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艾未未リレー対談

2009-07-26 23:59:20 | Weblog
今日26日、六本木ヒルズの森美術館講堂で艾未未8時間リレー対談があったので聞きに行ってきた。対談は最後の一人を除いて5人の対談を聞いたが、おもしろかったのは隈研吾(くまけんご)と坂茂(ばんしげる)の対談。他は英語日本語同時通訳を通して聴いたせいか、質疑の内容がピンとこなかった。

坂茂との対談、テーマは「建築、美術、災害支援活動」。坂の各地での地震の災害支援活動の経験、艾の四川地震学童・生徒犠牲者名簿作成の話。名簿作成過程で20数名のボランティアが現地で警察に身柄を一時拘束されたこと、取材過程の記録が豊富に残っていることから、それらをまとめる計画があると紹介された。
坂が、仮設住宅が現地では足りていないと指摘し、艾も政府はそれに力を入れていないと指摘した。そのうえで、坂が艾はそれをやるつもりはないかと話を向けると、艾はそれに正面からは答えなかった。

四川地震の時募金と支援活動を行った牛博は一時口座を凍結され、その後サイトを閉鎖された。現地で自主的なボランティア活動と学校校舎の被害調査を行っていた黄は逮捕されて1年、いまだ監獄の中だ。
坂も四川現地政府との協議の際、仮設住宅を作りたいと申し出たが、政府がやっているからと断られ学校校舎づくりになったとのこと。

ただ決定的に違うのは、中共にとって外国援助を引っ張ってくることは自分たちの功績になるが、自分たちの支配の外で中国人自身が自発的な災害支援活動を行うということは自分たちの失点以外の何物でもないということ。いくら小さなほころびでも、一党独裁の人民はすべてを党に依存しなければならない(資源独占)システムの崩壊につながる、と共産党は考えている。

それがわかっていたら、坂も艾にこのような水を向けることはしなかっただろう。


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艾未未のブログ 東京展の作品展示準備過程と完成後の写真
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