彩雲

いつの間にか設定方法が変わっていた

2013J2 第16節 vs松本山雅FC

2013-05-26 15:16:10 | 2013 J2

 こんにちは。


 
 父がお世話になっております。ペルシャのウルリカといいます。
 ざんりゅうにむけての準備を始めた父に代って更新します。

 私は2008年10月生まれです。



 これくらいの背丈でお家にやってきました。
 最初、「ペルシャ」と聞いた父は・・・私が成長したら



 になると思っていたそうです。
 ちなみ写真の猫さんは「シャム猫」さんです。「しゃ」しかあっていません。

 父はサッカーの応援に行きます。
 県外にも行きます。しかし、選手の皆さん、父は無職ではありません。ちゃんと働いているようです。

 日常はいつもこんな感じです。


 あ、試合から帰ってきた!



 勝ったかな、それとも・・・



 ああ・・・



 昨年はほとんど喜んで帰ってくることはありませんでした。
 昨年の8月22日の夜、家族を集めて父は語り始めました。
 「遺憾ながら、もはやこれまでと思われる。しかし負けて良い、という選択肢はあり得ない。背水の陣の覚悟で臨もう」

 その4日後、父は九州へと征きました。
 後ろ姿は、かつて沖縄へ赴いた第二艦隊のようでした。



(写真はイメージです)
 九州から帰ってきた父は、修業を終えたお坊様のように悟った表情をしていました。



(この写真もイメージです。実物はユニを着ています。笠は被りません)
 試合に行く度に、心なしか、薄くなっているような、抜けているような気がします。
 ですからお坊様のようになるのかもしれません。

 今日は珍しくお家に父がいます。

 あ、ピコーンの音っ



 全部、松本山雅さんでした。


 5月は勝ちなしでした。




 



 


2013J2 第15節 vsアビスパ福岡

2013-05-19 21:57:06 | 2013 J2

 非常に高いラインを保って、DFラインの裏を突く手段に対してラインコントロールと、予測能力と反応の速さ、そして運動量で対応する。

 ボールを奪ったら細かいパス回しと大胆なサイドチェンジで揺さぶり、高速FWの能力を生かしてPAに迫る。

 というスタンスであると理解しています。

 さて「PAに迫る」のですが、もう少し注文を付けたくなる選択が目に付きます。
 今日のような滑りやすいピッチコンディションではGKが弾く確率は高いのですから、もう少し思い切ってシュートを選択して欲しい、とまたまた感じました。

 精度より、「シュートを選択する判断」が課題なのでは、と。
 シュートミスより、シュートを打たない判断ミスの方がね、良くないですね。

 確かに「あと一歩」なのでしょうが、その一歩が1試合と限らないわけで、チームが上位と互角の戦績を上げられるようになるまで、サポーター側も忍耐を要求されると考えています。

 チームが確実にアグレッシブなサッカーをリスクを冒して展開して成長を図ろうとしている時に、サポーター側が昨季の残留争い経て逞しくなっていなかったたら、とても選手を支えることは出来ないでしょうから。

 「いつ勝てるのか」

 そんなもの、誰が保証できるものでもありません。
 苦楽を共にしてこそである、と。

 


Jリーグ20週年

2013-05-15 19:49:26 | Jリーグ

 巷で急に「ビッククラブ」の話題が出てます。何故この時期に、というか、話題の出所というか真意が気にはなります。

 で、その「ビッククラブ」って具体的に何を示すのか、定義は、となります。
 タイトル数、フル代表メンバーの数、観客動員数、選手人件費、資金力(事業規模)、歴史が指標の候補でしょうか。

 現状では資金力が最も有力な指標に思えます。

 で、Jリーグに「ビッククラブ」が必要か、と問われれば、意味の無い議論と私は答えます。
 理由は「何のために必要か」、「誰にとって必要か」という点が欠落している、あるいは説明&根拠がちょっと足りないかな、と思えるからです。

Jリーグにとって必要か
 皆様には釈迦に説法でしょうが、設立の時点でプロ野球に見られる「ビッククラブ」あるいはその形態は不要と判断したものと想像します。
 クラブ数を抑制して資源(スポンサーや観客数)の集中を図るのか、悪く言えば「ドングリの背比べ」になることを覚悟の上で裾野を広げるのか、この辺りはかなり慎重に議論・検討されたものと思われます。
 結果として後者の路線を選択したことにより、資金力が圧倒的に多いクラブへ発展することは非常に難しくなったと考えます。鹿島なり磐田なり、他の追随を許さない黄金期を築いたクラブは出現しましたが、資金力レベルで「圧倒的」というほどでは決してないですし。

