彩雲

いつの間にか設定方法が変わっていた

2013J2 第11節 vs東京ヴェルディ

2013-04-29 11:57:25 | 2013 J2

 10試合で4失点のヴェルディの守備は堅く、サボらず、1対1も強く、1点勝負だなという印象でした。

 カターレ富山も粘りの守備で対応していましたが、一瞬の隙というか、集中力を(誰か一人でも)切れた瞬間に失点。
 一方、同点弾は西川選手の個人技によるもの(木本選手のヘッドで逸らして、苔口選手のゴールライン際からのクロスも見事でしたが)。

 ヴェルディ(の高原選手あたり)があげるような得点を富山が、富山があげるような得点をヴェルディが、と、サッカーは面白いですね。

 気になるのは、オフサイドトラップをくぐり抜けてシュートまで(決定機まで)持ち込まれることが少なくないこと。そして、シュートコースが空いてにいるにも関わらず、パスを選択してしまうことの2点でしょうか。

 レフリーは上田さん。
 判定どうこうより、ポジショニングに注目して録画を見ていましたが、ポジショニングは良かったと評価しています。
 攻守がめぐるましく入れ替わるJ2の「速い」展開をコントロールするのは、(サポーターが外野で)あれこれ批評する以上に難しいでしょうが、タッチライン際の判定などで、ちょいと混乱があったように見受けられました。

  後半、PA付近で朝日選手が倒されたシーンなどは、うーん、どうでしょうか。ファールとってもいいんじゃないかな、と感じましたけど。中盤での攻防における基準ではファールにあたるようにも思えます。

 カターレ富山が、というより、「世界」を意識するならば、あの程度で倒れてはダメ、という基準であるならば、上田主審も判断も是とします。

 ヴェルディの選手の皆さん(三浦監督除く)は判定に抗議することも少なく、試合に集中していました。

 となると、カターレサポとしては選手を切り替えさせる(試合に集中される)よう努力すべきかな、と振り返っています。

 J3も考慮すると、将来、間違いなくレフリーの数も不足しがちとなるでしょう。レフリーの技量向上と士気の維持に寄与できるよう、レフリー諸氏にも同じJを構成する一員として、敬意を以って対応せねばとも反省(いや猛省)です。
 (ただねえ、判定基準にカターレとヴェルディの「伝統の差」というバイアスがかかっていたようで、試合中にかなりの疑問を感じたのは事実です)

 ヴェルディにはホームで大敗を重ねてきましたが、ようやく一矢を報いた想いです。

 これに満足せず、次節アウェイでの勝利を。

 最後に東京ヴェルディサポーターの皆様、多数お越し頂きありがとうございました。 

  


2013J2 第10節 vsガンバ大阪

2013-04-21 21:12:05 | 2013 J2

 季節が一ヶ月以上逆戻りしたような気候。
 新雪に白く染まった山々。 

 『満員御礼』には程遠い観客数。しかし、氷雨に打たれながら長時間お待ち頂いた皆様、ご来場誠にありがとうございました。

 ガンバ大阪、というネームバリューではなく、『代表バブル』による観客動員でしょう。
 クラブやサポーターの努力によるものではないことを、そして「Jリーグ」の浸透度を、我々は肝に銘じなければなりません。

 強敵に相手に真っ向勝負を挑み、叶わず。

 安間監督のコメントが出ていませんので、安間さんの意図は不明ですが、果たしてそれで良かったのか。

 結果論ではなく、試合結果をチームとして、クラブとして、今後にどう結びつけていくビジョンであったのか。
 それだけを伺いたい。

 対して、ガンバ大阪はカターレ富山の(明らかな)ウィークポイントを突いて来ましたね。
 技量がこれまでの対戦相手は次元が異なる、そう感じざるを得ないものがあり、それだけに相手のミスで助かっていたこれまでの9試合の負債をまとめて払わされたような4失点。

 とは言いながらも、決定機は作れていました。
 ただ、シュートの優先度がパスより低いようでして、ガラ空きのシュートコースを見逃すなど、惜しまれる場面は少なくないと感じています。

