山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

完敗のみずがき

2011-10-16 20:57:19 | キノコ狩り
終わりゆく秋の八つでテン泊しようと考えていました。
でも時間がとれず急遽、今年最後のキノコと決めて瑞垣にやってまいりました。






山に入ったのが午前11時、これでは勝負になりません。
夜明け前に鹿が山を一巡し、そのおこぼれを朝一で入った人間様が頂いた後の廃墟の山には何も残っておりませんでした。







少しばかりの天然シイタケと取り残しの小っちゃなヒラタケでは食材にもなりません。







仕方なくミズナコブでも摘んで味わおうとヤマトの沢に入ったのですが台風の大水でミズも全滅しておりました。
この時期のミズのコブはタタキにしても浅漬けにしても美味しいのです。いやあホンマについてなかとですねえ。






でも一つだけ嬉しいことがあったのです。
沢を覗いてみると連続する小っちゃなプ−ルの殆どにヤマトらしき岩魚がペアリングしているのです。
仲睦まじく遊ぶ岩魚の姿に感動すら覚えてしまいました。ここは来年もそっとしておきたいと思います。









という訳で、今日の収穫は何もありません。
それでも山の楽しみはいくらでもあるのです。
先ずは薪を集めて焚火、これがあれば何もいりません。









遅い昼飯というか早目の晩飯と言いましょうか、山では何を食べても美味しいものです。




 







午後5時半、辺りは暗くなり始め空気も少し冷えてきました。
お腹が満たされて酔いが回ったら温々のシュラフにくるまって野宿です。






こうして一日が過ぎてゆくのもまんざら悪いものではありませんね!




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みずがき秋味

2011-09-25 23:02:44 | キノコ狩り
記憶を辿ってみると去年の今頃もみずがきの森に遊んでいた。

この三連休、仕事が入っている1日目と3日目の合間を縫ってみずがきにやってきた。
夜の中央高速には前が見えなくなるほどの激しい雨が降り続いていた。
幸運にも雨が上がった午後10時過ぎにみずがきに入ることができた。

今回は道上の東屋に陣取って焚火で暖をとりながら厳しい冷え込みに耐えつつシュラフで眠った。
この道すがら、熊さんは予告通り夜襲をかけてものの5分でスズメバチの巣を戦利品にしている。

嬉しいことに頭と首すじと腕の3か所に逆襲を喰らっていたがオロナイン軟膏を刷り込んだだけで痛みは治まっている。
顔中を刺されて形相が変わるほどに腫れあがってくれたらブログネタになっていたのにと文句のひとつも言いたくなるのだ。

ススメバチの天敵が熊であることは聞いていたがこの男はものの見事に目の前で立証してくれた。



 





翌朝、ハナイグチを探してカラマツ林への山道を登った。
堆積した腐葉土とコケでフカフカになった林床を歩くのは何とも心地よいものである。









カラマツ林の先住民は真夜中に徘徊する。
その鹿たちが食べ残した僅かなお裾分けを人間たちが頂く。
ハナイグチは美味しいキノコであるけれど、それ以上に美しくて愛らしい容姿の虜になってしまう。



 
 





カラマツの根方、倒木の周辺のいたるところに鹿が掘り起こした跡がある。









昨夜の豪雨、一昨日の台風のためかハナイグチの傘には水を含んでいて老菌のようになったものも多い。



 
 







3時間ほどでハナイグチは十分な収穫になった。

小さな沢に入って岩魚に挨拶して帰ろう。
続けざまに襲った台風によって渓畔が抉られ苔むした岩が洗われていい雰囲気を醸していた沢は見る影もない。









それでもイワナは逞しく生き残っていた。
左はヤマトまじりのイワナ、右は近畿地方の一部にひっそりと生き残っている『流れ紋岩魚』の末裔だろうか?



 




この増水した水が引くころにはまたここのイワナも古巣に戻ってくるに違いない。








このイワナはヤマトの血が色濃く残っている22センチ。
金色の体色にオレンジ色の朱点はここのヤマトの特徴である、背中の白点がなければ、、、、








さて、いつもの場所に戻って秋を堪能致しましょ。








この色、このヌメリ、ええではないですか?









