つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

一番星は、赤い彗星のユキヤ。

2022年05月29日 22時00分00秒 | 賭けたり競ったり
                            
広島県・廿日市市の「宮島競艇場」に於いて開催されたSG競争、
「第49回 ボートレース・オールスター」。
優勝は3号艇で出走した「原田 幸哉」だった。



何とも凄まじい勝ちっぷりだった。
きのうの豪快な「捲り」。
きょうの正確無比な「捲り差し」。
46歳になるベテランがやってのけた連日の離れ業には舌を巻く。
恐れ入った。



上掲画像、赤い丸で囲ったターンマークと、選手たちの位置関係を見比べて欲しい。
流される勢いを見越し、これだけ離れたところから旋回を始め、
舵と体重移動、力を駆使して、遠心力に吹き飛ばされないよう艇を操る。
時速60~70kmで、グリップの効かない水の上をだ。
しかも、ただ回るだけではない。
他艇の動きを一瞬の判断で見極め、勝利を得るため最善のコースを選択。
怖気を封印して、迷わずそこに飛び込む。
大変レベルの高い戦いなのである。
特に勝負を決めた「原田」の「捲り差し」は、文字通り「一級品」と言っていい。



電光石火のスピードターンで、1号艇と2号艇の間を割って突き抜け、
5艇の夢を粉砕した赤いカポック。
それは単騎で戦艦を5隻沈めた
「シャア」専用の赤いモビルスーツにも似ている。
まさに「赤い彗星のユキヤ」なのだ。
(「機動戦士ガンダム」のファンにしか分からない例えで恐縮です)



わが舟券、2連単は的中したが3連単はハズレ。
収支はマイナスに終わった。
しかし、いいレースを観せてもらい大満足。
惜しむらくは、この舞台に「毒島」がいなかったこと。
次回のSGに期待したい。
                       
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綺羅星の中の一番星は誰だ?!

2022年05月29日 14時29分29秒 | 賭けたり競ったり
                        
広島県・廿日市市にある「宮島競艇場」は、宮島へ渡るフェリー乗り場に隣接。
観戦スタンドからは、瀬戸内の島々や行き交うフェリー、
厳島神社の大鳥居などが望め、景観のよいことで知られている。
僕はまだ未訪問。
ぜひ一度行ってみたい場の一つだ。



風光明媚なそこで開催されているSG競争、
「第49回 ボートレース・オールスター」。
きのう(2022/05/28)、節間上位18名による、3つの準優勝戦が行われた。
第10レースで生き残ったのは、村松修二(広島)と石野貴之(大阪)。



僕にとっては、コレがメインレースだった。
「毒島 誠」の1着を願い舟券を投票したが、6着敗退。
上掲レース画像、赤い丸で囲ったのが「毒島」が駆る4号艇。
矢印あたり、ボートの側面が一際浮き上がっているのが分かるだろうか?
いわゆる「キャビってる」状態。
キャビテーション--- 他艇が発生させた「水泡」の中にハマり、
プロペラ(スクリュー)が空回りし、コントロールできていないのだ。
今節、彼は4コースから3回走り、いずれも惨敗。
またもや後塵を拝した。

第11レースで生き残ったのは、白井英治(山口)と平高奈菜(香川)



このレースは、5号艇の「実森美祐」と6号艇の「平高奈菜」、
2人の女子レーサーが素晴らしいスタート攻勢を仕掛けた。
「実森」が内側を呑み込みかく乱する隙を突き、6号艇が差し一閃!
上掲画像、赤い丸で囲った「平高」の駆る舟の舳先が浮き上がっている。
これぞ「ウイリーモンキー」。
高速ターンのお手本のような旋回で、あっという間に2番手を確保しゴールした。