 「0-1で惜しかった」と評されるより、真っ向勝負を挑む方を選択したのであれば、未来は明るいと考えます。

 選手諸君、悔いは残らなかったか。

 そして、結果は未だ力不足の我々サポーターの責任でもある。

 我々は常に君達と共にある。

 そう君達に信じてもらえるよう、努力します。

 

  


2013J2 第9節 vsFC岐阜

2013-04-18 21:54:31 | 2013 J2

 苦い想い出のみ多い、岐阜メモリアルセンター長良川競技場。

 今回も痛烈な教訓を叩き込まれた想いです。

 さて、録画を見た印象です。

 69分あたりから、岐阜さんの前線と中盤の距離がコンパクトになってきたように見えました。

 77分あたりから、カターレが6バック状態になり、縦深を欠いた陣形になっているように見受けられました。
 連戦の疲労であり、カターレ富山のサッカースタイルの代償でもあるのかな、と。

 81分、ソ・ヨンドク選手out、池端選手in。
 77分からの展開を考えると、妥当にも思えます。前線でキープ出来るFWを投入するのも選択肢の一つでしょうが、黒部選手が長期離脱中ですし、止むを得ないでしょう。奮起せよ、若人達。

 84分、失点。
 ファールは故意でもないでしょうし、オブストラクションを取るかな、とも感じたほどです。
 失点の場面はカメラワークの関係で詳細が不明ですが、オフサイドトラップのミスのように見えました。

 88分、失点。
 失点に至る場面が撮影されておらず、サッパリ不明。
 「前へ」の守備が無いと、こうも脆いのか、と残念です。

 90+2分、得点
 月間ゴールにノミネートされるべきゴール。

 
 ガンバ大阪戦を前に、気を引き締める内容となりました。
 強敵との闘いは望むところ。
 やってやりましょう。 

 


黒部光昭選手 全治2ヶ月

2013-04-15 21:49:58 | カターレ富山

 覚悟はしてましたが、想像以上に重症のリリースでした。

 昨季は-苦しいシーズンの中で-守備にも奮闘していただけに、身体への負荷は相当のものがあったのでしょう。

 県総で(サイン会だったのかな)歩いている姿を見かけたとき、明らかに膝を庇うようでしたので、不安を感じていたのですが。

 暑くなる頃の復帰のようですが、スタメン組がフィジカル的に厳しくなる頃。

 正念場の夏に向けての復帰を楽しみにしています。 


2013J2 第8節 vsヴィッセル神戸

2013-04-14 21:10:25 | 2013 J2

 ポポ選手が出場停止、エステバン選手が負傷欠場の神戸。
 とはいえ、元フル代表の田代選手、U-23代表経験のあるGK山本海人選手など、錚々たる顔触れの神戸。

 0-0

 試合のゴール裏に笑顔はなく、勝ち点2を失った 、との想いに横溢されていたように感じました。

 しかし、選手諸兄の奮闘が観衆に、サポーターに残したものは確かにありました。

 それを勝利に昇華していきましょう。


2013J2 第7節 vs栃木SC

2013-04-08 21:58:30 | 2013 J2

選手の闘い

 大西選手のシュート、舩津選手のクロス、見事でした。
 前節とは15℃以上異なる気温の中、皆、よく走り、闘っていました。
 確かに「2点目が」ですが、西川選手は責めれない筈です。
 今のカターレ富山のサッカースタイルで、西川選手が攻守に渡って貢献していることは高く評価されるべきことですから。
 一方、その運動量ゆえに、「ここ一番」の時で体力が十分でないこともあるでしょうし、それが今節の決定機でもあったと思います。
 「それはプロではない」ことでも、「フィジカルに難が」でもありません。(しかし「プロ」とはつくづく便利な形容詞だと常々感じる次第)
 西川選手の攻守にわたる貢献無くして、決定機の創出や前線からの守備は成り立たないのですから。

 となると、FWにそこまで(ゴール前でのプレイで足にガタが来てしまうほど)の負担を求めるサッカースタイル以外では、カターレ富山は勝てないのか、という疑問が生じます。

