銀座で16日まで行われている「沖縄の工芸展」に行ってきました。
でも展覧会では、「触らないでください」という貴重なお品も、どんどん触れますから(いや、あまり触られると困りますよね)、芭蕉布や久米島絣、花織といった沖縄独特のお品の見た目、手触り、色などを勉強するには、いい機会です。
大好きなミンサーの帯。ほかに青っぽいのもあったのですが、からし色が素敵
展示会の詳細は、ブログ村で連続一位のあの方がいらしていたので、そちらを見ていただくとして、あっ、ご存じない方は、ラストのブログ村をポチして(笑)見てみてくださいね。
紅型も芭蕉布のきものどころか帯も買えない紫苑が「なるほど」と感心?したのは、会場の外のショップで教えていただいた、紅型コースター活用法です。
いつもながらセコくて済みません。
一枚650円くらいだったかな。そのコースターを何枚も買って、互い違いに組み合わせて帯にするのだそうです。
先にご紹介した「手作り二部式紅型帯」の応用編?
より少ない布で帯を作ることができそうです
たとえば、と手持ちの紅型のハギレを並べてみました。
撮影のときにはアイロンくらいかけてほしいと、小鳥たちの合唱?
こういった小さな生地を、15センチ四方くらいににカットして、あいだに違う布を入れながら、互い違いに剥いでいくわけです。
違う、違う、コースターをそのまま帯の上に並べてアップリケにすればもっと簡単です。
コースター買ってくればよかったのですが、中を見るのに忙しくてすっかり忘れていました
もう一つ、勉強になったのは、これも会場の外でのイベント「美しいキモノ」の撮影会です。
ここで教えていただいたのは、写真の撮られ方
まず、指定された場所に立つと、カメラマンから
「左の顔をこちらに見せて、体を斜めにしてください」との指示。
「次に左の足を少し引いて」
「そのまま、上半身だけ、カメラのほうを向いてください」
ここがキモ。つまり身体は少しひねった上で顔は正面向き。こうすることで細く見えるということでしょう。
「手のひらを重ねて、はい、にっこり」とパチリ。
はい、これがその写真です
知っている人は知っているのでしょうけど~。
前に、着付けの大久保信子先生の講演に行ったとき、先生は「自分の顔の右と左は違うから、どちらのほうがきれいなのか、一枚の紙を顔の中心に当てて、研究してみてください。そして撮影のときには、そちらの顔がカメラに向くようにするといいのよ」と仰っていました。
大久保先生の撮影法は、何人かと一緒に撮影するときの方法ですね。
本日の撮影会で、「まず左の顔を見せてください」と統一していたのは、きものは左前なので、そちらのほうがきれいに写るからでしょうか。雑誌で確かめてみるとほとんどがこちらです。
しかし、この写真、胸のあたりはシワが結構あります。
シワは顔だけで勘弁してほしいもの。着付け習わなくちゃ
夏大島に伊勢藍型の帯。
あまりの暑さに、単衣を着ることができませんでした。
ちなみに訪れた人は撮影会のためか、この暑さのなかほとんど単衣、立派です。
かつての「大阪・船場」だったら、この時期薄ものは許されないことです はあ、船場じゃないし~ということでお許しを。
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