塩哲の色不異空

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ミュージアム巡り 和食 江戸の食事

2024-04-16 00:43:32 | ミュージアム巡り_2024
 260年以上続いた江戸時代の食生活は多岐にわたり、初期と後期では
社会情勢の変化とともに発展した。
 まずは生産技術の向上と生産量の増加が挙げられ、農産物の特徴は米
や麦など穀類に加え、都市周辺では野菜類の栽培と販売が盛んになる。
農具の改良や品種改良、これに肥料が加わり生産の向上に伴い各地の名
産物が生まれ、漁業も発展する。
 続いては、加工食品の商品化や加工技術の向上で、酒、醤油、酢、み
りんなどの調味料、鰹節、漬物などが大量生産&消費される。
 さらに流通網の拡大と市場や商人の発展。列島の海岸線を菱垣廻船が
航行し、上方から江戸への物資運搬が盛んになり、“下り物”の旬の味が
楽しめるようになる。北前船航路では北海道の海産物が上方に運ぶ北前
船が盛んになる。
 また、食べ物屋や料理屋などお店の発展と増加や食に関する出版物の
刊行だ。市場経済システムが構築され完成してくると、大消費地・江戸
の町民は新たな食文化を構築してくる。

 歌川広重の「東都名所 高輪二十六夜待遊興之図」には江戸の月見の名
所・高輪海岸に多くの屋台が並び描かれている。二八蕎麦屋、天ぷら屋、
汁粉屋、団子屋、麦湯切り、焼きイカ売り、冷や水売り、寿司屋、水菓
子売り、よしず張りの茶屋もある。

NMNS(台東区上野公園7-20)
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