散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

肌寒し、あんな事こんな事。。。

2010-07-29 17:45:49 | 自然観察
Tシャツ一枚では寒い、厚手コットンのシャツを被る、寒い、薄手のGジャンを羽織る、やはり少し寒い気がする、コットンの大判スカーフを首に巻く。


暑い日が続いている間に蕾が焼けてしまった秋名菊がちょっと元気なく咲いている。
今年の薔薇はかなり不調で今咲いているのはラベンダードリームとマダムフィガロ。
トマトは花が咲くし葉は茂るが実りが悪い。(暑すぎて花粉媒介する虫が少なかったか?)
ズッキーニはやっと雌花が出てきた。(蔓性ズッキーニのはずだったのに、蔓が延びてこない)
ニガウリはやっと本場が4枚。(これから葉っぱが何枚出るか?花も実もまず無理だ)
ニガウリと同じ日にトウゴマも蒔いてあった。7月はじめ、これはイタリアで集めてきた種なのだけれど、あなたはこういうものがすきでしょ?といって小さな缶に入れて3粒もってきてくれた人があった。これも時期はずれだけれど一粒蒔いておいたら発芽しやはり本葉が出てきたところだけれど、どのくらい育つものか?
クコは植え替えたらもりもり元気回復し花が咲き始めた。大体において元気な植物なのだ。
幾つかのぎぼうしも咲いている。
日本から送っていただいた種で葡萄の花色のクフェアが咲いた。小さい蕾が天辺についていてなかなか咲かないなあ、と見ていたが気が付いたらその下の葉陰に一つ咲いていた。美味しそうな色の花だ。初めて見るのでとても嬉しい。

クフェア

←トウゴマ

ニガウリ

クコ

 


もう夏はやってこない気配なので少なくとも気持ちのよい秋晴れが続いて欲しい。
猛暑のあと急激ジェットコースターに乗って寒冷前線が到着した。やっと暑さに慣れ始めた体にはやれやれと楽に感じる反面、長時間扇風機にあたって草臥れた時のようなだるさが残る。
最近自分の体があちこち古びて草臥れているので、環境に適応する力が低下している。嘆かわしいがそういう年齢になってきたので仕方ない。できる時間に色々な体操をする事にしている。すると段々からだが軽くなってくる。

体といえば歯医者のトラブルを引きずりながらうんざりしていたので放っておいたら具合がやはり悪くなった。別の医者に意見を聞いてみたがやはり思ったとおりで、しかし治療完了とはいえぬ状態なので医者を移るのは保険の関係で簡単ではない。
なんとも疲れる話だ。憂鬱な限り。

映画でも見に行ってこようか?
現在上映中で見たい映画と間もなく上映される映画

1.Micmacs à tire-larigot: Jean-Pierre Jeunet監督 フランス
2.Moon: Duncan Jones監督 イギリス
3.Inception: Christopher Nolan監督 アメリカ
4.8.Wonderland:Nicolas Alberny, Jean Mach監督 フランス (8月12日から)



さて、そろそろまた仕事。






K20 in Düsseldorf

2010-07-25 16:52:40 | 美術関係
改装終了記念の為2週間入館料無料だったので毎日人出が多かったデュッセルドルフ州立美術館K20
土曜日の午前中に出かけて見るとそれほどの行列でもなく、並ぶのが嫌いな私でも待っている気持ちになった。
幸い空は雨雲が留守。


荷物を持つのが面倒でお財布と携帯電話をポケットに突っ込み手ぶらで出かけたのでカメラを持たずやはり残念。
携帯電話のカメラで数枚撮影してみた。



この美術館の天井は先日行ったEssenのフォルクヴァング美術館の視覚的に煩わしい天井と違って
デザイン的にも美しくうまく処理されていて気持ちが良い。









このインスタレーションが展示された部屋が増築されていた。ゴムのチューブがこれだけあると、なかなか臭い。



軽く一通り鑑賞して外に出ると入場待ちの行列はのびるばかり。
早く出かけてよかった。




昨日も今日もかなり涼しくなっている。今朝は9度。(17時現在、19度)
何しろ朝晩ならジャケットが欲しいくらいだ。30度以上が続いていた先日までの日々は夢だったのか?