 Jリーグは理念として次の3つを挙げています。
 一、日本サッカーの水準向上及びサッカーの普及促進
 一、豊かなスポーツ文化の振興及び国民の心身の健全な発達への寄与
 一、国際社会における交流及び親善への貢献

 この理念そして活動方針からは、「ビッククラブ」の必要性を読みとることは出来ませんし、当然のことながら逆の路線を重視している文言が見られます(「地域(の人々)」というフレーズが多く使われている)。
 というわけで、「理念」と「活動方針」だけを見ますと、Jリーグが方針転換を行う可能性は非常に低いように解釈されます(これまでの活動・投資が無駄になるリスクもある)。人口減少、嗜好の多様化の中で、かつてのプロ野球のように人気クラブへの寡占化を図るのは時代錯誤との謗りを免れないでしょうから。

 一方、収益性を改善する方針を強化するとなると、話はまるで違ってきます。
 採算性の悪いクラブを分離(感情的な表現では切り捨てか)し、10クラブ程度のプレミアリーグを新設するとなると、ビッククラブ化への道も開けるでしょう。「資源」を集中できるでしょうし、放映権料の分配も限定でき、コストを抑えることが出来るでしょうから。
 これによって「日本サッカーの水準向上」が図られるかどうかは甚だ疑問ですが、Jリーグが利潤を追求するのならば、「あり」でしょうね。

 この場合、真っ先に切り捨てられるキーワードは、「積雪地域」、「少ない観客動員数」、「下位低迷」。
 なんだなんだ、良く見るキーワードだぞ。しかしノーコメントで。

 Jリーグは、まあその、焦っているのかな、と思います。
 アジア諸国のリーグも力を付けていることへの危機感や、当初思い描いていた20年後より歩みが遅いと評価している故かもしれませんね。
 地道でも歩みと活動は着実に、宣伝は派手に大声で、というスタンスを望んでいます。 

 

ワールドカップでタイトルをとるために必要か
 これについては私のような浅学非才の者が記述するのは気が引けます。
 言えるのは、日本全国津々浦々から才能ある選手を発掘し、育てるには今のシステムはベストではないにしても、ベターなんじゃないかと。
 クラブ数の多さも「就職先の確保」&「試合出場経験を積む」意味でも、多すぎることはないと思います。


選手の待遇改善のために必要か
 総論賛成各論反対、という課題でしょう。
 どの水準の選手報酬をアップさせるのか、という点で。
 私は最低報酬を(出来れば飛躍的に)アップさせる、という取り組みが必要だと考えます。
 Jリーガーの最低年俸は500万とかに。

 ビッククラブ云々は高額年棒の選手を誕生させることが目的のようですが、それが「夢」に繋がるのか疑問です。
 またビッククラブが選手全体の年棒の引き上げに繋がる、という考えの根拠が薄弱、いや論理に飛躍があるように思えます。何か順序が逆じゃないかと。各クラブの経営が安定することによって選手の待遇改善を図る方が、回り道をしているようで実は早いのではないかと考えます。
 ともかく「プロ選手」とは言えないような待遇改善を図る方が先決でしょう。

 待遇改善が達成された上で格差が生じるのは健全な競争によるものだと評価出来ます。

 現在のチケット料金は安過ぎる面がありますので、料金体系を改める必要性を感じます。
 サポーターとして身を切る覚悟もないと。批判だけでは何ら進歩しないでしょうから。


誰が最も利益を得るのか
 メディアでしょうね。
 40クラブもあるのは、メディアにとってデメリット以外の何ものでもないのでは、と感じることがあります。
 サッカー雑誌でカターレ富山の特集を組んでくれたとして、どれでけ売れますかね。オリジナル10とは(字義通り)桁違いでしょう。
 コストを考えると、採算にならないかと。
 それでも試合がある以上は、富山も取材しなければならないでしょう。
 スカパー!の加入者が最下位でも、富山戦を全く中継しないわけにはいかないでしょう。で、限られたチャンネル数を富山に使われるわけです。
 (富山を他のクラブに置き換えても良いでしょうが、それはあまりに非礼ですので、富山としました)

