山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

手造りのおもちゃ

2017-11-27 01:32:46 | 独り言
下の孫が3歳になりました。
やはり男の子なんですねえ、新幹線、消防車、パワ-ショベルなど働く車が興味の中心になっています。

そんな孫のためにカミさんがダンボ-ルの車を手作りしました。
精巧に作られたおもちゃもいいのですが、意外にもこんな素朴なおもちゃを子供は喜んでくれるものなんですねえ。




息子が三歳の頃は、もっと精巧な屋根付きのダンボ-ルの車を作ったものでした。




あとはチェンジレバ-を付ければ出来上がり。
これに細引きを取り付けて、押したり引いたりして走らせて
無邪気にはしゃぐ孫たちと遊ぶのも楽しいものでございます。




僕がまだ小さかった頃、遊び道具の殆どを父が手作りしてくれるのを見て育ちました。
自動車、竹馬、ソリ、竹トンボ、紙飛行機、紙風船、凧揚げの凧、水鉄砲、釣り竿、チャンバラの刀、雀や兎を獲る仕掛けなどなど
そして小学生になる頃には、殆どの遊び道具を友達同士であれこれ言いながら自分たちで手作りして遊べるようになりました。

貧しかった時代だからこそなのですが、鉈や鎌や鋸や小刀を使って当たり前のように手造りした道具で
遊んでいたあの頃が一番充実して面白かった時代であったのかな~と今になって懐かしく思うのでございます。
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ナメコ完敗

2017-11-20 00:43:23 | キノコ狩り
今日はブナの森でナメコを摘みたいと峠に車中泊した。
寝酒をやっているときも寝ているときも目覚めてからも車が揺れるほどの強風が吹いていた。
覚悟を決めて入山の準備を始めたら幸運にも強風はピタリと止んだ。
キノコの入山者は僕を含めて4人、30分ほど歩くと鶴寝山、ほぼ快晴の富士が美しい。




殆どの木々の葉は落ちて残っているのはモミジだけ
冬枯れの山にモミジの朱色がいいアクセントになっている。




牛の寝通りはブナの森、何百年と生きてきた古木を抱きしめると心が穏やかになり優しい心持にしてくれる。




これはと言う4~5年の倒木を見て回ったけれどナメコの痕跡は見当たらなかった。
沢筋にある倒木も同様で4時間ほどのナメコ探しは徒労に終わった、




鶴寝山に戻ったのが11時30分




ブナの切株に腰かけてカレ-うどんで山飯にした。
どうしたことか、それから30分ほどのうちに山頂は昼食を取る30人ほどの登山者でいっぱいになっていた。




下山の道すがら登山道をちょっと外れで落ち葉を集めて少し眠った。
厚く敷き詰められた落ち葉は空気をいっぱいに含んでとても暖かく心地よい眠りを誘う。



ナメコは不発に終わったけれど陽だまりに眠る心地よさを久しぶりに味わえた一日となりました。




<業務連絡>
毎年恒例の焚火会のご案内です。
日程は12月9日(土)
場所は昨年と同じ
集合時間は午後5時頃から随時
参加できる方は当欄かヒロキチちゃんに参加表明頂ければ幸いです。
年に一度、焚火を囲んで盃を交わしつつ今年の山旅や沢旅の思い出を語り合えたらいいですね!

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孫たちと遊ぶ!

2017-11-13 00:37:09 | 独り言
孫たちの運動会を見て来ました。
あいにくの悪天候のため近くの小学校の体育館で、一年ごとに子供たちが成長しているのが手に取るように分かります。

 


今日は東京駅に東海道、東北、北陸の新幹線に会いに行きました。
まるでフォ-ミュラ-カ-を見ているようで久しぶりにワクワクする時間になりました。
操縦席を覗いたり、出発するまでの数分間に自由席車両に乗り込んだり孫たちにとっても夢のようなひと時になったようでした。
いずれ一緒に新幹線に乗って旅をしてみたいと夢見るジイジとバアバでございます。

 
  
  


プリキュア、女の子はやはりこれなんですねえ!




家路に着く頃には二人ともジイジとバアバの腕の中で夢の国へ。
少しずつ重くなる孫たちを抱っこして歩くのも辛くなってきたこの頃でございます。
さりとて、たわいのないこんな日常が実は幸せなんだと感じる年になってきたということなのでしょうか?
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北八つ氷点下

2017-11-06 01:20:28 | 山歩き.散歩
秋はゆるゆるの北八つに浸ろうと3日から出かける計画であった。
それが天気予報に惑わされて出発を4日からに変更したら悲惨な天候に見舞われることとなってしまった。

天候が芳しくないので雨池でちょいと呑んで昼寝でもしようかと麦草峠から歩きはじめる。
このコメツガの苔の森を目にすると、あぁ北八つに来たんだと感慨もひとしおである。




木道の先に広がるコメツガの森が懐かしい!




1時間30分ほど歩いて雨池、今日は珍しく満々と水を湛えて何年か前に昼寝した砂浜も水に埋もれている。




雨池をちょうど半周した辺りで粉糠雨になり気温も1度まで下がって寒さが増してきたが登山道脇に腰を落ち着けて山飯を始める。




ほどなくして雨は霰に変わり紙つぶてのようにバチバチと雨具のフ-ドを打ち付けてくる、気温はマイナス2度まで下がった。
この状況で独り山飯ならすわっ遭難だあ~となるところだけれど二人なら喜々として炒めたベ-コンを頬張り冷たいビ-ルを煽りながら笑いあえる。

 


山飯を終えて歩きはじめる頃には霰が雪に変わった。
雨池は復路の方が登りが多い、体力が衰えてくると悪天時にもスピ-ドを上げることができずに北アなどでは低体温症で遭難の原因にもなる。




午後3時半に青苔荘(せいたいそう)に駆け込んで乾燥室で衣類を乾かしスト-ブの前で暖をとった。




風呂は遠慮して午後5時半、玄関のテ-ブルをお借りして呑み始める。




8時半まで使っていいとのお許しを頂いた、酒はたっぷりあるのでいい夜になりそうである。

 


食堂で食事を終えた登山者が次々と覗きにきてたわいない会話で盛り上がる。
小屋の女将さんから野沢菜漬けを頂いて、更に日本酒さわやか信州を追加する。




午後8時半、たっぷり3時間お酒を楽しんで個室の布団に潜り込んだ。
相棒のオ-ちゃんはマイナス6度の寒さに抗しきれずに電気毛布をレンタルした。
これではマイナス25度になる真冬の上高地でのテン泊はほぼ絶望的ということになる。




翌日は信じられない程の快晴になった。




白駒池は群青の空を映して抜けるように青い!




少し先の入り江には一面に氷が張って昨夜の寒さが偲ばれる。



ちょいと歩いてメルヘンチックに浸る、老体にはこんな些細なひとときもこれはこれでいいのです。



帰路は大月ICで下りて小菅村に寄り道して赤く染まったもみじをたのしんでからお蕎麦を頂いた。
原始村そば処と、おばあちゃんの手打ちそば、腰の強い蕎麦としょっぱめのツユはオ-ちゃんの好みである。



 


 


いよいよ新蕎麦の季節、今年は何件のお蕎麦を楽しめるのでしょうか?
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