彩雲

いつの間にか設定方法が変わっていた

時間軸

2012-01-30 21:24:24 | カターレ富山
昨日のキックオフパーティーで、何故だかタイトルのことを考えていました。


(理化学辞典より)

上は地球の歴史ですが、46億年に比較すれば人類の時間など瞬き程度の長さ。
陳腐な表現ですが、カターレの4年間を振り返ると、長いようで地球に対する人類のそれに似ているな、と。

「まだまだ黎明期」
そう評さざるを得ない出来事も少なくないようですし。

20年のJの歴史に比較したら…
海外クラブの歴史に比較したら…
微かな灯りが点ったばかりなのでしょうね。


では、上の年表をカターレの歴史と見立てた場合、今はどの辺りなのでしょうか。
46億年前はYKKの創部とすると、カンブリア紀あたりがアローズ北陸の創部かな。
そうすると、我々が目の当たりに出来る期間など…ごくごく一部なのでしょうね。

いや、それくらい存続して欲しいもの(切実)。


一方、選手の現役生活の期間を当てはめると…
まさしく一瞬の光芒なのでしょう。であるだけに、練習時間を、出場時間を充実したものにして欲しい。
と、ファン・サポーターの誰もが願うものの一つではないでしょうか。

そんな想いを巡らせながら、会場を見ていた。
そんなキックオフパーティーでした。

面白くないエントリーで済みません…

2012J2 対戦クラブ1

2012-01-22 00:02:36 | Jリーグ
今季のJ2各クラブは、クラブライセンス制度の導入を見据えた結果、これまでになく支出を抑制せざるを得なくなっており、J2創設以来、と評して良いほど高額年棒の選手の獲得を控えているように感じます。

このような状況下では選手能力以外のファクター、例えばクラブの明確な方針や継続性、監督の能力といったものが、例年以上に成績に反映されると考えられます。

という前提では、順位予想など全く出来ませんので(いつもやってませんが)、各クラブの戦力「印象」について記すことにします。

まずは昨季J1に所属していた3クラブについて。


ヴァンフォーレ甲府
目標はJ1昇格。
昨季は-恐らく海野社長と佐久間GM以外の-誰もが「え、甲府がそのスタイルを採るの?」と感じたであろう三浦監督を招聘した結果、まあ、その・・・
今季から一昨年前の、いや本来のサッカースタイルに戻すべく城福監督が就任。
昨季1年間のみとはいえ、途切れた「空白」期間を経てどう取り戻す、いや創造出来るか、かなり楽しみなクラブです。

昨季17試合出場のGK荒谷選手が引退し、木下選手が熊本より加入。木下君をねえ、甲府で見ることになるとは・・・ある意味彼に最も注目かな。
DFでは昨季の主力が相当数退団。代わって経験のある盛田・福田選手が加入。
MFでは4人が退団し、永里選手の復帰を含め4人が加入。ここはほとんど変化がないと思います。
で、問題のFW。ハーフナー・マイク、パウリーニョ選手など6名が退団。彼らの総得点数は31点。高崎、青木選手など3名が加入するも、新加入選手の昨季得点数は3…
甲府はDFドウグラス、MFビンバ、FWレナト、と3名の外国籍選手を獲得しましたが、外国籍選手は「当たるも当たらぬも八卦」みたいな面が少なくありませんし、万一にも彼等次第ということになると、J2もレベルが急速に上がってきているので、厳しいでしょうね。


アビスパ福岡
目標はJ2優勝。
一昨年は散々な対戦成績となりました…福岡に畳み掛ける強さがあったのか、カターレに畳み掛けられる弱さがあったのか。
とにかく今季は対福岡戦初勝利を。

GKは昨季17試合出場の六反選手が退団し、若手の河田選手が期限付きで加入。
DFは丹羽・山形の両ベテランが退団、田中選手が引退。代わって古賀、堤選手など5名が加入。バランスの良い新加入選手だと思います。
MFは昨季主力の松浦・中町選手など3名が退団。新加入は木原選手(期限付き)のみ。
FWも田中・重松・岡本など昨季かなりの試合出場を果たした選手が退団。西田・坂田といった実績のある選手と、新卒の石津選手の3名が加入。
J1から降格したとはいえ、戦力ダウンはほとんどないようにも思えます。
優勝を目標に掲げるのもむべなるかな。


モンテディオ山形
「久しぶりにJ2に戻ってきたら、知らないクラブがわんさか増えていた」
山形さんにおかれてはそのような印象でしょう。
「富山ってどこ?」と言われること間違いなし。

