中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

国土交通省と厚生労働省交渉、そして国会志位委員長の質問傍聴

2006年01月24日 21時25分28秒 | 活動日誌
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 浅川流域治水対策の件と、産婦人科の医師確保の件で、国会交渉に行きました。県議団、長野市議団、そして党上田市議の金井さんとご一緒です。

 浅川流域対策では、県が適切な案を示せば、それが安全の面や技術的に問題が無ければ、新河川法に従って許可する、との解答。ごく常識的で、私たちの考えているとおりの解答でした。
 だた、昨年、12月16日に長野県が示した案は、3点にわたって疑問があり、その説明を今求めているとのこと、また、どの川も一回で決まることはなく、何度も意見交換して決めていくので、その作業をこれからやっていくとのことでした。



 その3点の疑問が、例えば「まゆみだ」という地籍に作る遊水地は、急流で勾配がきついところなので適切かどうか、については私たちも疑問を出していたところでした。
 また安全率の変化への疑問も、浅川の特徴と現在の河川改修の進み具合から良く説明すればわかることでした。

 そうした疑問に対する県の説明を待っているところであって、反対しているのではないことが明らかになりました。担当者はあくまで県が主体と力説していました。
 県議会でも、市議会でも、ダム推進派があたかも百年に一度の基本高水の数値を下げたから、国土交通省は許可を渋っているとの言い分でがんばっているわけですが、何の根拠もないことがあらためてはっきりしたわけです。

 ダムによらない浅川の安全対策は千曲川との関係が根本にあるのでこちらも計画を急いで欲しいところですが、残念ながら、予算が削られ、土砂や流木などを取り除く日常の河川管理さえ、ここ数年はやれないのが実態です。

 国直轄の河川の整備計画が作成されているのは、支流も入れて109河川のうち、まだ15箇所だけだそうです。整備計画は始まったばかりといっていいでしょう。

 いずれにしても、私たちも具体的な案を考えて、運動が大切になると思いました。

 産婦人科不足の問題は、厚労省でも重く位置づけて、「女性医師バンク」(勤めきれないでやめた医師のバンク)や、潜在的助産師の復職のための研修の予算化などでがんばっていることは解りました。
 正常分娩には助産院にも活躍してもらいたい、と、私たちの要望と合致しました。全国の助産院は700あるうち、お産できるところは約半分、後は出前でやっているところで、高齢化により減っているとのことでした。

 ちなみに、長野県での助産院は10箇所。
 
 また、リスクの高い妊婦のために周産期医療センターの構想を持っていました。
産科は訴訟が多いのと、重労働なのでなかなかなり手がいないから、そのための手立てとしてリスク患者を集中させようとの考えです。
 しかし、これは、集中することにより、地域ではいっそうお産することができなくなるのではとの心配があり、もろ手では賛成できません。

「医師や病院責任者が労基法を知らない人がいるため、加重に働いているのでは」と、労基法の徹底も行われてところですが、それ自体は反対しませんが、医師は外来のほか入院患者も多く持ち、医師としての責任感から労働オーバーになっているのが現実です。

 今あるパイをどう動かすかだけでは、とても解決しません。

 産科医師不足を解消する根本問題は、医師の働く条件があると思います。訴訟が多いのも、突き詰めれば過重な労働のためです。
 産科の医師数は、助産師の数との関係で定数が決められないとのことでしたが、それも含めて、診療報酬の引き下げや医療の改悪を根本から変えない限り、抜本的な解決はできないです。

 しかし、豊科日赤のように、産科の医師がいなくなって8名の助産師さんが残りましたが、法的には医師がいなくても他の病院と連携して助産院が開けると確認でき、これは前進でした。

 さて、今日は国会で志位さんが代表質問に立つ日でした。交渉が終わって間に合う時間だったので、傍聴をしてきました。

 ヤジの飛ぶ中、迫力の質問でした。真っ先に豪雪問題を取上げてくれました。BSE,ライブドア、憲法平和問題と、国民の声を言ってくれました。ヤジを飛ばしている議員たちは、国民感情をあまりにも知らななすぎるのか・・・。
 共産党の国会議員を増やしたい!つくづく思いました。

 それにしても、国会の傍聴は関所が厳しいですね。何度かチェックされ、傍聴席にはもって入れないものがあり、ロッカーが用意されています。
 コートもだめ、カバンそのものもだめです。メモ帳と筆記用具、お財布は持込可能でした。
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