記憶箱の中身
散歩絵
オランダのハーレムへ








しばらく前のこと、アトリエに訪ねてきた人からオランダのハーレムにあるテイラーミュージアムの話を聞いてから一度訪ねたいと思っていた。我が家から車で走って2時間半かかる。
昨日はキリスト昇天祭で休日だったので相棒と二人でハーレムに出かけた。
ハーレムは街ごと中世の面影が残っている美しい街で、街中を走る運河にかかる橋を眺めて歩くのは面白く、橋が動くのをのんびり待ちながら街並みを眺めるのは楽しい。
テイラーミュージアムは小振りながらも美しい博物館で、図書室は申し込みをすれば見学できるようだったが今回は残念ながら見ることはできなかった。大きなテスラーコイルがあったり、どこか錬金術的インストルメントが心をくすぐる。
歩きくたびれてカフェでコーヒーを飲みながらオランダのクロケットを食べる。クロケットは食べるたびにやっぱり他の物を注文すべきだったと必ず思う食べ物だ。今度こそひょっとしておいしいクロケットが出てくるかもしれないと注文してしまう。出来合いのクロケットを出す店の味は当然いつも同じなわけで、そして食べては少々の後悔をしてしまうのだった。
橋
西伊豆
二泊三日で家族旅行をすることになった。
行く先は西伊豆となった。
泊まったホテルは屋上に露天風呂があって、夜空を見ながらお湯に入る事が出来る。さすがに夜は風も冷たくなり露天風呂にやってくる人は少ない。
暗闇の中で漆黒の空を眺めながら湯船につかっているとなんだか身体が浮遊しているような不思議な感覚があった。夜はホテルの従業員が和太鼓を披露し、佐波神社の魔除け小豆一粒をいただいた。魔除けだが、お財布に忍ばせておけばお金が増えるそうだ。早速財布にしまっておこう。
一泊は海辺の民宿に泊まった。小さな釣り宿でもあり、おばあちゃんは海女さんだ。
妹家族が何度か訪れているので顔見知りでもあり帰り際に土産にトコロテンをどさっとくれた。
トコロテンはその辺りの名物の一つであるから何処に行ってもトコロテンがついて来た。
途中昼ごはんに立ち寄った食堂ではそこで食事をするとトコロテン食べ放題。黒蜜と黄な粉をかけてもいいし、酢醤油でもいい。山ほど用意されている。どうやらそれがウリの食堂だった。
私はうどんを食べた後でごろごろと切った寒天に黒蜜、黄な粉がけをいただいたのだが、これが案外美味しかった。
壁にはところてんを食べきれば無料、残した人は500円いただきますと注意書きがあった。
さて話を戻して、この民宿に一泊した目当ては舟釣りだった。甥の希望だ。しかし海の状況が今ひとつ悪く舟を出せないといわれて、仕方なく防波堤釣りをすることになった。
コマセを撒くと鰯がきらきらと背を見せながら回遊してくるが最初に一匹釣りあがったきりでまったくつれない。アイゴという棘のある魚が沢山やってくるがこれは釣ってもすぐに捨てなければならない。さされたら大変痛いそうだ。小ぶりのカサゴも一匹釣れたが海に返した。
一匹きりの鰯がバケツの中でしばらく目を回していたようだったが、ほんのわずかな隙に鴉に盗まれてしまった。そういえばあちらこちらで鴉が見張っていたのだ。
都会もんがつりをしていると近所の暇人。。。もとい、釣りの名人達が寄ってくる。
村の人々がどんな情報伝達網を持っているのか不思議なくらい早い。
あっという間に「鴉に鰯を盗まれちまったんだってな〜」といいながら集まってくるのだ。
何釣ってるんだ〜と声をかけながら近づいてくるおばあさんは「そんなんじゃだめだ〜ぁ、もっとコマセを撒け〜ぇ、こませ、こませ〜〜こうやってなぁ〜」といってコマセをばっと撒き、甥の釣竿をとって釣り糸をたれた。
「はぁ〜 昨日は沢山釣れたんだが、今日はちっとも駄目だぁ〜、あ〜釣らしてやりてぃな〜」といいながら食いついてこない魚たちを恨めしそうに見つめていた。