第12レースで生き残ったのは、原田幸哉(長崎)と篠崎元志(福岡)。



スタートで出遅れた2号艇と3号艇を、
赤い丸で囲った4号艇の「原田」が外から叩いて真っ先にターン。
典型的な「捲り」が決まる。
予選トップの1号艇が5着に沈み、結果、配当的にも波乱の決着となった。



そして本日(2022/05/29)迎えた優勝戦。
5日間の激闘を勝ち抜き、最終決戦のピットに舳先を進めたのは以下の6名。

1号艇:白井英治(山口)
2号艇:村松修二(広島)
3号艇:原田幸哉(長崎)
4号艇:石野貴之(大阪)
5号艇:篠崎元志(福岡)
6号艇:平高奈菜(香川)

女子レーサーとして史上4人目のSGファイナリストになった「平高」が、
自身初、また前回、新たな歴史を創った「遠藤」に続く快挙に挑戦。
地元・広島支部の若武者「村松」のSG初制覇もかかる。
綺羅星の如き強豪の中に輝く2つの新星は「一番星」になれるのか?!
注目である。
                        
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This is Survival.

2022年05月28日 13時20分00秒 | 賭けたり競ったり
                  
広島県・廿日市市にある宮島競艇場に於いて開催されているSG競争、
「第49回 ボートレース・オールスター」。
本日(2022/05/28)準優勝戦を迎えた。

競艇の大会は、1~4日目は予選レース。
「ポイント制」で成績の優劣を争う。
参加50数名の選手たちが4日間で6つのレースを走り、
着順によって与えられる得点の合計を出走回数で割って、
準優勝戦進出の「得点上位18名」が決まる。

その得点ボーダーは「6.00」になることが多い。
しかし、今大会のそれは「6.40」。
あるベテラン選手が勝利者インタビューでこう答えていた。
『(1着を)3本取っているんだから、大丈夫でしょう』
6回の予選レースのうち、1着を3回獲得。
結果、彼は「6.33」で敗退した。
ハイアベレージに涙を呑んだケースも少なくなかった。

ここからはポイントではなく、着順が全て。
獲得得点上位18名が6名づつに分かれ、3つのレースを行う。
各々のレースで1着と2着になった選手だけが、
最終決戦へ進む権利を得る。
まさに「サバイバルレース」なのだ。



第10レースのメンバーは、以下の通り。
1号艇:村松修二(広島)
2号艇:前本泰和(広島)
3号艇:石野貴之(大阪)
4号艇:毒島 誠(群馬)
5号艇:瓜生正義(福岡)
6号艇:徳増秀樹(静岡)

僕がエールを送る「毒島」は、一昨日まで予選トップだったが、
昨日の走りで6着に沈み、ランキングは10位まで下降してしまった。
モーターの仕上がりは悪くないと思えるのだが、
日替わりで、調整のアタリ⇔ハズレがある印象。
また、気になる点も一つ。
今節は一度も「捲り」に行っていない。
内側の艇を外回りで追い抜けそうな展開でも、
内懐に食い込む「差し」一辺倒で戦っているのだ。
モーターの性質で「できない」のか?
何らかの意図から「やらない」のか?
その答えは、この後、本番で見せてもらうとしよう。
もちろん、僕の舟券は「4-流し」「流し-4」だ。

続く第11レースのメンバーは、
1号艇:白井英治(山口)
2号艇:大上卓人(広島)
3号艇:辻 栄蔵(広島)
4号艇:菊地孝平(静岡)
5号艇:実森美祐(広島)
6号艇:平高奈菜(香川)

何と、女子レーサーが2人。
しかも5号艇の「実森」は、SG初出場の25歳。
エースモーターを引き当てて、ここまで這い上がってきた。



彼女は、今節オールスターの中で最も輝いている「明星」。
果たして優出の快挙なるか?
多くのファンが注目していることだろう。
僕の舟券も色気を出して、5と6を絡めた。



