株式会社パワーランド社長のブログ

日々変化する内外の経営・経済・社会環境に対し、自分の意見を適宜適切に表明したい。もちろん社業の宣伝も行います。

株式会社パワーランド

2010年01月30日 | Weblog
今朝の朝日新聞・・・「厳冬住宅市場」に関して

不動産経済研究所の最新データによれば、首都圏の新築マンション供給戸数は2009年は3万6376戸だったとのこと。過去最高は2000年の9万5635戸の由。記事中の「厳冬」を裏付けています。そんな中、「中古・リフォームは活況」という記事が目に留まりました 

マンション・戸建とも新築は年月を経て全て中古になっていくわけで、今や建替えが必要な老朽マンションは数十万戸に膨れ上がっています。一方、リフォームで耐用年数の延長を図るケースも増えています。戸建のリフォームも増えています。リフォームは環境に優しい手法として歓迎されています。私もこれは歓迎です 

ところで、今日はリフォームされた中古マンションの賢い選び方をお教えします。「一を以って万を知る」方法です。世間では、修繕積立金が多いのが中古マンション選択指標として挙げられています。間違いとは言いませんが、ここで騙されてはいけません。「『分譲時点』の修繕積立金が多かったマンション」が正解です

分譲時はどのデベロッパーも購入者の負担を少しでも少なくして早く売り切ろうとします。そのために管理費・修繕積立金の内、修繕積立金を低く抑えて売り出します。修繕積立金の有難さが実感され始めるのは築10年以上経過した頃です。デベロッパーはもうとっくに手が離れていますから、修繕積立金の多寡は知ったことではありません。設備は概ね15年で効用が終わりますから、この頃大規模修繕が必要で、居住者にそのための追加一時金が管理組合から請求され、慌てることに。  

分譲時点の修繕積立金を多くしていたデベロッパーはこのことを承知していて、売れ難いことが分っていても、購入者の将来のことを考えた商品提供をしています。このコンセプト(理念)はマンション設計・建設プロセスでも当然生きており、もともと高品質の商品になっていると想定されるのです。

「そんなマンションは少数で巡り会わない」という方は次善の策として、「管理組合の修繕積立金『残高』」を確認してください。残高が少なく、今になって修繕積立金を高くしているようなマンションを買うときは、購入価格を引き下げて買うか、購入を断念することです。では、また   
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