ぐるぐる☆インディア  ~ 廻る廻るよ、宇宙は廻る。

踊り手の日々想う色々しのごの。
西へ東へ、あっちこっち。

踊りにジャンルなし!国境もなし!

白く塗れ! ~優雅で、怒涛の休日。

2019年03月14日 | 印度と書いて、カオスと読む
<前回までのあらすじ>

豆は危険だ。


<本日のローストさん。> ヨーグルトをあげたら、この有様。

とぼけた顔がたまらん。


寺ライヴ執行の予定である。

あまりの見切り発車、見切り発車の癖に仕事は多くて、脳湧いている。
ちなみに、明日が本番である。

(´-ω-`) このありえない力の抜け具合はどうだ。

インド現地ならではの展開。


<現実逃避を。> 現実はパラレルワールド…。

とうとう購入してしまったではないか、マクラメ糸。
ちまみに、この輪っかはビスケットの空き箱で作った。

(´-ω-`) 組み紐職人の気持ちで、ひたすら。

どうしたことだ、ローズクォーツなどといふ、凄まじくフェミニンな石をチョイスしてしまった。
ピンクだよ!ピンク!

しかも、薄らピンク!!

おぢさんのチョイスではないではないか。
それほど、脳がどうかなっているのか。

(´-ω-`) 本業が暗礁に乗り上げている証拠やな…。

弱っているとつい「女の幸せ」とやらを求めてしまうもの。


<結婚はロマンぢゃないからねっ。> マダムの説得。

ああ、何処まで行っても現実とやらが追ってくるものです。


といふわけで、謀らずも休みになった2デイズ。
楽しい引きこもりをしておった。

(゚Д゚)! ライヴあるならリハせんとー!

本来ならば、そうなのだ。
第一師匠も、ビザどうのこうの、風邪っぴきどうのこの、言ってる場合でないのだ。

(´-ω-`) 師匠本人も、あんまやる気無いやろ…。

思っても、言わない。
俺の弟子イズムで、言わない。

師匠も、やる気の無い弟子を「放置」という優しさで包んでいる。


<自主練習に精を出すべきではないかしらっ?> 丸々。おっかぁ。

寝ながら言うなよぅ。


組み紐職人の優雅な休日。

窓からプシュカル湖が見える宿。

ゴージャス。 マーヴェラス。 ラヴィアンローズ。

そのような気持ちでジメジメ…
否、粛々と紐を編んでおったら。

(・∀・)ヘーイ♪ フレーーーーーンド!!!

宿のおっさんの叫び声がする。

コアな読者様なら読解しておられると思うが、定宿のオーナーが変わったのだ。
変わったというか、元に戻ったのだ。
馴染みの黒光り君は、雇われオーナーだったのだ。

などと、知って何の得もない情報を羅列したが、そういうわけで。
このおっさんも「いー感じ」なんである。

(・∀・)♪今からおまぃの部屋、ペンキ塗るからよっ!

突然何を言う。
こういうことは前もって、何日の何時頃と予告するものではないのか。

(゚Д゚)!30ミニッツ!ジャスタモーメン!!

一声叫んで、慌てて眉毛を描き、
干してあった下着を隠し、
卵を隠す。

ここで思った。 改めて己は日本人だと。

といふのは、インド人なら「1ミニッツ」と言って30分待たすのである。
私は敢えて多目に告げておいて、10分でドアを開けたのだ。


<卵は隠さないとなぁ。> ええ、面倒なことになります。

おっかぁ、マダム、犬ストリートの子、3点セットの昼下がり。


どやどや、とペンキ缶持った兄ちゃん達が入って来た。
バリバリ~ 物凄い勢いで、剥がれかけている部分を削る。

粉、舞う。

謎の粉。 たぶん、カビ。
日本では認可されてないサムシングかもしれぬ。

(・∀・)♪ わりぃなぁ、きれーにすっからよぅ!

おっさん、死にそうな雑巾持って、健気な感じで掃除してくれる。
私もおっさんの背中に打たれて、一緒に箒持って掃除。

バリバリ~ ペンキの兄ちゃん達、面白げに組み紐職人の作品をチラ見する。
バリバリ~ チラ見しながら、剥がす。 粉。

ペタペタ~ 下地塗る。
ペタペタ~ 殺カビとかせずに、そんな概念すら無い様子で、塗る。


<またカビ生えてきたら剥がすだけだよな。> 先行き見通すダンディの背中。

無駄な仕事が多いのが、インド式ですわね。


バリバリ~ ペタペタ~ (・∀・)♪
バリバリ~ ペタペタ~ (・∀・)♪

(・∀・)ンジャッ♪ 明後日また来るからよぅ!

おっさんは時間を告げずに、
また、こちらの予定も訊かず、死にそうな雑巾を持って去って行ったのであるよ。


<本日のおまけ。> 知っても知らなくてもどーでもいい情報をお写真で。

どうだ、このやっつけっぷり!


次回この部屋に戻った時、またカビでペンキが浮き上がっているのだろうな、と。


<明後日って寺ライヴ当日ぢゃないか!どうなるんだ、俺の部屋。俺の予定を訊け!どこいっても段取りの悪い様子に、インドという国が成り立っている現実の不思議さに眩暈がする…現実って奇跡です。ミラコーなまま、つづく。>