つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡短信vol.74~令和弐年・夏。

2020年08月02日 06時06分06秒 | 津幡短信。

津幡町に関するよしなしごとを簡潔にお届けする不定期通信。
今回はこの2本。

【虫の惑星。】

我々は、地球上で繁栄を謳歌している。
僕も含めた「ヒト」は、そう考えているかもしれない。
しかし、生物種としての個体数やバリエーションを比べると「ムシ」の方が断然多い。
数えきれない程いる中で「日本の夏」を象徴する一つは「蝉」だ。

桜の幹に取りついた抜け殻の主は、今何処。
長い地中生活を終え、地上に這い出て姿を変え、
命尽きるまで精いっぱい鳴き、生きる蝉。
彼等の声が聞こえている間は、夏を実感できる。

町営の「放課後児童クラブ」前に置かれた「飼育ケース」。
中にいるのは「カブトムシ」だ。
子供だった僕にとって、彼らは「夏のアイドル」。
光沢あるボディーから伸びたカギ爪付きの足や、反った角は実に頼もしい。
機能美に溢れた姿を、飽きずに眺めたものである。

【植物の惑星。】

植物種の数も膨大だ。
30万とも40万ともいわれる彼らの中で、
「日本の夏」を代表する一つは「ヒマワリ」かもしれない。

北アメリカ原産で、15世紀に渡来したと考えられるが、
今や日本各地でよく見かける。
ここ津幡町でも、言わずもがな。
放射状に広がる花は、太陽を連想させる。

津幡小学校前で撮影した「真菰(まこも)」。
イネ科の多年草で、新芽は食用になる。
わが町では、コイツを特産品としてPRし、学校給食のメニューにもなっていると聞く。
僕が子供だった頃にはなかった。
普及~浸透は道半ば。
頑張って欲しい。

<津幡短信vol.74>
コメント
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