発達相談でK保育園へ。午前中は診断、午後は先生との懇談でした。
この子が、どんな発達要求を持っているのか、それを探るのは、やはり保育現場とおうちと私も含めて多数の目で子どもを見ることが重要です。もっとも、懇談は先生方とだけですが、診断の時はおうちの方が一緒です。
懇談の目的は、私も先生も子どもを見る目を深くし、保育に何が求められているかを探ることです。
今、現場ではややもすると、できるかできないかという表面的な子どものとらえに陥りやすいのです。PDCA(Plan do check act)という企業の論理をそのまま教育や保育現場に持ち込まれています。
それは、つまるところ大人が子どもに「望ましい行動」を求めることになり、子どもの本当の願いを探ることを困難にする。
発達は矛盾の葛藤を乗り越え、新しい自分をつくってゆく作業だと思います。だから、後退に見えることもあるかもしれません。
たとえば、不登校だったり、引きこもったりしている子をどう見るのか。現象ではなく、内面を見る事の大事さ。
今日は10か月の乳児期後半の子でしたが、生後第二の発達エネルギーがどう出ているか、懇談で論議になりました。
成長を気長に 待つ という考え方が
衰退していますよね!