監督の闘い

 勝ち点1で良しとするのか、ホームゲームゆえにリスクを負っても勝ちにこだわるのか。
 結果的に勝ち点3を逃すのみならず、勝ち点0となったわけですが、「勝ち点1」を選択しての敗戦か、リスクを負ったがゆえの敗戦か、選手交代の意図はこれらのいずれでしょうか?(あるいはどちらでもないのかも)。
 ファン・サポーターの評価も分かれるところでしょうが、いずれにしても結果論ですし、都合用の良いように解釈しているとの批判は免れないでしょう。
 問題なのは「クラブ目標の15位を最低限とする現実的な選択」がなされていたか、だと考えています。
 一年一年が勝負である選手達の想いでもある「3年度ではなく今季に昇格争い」のサッカースタイルであり采配なのか、あくまでもクラブ目標第一優先のサッカースタイルなのか。はてさて。
 一方、見応えのある試合内容でしたし、氷雨の中、冷えきった身体に熱いモノは確かに残りました。


クラブの闘い

 敗因-戦略的な敗因-は結局、選手人件費だなと。
 長時間のプレイは無理とはいえ、かつて清水エスパルスで名を馳せたアレックス、いや三都主アレサンドロ選手の技量は圧巻でした。
 そのような選手を切り札として有している松田監督と、そうでない安間監督とでは采配云々ではないのかも知れませんね。
 ただ、昇格候補との試合数が少ないとはいえ、カターレ富山は健闘していますし、「水戸や熊本や栃木のような試合で勝ち点を得られれば6位以内」というのも楽観論ではないと考えます。どんなに低く評価しても、そう期待させるだけの内容であり、結果であるのですから。
 一方、活躍した選手を引き止めるだけの財源を、カターレ富山は十分に有しているとはいえず、好成績を残した翌年は主力選手を引きぬかれてしまうリスクは大きい、のが現実でしょう。
 ゆえに、Jを生き抜くためのクラブの闘いをクラブだけに任せる時代ではない、と痛感しています。


サポーターの闘い

 得点後に失点する傾向、追いつかれると間を置かずに逆転される試合の数々、ロスタイムの失点。
 昨季は「これでもか」というほど目の当たりにした光景です。
 今季はスタジアムを盛り上げるために得点後の選手コールが行われていますが、上述した昨季の経験から違和感を感じざるを得ません。いや、選手コールそのものに含むものはありませんが(素敵だとは思いますよ)、何というか、カターレ富山の癖(?)を考慮したものがあっても良かったかな、と。
 そのためには声のペース配分もしっかりせねばなりませんし、試合展開を読む眼力も鍛えないと(とはいえ、試合をよく見るのは言うべくして行い難いのかゴール裏)
 で、今節の敗戦で12位に後退しましたが、闘いはいよいよこれから。
 降格争いの経験を生かせねばなりませんし、非情な現実と向き合わずして夢は語れません。
 一サッカーファンとしてカターレ富山の順位を予想するならば18位、目標としては16位です。「結局、カネ」という身も蓋も無い評価基準(である故に主観が入りにくく、的中する確率が高い)ではこうなるでしょう。

 しかし、カターレ富山サポーターとしては「だからこそ見返してやろう」という想いが強くなるのは当然。
 精神論一点ばりの空念仏ではなく、選手諸兄を後押しする=プロとして相応しい環境を物理的&精神的に整えるために、サポーターに出来る事、成すべきことはまだまだ多い、と考えています。


  


2013J2 第6節 vsロアッソ熊本 追記

2013-04-02 19:01:18 | 2013 J2

 今季初アウェイだったわけであります。
 昨季は第6節vs松本山雅FC戦で勝利を見て以来、丸一年アウェイで勝利を見ていないわけであります。
 つーか、アウェイでカターレ富山のゴールを見たのは昨季第24節の岐阜戦以来でして、ゆえに西川選手の先制点のおかげで気分的には「勝ち点3」なのですが、現実は厳しいものがあります。

 昨季は嫁さんが遠征の度に勝ち点とともに帰宅するのに、亭主は勝ち点どころか得失点差をマイナスに広げて帰宅するのですから、家庭内における威信の低下は目を覆うばかりであります。

 結局、アウェイ勝利は先延ばしになりましたが、内容いや興行的にも面白いサッカーが見られたので、どうでも良いことでしょう。
 (決して負け惜しみではなく)