日本は猛暑に見舞われているようす。少し朝晩の冷気をお届けできたら良いものだ。


この頁を見てくださる皆様へ、






















買い物

2010-07-23 07:57:49 | 収集物品



デパートの中を突っ切る途中ARZBERGのティーポットに赤い札が貼られていてほぼ4分の1の値段で佇んでいた。(20ユーロ)
丁度ティーポットが欲しいと思っていたので連れ帰る。
"物”を増やしてはいけないと思っているのに、なかなか難しい。

昔蚤の市に足しげく通っていた頃、アンティークとまではいわない程度に古いティーカップや卵立てやガラス物を少しばかり集めた。
これが始まるとあっという間に物が増えてしまう。
収集品がぎっしり飾られたWunderkammerのような部屋も好きだけれど、何も無い部屋も好きだ。この間で常に揺れている。

つまり私の周りには物が沢山散らばったり、すっかり仕舞い込まれたり、増えたり減ったりを繰り返しているわけで、呼吸のようだ。






今日も結構暑い

2010-07-19 22:06:07 | 思考錯誤
先日出かけたケルンにちなんだ話でだが、『Kunst- und Museumsbibliothek』 ケルンの美術館の中にある図書館が閉鎖の危機にあると言う話と反対署名リストが来た。
資金繰りが難しくなっているらしい。市は懐具合が寒くなると一番に切るのは文化面の中からなのだろう。
でも、こういう資産は本当はとても大事で守らねばならない物なんだけれどなあ。
なかなか良い図書館なのだ。
貴重な現代美術関係の様々な資料など公開されなくなってしまうのは大きな損失だ。
何とか歯を食いしばって守って欲しいものだとおもう。










写真はもう大分前にとったもので、この2枚の写真に映る花達はもう居ない。
このオレンジシャーベット色のへメロカリスは花が小振りで好きだが、今年は暑さであっという間に終わってしまったようだ。
今年はマダム・フィガロの二番花の蕾が沢山あがってきている。

明日は35度になるという予報。ただ今22時過ぎ28度。

今日はケルンから来客があったのでアトリエに出かけた。かんかん照りの道を10分も歩いたら汗がじわじわ噴出す。
客人たちは三人の紳士で半ズボンにサンダルというスタイルであったとは言え、暑い中をご苦労様。
この数日朝晩涼しくなったので過ごしやすいとはいえ、日中気温が急に上昇する。

だけど私は文句は言わない。。。。ことにする。

去年、一昨年夏が無いと嘆き続けた私だから、文句は言わない。


Wallraf Richartz museum in Köln

2010-07-19 08:40:22 | 美術関係











『Liebermann, Corinth, Slevogt -風景』
展がケルン、ヴァルラフ・リヒャルツ美術館で8月1日まで開催されている。

LiebermannのWannsee周辺。
白樺立ち並ぶ道に差し込む暖かな日差し、青々と茂るマロニエの木陰の空気の揺れ、夏草が真夏日の炎天下に咲き乱れる庭の匂い、庭に集う人々のささやきも聞こえる。
Corinthの風景画も面白かった。踊る木漏れ日、強いストロークで描かれた夏色の海からは波の音が聞こえる。
Liebermann等に並ぶドイツ印象派の重鎮たるSlevogtを不勉強な私は実は良く知らなかったので今回新しい発見もあって、とても楽しい鑑賞ができた。

この美術館はコレクションもなかなか素晴らしく、展示にもそれぞれ工夫が見られる。
16,17世紀の美術、印象派、後期印象派が充実している。
私の好きな美術館の一つだ。





今朝のニガウリ。何処まで育つ事か。。。?
朝晩がとても涼しく半袖のTシャツだけでは肌寒いくらいになっている。昨夜など10度以下に冷え込んでいた。
先日の37度、夜も24度などという日から極端な変化だけれどとても過ごしやすい。
まだ青空が続いているので嬉しい。





埋もれた街

2010-07-17 23:59:14 | 移動記録







当時の様子を頭の中に思い浮かべながら埋もれた中世の街の上に立つ。




ケルン

Wallraf Richartz 美術館前のユダヤ人居住地区発掘現場。
900年代後半カロリンガー時代と検討がつけられている。
発掘されたシナゴーグは今のところドイツで最古か?
シナゴーグ辺から食物残滓も出土し、当時の裕福な生活を偲ばせ、
例えばラムの前身、鱗のある魚等、カシュルートな食物であることもわかるそうだ。
金細工職人の家や金箔作りの家がこの辺りには固まってたらしい。さぞかし賑わいのある街だったのだろう。
発掘作業は続いているがこれからこの場所がどう処理されるか未定。
現場に蓋をして地下の博物館にする案もあるが実現は難しそうだ。
何しろ街の真ん中なので研究者は調査を進め保存したいし、政治家は埋め立てて利を産む物を建築したいと
対立してしまうのだろうか。

