雨あがりのペイブメント

雨あがりのペイブメントに映る景色が好きです。四季折々に感じたことを、ジャンルにとらわれずに記録します。

栄光と屈辱の箱根駅伝 ① 快挙の創価大 転落の青学大

2021-01-06 06:30:00 | 昨日の風 今日の風

 栄光と屈辱の箱根駅伝 ①快挙の創価大、転落の青学大
 復路、大きな逆転劇の末に2021年の箱根駅伝が終わった。
 昨年、苦労の末にシード権を勝ち取った
創価大学が、
 往路優勝を遂げ、明日の復路も往路の勢いを以て総合優勝の夢を抱いたに違いない。
  (写真・日刊スポーツ 創価大三上が往路のテープを切る)

 「箱根駅伝4回目の出場」で初めて手にする栄光の芦ノ湖フィニッシュである。
 高揚した気持ちとわずかの不安をかかえて2021年1月2日、
 箱根駅伝初日往路の夜が帳を降ろす。
 目標は総合優勝だ! 
   出場4回目にして初めて追われる立場に立った新進チーム創価大に熱い夜が訪れた。

 東京大手町から神奈川芦ノ湖まで5区間107.5㌔、往路の戦績は
  ① 創価大ー5時間28分  8秒 出場4回目で初優勝の快挙だ。
  ② 東洋大ー 〃  30分22秒    一位との差2分14秒 過去5回の優勝の実績を賭けての優勝を狙う
  ③ 駒 大― 〃  30分29秒 二位との差は7秒 2位奪還は可能な目標だ。6回優勝の強豪校だ。
  
  ⑫ 青学大ー 〃  35分43秒 人気の青学まさかの優勝候補からの転落 一位との差7分35秒
                誤算は3区予定だった主将・神林が昨年末にお尻あたりの仙骨
                に疲労骨折がみつかり、メンバーから外さざるを得なかったこ
                とだ。原監督は次のように発言する。
                「一年間、神林がチームを引っ張った。その精神的、能力的な支えが 
                なくなったときに挽回するだけの精神力がなかった」 
                更にまさかのアクシデントが青学を襲う。
                                             4区でタスキをつないだときは10位になり、挽回のチャンスが訪れるの
                か。タスキ受けた竹石は山登りのスペシャリストだ。期待が膨らむ。
                だが勝利の神は微笑まなかった。レース後半に右ふくらはぎが何度も
                痙攣し、区間17位まで堕ちてしまった。その後順位を12位まで上げて
                往路終了。シード圏内にあと二つ早大と拓大を抜かなければならな
                い。トップとの差7分35秒。シード権を獲得するには拓大との差42秒
                を克服しなければならない。
                
「確実にシード権を取りにいきたい。でも、プライドを忘れずに攻め
                のレースを……」
                青学・原監督の復路に向けてのメッセージである。

                
明けて3日、復路スタートの旗が選手たちの緊張を掃(はら)うように振ら
                れた。
                                       (つづく) 

        (2021.1.5記)      (昨日の風 今日の風№114)

 

 

 

 

 

 

 

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