海辺の某民宿での夕飯一部。イセエビと鮑を追加注文。

某民宿の目の前にある浜から見える夕日。

西伊豆の海辺の某ホテルでの夕飯。

某ホテルの部屋の窓から見えた夕日。


この地方に見られるなまこ壁。かわらの継ぎ目に漆喰で盛り上げるように作られて、その形状がなまこのようだからこの名がついたらしい。
なまこ壁の古い家屋の近くに”臭木”の木が生えていて実を沢山つけていた。
その実で草木染が出来るのだと家族に話すとそれじゃ少しもらってゆこうということになって手を伸ばすのだが、今ひとつ高みに有る実に届かない。木の下でがやがやしていると通りがかったおじいさんが立ち止まり何をしているのかと問う。
一通り説明すると、手に持っていた杖の柄で上方の枝を引き寄せ採れと言ってくれた。やがておばさんもやってきて「枝ごと切っちゃったらいいのよ」などと大胆な事を言う。
結局三人ほどの見物人に見守られながら実を少し戴いたのだった。
行く先は西伊豆となった。
泊まったホテルは屋上に露天風呂があって、夜空を見ながらお湯に入る事が出来る。さすがに夜は風も冷たくなり露天風呂にやってくる人は少ない。
暗闇の中で漆黒の空を眺めながら湯船につかっているとなんだか身体が浮遊しているような不思議な感覚があった。夜はホテルの従業員が和太鼓を披露し、佐波神社の魔除け小豆一粒をいただいた。魔除けだが、お財布に忍ばせておけばお金が増えるそうだ。早速財布にしまっておこう。
一泊は海辺の民宿に泊まった。小さな釣り宿でもあり、おばあちゃんは海女さんだ。
妹家族が何度か訪れているので顔見知りでもあり帰り際に土産にトコロテンをどさっとくれた。
トコロテンはその辺りの名物の一つであるから何処に行ってもトコロテンがついて来た。
途中昼ごはんに立ち寄った食堂ではそこで食事をするとトコロテン食べ放題。黒蜜と黄な粉をかけてもいいし、酢醤油でもいい。山ほど用意されている。どうやらそれがウリの食堂だった。
私はうどんを食べた後でごろごろと切った寒天に黒蜜、黄な粉がけをいただいたのだが、これが案外美味しかった。
壁にはところてんを食べきれば無料、残した人は500円いただきますと注意書きがあった。
さて話を戻して、この民宿に一泊した目当ては舟釣りだった。甥の希望だ。しかし海の状況が今ひとつ悪く舟を出せないといわれて、仕方なく防波堤釣りをすることになった。
コマセを撒くと鰯がきらきらと背を見せながら回遊してくるが最初に一匹釣りあがったきりでまったくつれない。アイゴという棘のある魚が沢山やってくるがこれは釣ってもすぐに捨てなければならない。さされたら大変痛いそうだ。小ぶりのカサゴも一匹釣れたが海に返した。
一匹きりの鰯がバケツの中でしばらく目を回していたようだったが、ほんのわずかな隙に鴉に盗まれてしまった。そういえばあちらこちらで鴉が見張っていたのだ。
都会もんがつりをしていると近所の暇人。。。もとい、釣りの名人達が寄ってくる。
村の人々がどんな情報伝達網を持っているのか不思議なくらい早い。
あっという間に「鴉に鰯を盗まれちまったんだってな〜」といいながら集まってくるのだ。
何釣ってるんだ〜と声をかけながら近づいてくるおばあさんは「そんなんじゃだめだ〜ぁ、もっとコマセを撒け〜ぇ、こませ、こませ〜〜こうやってなぁ〜」といってコマセをばっと撒き、甥の釣竿をとって釣り糸をたれた。
「はぁ〜 昨日は沢山釣れたんだが、今日はちっとも駄目だぁ〜、あ〜釣らしてやりてぃな〜」といいながら食いついてこない魚たちを恨めしそうに見つめていた。
海辺の某民宿での夕飯一部。イセエビと鮑を追加注文。

某民宿の目の前にある浜から見える夕日。

西伊豆の海辺の某ホテルでの夕飯。

某ホテルの部屋の窓から見えた夕日。


この地方に見られるなまこ壁。かわらの継ぎ目に漆喰で盛り上げるように作られて、その形状がなまこのようだからこの名がついたらしい。
なまこ壁の古い家屋の近くに”臭木”の木が生えていて実を沢山つけていた。
その実で草木染が出来るのだと家族に話すとそれじゃ少しもらってゆこうということになって手を伸ばすのだが、今ひとつ高みに有る実に届かない。木の下でがやがやしていると通りがかったおじいさんが立ち止まり何をしているのかと問う。
一通り説明すると、手に持っていた杖の柄で上方の枝を引き寄せ採れと言ってくれた。やがておばさんもやってきて「枝ごと切っちゃったらいいのよ」などと大胆な事を言う。
結局三人ほどの見物人に見守られながら実を少し戴いたのだった。
東京
一月ぶりの更新。
10月22日発デュッセルドルフ発フランクフルト経由で23日東京に到着した。今回の一時帰国もいつもと同様あちらこちらに走り回っていた。
もう少しゆっくりした時間が欲しいといつも思うのだが、どうしても走ってしまう。
なぜなのか?
一体あの気ぜわしさは何だったのだろう?と振り返る。
理由の一つは、おそらく自分自身の居場所が確保できていないことによって落ち着かない事、そして日本の街では視界に入る空間と賑やかなストラクチャーによって視覚的に疲れた。
きっと慣れてしまうと"見ない"で流せるようになるのだ。人間の目はうまく出来ているからいらない情報はぼかすことが出来る。
しかしたまに出掛けると全てが物珍しく些事に渡って見ようとしてしまうから疲れてしまうのだ。音にも同じことが言える。
ドイツに帰って一番に感じたのは”ここには隙間が沢山ある”ということ。
東京の繁華街に行くと街が音を立ててうごめいているような感じを受ける。
_____
今回面白かったことの一つに私がインターネットにアクセスできなかったことがある。(そんなわけでメイルチェックもせずに通し抜いてしまった)
ドイツの自宅からはいつでも瞬時に日本の情報をキャッチしコンタクトすることが出来るヴァーチャルなチャンネルを持っているわけだが、私自身が日本に着地し、最近では当然として使っていた”便利な文明の利器”無しにリアル世界を動こうとしたとき幾つかのことがスムーズに動かなかったのだ。
昔はパソコンだの携帯電話など無しに生活していたのにもかかわらず。。。だ。
この変化を改めて考えさせられた。
これからこれ以上に生活に食い込んで行くだろう文明の利器だけれど、どこまで行くのかな。。。
東京では今年に入ってからインターネットカフェに入るには身分証明、住所証明のできるものを持ってゆかねばならなくなった。
旅券しかもっていなかった私は住所証明が出来ず門前払いだ。
プリペイドの携帯電話は先回探し回ってあきらめていたが、まだ存在する。しかし電話機はどこでも買えるというものでもなく途方に暮れた。S社の支店に行って聞いてもコンビニで扱っているかもしれない。。。と要領を得ない。
偶然ロンドンから同じく一時帰国中の友人から情報をもらうと、あるところにはあるのだった。なんだか腑に落ちない怪しげなプリペイド携帯電話の存在。
_____


