みずみずしく柔らかな薄緑。
ギボウシの鉢から 亜麻 -Linum usitatissimum- の芽が伸びてきているのに気がついた。何でこの鉢に蒔いたのか疑問だ。記憶が無い。
これは土改良策で、ある場所にこれでもかとたくさんばら蒔いたはずだが、そこからはたいして芽が出てこない。食べた奴がいるのだろうか? 重くなった土に撒いておくとこの根が自然に耕してくれるというものだ。其の上、美しい薄青の花を咲かせる。
もう何年も前の話だが、近所の畑が水害で地面が固くなり畑としてすぐに使えない事があった。
ある日散歩でかの畑の近所を通りがかると一面が空色(!)なのだ。それはそれは美しい風景で、風が畑の上を踊るたびに柔らかな空色の表面がゆれてなびく。空色と浅緑色の組み合わせも絶妙で、いつまでも見飽きないのだった。
残念ながらそれは其の年だけの特別な地面改良策だったのでその後、空色の畑は見る事がない。とても残念だ。もう一度見たい。
亜麻の種から油を、茎から布を今でも作っているわけだから、きっと亜麻畑というのはどこかにあるはずだが、私の普段の行動範囲では空色畑に遭遇することが無い。
近国のフランス、ベルギー辺りではドイツよりもずっと多く栽培されているらしいが、いずれにせよこの植物を連作してはいけないと言うから空色畑を探す旅は当ての無い旅と言うことになるのかもしれない。
亜麻から手間隙かけて紡いだ糸で織られたリネンは美しい布だ。洗い込めばそれなりの味が出るというのも良い。
紀元前4000年から5000年からエジプト人、バビロニア人、フェニキア人達が亜麻を栽培していたそうで人間とリネンの歴史は長い。
ギボウシの間から弱弱しい感じに伸びてきた亜麻は咲くのだろうか?
空色のボタンのような花が一つ二つ見られると嬉しい。
成長している植物を見ると なんだかワクワクします。
無事に花が咲きますように♪
これは日本でいうところの宿根亜麻ですね?
とても素敵な花。
園芸店で店先にならんでも...
毎回あっという間に売り切れてしまいます。
こんなに美しいのですから納得してしまいますね。
ギボウシとの競演も楽しいかもしれませんよ。
種から育てたら...花が咲く頃には何処に蒔いたか忘れてしまって
二重の喜びと驚き。得した気分になりませんか?(笑)
その亜麻畑の光景...さぞ美しかったことでしょう。
リンクの亜麻の青い花が一面に咲いている風景、素敵ですね!
「亜麻色の髪の乙女」はフルートの名曲ですが、枯れた亜麻の、繊維になった写真を見て、想像がつきました。カタルーニャではよくそんな色の髪の人を見るのですが、大体は染めているとのことです。
コメントは入れてないけれども時々ブログ拝見してます。
今日この亜麻に蕾がついているのを見つけました。
咲くかもしれません。
これは宿根なんでしょうか?
ギボウシとの競演は意図的ではなかった。。。と思うのですが(何しろ記憶にない。無意識に蒔いていたのかもしれない。。。)
でもうつくしい緑のコンビネーションです。
種から育てると又かわいさひとしお。。。ですね?
ギボウシも種がこぼれて小さな芽がたくさん出てきています。
今日は又友人とナースリーに出かけていました。
かなり今年は箍が外れています。
まあ、医者へ行く代わりですから健康ケアということで、最近知らん顔することにしました。もちろん幾つかつれて帰りましたよ。今回は薔薇ではありません。
又其のうちにご紹介しますね。
Gyuさんもリネンの素敵な古着やテーブルクロスなど持っていらっしゃいますよね?
枕カバーなど寝具のカバーにリネンは気持ちがよいですよね。
亜麻の畑は本当に素敵でした。
亜麻色の髪の乙女。。。
というイメージが昔、実際にはわからなかったのですが、なんとなく栗色の薄いような色かな。。。と思っていましたっけ。。。