『しむしむ言わせて』3

フジファブリックの志村正彦さんをめぐる、私の喜怒哀楽日記をお届けしております。シーズン3。

『赤黄色の金木犀』(あかきいろのきんもくせい)

2017-09-10 | シングル

『赤黄色の金木犀』(あかきいろのきんもくせい)は、2004年9月29日に発売されたメジャー通算3枚目のシングル。

四季を基調に作られた連作シングルの3作目。テーマは「秋」。むしろ秋だからワクワクする…という気持ちを表現したもの。



いわずもがな、神曲です。私がフジファブリックの作品の中で1番好きな曲です。

「どうして胸が騒ぐのかっていう理由を書きたくないっていうか、さりげなく書きたい。“これはこうだ!こんなふうに思っているんだ、こんなもんなんだ”っていうふうにあんまり言いたくないので、必然的にそういう歌詞になる」(志村)

胸騒ぎはするけど、その理由をあからさまには語らない。それがフジファブリックらしさ。

とにかくイントロが良いです。鳥肌がたちます。萌え袖アップから始まるPVもまた、をかし。“消えてゆく~…♪”の所で志村君の眉がピクってなるとこもまた、をかし。(細かい)

私はこの曲を聴くようになって、夏から秋への移り変わりを意識するようになったし、金木犀の香りがとにかく大好きになりました。

志村君の地元の富士吉田に初めて行った時に、“花の香りがする町”だということを感じました。風にのって香ってきました。

こういう所で生まれ育った彼だからこそ、作れた曲なんだと妙に納得した覚えがあります。

とても素晴らしい曲だけど、なかなかライブでやらなかったのは「キーが高いからやりたくない」と志村君が言っていたからだそうで。自分で作ったのに…と突っ込みたくなりますよね。それが志村正彦という人。愛すべきキャラ。

10周年ライブで山総さんが歌ってくれたけど、1度で良いから志村君の声で聴いてみたかったなと思います。

今年もまた、秋が来る。

コメント (12)