目標はJ1昇格。

さて、私が京都と並んで最も「やる」のではないかと考えている山形。
GKは植草選手が退団。新加入はなし。
DFは園田選手が退団、清水から岡根選手が期限付きで加入。
MFは宮崎、下村、佐藤選手といった昨季試合出場数の比較的多い選手が退団。新加入は若手が主体で、新卒の宮坂、日高選手、JFLのBB秋田で活躍した比嘉選手、鳥栖から永田選手が加入。
数年後も楽しみな顔触れだと思います。
FWは「山形の顔」ともいうべき長谷川選手や、大久保選手など4名が退団。しかし萬代、山崎、中島選手の加入により埋め合わされた印象です。
富山キラーFW中島選手にカターレも成長したとことを見せたいですね。

橋田聡司選手現役引退&2012シーズン始動(済み)

2012-01-21 19:07:14 | カターレ富山
チームは既に始動しておりますので簡単に。
青空と乾燥した空気が支配する冬の静岡。東海地方は1月下旬から2月にかけてが最も寒くなる、と記憶していましたが、最近はどうなのでしょうか。
私も富山で暮らした時間のほうがもう長いですし、記憶が少し曖昧に。

まずは「俺たちのトミー」が強化部のスカウト担当に就任。
スタッフになるのでは、と聞いていましたが、次の進路が決まって本当に安堵しました。
永冨氏を含め初年度から所属していた選手は(楚輪さんの教育もあったのか)受け答えの姿勢など、一般社会人として身に着けるべき基本的な素養もしっかりしていたと評価しているので、その点は心配ありません。
これまでとは少し違う世界でしょうが、現役選手時より遥かに長くなる第二の人生が充実するように、頑張っていきましょう。

目標は10位。昨季のクラブ数に換算すると9位ぐらい、すなわち昨季の一桁順位相当を目指すことに。
こと目標順位設定に関しては安間監督とクラブを全面的に支持します。
理由は以前のエントリーで述べたとおりです。目標順位設定に対して異論もあるでしょうが、こちらのほうが長期的にはスポンサーの信頼を得られると評価しています。

私としては、20位中16位であったことを鑑みれば下のほうが気になる今季でして、単年度黒字の達成&「J2残留」が現実的な目標、というのが本音です。


さて、橋田聡司選手が現役引退とリリースされました。
北選手と差はなかったように感じましたが、残念ながら昨季でザスパ草津を契約満了。
昨季の草津との対戦では彼に大きな拍手が富山側からも送られたこと、控えめに手を上げて応えてくれたこと、第13節のホーム草津戦終了後、バス待ちをしているカターレサポにも歩みよって応えてくれたことが思い出されます。
健太郎さんもいるヴィッセル神戸のスクールコーチに就任が決まったようですね。
これからのご活躍をお祈りします。


また、江添選手と今井大悟選手の次の所属先が早く決まりますように。

2012体制その2

2012-01-15 18:52:50 | カターレ富山
加藤弘堅選手が京都サンガF.C.より完全移籍。
 天皇杯で活躍したものの再契約には至らず、富山に加入。

木村勝太選手が松本山雅FCより完全移籍。
 松本山雅FCから、というより元甲府の方が強い印象。安間監督のもので過ごした2年間があるから加入できる、ものでは決してない厳しいJの世界。
 
 言うまでもなく富山は後発のクラブですし、練習環境は整っている方でしょうが、その他はまだまだ(私がいうのもなんですが、サポーターの数も少ないですしね)。
 JFLへの降格の可能性が制度として導入された今季はこれまでとは違う、という意識をプラスの力に変えて飛躍されるよう、サポートさせて頂きます。

 さて、若手の育成が富山の中期方針として上げられます。
 しかし、「育成」の定義なり、手法は言うべくして行い難い面が多いと考えています。試合に出せば良いわけでもないですし。
 理由は明快で、練習で出来ないことが試合で出来るはずがないこと、出場機会争いにおける競争原理に反すること、結果(勝ち点)を最優先すべきチームの姿勢と反する可能性があること、の3点です。
 一方、「育成」で重視される練習環境の整備ですが、この「環境」も定義が広いと考えます。適切な指導者の配置や練習場の施設面ばかりでなく、食生活、身体のケア、規則正しい生活を送るための管理者等の配置、なども含まれるでしょう。

 これらは資金の掛かりそうな項目ばかりで、一朝一夕に整備or解決できるものでもないこと。
 草島の寮のおかげで食生活などは良いレベルだと評価していますが、「規則正しい生活を送るための管理者等の配置」となると、人件費だけでも1千万ぐらいを要するでしょうか?
 富山は後発クラブの中では(アローズ北陸とYKKAPのおかげもあり)恵まれている部類だと評価していますが、課題も少なくなく、我々サポーターもその解決に向けて寄与できる取り組みに参加させて頂きたいと願います。