(写真はクリックで拡大)
銀座や青山のピカピカと賑やかな街並みに圧倒されながらも、老舗の箒造りの店だの鰹節の店だの煎餅屋だのを見つけてははしゃいでいた。
時差ぼけで朝は4時半に起きてしまう。
すると一日が結構長い。数日もすれば元に戻ってしまうのだが、これもなんだか非日常的な感じがあって面白い。
しかし午後4時5時には眠くて仕方ないのだ。
昨日もケルンの画廊に用事を済ませに出かけたが、話しているあいだにも眠りそうになった。
今朝は霧。
朝方の気温マイナス1度。
10月22日発デュッセルドルフ発フランクフルト経由で23日東京に到着した。今回の一時帰国もいつもと同様あちらこちらに走り回っていた。
もう少しゆっくりした時間が欲しいといつも思うのだが、どうしても走ってしまう。
なぜなのか?
一体あの気ぜわしさは何だったのだろう?と振り返る。
理由の一つは、おそらく自分自身の居場所が確保できていないことによって落ち着かない事、そして日本の街では視界に入る空間と賑やかなストラクチャーによって視覚的に疲れた。
きっと慣れてしまうと"見ない"で流せるようになるのだ。人間の目はうまく出来ているからいらない情報はぼかすことが出来る。
しかしたまに出掛けると全てが物珍しく些事に渡って見ようとしてしまうから疲れてしまうのだ。音にも同じことが言える。
ドイツに帰って一番に感じたのは”ここには隙間が沢山ある”ということ。
東京の繁華街に行くと街が音を立ててうごめいているような感じを受ける。
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今回面白かったことの一つに私がインターネットにアクセスできなかったことがある。(そんなわけでメイルチェックもせずに通し抜いてしまった)
ドイツの自宅からはいつでも瞬時に日本の情報をキャッチしコンタクトすることが出来るヴァーチャルなチャンネルを持っているわけだが、私自身が日本に着地し、最近では当然として使っていた”便利な文明の利器”無しにリアル世界を動こうとしたとき幾つかのことがスムーズに動かなかったのだ。
昔はパソコンだの携帯電話など無しに生活していたのにもかかわらず。。。だ。
この変化を改めて考えさせられた。
これからこれ以上に生活に食い込んで行くだろう文明の利器だけれど、どこまで行くのかな。。。
東京では今年に入ってからインターネットカフェに入るには身分証明、住所証明のできるものを持ってゆかねばならなくなった。
旅券しかもっていなかった私は住所証明が出来ず門前払いだ。
プリペイドの携帯電話は先回探し回ってあきらめていたが、まだ存在する。しかし電話機はどこでも買えるというものでもなく途方に暮れた。S社の支店に行って聞いてもコンビニで扱っているかもしれない。。。と要領を得ない。
偶然ロンドンから同じく一時帰国中の友人から情報をもらうと、あるところにはあるのだった。なんだか腑に落ちない怪しげなプリペイド携帯電話の存在。
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(写真はクリックで拡大)
銀座や青山のピカピカと賑やかな街並みに圧倒されながらも、老舗の箒造りの店だの鰹節の店だの煎餅屋だのを見つけてははしゃいでいた。
時差ぼけで朝は4時半に起きてしまう。
すると一日が結構長い。数日もすれば元に戻ってしまうのだが、これもなんだか非日常的な感じがあって面白い。
しかし午後4時5時には眠くて仕方ないのだ。
昨日もケルンの画廊に用事を済ませに出かけたが、話しているあいだにも眠りそうになった。
今朝は霧。
朝方の気温マイナス1度。
埋もれた街



当時の様子を頭の中に思い浮かべながら埋もれた中世の街の上に立つ。
ケルン
Wallraf Richartz 美術館前のユダヤ人居住地区発掘現場。
900年代後半カロリンガー時代と検討がつけられている。
発掘されたシナゴーグは今のところドイツで最古か?
シナゴーグ辺から食物残滓も出土し、当時の裕福な生活を偲ばせ、
例えばラムの前身、鱗のある魚等、カシュルートな食物であることもわかるそうだ。
金細工職人の家や金箔作りの家がこの辺りには固まってたらしい。さぞかし賑わいのある街だったのだろう。
発掘作業は続いているがこれからこの場所がどう処理されるか未定。
現場に蓋をして地下の博物館にする案もあるが実現は難しそうだ。
対立してしまうのだろうか。
此処にユダヤ博物館を建てる予定だったそうだが、予算の都合がつかず話が一旦立ち消えになってしまった。
しかし今年の春、この計画が掘り起こされた。
ほぼ一キロにわたる遺跡回路が計画されているが、やはり予算の方は危うい秤に乗っている。
中世ユダヤ人街