 大分トリニータさんが昇格し、V・ファーレン長崎さんの参入でプラスマイナスゼロ。加えて、京都戦が鹿児島開催になり、九州勢が増えた錯覚すら覚えます。
 しかし、ことJRについては九州新幹線の開業で、熊本まで7時間弱となり、「遠い」という感覚は全くありません。私にとってのアウェイ勝利は遠いですけど。
 「さくら」は4列シートですので、非常にゆったりした車内です。ゆえに選手の皆さんの疲労低減に繋がっていれば、とも思います。

 熊本戦は早朝出発→試合→飲む→帰富、というパターンが多かったのですが、今回は前泊で熊本市内観光が出来ました。'09年以来毎回来ていて、観光は初めてなんですが。
 月曜日が年度初めで休暇を取れないため、阿蘇山観光はまたの機会となってしまったのが残念。


 さて、コンパクトな鳥栖と異なり、80万都市の熊本は流石に大きい街です。また、JR熊本駅と繁華街が離れているので、宿泊場所によっては夜飲みに繰り出すのが難しくなります。
 今回は懇意にして頂いている熊本サポの方のご案内により、熊本城などを見て回りました。
 熊本といえば加藤清正ですが、その行跡とされているものの中には後代の細川藩のものが含まれてもいるようですね。

 桜は散り始めており、葉桜となりつつありましたが、年度末の歓送迎会を兼ねた花見の宴があちこちで見られまして、華やいだ雰囲気でもありました。
 3月30、31日が休日ですと、人の出足も良いようですね。

 (ところで写真、一枚も撮ってないし・・・嗚呼)



 初夏の面影すら見られる南国の風情も良いですが、真夏の景色のほうが熊本らしくもある、そう感じた今回の遠征でもありました。 
 お世話になりました熊本サポーターの皆様、風情あるひとときを有難うございました。 


2013J2 第6節 vsロアッソ熊本

2013-04-01 19:28:03 | 2013 J2

 熊本は既に葉桜の季節になっていました。

 熊本遠征は真夏のことが多かったので、ようやく快適な季節、それも桜の季節ということで楽しみにしていました。

 ただ、迷ったのは服装。
 寒いのか暑いのか。「富山基準」にすべきか迷った挙句、着替えを色々詰め込むことに。
 結果として、単に荷物を増やしただけで、全くの無駄に終わりましたが。

 南北に長い日本を実感する気候。何となれば、山形は雪の中の試合だったようですし。

 熊本市街の雑草はかなり伸びており、富山より半月~1ヶ月は季節が進んでいるような印象でした。

 試合当日も時間が進むに従って、気温も上がっていたようですし、まだ寒い富山の気候に馴染んだ選手達にはなかなか厳しいものがあったと思います。 

 さて、KKWING。
 昨季は、降格するにしても、成すべきことをせずして、このまま終われようか。
 そう決意したスタジアム。

 「KKWINGよ、我々は帰ってきた!」
 ・・・うまかな・よかなスタジアム・・・長過ぎて、この台詞が使えないのではないかっ

 県総と異なり、青々としたピッチ。積雪地域がすると羨ましいですね。ただ、芝が長過ぎたようですが。

 試合では、確かに互いにミスもありましたが、ミスを恐れず、あるいはミスを自ら取り返そうと熱いモノが伝わる展開でした。

 主審もゴールポストも何もかも味方に付けましたが、追加点を得られなかったのが響きましたね。
 (フリーの状態の時にもう少し積極的にミドルを狙って欲しいかな、と感じました) 

 しかし、内容的には引き分けも妥当であったと評価しています。
 昨季ならば、同点弾を喫した段階で逆転も時間の問題、という展開でしたが、今節は(も)「勝てる」と確信できる展開で、選手諸兄のメンタル面での成長も実感できました。

 前半のポストに救われたシーン。完全に入ったと思ったら、ポストの内側に当たって、今度こそ失点かと思ったら、ボールに回転が加わっていて、あらぬ方向に。 
 うまスタのアウェイ側ゴールマウスは、何か仕掛けがあるのか、と。しかし、アレは入っていたと思うのですが、小林さん。 


 アウェイでの価値かある勝ち点1でしたが、御厨選手の怪我など、なかなか厳しい4月をどう乗り切るか。
 やってやりましょう。