアウトしてガックリ。6-5

最後は7-6でジョコビッチのストレート勝ち。満面の笑顔のベッカー


また四方に両手をあげて観客に感謝を送ってる


20時を過ぎてもまだ明るいロンドンだが、これ以上外のコートの試合は行われないというアナウンスがあった



雨降ってたのに、外のコートには派手に水まいてる/驚


坂井:
ジョコビッチのコートカヴァリングの素晴らしさにウットリしましたね
赤土のフレンチオープンから3週間休んで、前哨戦も出ない中での試合
要所もおさえて、2週間を見据えた戦いだった

話の途中で映る、ウィンブルドンパーク内のいろんな所の風景を観ているだけでも雰囲気が伝わってきてイイ。
 


<フェデラー試合後のコメント>
ウィリスのストーリーに興味を持った。トップ50を相手にしているつもりで戦った。
この試合は私の記憶にも残ります。彼のいいポイントが印象に残っています。
リードを奪うためにすごく集中する必要がありました。
そして、第3セットでブレイクした時はホッとしました。


森上:
いつもなら、勝った試合後は、手をあげるところを、フェデラーはあげなかった。
ウィリスの舞台を讃えた、さすが人格者だと思いましたね





大会初日にジョコビッチより、フェデラーより話題をさらったマーカス・ウィリス
「毎週こんなふうにうまくはいかないと理解しなきゃいけない。ツアーの真実は厳しいものだ。
 僕はランキング100位以内を目指している。そのためにはハードワークが必要だし、かなりレベルアップしなければならない」”

“次の対戦相手はウィンブルドン史上最多タイの7度の優勝を誇る、あのフェデラーだ。
 「彼は芝生の上でもプレーできるのかい?」とウィリスはポーカーフェイスで冗談を言っていた。
 それから、「スタジアム付きのコートでプレーするのは、若い頃からの夢だった。
 テニスの試合に勝つために、あのコートに立つんだ。たぶん負けるだろうけど、いや、どうかな?」。”

フェデラー 完全アウェーも“シンデレラボーイ”ウィリスに快勝
“今日のセンターコートは特別な場所だった。いつもとは異なる経験ができた。
 マーカスはコートにアグレッシブで素晴らしいエネルギーを持ち込んでくれた。
 よく戦ったと思うし、これからジャンプアップしていってほしい。
 まだ2回戦とはいえ、(自らの)コンディションは良好、芝には気を付けたい。”

世界772位ウィリスの夢物語、フェデラーに完敗し幕
“フェデラーのイニシャルが入った「RF」のロゴ入りシャツを着たウィリス”(そーだったの?面白い人だなあ!

“「何言ってるんだって思うだろうけど、負けてがっかりだ」と話した。”
(やっぱり、そりゃ負けたらガッカリするよ。でも相手はフェデラーだからね

“F「すごく新鮮だったよ。最初から、これまで経験してきたウィンブルドンの試合とはまったく別物になると思っていた。
 マーカスには何も失うものがなかった。コートへ出て楽しめばよかったし、彼は素晴らしかったと思う」”

世界772位の無名選手がウィンブルドンで快進撃、2回戦の相手フェデラーも称賛
“ウィンブルドンで通算7度の優勝を誇るフェデラーは、資金を募るために「クラウドファンディング」を立ち上げて
 話題になっていたウィリスの存在を知っていたと明かし、今大会のおとぎ話の一つとして称賛している。”

“F「すごく面白い試合になる。それに彼のサーブやボレーはすごく気に入っているんだ。素晴らしいショットを打っていた。
 彼の戦いぶりは今のコンディションと完全に適応している」”

コメント

『ムーミン谷の夏まつり』(講談社)

2016-07-04 12:09:23 | 
『ムーミン谷の夏まつり』(講談社)
原題:FARLIG MIDSOMMAR by Tove Jansson
トーベ・ヤンソン/著 下村隆一/訳
1954年作 初版1981年(1999年 34刷) 580円

※1999.10~ part3のノートよりメモを抜粋しました。
「読書感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。


