思考の部屋

日々、思考の世界を追求して思うところを綴る小部屋

交通事故のその後から学んだこと

2010年07月10日 | 民俗学

 日本列島は、大陸から伸びた前線の影響で九州をはじめ大雨による洪水被害が各地で発生しました。

 今朝は、安曇野は東の空を見る限り、雨の影響はさほどない一日になりそうです。

 夏休みを前に、交通事故防止の話というわけではありませんが、アクセルとブレーキの踏み間違い、整備トラブルなどの特殊な事情による事故も発生するなど、交通事故は毎日発生しています。

 私は、ブログにも書きましたが、5月の終わりに追突事故、それも停車中のところを速度約50Km/hで追突され、車両は大破、頸椎捻挫のけが、とんでもない経験をしてしまいました。

 いまだに右肩と首に痛みに近い違和感が残り、時々針治療を受けています。驚くのは骨の軋み音が、かつてはあまり鳴らなかったものが、「ボキボキ」と体を少しひねると、すぐに鳴るようになったことです。

 推測ですが、追突されたときに骨の間隔が広がったのではないかと思います。寝込むことはないので、もう少し治療を続け、筋トレを行えばどうにかなるのではと思っています。

 体も大事なことですが、今回非常に困ったことは大破した車(軽四乗用車)の保障です。 百ゼロの被害者となり、相手の損害補償会社の理不尽な対応には大変驚かされました。前回も話しました、大破した車両、それ相当の車両を損害の保障として面倒を見てもらいたいと、担当者と面談し、お願いしたところ、饒舌な説明に納得したところ、結果はまるで詐欺の被害者になったような状態になってしまいました。

 車の事故の場合、人身事故の治療関係の費用は、強制保険である自賠責の保険から出され、任意保険の損害保険会社は痛くもかゆくもありません。車両損傷分の関係だけ損益になるため、判例、時価(登録費用などは含まない)などを参考に、被害者補償をしているようです。

 ですから如何に支出を減らすかが担当者の腕で、会社の評価となるようです。

 そんなことでよいのか日本です。

 結局、車両は自動車会社にネットで落としてもらい、レッカー代、登録費用等で約30万円掛かってしまいました。損害保険会社からは約20万ほど、結局残り10万ほどを支払わなければならないことになりました。私は富裕層ではありません。右から左へと行きません。

 そんな経済事情を知る職場の仲間、自動車会社の社長さん方曰く「加害者にいいましょう。」でした。

 事故後のまったくというほど連絡(電話)のない加害者に、意を決し上記の状況を話し、「請求書が自動車会社から行きますのでよろしく。」と伝えたところ、気のないような「そうですか。」という返事、「けがはどうですか?」という話になるかと思っていたところ、どうもそのような雰囲気もないので電話を切りました。

 それから2週間後の今月3日、自動車会社の社長さんから「よかったね。」の連絡。

 安心と喜びが湧き、妻にすぐに連絡。非常にレベルの低い話なのですが、途中、社長さんに「まだ振り込まれていませんか?」の問い合わせをしました。

 そのときの社長さんの言葉が深く心に響きました。

 「人それぞれに事情があるので、待ちましょう。」

 そうなんです。人それぞれに事情があるのです。私は自分の都合ばかりを考えていました。

 他人を思いやる心、そんなことも知らない私でした。反省しきりです。

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