 そんな中、昨年度加入の若いカターレ戦士2人がJFLのクラブに移籍。
 棚橋雄介選手がFC琉球へ、酒井貴政選手がカマタマーレ讃岐へそれぞれ期限付き移籍。
 JFLの環境は未だ厳しいものがあるでしょうが、それを糧に変えて成長できるか。
 琉球にしろ、讃岐にしろ、両選手の成長を悠長に待ってくれることはないでしょうし、両クラブとも実力者を抱えていますから、出場機会争いの厳しさは富山と何ら変わらない筈。
 いや、その覚悟が無くては。
 以前、清水から山形(当時の環境は現在とかなり異なっていた)に移籍し、飛躍を遂げた佐藤由紀彦選手(現長崎)のような成長に期待します。

アウェイ遠征にて

2012-01-09 14:36:27 | カターレ富山
日曜開催の今年は遠征が厳しくなりまして、諸事情を考慮したうえで厳選して行うことにならざるを得ません。
さて、その遠征に思い出深いことを色々と。

1.トラブル編
第1位 事故
 昨季アウェイ鳥取戦のバスツアー。サービスエリアへの進入路で渋滞につかまり、バスが停車しているところに、後ろから一般車がゴツン。
 私は酔い止めを飲んだ影響で寝ぼけており、その瞬間の記憶はあやふやです。車体の損傷は非常に軽微でしたが、事故処理の時間-この渋滞の中、警察がいつ到着するのか-を想像して、「試合に間に合わないかも」と覚悟。
 幸い警察の到着が予想外に早く、試合に充分間に合いまして何よりでした。

第2位 JR西日本パス
 '09年のアウェイ熊本戦のおり、光の森駅でパスを誤回収されてしまい大慌て。熊本駅で粘りの交渉を行って、何とか事無きを得ました…

第3位 自動販売機
 昨季アウェイ熊本戦。熊本市内の交通センターでペットボトルを千円札で買ったのですが、釣銭が50円硬貨と10円硬貨ばかり。
 財布がパンパンになるは、重くなるし…しかし、何故?


2.天候編
第1位 猛暑
 '10年のアウェイ東京V戦@駒沢。たいへんな蒸し暑さに加えて、自動販売機は遠いし、数は少ないしで…試合結果も散々で、もう…
 座席に置いたペットボトルが45分で「お湯」に。いや、比喩も誇張も無く、飲むのを諦めたほどの熱さになりました。
 公式記録上の気温は22℃と発表されていましたが、体感上は30℃近いのではないか、と思いました。
 県総では夏場にゴール裏でも飲み物を販売してくれまして、感謝しています。

第2位 雷雨
 昨季のアウェイ鳥取戦。スカパーでは試合前に「雨の心配はありません」と現地リポーターが語るほどの好天でした。
 しかし、次第に風が強くなり、気付けば何やら気温が下がってきたように感じました。と、鳥取側ゴール裏方向に落雷。真っ黒な雷雲がスタジアムを覆ってくる状況。
 レフリーは気付かず、しばらく試合は続行。その後、雷鳴も大きくなり、大粒の雨も降り始め、やっとのことで試合中断になりましたが、この鳥取戦は色んなことがあり過ぎましたね。

第3位 大雨
 梅雨時期は止むを得ないことですが、規制雨量に達してJRが遅れたり、運行を一時中断することもあります。一方、 JRも手馴れたもので、乗継が遅れた場合の処置はかなりスムーズだと評価しています。
 面白いもので、これまでのところ遅れを経験したのは帰路のみです。また、車内では意外に雨の強さというのは分からないような気がします。


3.交通機関編
第1位 JR九州
 九州新幹線の開業で車内販売形態が少し変わったようですが、特急で販売されるコーヒーは逸品です。
 新幹線の開業前ですが、福岡駅からリレーつばめに乗りますと、車内はコーヒーの良い香りで満たされていました。味のほうも香り通りの良さでして、価格も山陽新幹線や北陸線のそれより安価。九州遠征の楽しみの一つでもあります。

第2位 高速道路の運転
 自家用車あるいはレンタカーで参戦される方々には頭が下がります。長距離運転による疲労、事故のリスク、渋滞等々、体力的にも精神的にも消耗は少なくないでしょう。
 学生時代に帰省する際(片道600km)には、東名・名神で必ずといってよいほど事故を目撃したり、事故渋滞にあいました。それを思い返すと、カターレサポは無論のこと、県総から帰っていく県外ナンバーの車の後姿に、「道中ご無事に」と思わざるを得ません。
 さて、運転の上手いサポの方はいらっしゃるもので、上信越道などアップダウンの激しい高速でも一定のペースで走り続けるのを見て、慣れているな、と感心します。
 勝った試合ならばともかく、大敗した後ともなれば、なおさらです。

2012体制その1

2012-01-07 12:29:13 | カターレ富山
平出涼選手のレンタル延長が発表。
負傷中であること(首都圏の方がスポーツ医療の面で有利ではないか)、FC東京のAFC出場を考慮すると、復帰も有り得ると考えていましたが。

