ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

単と袷の長襦袢を自分で洗う

2013-11-08 08:44:13 | きものを自分で洗う

単と袷(総裏付き)の長じゅばん二枚を洗ってみました。

きものを着る場合の、もしかしたら一番の問題?である長襦袢のお洗濯。

季節ごとに洗いに出すのはいいけど、洗いってドライ・クリーニングですよね。

ドライクリーニングは汗は落ちないとしたら、何の汚れを取るんだ?

帰ってきたときには、一応、きれいに見えますが、これってきれいに見えるだけじゃないのと、疑い深い私は思っています。

暖房利いているだけに、昔より汗余計にかいているんじゃないかしら~

で、きものだって洗えるんだから、と長襦袢二枚洗いました。

結城紬を自分で洗ったお話

紬は洗えるのになぜ長襦袢は抵抗があるかというと、紬は強そうだけど、襦袢って、ほら、なんか柔らかで色っぽいというか、なよなよっとしたイメージあるから乱暴に扱えない気がするんです。

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単は難なく

縮みもまったくなし。

私にとって、絹物の洗濯は家事というより、癒しです。

絹の感触を思い切り肌に感じると、生き返る思いがします。

江戸学の田中優子先生も

「絹に触る心地よさは皮膚と皮膚とが触れ合う感触に近い」と絹にはエロティックな要素があると述べています。

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「布の力―江戸から現代へ」(田中優子著・朝日新聞出版)

常日頃同じことを感じていたので、絹ものの手洗いはストレス解消なのです。

袷のほうはお気に入りの一枚とあって、ちょっと考えましたが、

「札幌日和」さんの「袷の季節にー無双長襦袢のお手入れ」

という記事と(ただし札幌日和さんは単衣に無双袖です)、友禅の先生の「長襦袢、クリーニングは気持ち悪いので、私は袷も自分で洗うのよ」という言葉に力をもらって。

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いやあ、もう汚れ、出てくる。

何回か洗いには出しているのですよ

洗剤はおしゃれ着洗い用、前に紬を洗ったのと同じです。

何回かゆすいで洗剤を落とし、赤ちゃんを扱うみたいにすぐにバスタオルで優しくくるみ、少しだけ脱水します。

それからアイロンをやさしくかけていきます。

蒸気、ジュワッと出て、これも気持ちいい。

全部に裏がついているので、もちろんすぐには乾きません。

途中で、そのまま衣紋掛けにかけておきます。

しばらく時間を置いて、少し乾き気味になったら、またアイロンを。

実寸をはかりました。

縮んでいましたよ。

裄65センチだったのが、63センチに

でも、平気

その理由は、アイロンで伸ばせば伸びるからです。

しかしですね衣紋掛けに掛けてそのままにしておいたら、その部分が湿り気のせいで伸びたらしく、64センチまでに戻っていました。

 

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こんな風に湿ったまま衣紋掛けにかけておいたら、衣紋の先の部分が伸びたみたい

 

1センチ、伸ばすか、そのままかは思案のしどころ。

絹だから生きています。

無理やり伸ばすのも可哀そう。しばらく衣紋掛けに掛けておけばまたその気になって?伸びるのではないでしょうか。

というわけで、水洗いしてさっぱりした襦袢はやはり気持ちがいい。

これから家にある長襦袢、すべて洗ってみます。

お仕立てのときには、先に水を通しておくといいようです。

着物を洋服に仕立て直すときには、縮みたいだけ縮ませておきます。

ネットで調べると、「胴裏が付いているもの、絞り、色落ちしにくいもの」はNGとあります。

「胴裏ついていた」けど洗っちゃいましたね。

肌に触る襦袢がもっと気楽に洗えるようになると、きもの人口、もっと増えますよね、きっと。

せめてふだん用の襦袢くらいはねえ。

最近はどこでも暖房ありますから、これから襦袢を作るときは、は冬でも単、袖だけ無双にすることにします。

昨今、どこでも暖房が利いています。

きものでも単でいいという人いるくらいですから。その分、襦袢、汗吸っているんだなあ

あくまで参考にどうぞ。

実際に洗ったという方からコメントいただきました。

こちらも参考にしてください。

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コメント (12)
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