あらすじ(ネタバレ注意
火山が活動しはじめ、ママは大好きなムーミンに小船を作ってあげる。

宝物をぜんぶ井戸の水の中にしまう。
地面に割れ目ができて、ハブラシが落ちる。

たちまち洪水がきて、流れてきた劇場にみんな移る。
小道具や、衣装やら、“劇場”を知らないみんなはいちいちビックリ。

悲観的なミーサは、スノークのおじょうさんみたいにわた毛がないと言われ、カツラ部屋でいろいろ試し、
スノークのおじょうさんは、服を着ていないと言われて、衣装部屋に入るが、いっぱいありすぎて悲しくなる。

劇場主のエンマばあさんが現れる。
ムーミンとスノークのおじょうさんは、木の上で寝る時、口笛を吹いて(劇がつまらないという悪いしるし)取り残される。

裁縫カゴに乗ったチビのミイは、ムーミン谷に戻る途中のスナフキンに会う。

「するべからず」と書かれた立て札をすべてひっこ抜いて(このシーン大好き!
夏祭りのイヴに種をまくと生えるニョロニョロ(植物だったのか!納得)で公園番を感電させ、
森の24人の子どもを介抱するがなついてしまう。
「親の気持ち」を噛み締めるスナフキンw

エンマの親類フィリフヨンカは、毎年客が来なくて寂しく泣いていたが、今年はムーミンらが一緒。

立て札をキャンプファイアにして、結婚相手を占っている最中、公園番に捕まって、何も喋れず牢屋行きに!

ムーミンパパは、芝居を書いてチラシを配れば、子どもらも戻ってこれると決心する。
チラシは牢屋番ヘルムのところにも届き、いとこで気の弱いヘルムに任せて出かける。
編み物が好きな彼女に「足が冷える人に靴下を編めば・・・」と教えて、出してもらう。

スナフキンも子どもらを連れて劇を見に行く。
入場料は、“食べられるものならなんでも”

「ライオンと花嫁たち」は、劇を知らない客が混入して「水に流されたが家族に会えた人たち」に変わり大成功。

ムーミン一家は追ってくるヘルムから逃げてムーミン谷に着いたのに、
待ち受けていたいとこに、小さなヘルムは「するべからず」を5000回書いた手紙を渡して許しをもらう。

ミーサは悲劇のプリマドンナになり、ホムサと劇場に残り、
子どもらも役者になりたい子は残って、ほかは一人ぼっちのフィリフヨンカのもとへ。

ママ「自分の友だちがそれぞれその人にピッタリしたことができるようになるのは、嬉しいものでしょ?」

家もママのくれたボートもそのままで、平和な日々が戻ったムーミン谷。



今度は、火山、地震、津波、洪水と、ムーミン谷は本当に平和な半面、恐ろしい自然災害も頻発する。

でも、それぞれ慌てず騒がず、家族を基本に、客のもてなし等も変わらず、お茶を飲んで、食事をして、
変わったことは、冒険として、悲劇になりえないところがのびやかでホッとする。

不幸なミーサが、素晴らしいプリマドンナになったり、ほのぼのしたキャラクターの個性は
そのまま人間社会にも通じるものがあって、チビのミイですら、言ってるセリフは哲学者並!
その背後にはヤンソンさんの深い想いと、洞察力がうかがえる。

スナフキンはじめ、いつまでも人々の心に残る、どれも深く愛されるキャラクターばかりだ。

コメント

『ムーミン谷の冬』(講談社)

2016-07-04 12:08:23 | 
『ムーミン谷の冬』(講談社)
原題:TROLLVINTER by Tove Jansson
トーベ・ヤンソン/著 山室静/訳
1957年作 初版1982年(1999年 27刷) 530円

※2000.1~ part6のノートよりメモを抜粋しました。
「読書感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。


みんな長い冬眠に入って、春になったら目覚めるのに、なぜか起きてしまったムーミンは、
一族でたぶん唯一冬から春になるまでを体験したトロールになる。

未知の世界。知り合いはミイだけ。

不安、恐怖、新しいもの、見慣れぬ人たちを迎えながらももてなし、家を守り、
理解し、ついには冬を好きになり、春になる素晴らしさを手にし、
時には1人で苦しみに立ち向かうことも必要で、そこに前進があると学ぶムーミン。

