館山ご当地ラーメン創生プロジェクト
【館山ご当地ラーメン創生プロジェクト「館山タンタンメン@館山生姜醤油ラーメン 波音食堂」
2017年2月24日(金)、千葉県館山市の波音(なみね)食堂にて、新しい「館山タンタンメン」が新発売される記念日です。
ところで、
今なぜ館山で「ご当地ラーメン」なのか?
館山市は千葉県の南端、館山湾や太平洋に面して、戦国武将、房総里見氏の城下町として栄え、滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」の舞台としても有名です。
明治11年(1878年)に蒸気船航路が就航して、蒸気船によって東京との往来が便利になり、温暖な気候から、鏡ヶ浦の海岸に別荘が建ち並び、保養や病気の療養や、海水浴に来る人が増えて館山は発展しました。
館山は古くからリゾートであり、豪華客船が寄港したり、夏には館山港で大規模な花火大会もあります。日本屈指の良漁場にも囲まれ、1年中季節の美味い魚が捕れ、美味い寿司屋がたくさんあることから「鮨の町」としても有名です。
日本の高度経済成長期頃に誕生した内房の竹岡、外房の勝タン、この2大千葉ご当地ラーメンに囲まれた館山市は、そもそも「ラーメンで町おこし」、「B級グルメの流行」とは無縁の町でした。
それが一変したのが、2015年6月28日。
それまでチェーン店のラーメンが一番と言っていた館山っこが、波音食堂の登場ともに「NO GINGER NO LIFE ジンジャラー」に変身。
館山生姜醤油ラーメンは、館山っこはもとより、他県からもわざわざ波音を目指して食べに来る、そんなビッグネームへと階段を一歩ずつ登っています。
地元のお客さんのリクエストも、館山のご当地ラーメンの登場を待望。
店主のカズさんも、少子高齢化で過疎化が進む館山を盛り上げるために、新しいご当地ラーメンの開発に着手。私も微力ながら、カズさんの熱意に押されて全面的に協力することになり、2月24日を迎えることとなりました。
このラーメンのまず大きな特徴は、予告編にも登場した「外房の辣油と内房の醤油のマリアージュ」
ただそこは館山生姜醤油ラーメン・ブランドの波音、単純にラー油と宮醤油を足しただけではなくて、まず業界初の「生姜ラー油」をカズさんが徹夜して創作。
醤油も宮醤油に、波音の「カエシ(醤油ダレ)」をブレンド、これらを生姜スープに合わせています。生姜を生かした味作りが基本テーマで、ラー油の辛さや風味は抑え気味。なので咳き込まずに麺を啜ることが出来ます。これが味わうまず第一のポイント。
刻んだ生の玉ねぎや、サイコロ大にカットした刻みチャーシューを生姜ラー油スープとともに味わうことが出来ます。最初はそれ程唐辛子の辛さを感じないので、インパクトが無いように感じますが、食べ進むうちに、生姜のジンジャー感が身体の内側からジンジンと効いてきます。あと宮醤油の深いコクを感じることが出来ます。最近流行の辛さと痺れの「辛シビ系」、それに対して、この「館山タンタンメン」は、辛さとジンジャーの「辛ジン系」なラーメンと言えます。
食べ終わりがジンジンして刺激的で、ジンジャラーにとっては、中毒性が倍増。
ぜひ味わって頂きたい、オススメの一杯です。
*補足、この「館山タンタンメン」は館山市内のラーメン店に広めていくのが狙いで、もしメニューとして出したいお店があれば、波音食堂に直接お問い合わせ下さい。