山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

甲州美渓虹の峪

2019-04-21 16:26:50 | フライフィッシング
暖かい土曜日、久しぶりに幼馴染のオ-ちゃんと釣りに出かけた。
まだ入ったことのないエリアを探索しようと支流を何本か覗いてみた。
どの沢も渓相は素晴らしいのに渇水状態が尋常ではなくて釣りにならない、雪の少ない今年の特徴だろうか?

仕方なく本流に戻り岩を伝って峪に下りる。
岩の割れ目からは食べごろのウルイがあちこちに、マヨネ-ズで食べると美味しい!




支流探索に時間を割かれて峪に降り立ったのは午前10時を過ぎていた。
本流も渓相は素晴らしく、ジンクリアな水はまだ可成り冷たい。
魚の活性が低いためかドライフライをプレゼンテ-ションしても反応は全くなし。




オ-ちゃんから分けてもらったニンフを沈めるとポツポツ釣れ始めるが虹ばっかし。

 


オ-ちゃんも虹ばっかり
こんな美渓に外道は似合わないが釣れないよりはマシかと二人で苦笑まじりに語り合う。




水温が上がって虫が飛び始めた昼過ぎ、ドライフライで25センチの虹を仕留めた
結局、アマゴの顔もイワナの顔も見られずに消化不良のまま納竿とした。




路肩の空間にザックを広げて昼飯のあとは陽がかげる午後4時まで昼寝して立ち寄り湯へ



来週からいよいよ10連休ですね~
オ-ちゃんは島根、鳥取、福井方面へ一人旅だとか
皆さんはどんな10連休を過ごされるのでしょうか?



コメント (24)
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春の女神の遊びし山

2019-04-07 23:20:36 | 山歩き.散歩
今年は倉岳山を初山に選んだため石砂山はこの季節になってしまった。
今日は快晴無風温暖で春の女神の乱舞には絶好のコンディションになった。
小学校に入る前から歩きなれたこの道で道草しているとなぜかほっとする。




今年は暖冬であったのに山の花は少々遅くて咲いているのはほんの数えるほどである。

 
 
 
上の小さなピンクの花は僕のふるさとではゴリョウゲと呼んでいた。
初夏には透明感のある真っ赤な実をつけて僕たちの甘いおヤツになったものである。


この穏やかな尾根道は秋になるとナラの黄葉のトンネルになる。




後半はこんな急登を何度か詰める、鈍った体にはエラクきつい。
この辺りから加入道山の奥に富士が見えるのだけれど今日は霞んでいて眺望がまったく効かない。




午前9時、コ-スタイムより20分遅れで辿り着いた。
頂上にいたのは8人、舞姫目当ての登山者でごった返していると思っていたのに拍子抜けである。




早々にお出ましになった舞姫を写真に収めて




いつものダイニングに下りて一人になる。
ここにはいつも舞姫が舞い降りるのに今年は花がないので下りてもらえない。




コンビニのコロッケでビールを飲りながら朝飯を作る。

 


兵庫の釣り師さんから柔らかい鮭を使ったチャーハンが美味しかったと聞いたので
今日はセブンイレブンの惣菜のしっとりした焼き鮭を使ってみたら成るほど確かに一味違う鮭チャーハンになった。




朝飯を済ませて頂上周辺の雑木林に踏み入ってみると地面に山桜がたくさん落ちている。
不思議に思ってじっくり眺めて見るとナント倒れた山桜の木が健気にも地面に満開の花を咲かせていた。




ミツバツツジも、この2~3株だけが花をつけていた。




今日は舞姫の乱舞にも出逢えずシャッタ-チャンスにも恵まれず諦めて山を下りた。




あと5分歩けば登山道が終わる、ここで未練がましく苔むした石に腰を下ろして休んでいると




舞姫が目の前に舞い降りてタチツボスミレの密を吸い始めた、いやぁこんなことがあるんですねえ!




この辺りには卵を産み付けるカンアオイが生育していない。



おそらく舞姫はここに迷い込んだのであろうが
僕にとっては思いがけない春の女神の降臨を楽しませてもらえた、感謝!





コメント (30)
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