ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

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センスがいいって、どんなこと?

2015-10-14 09:14:39 | きものの本&本

 

センス・コンプレックスなるものがあります、ワタシ。

センスがいい人を見ると、あれは音感などと同じで、

生まれつきの才能よね、などと思ってため息をつくばかり~~。

 

だから、センスという言葉が飛び交うファッション誌は

あまり見ない~~。

 

ところが、きものを着るようになると、

逆にファッション誌

前より少し、気になるようになり~~。

 

やはり「センスよく、きもの着たい一心ですね」

だって、きものって、色彩やコーディのセンスで

大きくイメージが変わるんですもの。

 

 

で、古本屋で見つけたのがこの本。

 

 「センス入門」(松浦弥太郎著。筑摩書房)

 

 

著者は少し前まで「暮らしの手帖」の編集長だった方。

ずっと前の花森安治さんが編集していた頃は、

すごい勢いがあったのよ。

若い人は知らないと思うけど。

で、しばらく停滞が続いて、

この方が編集長になって少し盛り返した~~。

 

だから、興味があって手に取りました。

 

ところがのっけから

「センスと聞いて手も足も出ない気持ちになるのは、

僕だけではないでしょう」ときたね。

この一行で、「センスある」人(と思われている)、

「センス入門」なんて本を書く人も、

ワタシはセンスがあるのよ」なんて、

大声では言わないのね、

と少し安心。

多くの人はセンスを身に付けようと勉強中の、

センス発達途上人なんだと、まずは安心~~?

 

で、センス入門編は、どんなことが書いてあるかといえば、

「素直」とか「心を開く」とか「失敗が大切」とか、

ちょっと自己啓発的。

「自分がされていやなことはしない」とかね。

 

 

うーん、おしゃれに関して探してみよう。

「目立つことがおしゃれとは限らない」

これってよく聞くよね。

でも、センスがいい人って

「あの人、センスがいいなあ」と目立つよね?

 

いや、よく見てみて、ようやく、

センスがいいなあって納得するのかな。

いや、やはり目立っていると思うよ~~。

 

気になったのは、

「お店で値段を見る前にすること」

「安い」「高い」でモノを判断しないで、値段を見る前に

「いいな」と思ったら、そのどこがいいのかをよく見る。

うん、これは納得ですよね。

 あまり高いと買えないけど、見るのはタダだから、ね。

 

あと、身ぎれいに。

センスがいいとか、好印象を持ってもらうこと、だって。

ヘアとか、確かにきちんとしていると感じいいよね。

私の髪、縮毛で、中高時代、いつも先生に

「髪くらい梳いてきなさい」って叱られていたんです。

いや、梳いているんですけど~~。

ある日、きちんとゴムでまとめていったら、

それ以来、褒められる、

ついでに言わせてもらえば、

ちょっとモテるようになったんだよね

ンン十年以上も前のことだからいいよね。

 

で、この本と一緒に、表紙の絵に魅かれて買ったのは

 

「歩けミスト」、ならぬ「アルケミスト」(パウロ・コエーリョ著。角川文庫)

始めて読む作家。百円だったからね。

こら、値段で選んではいけません

童話みたいにすぐ読める、のではないかと。

 

この本を読んでいるうちに、センスのことが少しわかった。

「多くの人は、自分の運命を決めるとき、自分の気持ちより

人が自分をどう思うかのほうを大切にして選んでしまう」

 

そうなったら、自分の運命を人に預けたも同じ

だというわけ。

なるほど。

 

センスとは、何を選ぶとき、

「ブランドとか、高いとか安いとか、

これを着たら立派に見える、金持ちに見える」

と人の目を意識して選ぶのではなく、

自分がホントにいいと感じたものを選ぶ」ってこと?

センスって、(自分の)感覚って英語だものね。

だからみな、途上人?

 

では、センスあるものばかりを選んでいたら、

センスある一生を送れるのだろうか。

送れた、のだろうか)

それとも、それとこれとは別なんだろうか。

本はラストまでまだ読んでいないの。

これまた、別の疑問が出てきた~~。

60代、いまさらのセンス問題に取り組み中??

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (和日和)
2015-10-14 23:08:06
懐かしいです。アルケミスト、10代の頃に読んでいました。ベロニカは死ぬことにした、の方が好きだったような記憶があるのですがら昔すぎてよく思い出せません(^_^;)

多感な思春期での感想と更年期に片足つっこみつつある今では、好みも捉え方も違っているとおもうのでまた読みたくなりました。
返信する
ベロニカ (紫苑)
2015-10-15 09:30:23
和日和さま

素敵なコメントありがとうございます。「ベロニカ~~」の作者なんですね。そういえば表紙が同じ人の絵ですね。
書店では何度も目にしていて、でも真木よう子さんの映画がイマイチだったので本を手に取るまでには至りませんでした。若い頃に読んだ本の再読、いいですよね。私も、今その時期に来ていて、あれこれ目を通していますが、全然違います。「アルケミスト」、和日和さんの感想、聞きたいわあ。
返信する

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