冬から春になる自然の細やかな移り変わり、美しい変化が感動的に繊細に描かれている。
そして、また新たな魅力的で奇怪なキャラクターたちも登場。
どんな状況でもポジティヴで、独立心、冒険心あふれるミイにも元気がもらえる(一番好きなキャラクター


あらすじ(ネタバレ注意
冬の間に眠りから覚めてしまったムーミン。
冬の間、水浴び小屋に暮らすおしゃまさんと、姿の見えない8匹のトンガリねずみ。



おしゃまさんは、見ると凍りついてしまう氷姫のために雪で白い馬を作る。
同じ頃、忘れっぽくてフサフサしっぽが自慢のリスにミイも起こされて、
氷姫に凍らされて死んだリスのしっぽをマフにしたいと言う(

「死んだリスが土になって、木が生えて新しいリスがはね回っても悲しいことだと思う?」

葬式をしようとして、リスは白い馬に連れていかれる!


冬の祭りの夜、大かがり火がたかれ、たくさんの怪しい生き物を見る。
流しの下に住むブラシみたいな動物に話しかけると、意味不明な言葉を返して怒って行ってしまう

モランは温まろうと火に近づくと、なぜか火はみんな消えてしまう。

ちょっと日の光が戻ってはしゃいだムーミンは恥ずかしくなって、
怒って戸棚を開け、毛むくじゃらのご先祖様に会う。ストーブの隙間が好き。

山からたくさんの生き物が食べ物を探してフラフラになってムーミン谷に押し寄せ、
ママの手づくりジャムを分け与える。

ヘムルのヘムレンさんは、体が大きくスキーが得意で、みんなに冬の澄んだ空気を吸わせようとして嫌がられる。
小さな這い虫のサロメだけがラッパを聴きたくて尊敬する。

ムーミンもスキーをするがひどく転ぶ。

「生き物ってなんてさまざまなんだろう」


ムーミンはヘムレンさんをおさみし山へやっかい払いしようとして失敗。
雪が空から降る様に「これなら好きになれるぞ」と思った時、猛吹雪になり、
それを乗り越えて「やり方が分かってしまえばもう騙されないぞ」

心配して吹雪の中で迷ったサロメをヘムレンさんが助ける。

「やっぱりおさみし山へ行くよ」

いつもオオカミに憧れて、夜になると遠吠えをしていた犬のめそめそは、山でオオカミの群れに会う。
兄弟なんかじゃなく、食べられるだけと、自分の愚かさを知り、ヘムレンさんに助けられ、後をついていく。

犬好きのヘムレンさん
「自分のできる一番正しいことだ」とめそめそは思う。


部屋の中に冷たい空気を入れたところで終わりにするはずが、物語りは春の感動的な変化まで続いていく。

海の厚い氷が溶けはじめ、スケートをしていたミイを助けて海に落ち、風邪をひくムーミン。

「どんなことでも自分で見つけださなきゃいけないものよ。
 そうして自分一人でそれを乗り越えるんだわ」
とおしゃまさん。


ムーミンのクシャミで起きたママに介抱されて、元気になったムーミンは、冬の出来事をもらさず話す。
おしゃまさんは、みんなを眠りから覚ますオルガンを弾いて回る。

スノークのおじょうさんがクロッカスの芽を寒さから守ろうとすると、

「自分の力で伸びさせるのがいいんだよ。
 少しは苦しい目に遭うほうがしっかりすると思う」

また一歩成長したムーミンは、1人冬の思い出に浸る。





死んだと思っていたリスも元気になって戻ってきているのがフシギ。

「ミイはいつでも1人で楽しむことを知っていました。
 自分が何を考えようと、春がどんなに好きであろうと、
 人に話す必要は少しも感じなかったのです」




ミイの自立心は、さすらいと孤独を好むスナフキンの自立心とはまったく正反対。
雪の上を歩いても、足跡も残らないようなちっぽけなミイには、
怪我をするから怖いとかいう恐怖心も、冬に1人残されたなんて孤独感もない。