発掘現場の近所の工事現場に鳩。
オレンジ国
土曜日は用事で知人の住むオランダのVenloに出かけた。
我が家からVenloには電車なら一時間強、自動車で行けば30分と少しで到着してしまう。
ドイツの国境から間もなく、Venloの街がある。市内中心を歩いていると半分方、あるいはそれ以上がドイツ人のようだ。
EU統合後国境の遮断機がなくなってからは取り立てて買い物に出かける理由もないほど物価は似たりよったりになったが、昔は珈琲、煙草はもとより物価が安かったのでわざわざ週末にはVenloへ買い物に出かける人が多かった。またはいわゆるCoffie Shopを求めて出かける人も大勢いたはずだ。
物凄く魅力的な街とも思えないし他に特に面白い物もない。。。というか極普通の街だ。
以前に比べれば買い物客は減ったのだろうが、今だに週末はドライブがてらのドイツ客は多いようだった。
オランダの市場は元気が良い。"トマトが1キロで2ユーロ〜"だの”甘い真っ赤な苺だよ〜〜”とだみ声の売り声が飛び交うアーチの下をくぐっていると台の上に今朝採れたてのきゅうりがビニール袋に2キロはいって2ユーロが並んでおり、炎天下を歩いて喉が渇いていた所為もあったかもしれないが、ぴちぴち水水しい胡瓜はいかにも美味しそうで、皮を剥かれた若いとうもろこしもクリーム色の粒粒がパールの様に光って美味しそうだ。
思わず一山ずつ買い、他にチーズとドイツには無いふかふかやわらかい白パンを買った。
多くのドイツ人はこの白いパンを、こんなパンはパンじゃない、こんなものばかり食べていると虫歯になったり胃が悪くなると言って疑い深そうに見る。
パンの味としてはドイツのパンは美味しいと思う。噛むほどに味わいもある。
だけれど、日本で子供の頃に食べなれていたふかふかの白いパンは時たま食べるとなぜか嬉しい気分になる。
思わず袋の上からパンを人差し指で押してみると指がめり込む。この場合味より食感、触感がポイントなのだ。
オランダの小麦粉でパンを焼いたら違いが出るかどうか?と小麦粉を買いたかったがなぜか入った店の中では見つからず、他を探す元気もしおれて帰る事にした。
当然オランダもワールドカップで盛り上がっている。店頭の飾り物はオレンジ色尽くめだ。オレンジ色はオランダのロイヤルカラーだ。
(余談だけれど知人の住む家はOranje Straat)
車椅子に乗った人や子供も届くように一つは低位置に設置されたポスト。
かんかんでりの公園にオレンジ色の風船が風に舞う。
店の中にはオレンジ色のボール型ケーキも並んでいた。
6月27日はSiebenschläfertag (Glis glis)。
気象伝承によればこの日の天気がその後7週間続くという。
今日の天気はかんかんでりで32度。つい最近朝方は10度以下の涼しさだったのにいきなりこれだ。珍しくドイツ中が晴れマークで埋まっている。
我が家からVenloには電車なら一時間強、自動車で行けば30分と少しで到着してしまう。
ドイツの国境から間もなく、Venloの街がある。市内中心を歩いていると半分方、あるいはそれ以上がドイツ人のようだ。
EU統合後国境の遮断機がなくなってからは取り立てて買い物に出かける理由もないほど物価は似たりよったりになったが、昔は珈琲、煙草はもとより物価が安かったのでわざわざ週末にはVenloへ買い物に出かける人が多かった。またはいわゆるCoffie Shopを求めて出かける人も大勢いたはずだ。
物凄く魅力的な街とも思えないし他に特に面白い物もない。。。というか極普通の街だ。
以前に比べれば買い物客は減ったのだろうが、今だに週末はドライブがてらのドイツ客は多いようだった。
オランダの市場は元気が良い。"トマトが1キロで2ユーロ〜"だの”甘い真っ赤な苺だよ〜〜”とだみ声の売り声が飛び交うアーチの下をくぐっていると台の上に今朝採れたてのきゅうりがビニール袋に2キロはいって2ユーロが並んでおり、炎天下を歩いて喉が渇いていた所為もあったかもしれないが、ぴちぴち水水しい胡瓜はいかにも美味しそうで、皮を剥かれた若いとうもろこしもクリーム色の粒粒がパールの様に光って美味しそうだ。
思わず一山ずつ買い、他にチーズとドイツには無いふかふかやわらかい白パンを買った。
多くのドイツ人はこの白いパンを、こんなパンはパンじゃない、こんなものばかり食べていると虫歯になったり胃が悪くなると言って疑い深そうに見る。
パンの味としてはドイツのパンは美味しいと思う。噛むほどに味わいもある。
だけれど、日本で子供の頃に食べなれていたふかふかの白いパンは時たま食べるとなぜか嬉しい気分になる。
思わず袋の上からパンを人差し指で押してみると指がめり込む。この場合味より食感、触感がポイントなのだ。
オランダの小麦粉でパンを焼いたら違いが出るかどうか?と小麦粉を買いたかったがなぜか入った店の中では見つからず、他を探す元気もしおれて帰る事にした。
当然オランダもワールドカップで盛り上がっている。店頭の飾り物はオレンジ色尽くめだ。オレンジ色はオランダのロイヤルカラーだ。
(余談だけれど知人の住む家はOranje Straat)
車椅子に乗った人や子供も届くように一つは低位置に設置されたポスト。
かんかんでりの公園にオレンジ色の風船が風に舞う。
店の中にはオレンジ色のボール型ケーキも並んでいた。6月27日はSiebenschläfertag (Glis glis)。
気象伝承によればこの日の天気がその後7週間続くという。
今日の天気はかんかんでりで32度。つい最近朝方は10度以下の涼しさだったのにいきなりこれだ。珍しくドイツ中が晴れマークで埋まっている。
土曜移動メモ

土曜日の午前中はあいにくの天気だった。
Castrop-Rauxelの画廊にドローイング2点を届けて打ち合わせを終了。

相棒と小雨のなか、町を少し歩き一回りしてから 最近凝っているルール工業地帯の産業遺産現物に出た。
Erinという名の炭鉱シャフト3は現在展覧会が行なわれているらしい。日曜のみ入場できる。
その塔の先にイギリスのストーンヘンジと同じシステムで建てられた日時計が岡の上にあると聞いて出かけてみた。