 人気クラブに限定されたリーグが設立されたら、上記の課題は解決するどころか、メディアにとって魅力ある市場にJリーグはなります。
 そしてビッククラブが誕生した場合、市場としてより安定したものになる可能性がありますよね。

 そんなこんなで、このテの話題はメディア側の我田引水と評さざるを得ません。



 20年前、故郷の県にJリーグクラブが誕生しました。
 しかし、学生として富山に来ていた私には遠い存在でした。まして、生まれ故郷とはかなり離れた都市をホームタウンとするクラブでしたから。
 富山にJクラブなんて、妄想にも浮かばなかった20年前。

 出身地に関係なく、カターレ富山が地元クラブです。
 敢えて言おう。
 Jリーグがある喜びではなく、カターレ富山がある喜びであると。 

 
 


2013J2 第14節 vsジェフユナイテッド千葉

2013-05-12 21:58:36 | 2013 J2

 シーズンの1/3が終えた段階で、17位 勝ち点16 4勝6敗4分 14得点20失点
 自ら手放してしまった試合の2試合がね、なんとも。

 J2では得点より失点が順位と相関がある、という評価を耳にしたことがありますが、試合数の多さから生じる様々なアクシデントを如何にコントロールするか、という点では「なるほど」と思います。

 その失点数はワースト4位タイとなりまして、 20台の失点数が5クラブであることから妥当な順位に。

 面白いサッカーを展開していますが、 その負の面=リスクを冒す面が失点数に繋がっているとすれば、手放しで讃えるのも難しいですね。

 昨季の残留争いの根幹は-フロントの努力で改善されている事項もありますが-今季も完全に解決していませんし、この結果もむべなるかな。
 それでも現場の奮闘で、希望の持てる内容になってますし、 それには敬意を払ってます。

 ただ、PA付近でパスとシュートの優先順位が逆でのようで、それが改善されないと。
 『決定力』が簡単に上がるものではないのですから。

 結局、カネを出すか、後押しとなる声を出すか、の二択なわけでして、それを昨季より押し上がることが、戦績向上に直接or間接的に我々に出来る唯一のことなんでしょう。

【追記】
(J'sGOAL)
圧倒的に違うのが、最後のアタッキングサードのクオリティの差は改めて違いを感じました。ただ、そのへんは今季に入ってずっと分かっていることで
(クラブ公式)
最後はバイタルエリアでのクオリティーの差が出たと思うが、こういう状況になることは分かっていたが 

 いずれにしても「バイタルでの精度向上を課題として、解決に取り組んでいる」という結びに至るのですが、省略の仕方一つで誤解(というか意味が分かりにくくなる)を生むこともあるでしょうから、もう少し慎重に、と思いました。
 公式見て仰け反った私としては、ね。
 「こういうこともあろうかと」
 と素敵なテを出しくれる真田さんは富山にいないので・・・(あ、分からない?やっぱり?)


 


2013J2 第13節 vsガイナーレ鳥取

2013-05-06 22:41:00 | 2013 J2

 痛恨のドロー。
 「いける」、そう感じた試合内容を結果に繋げないのは、ホーム力の欠如でしょうか。

 勝てないから、観客数が増えず、収入が足りず、そしてまた勝てない、という負のスパイラル。
 でもないと思います。

 要は、当事者意識を持てるサポーターがどれだけ存在するか、ということだと。
 「誰か=救世主」に期待してしまう日本人の悪癖を払拭しない限り、上にはいけないでしょうし、報いを受けるのは我々。

 そう「俺達が」ということ。

 昨季の残留争いの経験から、辛いからといって目を背けるならば、選手に闘えという資格はありません。

 「与し易し」と油断した我々の責任も大きかった44分の失点だと。


 さて、ここまでは試合中のサポーターの闘い。

 「残り15分間の失点」は構造的な原因によるものではないでしょうか。
 今のサッカーは、それは魅力的な面がありますが、90分続けられるものなのか、との疑問があります。
 ただ、クラブ側は15位を目標としているわけですから、リスクを負っても現在のスタイルを継続する理由にはなります。
 一方、夏場がね、心配ですね。

 15位では応援出来ないのではなく、カターレ富山の全ての現実を直視しながらサポートできるのか。

 闘いは始まってもいない。

 


