先の前田侯爵邸の続きです。
いやあ、窓から見える緑といい、内装といいもう素晴らしい洋館でございます
旧百万石前田家の16代当主、利為(としため)の本邸で、当時の欧州建築の粋を集め、当時は東洋一の邸宅と称されたそうです。
内部から玄関を臨む。
至るところ、こんな唐草が。帯にしたい?
で、本日のきもの。
小母様の帯は、お手製でございます。
鴇色とも紅梅色とも見える地に黒が散った唐草。
きものは黒の綿、ということで購入したそうですが、張りも艶もあっていい手触り
これも小母様手作りのバッグ。布にぐるぐる刺繍。簡単にできてユニーク
思いついたらなんでも帯でもバッグでもすぐに作ってしまう方なのです
お姉さまは、薄絹の単衣紬に山吹色の帯。そこに浅葱色の帯揚げが効いているよね。
帯留はお母様の形見。
きものは先日のフリマでゲットした萩の葉の銘仙。
袖が長かったので、短くしました。
萩は秋草ですが、夏ものはオーケーだそうです。まっ、どちらでもいいですけどね。
帯はどなたかの手製。麻に蝶を描いたものをオークションで購入しました。熱帯魚かと思って買ったら蝶でした。赤がもうちょっと、なので、かなりずらして着用。
少し多めに出しました。
帯留は、ガラス。後ろはこんな感じ。左側のタレが長いね
蝶の赤、色を足してほかの色にしたいけど、濁るかなあ、と思案中。
いや、銘仙、初めて着ましたが、さらっとして、この時期には気持ちいいものなのですね。
ということで、文学の世界から昭和の邸宅の世界に。
時間も空間も超えた素晴らしい一日でした。
最後までありがとうございました。
気が向きましたら、
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