第12レースのメンバーは、
1号艇:磯部 誠(愛知)
2号艇:山口 剛(広島)
3号艇:平本真之(愛知)
4号艇:原田幸哉(長崎)
5号艇:篠崎元志(福岡)
6号艇:篠崎仁志(福岡)

今節の特徴として、何と地元が多いこと。
18名中、6名。1/3が「広島支部」所属だ。
それだけ力が入っていると同時に「地の利」の証と考える。

競争水面の干満差は、最大4メートル近く。
干潮と満潮ではレーサーの見える景色は大違いだろう。
また、1日の中で、風向きや潮目が変わる。
フォローになったりアゲインストになったり。
強く複雑な潮流が起こる。
やはり走り慣れた地元選手にアドバンテージがあるのは当然だ。
僕の舟券は、234をアタマにした。

--- ま、ここまで来たら四の五の言ってはいられない。
輝く一番星を目指す戦いを見守るとしよう。
「毒島」に明日があることを祈っている!
                 
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賭けたり、競ったり、選ばれたり。

2022年05月23日 22時22分22秒 | 賭けたり競ったり
                      
明日(2022/05/24)広島県・宮島競艇場に於いて、競艇SGレースの幕が開く。
SGとは「Special Grade」の略。
年間9回だけのビッグタイトルだ。

今年2つ目のそれは「第49回 ボートレース・オールスター」。
出場資格は、同大会前年優勝者、前年グランプリ優出6名、
直近のSGボートレースクラシック優勝者、ファン投票上位者。

僕がエールを送る選手「毒島 誠」が、初めて「トップ当選」となった。



獲得した票数は、26,574。
人気ナンバー1のご褒美は、初日メインレースの1号艇。
多くの期待と注目、億単位の掛け金を背負って走ることになる。
プレッシャーも大きいだろうが、公営競技選手の宿命だ。
ぜひ、1着でゴールして欲しい。

今節の優勝者が決まるのは、まだ先。
栄冠は誰の頭上に輝くのか、まだ神のみぞ知る。
僕は、それが彼であってくれと、心から願っている。
                    
<2022/05/24 追記>
             


まずは1勝!
ホッとした!
よくやった!

               
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夏めきて 田に集う。

2022年05月22日 18時18分18秒 | 自然
               
きのう(2022/05/21)二十四節気は「小満(しょうまん)」に入った。
陽気盛んにして、万物次第に長じて満つる頃。
わが北陸の片田舎・津幡町の早苗が揺れる「田んぼ」に
色んな生きものの姿を視止めるようになった。



水田を闊歩する「アオサギ」。
全長1メートル近く、国内で繁殖するサギ類では最も大きい。
体、翼の表面はグレー。
翼を広げると風切り羽は、濃い藍色。
魚、両生類、爬虫類、甲殻類などを捕食する肉食。
人を見慣れているのか、逃げずに堂々と振舞っていた。



田んぼの中には、サギの餌になるオタマジャクシ。
赤い丸で囲った内側、泥と色が似ている。
生まれて間もないため、小さい。
また、画像では分からないだろうが、ジッと目を凝らしていると、
小さなゲンゴロウ、ホウネンエビらしき影が蠢くのも確認できた。
太陽を照り返す水面には、アメンボがツイーッツイーッと行き交う。
実に多様なのである。
畔からのぞき込む我々(愛犬と僕)も田に集う一員だ。



元来、稲は熱帯の作物。
古くは陸稲(おかぼ)が中心だったが、耕作地に「水を張る」手法を生み出し、
水稲(みずいね)を定着させ、温帯の日本でも安定栽培できるようになったという。
病害虫や雑草の発生を抑え、温度を保つ水田では、
稲の成長過程に合わせて、水を入れたり、抜いたり。
細やかな管理によって、美味しいお米がいただけるのだ。

--- では、最後に畦道に咲く「ノアザミ」の画像を掲載したい。
陽気盛んにして、万物次第に長じて満つる「小満」に相応しい、
鮮やかな紫が目に染みた。


                        
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