今回はちょっと湯がいて


 




たっぷりのもみじおろしとポン酢でさっぱりと






うぅぅ絶品!
この食感、この味、森で呑む酒の伴としては極上品でございます。





しかもこの量、二人であっという間に平らげてしまいました。

 



そして木漏れ日の中でむさぼる午睡

 



何も一日中遊び尽くすことだけが遊びではありません。
森の中での午睡、これもまた至福のひとときなのかもしれませんね。

キノコ、イワナ、美酒、マイナスイオン、午睡のまどろみ
充分に堪能したみずがきの森の一日でございました。




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秋めいてみずがき

2010-10-18 00:00:29 | キノコ狩り




山に入るのは2週間ぶりでしょうか?
峠から見るみずがきの森も紅葉はまだまばらです。


草の実のグラデ−ション
自然の織りなす造形美にうっとりしてしまいます。



         









ハナイグチは唐松林の妖精
まるでお伽話の世界に迷い込んだような錯覚に陥ってしまいます。





ムキタケが密生していました。
猛毒のツキヨタケと判別するため基部を割って確かめました。
少しだけ頂いてハナイグチと一緒にキノコうどんを作りましょう。






山栗は焼いて食べましょう。
ほくほくの甘さは思わず子供の頃を思い出させます。






キツブナラタケでしょうか?

小腹がすいたのでパンを食べようとしたら気圧が低いためか袋がパンパンになっています。






初めての沢に出くわしたのでここで山飯です。
来年はここも岩魚探釣の対象ですね。


先ずはハナイグチのもみじおろし和え
ポン酢で食するとお酒に合う美味しいキノコです。
これが食べたくてハナイグチを探す訳なんですな。

カキはオリ−ブオイルとガ−リックで炒めます。







カキとピ−マンのホイル焼きはレモンスライスを乗せてさっと塩をふればもう絶品です。
ハナイグチとムキタケのキノコうどんで今日の短い山遊びは終わりました。







秋めいたみずがきの森の一日でした。



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飛騨川源流行!。。。。。ぢゃなくてピクニック?

2009-09-21 22:20:01 | キノコ狩り
この連休は釣友の熊さんと2泊3日で飛騨川源流を攻める計画でおりました

が、、、、


急遽、熊さんの呑み友達『のの姫さん』が参加することと相なりまして
釣りキャリアなし、しかも1泊希望と言う訳でやむなく瑞籬の森で軽くキノコ狩り&ピクニックと相成った次第でございます





朝一でみずがき公園近くの唐松林に入ってちょっとだけハナイグチを摘んでから入溪の楽な沢に入ることにしました

ところがですねえ、水が無いんですわ全然、平水時の半分と言ったところでしょうかね
これじゃあどないにもこないにもならず、堰堤で『のの姫さん』の釣りの練習と言う訳で

熊さんのご指南よろしくネバッテねばって粘った末に何と今回最大の23センチのヤマトイワナを釣り上げることができました
でもね、ヤマトイワナの希少価値を知らない『のの姫さん』にとっては猫に小判だったようで、、、、




しかしまあ、釣果は芳しくなくてもお腹だけは減っちゃうものなんですねえ






昼飯は『のの姫さん』お手製のオ−ドブルとハナイグチのキノコ汁とビ−ルで簡単にすませて






午後は僕ひとり別の沢へ向います






しかしここも大減水、どうしちゃったんでしょうかねえ
遊んでくれるのは幼稚園児と小学生ばかり、やってられまへんわ



しかしまあ釣果は芳しくなくても日が落ちると不思議と体がビ−ルを求めて幻覚が生じてしまいます






相も変わらずのヤキトリと焼き魚とキムチ鍋の三点セット

でも、でも、今回は違うのです
熊さんの炭火の焼き技が冴え渡り、サンマもヤキトリも絶妙の焼き加減に仕上がりましてね
これはもう天性の感というかクマの学習能力というヤツでしょうか、大したものですわ

熊もおだてりゃ魚焼くって、あれですわ







〆は山形の杉勇
猛烈な風が吹きすさぶ中での露営も爆睡のうちに朝を迎えられたのはこのお酒のお陰と言ってもいいでしょうね





ゆっくりめの朝、相変わらず強風は吹きすさんでおりました
吹き止まぬ強風で髪の毛の中は砂利でジャリジャリしておりました

強風であろうが豪雨であろうが、朝のお勤めが済めばお腹が空いてしまいます
熊さんが昨夜から仕込んでおいた岩魚の薫製が良い感じに仕上がっておりました
この薫製、ドイツパンに良〜く合うということ、また一つ新発見でした