どうということもないのだけれど、見晴らしの良い丘だ。
周辺を見渡すとまるでジャングルのようだ。日時計の丘の散歩道も鬱蒼としている。
ルール工業地帯は実に緑が多い。。。。というより緑に覆われている。


写真を撮りながら足元を見下ろすとクローバーが目に入った。
普段考えもしないのにふと四葉のクローバーを思って眺めるとその瞬間嘘の様に四葉が目に入った。何だか狐に化かされたような気分だ。
思いがけず3つも四葉を発見。クローバーはちっとも珍しいものではないし四葉を探そうと思った事もない私が、何のきっかけか日時計の脇でふと四葉を思ったときにすぐさま発見するこのタイミングの良さ。これはきっと良い事のおこる前兆と信じる事にしよう。
(たまにはそういうのもいいじゃない?)
しかしやはり珍しい幸運のお守りとされるくらいだからそれほど多くはないのだろうがどのくらいの確率でこの遺伝子の異常が発生するものなのか?
興味が湧いて他でもクローバーの茂みに目を凝らしたが見つからなかった。
さてどんな幸運がやってくるかな?
いったん帰宅し、のんびりしてさて今夜は何を食べようかと考え始めた途端 Ludwig Galerie−Schloss Oberhausenでオープニングがあるのを思い出し慌てて出かけた。

食卓がテーマの企画展で面白そうだったので今回はオープニングに出かけるつもりをしていた。(女館長からいつも招待を貰いながら今までそれほど興味をそそられず出かけず仕舞いになる事が多かった)
小さいながらも力が入っている事がうかがえる展示で、テーブルにちなむ多種な作品をテーマ別に展示していた。
別室では「静物画の食卓」を作って食べ物を振舞っているのがまた楽しかった。
カメラを持たずに出かけたので残念だったが携帯電話のカメラを思い出して何とか撮影。

大勢が食べ物の山を突き崩すので、あっと言う間もない。

午後は空模様もよく気持ちよい夜。

木の輝くオーラといった感じだ。
携帯カメラで写真を撮るのはタイミングが結構難しいがちょっと面白い風合いになった。
追記
4つ葉のクローバーの発見確率は十万分の一とも一万分の一とも言うらしいが、いずれにせよ珍しい事に変わりはない。
Observatorium
半分登って、見上げると。。。

振り返ると。。。


Halde Hohewardはボタ山で、2008年に天文台(といっても観測所というわけではない)を建てルール工業地帯名物の一つになっている。
金曜日は相棒と共にバラ園に出かけ、早咲きの一部しか開花していないのでがっかりしたのだが、悔し紛れに花という花のの中に顔を埋めて、花から匂いが消えるほどに思い切り香を吸い込んだ。
その後思いついてルール工業地帯名物見学をすることになった。
この日はバラ園で意気消沈した上、急に夏日になった所為でか体が重く歩く元気はなかった。
半ばまで登って、案内掲示板の傍で前に進むか後ろに戻るかを迷って行く先を見上げていると
「何か探していますか?」という声が聞こえた。
振り向くと自転車に乗って額に汗をにじませた夫婦が立っていて、上に登ると何が見えるか、この周辺にはほかにどんな名物があるかを事細かく親切に教えてくれる。
「上には登るべきですよ、見晴らしがとてもよいし今日はほんとに良い天気だからきっと遠くまで見えるわ。地球が丸いというのがよくわかるのよ、ちゃんとカーブが確認できるわ」と力を込めて勧められ、登って見ると、成る程なかなかな見ものでルール工業地帯とはこんなにも緑の中に埋まっているのかと驚くばかりだ。煙突から細くたなびく白い煙が見えなければ、まるで樹海の中に埋もれつつある工場が生きているのかどうかわからない程だ。
最近見たことも無かった雲ひとつない青空の下に横たわって青空しか見えない視界を楽しんでいると、
マーガレットや紫のルピナスが群れて咲く斜面を、珍しく黄アゲハが飛び上がり、行きつ戻りつといつまでも旋回している。
炭鉱の残した廃棄物は再び自然に包まれてゆく。
人間の残す爪あとは、人間がこの世に居なくなればあっという間に全て緑に覆われてしまうだろうね。

振り返ると。。。


Halde Hohewardはボタ山で、2008年に天文台(といっても観測所というわけではない)を建てルール工業地帯名物の一つになっている。
金曜日は相棒と共にバラ園に出かけ、早咲きの一部しか開花していないのでがっかりしたのだが、悔し紛れに花という花のの中に顔を埋めて、花から匂いが消えるほどに思い切り香を吸い込んだ。
その後思いついてルール工業地帯名物見学をすることになった。
この日はバラ園で意気消沈した上、急に夏日になった所為でか体が重く歩く元気はなかった。
半ばまで登って、案内掲示板の傍で前に進むか後ろに戻るかを迷って行く先を見上げていると
「何か探していますか?」という声が聞こえた。
振り向くと自転車に乗って額に汗をにじませた夫婦が立っていて、上に登ると何が見えるか、この周辺にはほかにどんな名物があるかを事細かく親切に教えてくれる。
「上には登るべきですよ、見晴らしがとてもよいし今日はほんとに良い天気だからきっと遠くまで見えるわ。地球が丸いというのがよくわかるのよ、ちゃんとカーブが確認できるわ」と力を込めて勧められ、登って見ると、成る程なかなかな見ものでルール工業地帯とはこんなにも緑の中に埋まっているのかと驚くばかりだ。煙突から細くたなびく白い煙が見えなければ、まるで樹海の中に埋もれつつある工場が生きているのかどうかわからない程だ。
最近見たことも無かった雲ひとつない青空の下に横たわって青空しか見えない視界を楽しんでいると、
マーガレットや紫のルピナスが群れて咲く斜面を、珍しく黄アゲハが飛び上がり、行きつ戻りつといつまでも旋回している。
炭鉱の残した廃棄物は再び自然に包まれてゆく。
人間の残す爪あとは、人間がこの世に居なくなればあっという間に全て緑に覆われてしまうだろうね。
Essen Zollverein
無事Editionale"終了。
今日は一日、片付けやら掃除を済ませてからのんびり過ごす。
また、一息ついたら次のプロジェクトへ。
日本から訪ねてきた友人達と久しぶりにEssenのZollvereinとOberhausenのGasometer に出かけた。
炭鉱工業遺産はいつ観ても迫力あり。