「私は悲しむってことは出来ないの。喜ぶか、怒るだけ。
 悲しんで何かの役に立つの? たちゃしないわ。
 もし悲しいとしたって黒いリボンであらわす必要はないわ」


ミイの哲学的な反骨精神にはいつも感心する。

コメント (2)

『ムーミン谷の仲間たち』(講談社)

2016-07-04 12:07:23 | 
『ムーミン谷の仲間たち』(講談社)
原題:DET OSYNLIGA BARNET by Tove Jansson
トーベ・ヤンソン/著 山室静/訳
1963年作 1999年 31刷 580円

※2000.6~ part4のノートよりメモを抜粋しました。
「読書感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。


あらすじ(ネタバレ注意

●1話
ムーミンに歌を作ろうと南から北へ旅の途中のスナフキンは、
彼を崇拝する這い虫に邪魔されて不機嫌。

「ああ、あいつはいい奴だ。ムーミントロールって奴は」

名を付けたら別れてから戻って再会。

「今は1個の人格なんだ。だから出来事は全て意味をもつ」


●2話
恐い想像をしてはウソをついていたホムサは、ミイにいっぱい食わされる。
自分の作った生きたキノコに襲われると錯覚して脅かされ、迎えにきた父に

「あんなウソを聞かされたら胸が悪くなる!」


●3話
一族の思い出の品を大事にするフィリフヨンカは、海辺の殺風景な家に住むうちに、大災害に脅え、
ガフサ夫人に話すと、話をはぐらかされてショック。
でも、本当に竜巻台風の後、品物が壊れると

「なんて美しいこの世の終わりでしょう!」と自由になる。


●4話
ムーミンは絶滅したと言われる龍を見つけて飼うが、スナフキンにベッタリ。
スナフキンはヘムルに龍を遠くへ放してくれと頼み、ムーミンに

「あんなのは気まぐれだから捕まえておけるもんじゃない」と言って仲直り。


●5話
にぎやか好きなヘムルの甥は、遊園地の切符切りで老人年金をもらったら、静かに暮らす夢ばかり。
洪水が続いて、すべて流され、跡にスケートリンクを作る計画。
ヘムルは、祖母の公園をもらって、貧しいホムサの子どもらの集めたガラクタで静かな遊園地を作る。

「明日は皆に少しは歌って笑ってもいいよと言おう」


●6話
嫌味な叔母に愛されずに育ったニンニは、透明になってしまい、
ムーミン一家に預けられ、ママの処方と、家族の愛で次第に見えてくる。

「この人は怒ることもできないんだわ。それがあんたの悪いところよ。
 闘うことを覚えないうちは、自分の顔を持てません」
とミイ。

ある日、ママをおどかそうとしたパパに噛みついて、海に落ちた様子を笑って治る。


●7話
冒険好きのムーミンパパは、自由でフシギなニョロニョロについていってさびしい島々を巡る。
返事もしない彼らソックリになり始めた頃、雷に集まったニョロニョロの中でパパは気づく。

「僕はニョロニョロじゃない。こんな所で何をしてたんだ?」

彼らは電気を求めて彷徨い、個も、喜怒哀楽もない。

“パパは突然悟った。家にいても充分自由で、冒険好きでいられるのだと”


●8話
ムーミンに「一番大事なものを人にあげたら何十倍にもなって返ってくる」と言われて、
犬の置物セドリックが返らないと泣くスニフに、スナフキンは、ママの叔母の話をする。

モノを大事にしていた彼女は、骨をつかえて寿命を知ったおかげで、
みんなに贈りものをして、人が集まって笑った途端骨が取れた。

「お前はバカな小さい獣だよ。叔母は全部の持ち物を1つの面白い話にしたんだ」


●9話
冬眠中に起こされてクリスマスが来るからモミの木を切るのを恐いものから守るためと勘違いしたムーミン一家。
ステキなもので飾りつけ、ご馳走を用意しても、何も起こらず、這い虫一家にあげてしまう。

「少なくとも、もうクリスマスなんか恐くないや。きっと皆何か勘違いしてるんだと思うな」

みんなは冬眠に戻る。

(この9話は『ムーミン谷のクリスマス もみの木』(講談社)として絵本化されているね


コメント