退屈な僕はダメだとは分かっていながらも新しい沢の探索に






結局はキノコ山の探索に変更し、ハナイグチの新たな菌床を見つけることができました
10月になったらこの辺りをくまなく歩いてみようと思います





もう秋なんですねえ
みずがきの麓も少しずつ色づきはじめておりました
あんなに華やいでいた溪も今は心なしか輝きを失い寒々として一抹の寂しさを感じてしまいます





この季節の釣りはいつも消化不良で虚脱感がのこります
ブログにも力も気力も湧きません

来週は最後の遠征
やり残した飛騨川源流に入ります

でもねえ、何人もの観光客が熊に襲われているシ−ンを見てしまうとねえ
実はあそこ、来週僕が目指す場所の近くなんですわ、怖いわあ!

岩魚の刺身を食べる前に僕が刺身になっちゃうかもねえ

誰か一緒に行きませんか?
いやいや、男はやっぱり単独行がいいやね!
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松茸づくし

2008-10-20 23:35:23 | キノコ狩り
我が家はいわゆる小市民な訳でして。

小市民にとって『松茸づくし』なんざ年に一度の記念日のようなものである訳で。
ここ何年かは国産松茸など口にもしておらず、たまには国産松茸もイイよね〜なんて晩酌ネタになんぞなっていた訳で。

それならいっそのこと我が輩がゲットして進ぜようなどと出来もせぬ大見得を切ってしまったりした訳で。

どうすんだよ、オラ知らねえぞ。
勝手に松茸山になんぞに潜り込んだらふん捕まって百叩きの刑に遭っちまうぞ。
そのうえ罰金百万円も取られちゃった日にゃあたまったもんじゃねえし。

そんな訳で松茸ハンタ−は勇躍マツタケ狩りに向うのでありました。
先ずは唐松林を抜けて先へ先へと進むのです。
唐松林にはもちろん松茸など有るはずもなくハナイグチの老菌が世を儚んで空しく空を見上げて佇んでいるのでありました。



唐松の林を抜けると、広葉樹林帯に変わります。
ここでまた新しい枝沢を発見、不思議なことに高低差もないのにアッチからコッチへと流れているのです。

沢のそばにちょっとした平地がありまして、そこにまた不思議なものがあったのでありました。

農家で使う青くてデッカイ収穫用のケ−スが20個ほど。
ス−パ−の買い物カゴの5倍くらいありそうなデッカイやつにビニ−ルシ−トがかぶせてあって。
その周りで5〜6人のおじちゃんとおばちゃんが作業をしているような。

恐る恐る近づいて覗き込んで見ると、ナントまあ大量のキノコが山積みになっているではあ〜りませんか。
朝5時に山に入って昼までにはこの20箱が満杯になるんですと。
僕は驚きのあまり腰を抜かしてしまって3時間ほど立ち上がれなかった訳で。

やっぱりプロには到底かないませんな。
僕はアッチの箱コッチの箱と覗き込みながら『欲しけりゃいくらでも持って行っていいよ』
な〜んてことを言ってくれないかなあなんて期待してたのですがそれはやっぱり甘かった訳ですね。





仕方なく立ち去ろうと、、、、。



おっ!



なっ、なんじゃ!




こっ、こんなところに!




まっ、まさか?




まっ、まっ、まままま、マッタケっ?




しかも、ここここコクサン?




しかも、ふたつも?



うっ、うそだろ!





『チッコイし、傷があるから○千円でいいよ』
かくして僕は、ついに国産松茸をこの手にしたのでありました。

『もうキノコなんてどうでもいいや』
と言う訳でもないのですが、ここからは枝沢の探索に変更です。





沢のほとりに胡座を組んで小休止。
当然ビ−ルなのですね。



イッパイやって、落ち葉の上にゴロンと横になると、、、、。

おおおぅ!

こ、こんなところに!

キミたちは?

もしやクリタケくん?

いやぁ実に愛らしいキノコではありませんか?