コークス工場跡の一つはEmilia and Ilya Kabakovのプロジェクトスペースとなっていた。


Zollvereinの敷地内には新しい斬新な建築物が建ち始めているので、毎回目新しい変化が見られるのが面白い。
この事務所は紙塵をプレスしたものを積み上げて作られる。
無事に友人達も帰国の模様。
重たいのにお米やお味噌までも持ってきてくれたのに感謝。
ゆっくり味わう事にする。
今日は一日、片付けやら掃除を済ませてからのんびり過ごす。
また、一息ついたら次のプロジェクトへ。
日本から訪ねてきた友人達と久しぶりにEssenのZollvereinとOberhausenのGasometer に出かけた。
炭鉱工業遺産はいつ観ても迫力あり。




コークス工場跡の一つはEmilia and Ilya Kabakovのプロジェクトスペースとなっていた。


Zollvereinの敷地内には新しい斬新な建築物が建ち始めているので、毎回目新しい変化が見られるのが面白い。
この事務所は紙塵をプレスしたものを積み上げて作られる。
無事に友人達も帰国の模様。
重たいのにお米やお味噌までも持ってきてくれたのに感謝。
ゆっくり味わう事にする。
日曜日
朝はずっと雨が窓を叩いていたが9時過ぎには少しばかり雨雲は遠のいた。
Eifel地方のある村に芸術愛好家がサロンを開いており定期的に展覧会を企画していて友人のダンがそこで展覧会をするという。
私は彼から貰わねばならないものもがいくつかあったので、必ずオープニングには出かける約束をしていたから、嵐にならない限りは出かける覚悟であった。
しかし雨は上がり徐々に青空も見えはじめ、雲はまだ空の大半を覆っているとはいえ、散歩だってできそうな気配である。
サロンは気持ちのよい明るい部屋で、展覧会を楽しみに訪ねてくる常連達がいるようだった。展覧会として大きな仕事ではないけれども、こんな風に日常の中にアートを取り込んで行くのは喜ばしいことだと私は思う。
しばし彼の作品を楽しんだ後、相棒と私は近くを探索することに決めた。何しろEifel地方には素敵なハイキングコースが沢山ある。ほんの少し走るともうベルギーとの国境で湿原が広がっているはずなのだが、まだそこまでたどり着いたことが無い。春には原生の水仙が咲き乱れる、アイリスが咲き乱れる原があるがまだそこまで辿り着かない。(どんなわけだか道に迷ってたどり着かないのだ)来年こそはと毎年唱えている。地図も持たずに何処を歩こうかと迷っていると古そうなダムがあった。

ダムの横に傾斜は30度くらいの一本道があった。(気分的には45度か!と思うほどだった。何しろ場所によっては脇に生えている木の根をつかみながら昇った。)こんな風に写真を撮るとあまりたいしたことは無さそうだけれど、昇り始めて中ほど山登り用の靴を履いてこなかったことを後悔。雨の後でもあって結構すべるのだ。胸突き坂だ。

昇り切るとダムを一望できる。
山の中はブルーベリーも生えて(もちろん今は坊主になっている)この辺りなら茸も色々ありそうである。

うっそうとした針葉樹の一角はかなり密に茂って暗い。まず一人では迷いそうで怖い。

どういうわけでかポップコーンのようにパカッとはじけていた茸
今回は用意不備でもあるのでしばらく適当に泥濘を避けながら歩き回って降りる。
冷たい風が強くて手が悴んだ。
Eifel地方の建物は石造りだ。

可愛らしい石積みの家が並ぶ町。素材の統一が町に落ち着いた表情を与える。
(上の写真とは違う町)

裸になった林檎の木に実が残っているのを度々見かけた。
木守りだ。これが日本なら柿の実が赤く生えているだろうなあと思いながら眺める。

散歩が第一目的ではなかったし天気も悪かったけれども思いがけず歩くことができて得した気分で機嫌よく帰路に着いた。今度こそ木道のある湿原に辿り着きたいものだ。
Hex 城の植物市
日曜日にはマーストリヒトとリエージュの中ほどの村にあるHex城では年に2回植物市が開かれる。規模はそれほど大きくは無い。
春は薔薇中心なので春に行きたかったがちょうど帰国中と重なって行くことができなかったので今回気分転換に出かけることにした。アーヘンに住む知人が「とても素敵な庭だ」と褒めちぎっていたので、一度この城の庭を見物してみたかったと言うのも理由だった。
行ってみれば、「フムなるほどね、でも又来ることはあるかなあ」と言う感想。
その時のイメージを数枚載せておくことにする。
今回はアップル・ローズを一鉢抱えて帰宅。









沢山の種類の林檎を持っている果樹園の展示兼販売コーナー。
臙脂がかった色の未知の林檎が一見魅力的で買ってみたが、生食できるものではなかった。
野生の林檎、原種に近いものらしく渋み酸味が強い。コンポートにしてみようか。。。

