”朝吼夕嘆・晴走雨読”

「美ら島沖縄大使」「WeeklyBook&Reviews」「マラソン挑戦」

「由井晶子先輩」④~「新沖縄文学」の反響

2011年10月06日 | 「美ら島沖縄大使」便り

 

           

由井さんの要請を受けた私の粟国安彦回想録はタイトルから一言一句、訂正されることなく、豊見山和行、安里進、渡名喜明、池宮正治、真栄平房昭、牧港篤三等々いまなお沖縄学泰斗連と名を並べ、1990年秋号の「新沖縄文学」85号に掲載されました。

この“疾走した寵児”追悼文は、時を経るほどに予想外の反響や縁を頂きました。

その一つは中学同期の宮城義明君が当時の琉球ゴルフ場に建てた粟国君の銅像除幕式取材の地元テレビRBCのインタビューに続き、追悼特別番組への出演を依頼されました。

 また後日、首里高校の前身である沖縄県県立1中から京大へ進み、船舶会社専務に就任、在京県人会で“この人あり”と徳望家の山口國男「養秀会」東京支部長から「重田さんのあの記事、感激しましたよ」と言われ驚いたことです。後に新宿書房の川平さんから「あれを読んで、この人の書ならと」拙書「おきなわ就活塾」編集を決心したと言われたこと。さらに、当時「新沖縄文学」の編集窓口だった“ウチナー嫁”の牧志さんとはその後も何かと縁が続いていること。こうした数々の縁をもたらす機会を頂いた由井先輩には改めて感謝です。

           

         (学生時代同居した中野・新山通りの下宿で粟国君と)

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ようこそ!米須「沖縄科学技術振興センター」所長!

2011年10月04日 | 「千客万来」

                                                             

 (財)沖縄科学技術振興センターの米須清光専務理事兼所長が上京出張の合間を縫って神楽坂の本社に見えました。

米須所長は沖縄県観光商工部企業誘致対策監、情報産業振興課長を歴任後今年4月に所長着任されました。東京事務所勤務中は何かとお世話になりました。

平成2年に「沖縄協会」の依頼を受け講演した私の「沖縄におけるソフト産業の可能性について」の記録を読まれ、“よくぞこの時点で後の県情報振興施策を鮮明に描いておられる”とお褒め頂いたのを覚えています。

  琉球大電気工学卒ながら建築設計士資格を取得し、ご自宅を設計する一方、釣具の特許をとる等極めてユニークなキャリア。県庁エリートにしてはいささかも偉ぶるところ無い気さくなお人柄は以前といささかも変わらず。

 所長を務める「沖縄科学技術振興センター」の前身は(財)亜熱帯総合研究所で、現在の主たる職務はノーベル受賞クラスを目指す「沖縄科学技術大学院大学」の設立推進を中心とする沖縄県の科学技術政策振興。ご健勝を祈念します。

 

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「由井晶子先輩」③~”故・粟国安彦葬儀での出会い”

2011年10月02日 | 「美ら島沖縄大使」便り

                              

          (藤原歌劇団主催・葬儀での弔辞)

先日物故した五十嵐喜芳を委員長とする故・粟国君の青山葬儀場での”沖縄県友人代表”としての私の弔辞を聞いた当時の「沖縄タイムス社」東京デスクの由井さんは「重田さん、お久し振り!粟国さんの追悼文を当紙に書いてくれない」と依頼されたのが10数年ぶりの出会いでした。

実はその時、私はすでにライバル紙の「琉球新報」にも依頼され、原稿を発送済のことをお伝えし、由井さんのご依頼を辞退しました。

ところがその数日後、再度由井さんから連絡があり「貴方、粟国さんの思い出、沢山あるでしょう。もっと詳細な追悼録を書いてくれない」と当時タイムス社が発行してした季刊誌「新沖縄文学」を提示されました。

 

現在は残念ながら廃刊になっていますが、当時の「新沖縄文学」は川満信一編集長の下、県下の錚々たる評論、学者連が筆を揮う県内を代表する文化・思想誌で「とても私ごときは!」と辞退したのですが「大丈夫!貴方しか書けない粟国さんの思い出があるはず、それを書いたら!」と説得され引き受けました。

それから数日後、原稿用紙40枚近い「疾走した寵児・粟国安彦」タイトル原稿を銀座の沖縄タイムス東京支社の由井さんに届けました。

デスクで私の原稿を手に黙って読む由井さん。その間、ダメ押し等何を言われるかと緊張の息を呑むような10数分を忘れることは出来ません。やおら、原稿から顔を挙げた由井さんの「これでいいでしょう!」との一言、今も鮮やかに覚えています。

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朝吼夕嘆

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