此処にユダヤ博物館を建てる予定だったそうだが、予算の都合がつかず話が一旦立ち消えになってしまった。
しかし今年の春、この計画が掘り起こされた。
ほぼ一キロにわたる遺跡回路が計画されているが、やはり予算の方は危うい秤に乗っている。


中世ユダヤ人街








発掘現場の近所の工事現場に鳩。





Deu schland

2010-07-17 23:44:58 | 思考錯誤


Essen方面で見つけたアウトバーン沿いの家。
WMの始まる頃にはもちろん”Deutschland”の文字は完璧だった。
嵐に負けたか今では"Deu schland”と歯抜けの響き。
(南アフリカの国旗と。。。もう一つは何だろう?と思って良く見たら単に色褪せたドイツの国旗だ。)

以前は愛国心を表明する事をどこか避難の目で見る傾向があったものだけれど、前々回のワールドカップ頃から変わったようにおもう。

Folkwang Museum in Essen

2010-07-14 15:46:39 | 美術関係




夏休み気分で新しく様変わりしたエッセンのFolkwang Museumに出かけてみた。

David Chipperfield、イギリス人の建築家の設計による美術館が今年1月にオープンして以来行こうと思いながらなかなか行けずにいた。
現在「世界で一番美しい美術館」と銘打った新装後、初の展覧会であり、この美術館の主要コレクションの披露だった。

美術館が見えてくると、心の中で『これかぁ』と思う。薄い少しぼけた青磁のような色の壁で、一見マテリアルがなんだかわからない。なんだかビューローパークに良く見かけるデザインのように見える。
ルール工業地帯のイメージだろうか?
外壁は何かと近づいて見るとガラスだった。リサイクルガラスを使っている(写真↓)
近づくと入り口に長い行列ができているのが見えた。

特別展の展示は多方面にわたるコレクションをやけにこまごまに区切ったブースに押し込めて迷路のようで落ち着かない。他に展示方法が無かったものかな?と思う。
学校生徒の見学やオランダからの団体客がバスで到着したのに丁度ぶつかり混みあったタイミングでゆったり見ることができず残念だった。
常設展示場は現代美術が展示されていてかなりのゆとりを取った展示だ。この暑い日にはす~っと風がとおる様で明るく気持ちはよい。

さて新しい建物は出来上がった。
これからどんな企画が現われてくるのだろうか?


エッセン中央駅南口から美術館までの無料送迎バスが15分毎に出ているので便利。




なんだかつまらない報告になってしまった。
今回、今ひとつピントこなかったのだ。











7月に入ってしまってからニガウリの種を持っていることに気が付いた。
袋の封を解いて、ええいとばかりに蒔いてしまった。
今年は早くに苗を作ってさえいれば花が咲いたかも知れないのに7月には言ってからでは無理だろうか。。
無理だろうな。。。
しかし珍しいドイツの夏に驚いた種が芽を出した。

果たして何処まで育つだろう。
この暑さがいつまで続くのか知らないが花を一つでも見られると嬉しい。

一昨日は昼頃いきなり暗くなって頭がぐんと押さえこまれる気分だった。
後で聞けばあちこちで突風による被害が出ていた。
屋根が吹き飛ばされたり、大きな枝がバサバサと折れて飛んだりして電車が止まったりだ。
発電所の冷却水の河の水温を上げてしまい生態に影響を及ぼすとして、エネルギー生産量を落としたと言っている。

半年前には例年に無い寒さで凍結した道路が傷んだりしたが、今度は溶け出しそうだ。
(。。。と書いた後ニュース。暑さで道路が壊れた場所もある様子)

