demotion 降格
第22節~第25節 4試合0勝1敗3分 勝ち点3(0.75/試合)5得点6失点
1試合平均0.75はJ2統計的に下位2番目の平均値(0.82)を下回る値。
なお、これまでの1試合平均の勝ち点0.68より向上してはいます。
18位ザスパ草津との勝ち点差11
19位FC岐阜との勝ち点差3
クラブ数増加を考慮すると、下位3~4クラブの勝ち点が拮抗し(差が5程度)、その上のクラブと勝ち点差が大きくなるという、J2の戦績統計と整合する傾向も顕著に現れています。
すなわち、状況はJFL降格候補。
残り試合は17。
当初目標順位の10位水戸ホーリーホックとの勝ち点36(1.44/試合)との差は19。
勝ち点差が残り試合数を上回っており、1試合あたりの勝ち点数が倍近いことも考慮すると、目標達成は非常に厳しい(いや、ほぼ無きに等しい)と言わざるを得ません。
「可能性がある以上」
との考え方もあるでしょうが、『勝ち点計算』からすると、希望というにはあまりにもはかなく、かつ根拠が無いのでは。
ちなみ「勝ち点計算」とは勝ち点の算数ではなく、対戦相手を実力順にカテゴリー分けし、スカウティングや選手の体調管理も含めた監理(マネジメント)を指すものでもある、と認識しています。
よって、大分や山形から勝ち点1を奪うことと、残留争い対象でかつ順位が1つ上のクラブ(岐阜など)で勝ち点1に留まることは全く異なる評価なるのは当然のことです(直接対決で先制し、勝ち越しながら、結果は順位も勝ち点差もそのままで、試合数が減っただけ)。
さて、現状は実質的にJ2残留争いは19~22位の4クラブになったと評すべきでしょう。
どうにもこうにも違和感を感じるのは、今季目標の「10位以上」を目指すのならば、下位順位との対戦において勝ち点1で満足したり、得点したことや、同点に追い付いた段階で満足したりすることは無い筈(FC町田ゼルビア@ホーム、FC岐阜@アウェイはその典型的な例でしょう)。
その辺りの価値基準の低さ(厳しく言えば、己への甘さ)が、試合中に(安間監督が挙げている)課題がなかなか解決されない(同じようなミスが繰り返されている)原因-主にメンタル的な-の一つではないのか、というのは…うがち過ぎでしょうか。
「降格」というリスクに備えるのは、本来11節あたりが適切というのが私の考えであり、今更ドタバタするのは遅きに失しています。
(これまでのJの歴史では手遅れになっていることが非常に多い)
ただ、栃木戦の木本選手投入後のように見違える「縦」への動きを出せることは光明でしょう。