春は薔薇中心なので春に行きたかったがちょうど帰国中と重なって行くことができなかったので今回気分転換に出かけることにした。アーヘンに住む知人が「とても素敵な庭だ」と褒めちぎっていたので、一度この城の庭を見物してみたかったと言うのも理由だった。
行ってみれば、「フムなるほどね、でも又来ることはあるかなあ」と言う感想。
その時のイメージを数枚載せておくことにする。
今回はアップル・ローズを一鉢抱えて帰宅。









沢山の種類の林檎を持っている果樹園の展示兼販売コーナー。
臙脂がかった色の未知の林檎が一見魅力的で買ってみたが、生食できるものではなかった。
野生の林檎、原種に近いものらしく渋み酸味が強い。コンポートにしてみようか。。。

月に行く
金曜日は満月だった。その所為だかどうだか明け方4時半頃目が覚めてしまい、かといって起きて活動するほど元気も無いので布団に包まって落語を聴いていたら少し眠ることができたのだが、おかげで昼時になって単調な作業をしようとするとつい目が閉じてくるので困った。
夜になって月が煌々と輝いて美しかったので300mmで写真を撮ろうと思いついたが、三脚は仕事場に置きっぱなしだということに気が付いた。仕方なく椅子の背や何かで支えて写真を撮って見たがヘタリ腕の私が撮るとどうやっても月は出来たてのやわらかい大福の様にしか写らずがっかりしたのだった。
そんなわけで今日は月に行くことに決めた。仕事の山に埋もれ気味の相棒を山の下から引っ張り出して月に会いに行く。

月に向かうためには発射場に出向く。

エネルギー炉

安定した核エネルギーの球作動開始

そして月へ。。。

。。。。
。。。。
。。。。と言うことなら面白いけれど。

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Oberhausenという街のはずれにある昔のガスタンクで催されている"太陽系の驚異”展を観てきたのだ。
今まで人類が行なってきた宇宙探索に関しての展示、宇宙にまつわる古代の歴史なども面白いのだが、何が良いと言って95mのガソメーターの中央の暗闇に浮かぶ巨大な月のモデルだ。ドンと目の前に現れたときは結構ときめいた。
脇にエレベーターがあってガソメーターの屋上まで登ることが出来る。天辺から月を見下ろしたいだけに上がり、満足して又地上へと帰還した。
(しかしこの月直径20mくらいはありそうなのだけれどどうやって作るのだろうか?)
日曜日の散歩は一寸月まで。。。。
夜になって月が煌々と輝いて美しかったので300mmで写真を撮ろうと思いついたが、三脚は仕事場に置きっぱなしだということに気が付いた。仕方なく椅子の背や何かで支えて写真を撮って見たがヘタリ腕の私が撮るとどうやっても月は出来たてのやわらかい大福の様にしか写らずがっかりしたのだった。
そんなわけで今日は月に行くことに決めた。仕事の山に埋もれ気味の相棒を山の下から引っ張り出して月に会いに行く。

月に向かうためには発射場に出向く。

エネルギー炉

安定した核エネルギーの球作動開始

そして月へ。。。

。。。。
。。。。
。。。。と言うことなら面白いけれど。


Oberhausenという街のはずれにある昔のガスタンクで催されている"太陽系の驚異”展を観てきたのだ。
今まで人類が行なってきた宇宙探索に関しての展示、宇宙にまつわる古代の歴史なども面白いのだが、何が良いと言って95mのガソメーターの中央の暗闇に浮かぶ巨大な月のモデルだ。ドンと目の前に現れたときは結構ときめいた。
脇にエレベーターがあってガソメーターの屋上まで登ることが出来る。天辺から月を見下ろしたいだけに上がり、満足して又地上へと帰還した。
(しかしこの月直径20mくらいはありそうなのだけれどどうやって作るのだろうか?)
日曜日の散歩は一寸月まで。。。。
昨日の横道
友人と電話で庭の植物の話をしていると「そうだ、私は今からアロニアを収穫に行かねばならない」と言い出した。さらに話しているとそれほど遠くないところにアロニアを作る農園の話になり行ってみようということになった。何だか天気も上々なので作業場にこもっているのは酷くもったいない気分だったのだ。この天気はどうせ数日しか持たない。。。とつい天気については悲観的になってしまう癖が長年の間についてしまった。天気予報を見ると珍しく4,5日続きで快晴マークが気持ちよく並んでいる。驚きだ。恵みだ。これで作業場にこもっていては残念すぎる。(以上言い訳)
アロニアはビタミン豊富で最近見直されている果実だが、酸味と渋みが強く生食しても美味しくは無いし、種には青酸が含まれるので向かない。(そういいながらも何粒か食べてみた。酸味強くかすかな甘みがあり渋みがが最後に残る)果実汁、ゼリーやリキュールにすることがおおい。危ない成分を含むとはいえ、この果実はビタミンK,Cが豊富で鉄、ヨードなどのミネラルも含有し抗癌作用のある健康食品として最近もてはやされている。ロシアでは高血圧、皮膚病そして神経的病にも良いとされて親しまれているという。
今年は友人の庭のアロニア・メラノカルパも豊作だった。少しだけ貰ってきたのでこれでマルメラーデを作ろう。去年の秋には瀕死だった薔薇アブラハム・ダービーは切り戻して見事に復活し元気の良い新枝を沢山だして素晴らしい香りを放ちながら咲いていた。花に鼻を埋めてしばし恍惚とす。隣のトルコ人の庭には実らない枇杷の木(多分冬が寒いからなのだろう)があってそこから幾枚か葉をいただいてきた。これで又草木染も一寸しておきたい。
アロニアはビタミン豊富で最近見直されている果実だが、酸味と渋みが強く生食しても美味しくは無いし、種には青酸が含まれるので向かない。(そういいながらも何粒か食べてみた。酸味強くかすかな甘みがあり渋みがが最後に残る)果実汁、ゼリーやリキュールにすることがおおい。危ない成分を含むとはいえ、この果実はビタミンK,Cが豊富で鉄、ヨードなどのミネラルも含有し抗癌作用のある健康食品として最近もてはやされている。ロシアでは高血圧、皮膚病そして神経的病にも良いとされて親しまれているという。
今年は友人の庭のアロニア・メラノカルパも豊作だった。少しだけ貰ってきたのでこれでマルメラーデを作ろう。去年の秋には瀕死だった薔薇アブラハム・ダービーは切り戻して見事に復活し元気の良い新枝を沢山だして素晴らしい香りを放ちながら咲いていた。花に鼻を埋めてしばし恍惚とす。隣のトルコ人の庭には実らない枇杷の木(多分冬が寒いからなのだろう)があってそこから幾枚か葉をいただいてきた。これで又草木染も一寸しておきたい。
旅の記憶、記憶の旅:北海

