少し前のことですが、
友禅染めの教室に入りました。
知人が気軽な教室があると
教えてくれたので、
では覗いてみましょうかと、
足を運んでみたのですね。
「半襟でも染めたらいいかな。
染色用の道具、買わなくて済むし~~」と、
いつものようにセコい考えで
覗いてみたのです。
生徒さんの作品を見ると、
当たり前ですが色がとてもきれいです。
左は一番最初の染めを
バッグにしたもの。
右のは、
木綿染めといってハンカチに染めたものです。
「ここは楽しむためにやっているので、
気軽にやってください」
と先生が仰るので、
おことば通り気軽にやることにしました。
友禅染めは、
ご存じのように、
京都の扇絵師、宮崎友禅が始めた
「緻密で精巧な」染色法です。
カッコでくくったのは、
こちらには当てはまらないからでございます。
まあ、とにかく染まればいいという志の低さです
「半襟、作りたいんです」
と先生に言うと、
「半襟は模様が小さいから
最初からは難しいんですよ」とのこと。
「最初は、
初心者用でやってくださいね。
慣れたら半襟でも帯でも作ってください。
私も着物や帯作って出品していますから」
と話が大きくなりそうなので、
「いえ、まあ、半襟、
二・三枚もできれば~~」と、
あくまで志の低いことでございます。
染めで、
きものや帯のシミなども
カバーできるのではないかと目論んでおります
で、最初にやったのは椿のお花の下絵描きです。
下絵筆を使い、
青花(あいばな)という液で、絵を写していきます。
次は糸目糊置きという工程で、
下絵の上に、
糸目のりと呼ばれる細い糊を
置いていきます。
糊は餅米の粉や、糠、塩などを
熱湯を加えて粘りが出るまで
とにかく混ぜていきます。
「昔は、これも食べようと思えば
食べれたんだけど、
今はいろんなものが入っているから、
お腹がすいたからって、
お餅代りに食べないでね」なんて、
ユーモアを交えて材料を教えてくれます。
こんなふうに、
裏には先端に針を付けた棒で
布をぴんとさせます。
道具、全部揃っているから便利です。
その日は、糸目糊置きをした段階で終わり。
最初の説明も加えて3時間くらいでしょうか。
「じゃあ、また来月」ということで、
材料はすべてそこに置きっぱなし。
月に一度のユル~い教室。
費用もまだ筆を買っていないから、
布と糊置き用の金具、
講義代金合わせて2千円くらいでした。
安い
「先生、この色作るのに、
これとこれどのくらい混ぜたらいいんでしょう」と
生徒さん、とても楽しそう。
大人の塗り絵という感じで
脳の活性化にもよさそうです。
帯は無理でも(そりゃそうだ)、
半襟作るまでは通います
あの柄、この柄、染めたいな。
その上に刺繍もしたいな。
またまたやりたいこと増えていきます。
早くも次が待ち遠しい
最初ですから、
あまりパチパチ写真撮るどころでは
ありませんでした。
(いや、十分パチパチして、皆さんの邪魔しています)
ボケてたりして見苦しいのは
ご容赦ください。
にもかかわらず、最後までありがとうございました。
応援ありがとうございます。
パワー頂いています