枯れ葉の上を這いつくばって探してみると、、、



ここにも、、、、



ここにも、、、、

いやはや、キノコというものはイッパイやって寝そべってみるのがコツなのだと言うことなんですな。



ここでペアリングしている一組のイワナと出会いました。
僕の姿に驚いたイワナくんは狭い水たまりを右往左往しておりました。
ここも来年の楽しみにとっておきましょうかね。



午後4時に我が家に辿り着き、カミさんに自慢気にマッタケを見せてあげまして、、、

『風呂入ってくるから急いで準備してくれる』
『えっ、明るいうちから?』『なに勘違いしてんだよ、松茸でイッパイやるんでしょ』



かくして年に一度の松茸づくしの夜は更けていくのでした。
久しぶりに呑みすぎて不覚にも写真を残すことも忘れてしまいまして。
(これは去年の画像です)


日本の秋はまた美味しい季節でもあるのですね。

幸せ幸せ!
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秋の山飯は鍋ざんしょ

2008-10-12 23:40:40 | キノコ狩り
秋はやっぱり鍋ざんしょ。
鍋と言ったらキノコだしょ。
と言う訳で息子とふたりで瑞牆山へ出かけました。

この山は唐松、赤松、白樺、栗、ミズナラなど変化に富んだ樹木がある訳で。
きのこフリ−クにとっては垂涎ものの山でもある訳で。

と言っても僕はキノコは好きだけどキノコの知識はとんと無い訳で。
まあ毒キノコか食えるキノコかは食ってみれば分かると言う訳で、ってアホかいな。

先ずは唐松林へ分け入ってみました。
『オイ、もっと下サ見れぇ。地面サ見ねえど見つからねえどぅ』



いやぁハナイグチがニョキニョキと出ておりましたぁ。
至る所に唐松の落ち葉をひっくり返した跡がありましてねえ、
これキノコ狩りの人たちかと思いきや実は鹿が食べに来ていることに気付いたんですよ。

と言うのは、ハナイグチの周りには必ず鹿の糞が沢山落ちていたのですわ。
鹿だって美味しいキノコは当然食べたい訳ですからね。



ちなみに、これはハナイグチとは違います。



ハナイグチは肉厚で香りが強くキノコ鍋やおろし和えが実に旨いのですわ。
沢山採れたので次は広葉樹林へ。





ここは白樺、ミズナラ、栗などの混生林。
初秋ならタマゴタケに出会えたかもしれませんがね、その時期は釣りに夢中な訳でして、、、。



山栗。小粒なんですがね甘くて旨いのです。
自然の造形美の何と素晴らしいこと、まさにア−トそのものですね。



これクリタケかしら?オオツガタケ?
沢山採れました。まあとにかく食べてみれば分かるっしょ。
でもよい子はちゃんと調べてから食べましょうね。



キノコをさがしていると小さな沢に良く出くわすのです。
今日も4本の沢に出会いました。この沢にもイワナは居る、
きっと居るでしょうね。来年の釣りが楽しみである訳ですよ。



ミズナラの林での成果は芳しいものがありませんでした。
でもね、せっかくですからね、きのこ鍋ですわね。

今日の山飯はすっかり色づいた樹林の中で。
呑んだ後のお昼寝にちょうどよさげな空間でござんしょ。



今日の鍋はこのキノコを使います。
ハナイグチを中心に鶏肉、大根、油揚げなどなど。







焼き栗。甘くてホクホクしてホンナコツうみぁのでした。
秋の山の恵みを頂いて心は豊かになってゆくのです。



きのこ鍋は山で食らう。
山で食らうのが何より一番美味しい食べ方かもしれませんね。

秋の森でキノコ鍋を味わいつつまったりと時を過ごす。
これが至福と言わずして何と言いましょうぞ。



帰宅してからまたハナイグチのおろし和えで一杯やってしまいました。
ゴミをきれいに水洗いして、そのままラップして1分間レンジでチンすればOK。

冷めたら大根おろしと和えればできあがり。
香りが良くて心地よい歯ごたえがたまらぬ美味しさですよ。

カミさん曰く、香りがボルチ−ニ茸に似てるからパスタにも合うかも、とか。
でもカミさんは怖がって一度も箸をつけませんでした。
死なば諸共、日本には美しい精神文化があると言うのに、、、、。



まだまだキノコ、楽しめますね。

秋の山をたっぷり味わい尽くした一日でございました。

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