ホーム ガイナーレ鳥取戦当日

2013-05-06 08:46:29 | 2013 J2

 夕方から雨の予報が出ていましたが、幸い天気予報は曇に変わっていました。

 朝から日差しが眩しく、連休最終日に相応しい好天です。サッカー日和です。

 が、『サッカー日和』は富山と岐阜と愛媛以外のこと。 

 明日から平常通りの仕事、という方が大半だと思うのですが、連休最終日を24時間ギリギリまでJリーグに集中させようとする恐るべきスケジュール。
 いや、「恐るべき」ではなく「思慮なき」と評すべきか。

 ともかく、スカパー!への支持を低下させる遠因になるのでは、と危惧しています。負の蓄積は、いずれ取り返しのつかない事態を招くことになるでしょうから。

 ホントに連休最終日の夜7時(明日からの仕事やら学校に意識を切り替える時間であることをJリーグやスカパー!様はご存知ないらしい)に誰がサッカーを見に来るのか、と。
 台風や雪まじりの雨の中でも県総に足を運んでき下さるいつもの皆様2,000人と、ガイナーレ鳥取の勇者数百人(希望)を足しても、3,000人を超えるかどうか。




 話は変わりますが、カターレ富山の存在意義って、常々考えています。
 『存在意義』自体は人それぞれの心の中に培っているもので、他から強制されるものでも、無理矢理植え付けられるものでもありません。クラブ状況や受け取りての生活環境の変化に応じて、変わることはあるでしょうが。
 「富山だから無理、この程度」というのも理解は出来ます。地域ごとの制約条件がありますから。しかし、「自らが火傷しない」ための方便に使われてはいないかな、とも思います。
 新しい試みに対して、「(富山だから)最初から無理だと思っていた」との評も、結果が出れば勝ち馬に乗るための姿勢であったり、出る杭を打つためであったり、との批判を免れないのでしょうが、それが地域で多数を占めれば、文化(というほどのものではなく単なる地域性か)を形成してしまうでしょう。
(だから、当事者ではない批評というものは、あまりアテにならないと私は評価しています。建設的な目的をもった批評でないことが多いですから)

 これまでは誰が敷いたレールの上を無難に進んでいるのであれば、ある程度の満足(成功ではない、と思う)を得られるのが、この国だったのかもしれません。

 しかし、現在は以前の前提条件が崩れつつある時代でもある、と思います(選択と淘汰の時代なのでしょう)。

 そんな中でカターレ富山の苦闘や、サポーターの試行錯誤はシーズン単位の結果ではなく、もっと長いスパンで評価すべきでしょうし、それ自体に潜在的な価値がある、と考えます。
 ただ潜在的な価値を顕在化させるための手法がですね、言うべくして難しくて、理屈倒れになりそうでして。

 


2013J2 第12節 vsモンテディオ山形

2013-05-03 18:20:12 | 2013 J2

 畳み掛けられた2失点が響いて敗戦。

 後半は富山が押し込んでおり、同点も時間の問題か、と感じましたが、決定機を逸しているうちに流れが山形さんに傾く展開。

 失点の場面は人数が揃っているものの、縦深を欠いてセカンドを拾われたこと、そもそも中盤との間が間延びしたことではないかと思います。

 何より『前を向く』意識が山形さんの方が圧倒的に強くて、攻撃に参加する人数が同じでも、相手のほうに(見ている方にも)より圧力を感じました。

 比較対象を昨季とすれば、カターレは進歩しているのは確実でしょう。
 しかし、選手諸兄が自ら述べている目標(クラブ目標の15位ではなく、もっと高いところ)と比較すると、辛い評価をしなければなりません。
 また、今のサッカースタイルが夏場に向けて維持できるものなのか、という不安もあります。
 内容的には面白いサッカーを展開していますが、内容と勝ち点(順位)は必ずしもリンクしない、そして失点数が増えてきている現状は厳しいものがありますね。いわば「春の終わり」なのか、と。
 
 それにしても、 「綺麗に崩さなければシュートは打つな」という指示が安間さんから出ているのでしょうか。
 今節に限らず、もどかしい場面が少なくありません。

 11試合で勝ち点15は、「目標15位以上」に対して及第点ですし、昨季のような残留争いは回避できると予測しています。
 しかし、観客数を4000人以上とするためには、ホームにおける勝利は不可欠。

 選手諸兄に『ゴール前での獰猛さ』を植え付けるために、どのようなインパクト(応援)が出来るのか。はてさて。