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内越の話4(矢島、鳥海の内越に影)

2024年02月18日 05時03分00秒 | 郷土史
親川楠家系図というのがあって、これには、楠木正家が南朝勢力を支援するために川内打越に居城を構えて籠城し、北朝勢力と争ったという記載があります。
ただ、出羽国由利郡矢島郷川内村に「打越」という地名や字名はありません。ただし、鳥海町下直根字打越という地名が残されていて、現在も新田氏の末裔がおります。
また、親川楠家系図には「川内打越は大沢打越とあり」と記載されていることからこの地を打越氏(内越氏)の発祥地とは考えにくいです。
しかし、後醍醐天皇から下賜された論旨を所持していた楠木小次郎は、楠木正家が南朝勢力の関係者を供養するために建立した元弘寺(鳥海町下川内矢ノ本にあった)を拠点として活動していました。その後、楠木正家が築城した小次郎館(牛越館)に移りました。鳥海町栗沢字牛ケ首というところです。
また、傑堂能勝禅師(楠木正能)が小次郎館(牛越館)の近くに高健寺(秋田県由利本荘市鳥海町伏見)を開基して、その後、現在の矢島へ移されています。つまり鳥海、矢島が打越氏(内越氏)の勢力拠点であったと考えられるのです。
なお、東信濃を支配していた滋野三氏(海野氏のうち、望月氏の庶流は信濃国佐久郡矢島村及び根々井村を支配していて、それぞれ矢島(八島)氏及び根井氏を名乗ります。
彼らは1184年(寿永3年)の木曾義仲の挙兵に従い、木曾義仲が滅亡してその所領を没収されると小笠原(大井)氏に臣従します。
しかし、南北朝の動乱では、矢島氏及び根井氏は南朝勢力に与し、主家である小笠原(大井)氏(北朝勢力)と争いますこの点、根井家由来書には「信州義仲滅亡ノ後、行親末子則式部太夫ト云、信州ヲ立退、羽州油利ノ郡矢嶋ノ庄二年久ク蟄居シテ、民ヲシタカイ、土地ヲ開カセ、子孫繁栄ス」と記されています。
つまり、木曾義仲の滅亡や南北朝の動乱を契機として根井氏が南朝勢力である寒河江(大江)氏を頼って出羽国由利郡津雲出郷(後の矢島郷)へ下向した可能性が考えられるのです。
これを裏付けるように木曽義仲の愛妾・巴御前の末裔である巴太郎頼勝が隠棲していたと伝わる巴館跡が由利町の屋敷集落に残されています。
その後、応永年間、大江(大膳大夫)義久が出羽国由利郡津雲出郷(後の矢島郷)を支配します。




これに伴って大井光泰の後裔である大井又次郎光重が矢島から滝沢へ移り大膳大夫義久は大井義久と改名しています。
1593年(文禄2年)、大井義久の後裔で矢島城の戦いで敗れた大井五郎満安は楠木正家が南朝勢力の関係者を供養するために建立した元弘寺に葬られますが、大井五郎満安の息女・鶴姫が元弘寺の隣に庵を結んで菩提を弔ったと言われていて、その庵跡に鶴姫の墓が安置されています。その後、元弘寺が廃寺になり、満安の墓は高建寺へと移されているのです。


今日の運勢(2月18日)

1. 牡羊座(3月21日〜4月19日): 今日は行動力が高まり、新たなチャレンジに取り組む絶好の日です。自信を持って前進しましょう!
2. 牡牛座(4月20日〜5月20日): 穏やかな一日を過ごすことができるでしょう。自分自身を大切にし、心地よい時間を過ごしましょう。
3. 双子座(5月21日〜6月20日): コミュニケーションが円滑に行く日です。人との交流を楽しんだり、新たな知識を得るチャンスがあります。
4. 蟹座(6月21日〜7月22日): 感受性が高まり、人とのつながりを大切にすることが重要です。思いやりのある行動で周囲をサポートしましょう。
5. 獅子座(7月23日〜8月22日): 自信に満ちた一日です。自分の魅力を発揮し、周囲から注目されることができるでしょう。
6. 乙女座(8月23日〜9月22日): 細かい作業や計画を進めるのに適した日です。地道な努力が実を結ぶことでしょう。
7.天秤座(9月23日〜10月22日): バランスを保つことが重要な一日です。公平さと調和を心がけ、人間関係を大切にしましょう。
8. 蠍座(10月23日〜11月21日): 情熱的な一日を過ごすことができるでしょう。自分の直感に従い、目標に向かって進んでください。
9. 射手座(11月22日〜12月21日): 冒険心が高まり、新しい経験が待っています。楽観的な思考で前向きに行動しましょう。
10. 山羊座(12月22日〜1月19日): 責任感が強まる一日です。目標に向かって着実に進んでいくことが大切です。
11. 水瓶座(1月20日〜2月18日): 独自の思考やアイデアが評価される日です。自由な発想で新たな可能性を追求しましょう。
12. 魚座(2月19日〜3月20日): 直感力が高まり、感受性が豊かな一日です。自分の内面に耳を傾け、心の声に従って行動しましょう。



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