そうはいっても少し風が涼しくなってきたので、とても楽だ。



現在35度。





茹蛸になりそうだ。。。

2010-07-09 21:00:17 | 思考錯誤
再び猛暑が帰ってきた。
救急車出動回数激増の様子。
蛸になりそうだ。赤い顔で手足は床にグニャっと放り出したまま動かしたくない。
今日は35度くらいだったろうか?どうやら東京より暑いらしい。
テラスの敷石が焼けて熱気が植物に火をつけそうだった。
熱風にさらされた私の脳みそは90%機能停止。
ファータモルガーナが向こうの屋根の上に現われたのを見たような気だってしている。
対策の一つとして大きな西瓜を冷やした。瓜科は体を冷やす。
黒スグリのジュースを製氷皿に入れて凍らせた即席アイスキャンディーで体を冷やす。
冷えたビールを飲む。
お茶を飲む。(暖かいものも必要)
水物でお腹が水枕になってしまいそうだ。
外を歩くときは建物や木の影踏みをして歩く。

それでかろうじて"ユデダコ"にはならずにいる。

蛸といえば今朝、相棒の仕事仲間から回覧メイルが届いて
"スペインに見方なんかすると、こうなっちゃうんだ。。。”と蛸料理一皿の写真が送られてきた。(実においしそうな一品だった。揚げダコです)
Oberhausenという街にある水族館にPaul君と言う蛸が住んでいて、世話係が思いついてあることをはじめた。
二つのプラスティック箱それぞれに国旗を貼り付け、その箱の中に貝を一つずつ仕込む。
蛸は賢い生き物だから箱を開けて餌をとるなどお手の物なのだが、どちらを食べたかと言う結果でサッカーワールドカップの試合の勝敗を予言させた。
すると思いのほかこれが連続であたってしまったのだ。
スペイン対ドイツ戦ではPaul君はドイツの箱を放っておいてスペインを選んだが、結果はそのとおりになってしまった。
すると世界中からマスコミが押し寄せて大騒ぎになってしまっているようだ。
一躍世界的有名ダコになったPaul君だが、このWMの勝敗予言を持って最後のお勤めとするそうだ。
ちなみにPaulのお告げによれば明日の三位決定戦ウルグアイ対ドイツはドイツの勝利、オランダ対スペインはスペインの勝利と出た。
ドイツチームはどうしたものか監督から始まって主要選手何人かインフルエンザにかかって寝込んでいるようだけれど、それでもPaulの予言は当たるのかどうか?
オランダ人曰
「同じ事をオランダでも蛸にやらせて見たらそいつはオランダの箱から餌を食べたよ。オランダの勝ちさ」




兎に角、

今私は暑くて蛸なのだ。




 隣家の犬。 ひとりで涼みに出てくる。

収穫

2010-07-07 10:42:47 | 思考錯誤

Josta (Ribes × nidigrolaria) 黒フサスグリとグズベリー(西洋スグリ)の掛け合わせ。
グズベリーより美味しいと私は思う。これは砂糖をまぶして軽く火にかけた物をケーキに乗せて食べよう。


赤フサスグリ。 この果実に陽が差しこむと宝石のように美しい。ゼリーにしよう。


Rat Tail Radish。日本では浜大根というらしい。
この種の鞘がまだ若くてやわらかい時分に湯がいたり,いためたりして食べるそうだ。
これは来年蒔くつもりで貰ってきた種。



昨日の夕方7時頃、ゲルマン女戦士のMの庭に出かけて果物を分けてもらったのだ。
それまでコンピューターの前であれやこれやと時間ばかり喰う作業をしていたので、
体の重い感じが癪だったが運動のつもりでリュックサックをかついで歩いてみた。
Mの庭の近所は溢れんばかりに色々な物が茂ってなかなか美しく、カメラを持たずに出たので悔しくなったが、また出かける事にしよう。

「今年はサクランボが不作だったわ。実った実も虫食いばかりでね。去年はあんなにサクランボが実ったのに。。。」
と彼女がサクランボの木を見上げる。
「去年も実にMaden(幼虫。。。小さいけれどあの白いうじ。。。)は入っていたわよ、だから生食はできなかったけどジュースにしちゃったの。それなら大丈夫でしょう?」
という。
私がすり潰された、または搾り取られた幼虫を想像していると
「プロテイン入りのサクランボジュースよ」
と私の顔を見ている。

やっぱりあんまり細部にわたる想像しないほうがいいかもしれない。






メモ

明日辺りからまた暑い予報。
ドイツでも今年はゲリラ豪雨のような雨が降りはじめた。