船津選手がセレッソ大阪に期限付き移籍。
過去3シーズンとも活躍してくれましたが、昨季はプレーの幅が著しく広がったように見受けられ、安間監督のいう「底上げ」の主役でもある選手。
また、セレッソは以前から縁のあるクラブでしたし、U-23で選手が離脱する可能性を考慮すれば、考えられなくもないケースでしたね。
(しかし出場機会が保障されるものではないし、試合に出れなければこの一年を無為に過ごすことに)

選手としては上を目指すべきでしょうし、(カターレの現状では遼遠の感のある)J1クラブからのオファーであれば当然ともいえる選択。
これは選手の視点。
(私も選手の選択としては支持します)

「育成」を掲げた結果、J1からオファーを受けられる選手に成長したことは指導者としての実績でしょうし、クラブとしても新卒選手を獲得する際にも、ユースにとっても望ましいこと。
これはクラブの選手強化という視点。

しかし、2010シーズン18位、2011シーズン16位のカターレ富山は、今季「JFL(今季もこの呼称のままでしょうか?)降格候補」と評される立ち位置だと考えます。
まして底上げの主役が欠けた訳ですから、昨季以上の順位を目指す上でもマイナスとなる要因。
(船津選手の代わりとなる選手云々という見方もあるでしょうが、それが簡単に出来れば昨季の負傷者続出の時期にもっと若手が起用されているでしょう)

このような現状において「育成ための踏み台」であることを評価するならば、それに伴う成績低迷を甘受できるのか。
これはサポーターに突きつけられた課題。

観客動員も右肩下がりで、予算も不充分なクラブ(富山ね)がJFLに降格しようものなら、それはクラブの存続すら危ういかも知れません。
そのリスクへの対処法を講じているのか。
これはフロント、監督に突きつけられた課題。
そしてサポーターも覚悟すべき可能性。


サッカーダイジェスト誌などでも「選手を供給する」育成型クラブを望む論調がありますが、そのようなクラブに出資するスポンサー、支援する自治体等が出てくるのでしょうか。
また、そのようなクラブのある地域にどのようなメリットがあるのか。

後ほど補足するかもしれませんが、取り急ぎアップします。

今季を迎えるにあたり

2012-01-04 18:48:06 | カターレ富山
嫁さんがイラストを描いてくれたので、文章ばっかりで面白味のない拙ブログが少しばかり華やかになりました。お正月らしくなって良かったです、はい。

「彩雲」ではなく「雪雲」に空が覆われる仕事始めを迎えて、年頭にあたり拙ブログにおける今季の意気込みを。

①誤字脱字を少なくする
…せいぜいこの辺りが妥当な努力目標であります。「一歩一歩」より「1mm1cm」より遥かに地味な目標でありますが、少しでも読みやすくなるように努力する所存であります。
 実際、アップ後に読み返しますと、誤字脱字が非常に目に付きまして申し訳ないことです(修正するようにしています)。特に助詞の誤り等がひどいのなんのって。

 以上を目標に、てな訳にもいきませんので…

②アウェイでの写真を載せる
 試合中(正確には応援開始後以降)の写真を撮ることはありませんので、それ以外の何か(「何か」ってナニ?)を。試合こそが本題である筈でしょうが、この辺りのズレっぷりは平にご容赦を。

 毎日、数十から百数十の方が拙ブログをご覧になっているようで感謝しております(アウェイは無論のこと、選手コール開始時のホームゴール裏より多いな…)。
 そのためにも少しは内容を改善しようという今年です。



 さて、カターレ富山。第三者的にもJ参入までは非常に順調であったと評価していますが、やはりというべきか、(決して予期し得ないものでなかった)課題が健在化してきました。

 その課題解決に向けて、微力ながら発展的な力になれば、と考えています。そのためには正確な情報が不可欠ですが、カターレ富山も情報の発信(公開)がまだ足りないところがあり、その姿は震災時に批判された関係機関と重なる面が少なくありません。

 ありていにいえば「役所みたいな姿or対応」が見られる、と。
(あ、関係各位の日々の努力には、無論のこと感謝しておりますよ)

 これは他のJクラブも抱える潜在的な課題の一つでしょうけど。クラブライセンス制度が導入が迫っており、さらにJ2からの降格制度が始まる今季からは、試行錯誤を繰り返す余裕は失われています。
 クラブにおいては情報の管理ではなく、監理に頭を切り替えていくことを期待していますし、そうでなくては観客動員及び収入がジリ貧どころかドカ貧へと移行する一因になるでしょう。

 厳しくはありますが、それだけに取り組み甲斐のある状況になったと捉えて、ともに手を携えて今季を闘っていきましょう。