数年前の事だ。
北ドイツのブクステフーデという街の美術館で個展をするために下見調査に出かけたついでに,北海を旅しようと相棒と共に旅立った。
ブクステフーデはハンブルクから極近い南西にあるロマンティック街道にある街でなかなか可愛らしい様子の街である。早々に"下見”を終えて、そこからそう遠くない北海に面したクックスハーフェンに向かった。
クックスハーフェンには大きなヴァッテンメーア=干潟地帯が広がっている。
それをぜひ見てみたかったのだ。
そこには干潟、低湿地帯、高地乾燥帯、泥土地帯といづれも興味深い自然環境がある。
海際の小さな宿の部屋に荷物を置いてから早速散策に出かけると風が強く五月半ばというのにまだかなり寒く上着の襟元をぎゅっと詰めて抑えながら歩いた。
そして翌朝、ホテルの廊下の窓から海を眺めると私は、一瞬面食らってしまったのだった。
そこにあるはずの海はすっかり引いて、濡れた砂の波跡が朝日を反射して鈍く光っているだけだ。
前日の夕刻に眺めた景色はすっかり消えていた。
干潟地帯を見慣れぬ者の目にこの風景は不思議な感動を与えるはずだ。
潮の干潮時には、遠くに小さく見えているノイヴェルクという島まで馬車で渡ったり歩いたりすることができるが、干潟地帯は知識を持たずに一人でうろうろ歩いては危ない。
彼方まで水が引いてしまった後の砂地を眺めていると、深呼吸する地球を想像して、私の頭の中もついでにザアーッと潮が引いてゆき、脳みそも引っ張られて行く様な気分になろのだった。



クックスハーフェンを出てから船に乗ってヘルゴランド島にも足を伸ばした。
ドイツに住み始めた頃、テレビ局は国営しかない時代で(当時我が家では三局入った。場所によってはイギリス軍放送BFBS−British Forces Broadcasting Service−もはいったっけ。。。今では30局以上入る)、放送終了時に国歌と共に画面に映るのはヘルゴランドの岸壁だった。何でこの画面なのかなあと思いながら放送終了画像を眺めたものだ。
"Helgoland”という名は"heiliges Land=聖なる地"から来ているのだという人もあるけれども、北海沿岸の高潮時に海没してしまうような小さな群島を指してHalligといって、そこから名前が生まれたのだともいう。
まあ、Heiliges Land=聖地であると言った方がちょっと楽しい。
そんなわけで一度行ってみようかと思いついたのだった。
小さい島だがかつてはデンマークやイギリス領であったこともある。さまざまな歴史を持った島だ。
島に着くと沿岸に色とりどりに可愛らしい小屋が立ち並んでいる。これは昔ロブスター漁が盛んだった頃使われていた小屋で、現在は小物を売る店に変身したりして観光客の目を楽しませている。その上最近では結婚式をあげることもできるという。ロブスター小屋の結婚式っていうのはどんな感じだろうか?見てみたかった。
野鳥観察、特に渡り鳥の観察に適した島で、重量級の撮影機材を持ってうろうろしている人達も多い。
街には小さな野鳥観察情報事務局があって壁に貼られたリストを見ると「何月何日何時何分何処で何が観察された」というような情報が随時記入されてゆくようだった。機材を担いだ彼らもそれを見て足の向く先を決めるのだろう。
風が強い日(いつも風は強いようだったけれど。。)は風が立てる色々な音が少し神経に障る気もした。そんな私の気分とは反対に鳥達は強風の中を吹き流されたり舞い上がったり、楽しく遊んでいる。
本島の脇にあるデューンという小島にボートで渡るとアザラシの群れにも会えた。群れに近づくのは危険だということで、人間達は遠巻きに固まってアザラシの群れを眺めて歓声を上げたり写真を撮ったりしている。
少し離れた所からその二つの群れを眺めるとアザラシの群れも人間の群れもそう対して変わらないように見えたし、この浜においては好奇心に包まれながら、ちょっと怖がっている人間の群れの方が影が薄いようにも見えた。
海を眺めていると、時々波間に現れる塊があった。海の中には座礁した船の残骸が沢山残っていて、その一部を波が繰り返し繰り返し洗っているのだ。
遠浅の海であるからこのあたりは船も事故を起こしやすい。
海底の砂は移ろってゆくので起伏が変化するのだ。それを見極めて航海するのも難しかった事だろう。
中世時分は海賊が頻繁に行き交っていたあたりである。
すっかりさびて朽ち果てんとする鉄の塊はかつては海賊船だったのかもしれない。
そういう意味で想像力かきたてられる場所なのだった。
また強い冷たい潮風に吹かれて見たくなっている。





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