風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

ジャズ・ワニ・フレンチ、ニューオーリンズ 2-1

2016-12-15 | 海外
1日目からの続きです。

● 時差ボケ早起き

夕べは時差ボケのためになかなか寝つけず、3時間くらいで目が覚めてしまいました。
シャンプーした髪がごわごわになっていて、アメリカは硬水だったと思い出します。



まだ夜明け前でしたが起きて、6時半の朝食タイムを待ってカフェテリアに行きました。
メンバーが2人いました。それぞれ眠れなかったようです。



好きなものを取るバイキングスタイルですが、野菜が全く置かれていないことにびっくり。
こっちの人は、野菜を採らないの?
フルーツはあったので、リンゴをまるかじりしました。



ワッフル機を見つけて、自分で焼いてみました。
楽しい朝食ですが、茶色いですね~。ビタミンは自分で採らないと。



● バスケで来た人

コーヒーサーバーの前で、宿泊客と会話をしました。
バスケットボールの試合のためにニューオーリンズ入りしたそうです。
「そこのメルセデス・ベンツ・スーパードームでやるんだよ」

2mほどありそうな大柄の男性なので「試合をする側?」と聞くと、
笑いながら「いやいや、観戦するだけだよ。このくらいの身長、ざらにいるって」と言われました。

「君はなにしに来たの?」
これは、英語版「YOUはなにしに日本へ?」では?

「ビジネス・・・」と口ごもりながら答えました。
なぜかというと、大男の彼が見下ろす私は、小さくてラフな私服姿(だって寝起き)で、子供のように見えたかもしれないからです。
「オー!ここまで仕事をしに来たのかい。じゃあお互いにグッドラック」

話しやすい人でしたが、とっさにアメリカのバスケットボールの話題が浮かばなかったので、そこで話を切り上げました。
NBAという単語しか思い出せなかったから~。
ええと、強いチームはレンジャーズだっけ。強い選手はベン・ジョンソン。違う、あの人は陸上だわ。

テキサス・レンジャーズはアメリカンフットボール。話題にしなくて正解でした。
そして強い選手は、マジック・ジョンソンでした。
私が知っている強いチームは、シカゴ・ブルズ。
ニューオーリンズはペリカンズというチームだそうです。
ペリカン・・・あまり強くなさそうだけど。

(後記* ルイジアナ州の州鳥がカッショクペリカンなんだそうです。)

● モダンとクラシック

朝食後に、仕事に向かいます。
今回渡米したメンバーは、ボス、ビル、ベス、私。男女2名ずつの4名。
食後の散歩がてら、会議の開催会場まで歩いて行きました。
「このビル薄い!薄すぎて風が吹いたら倒れそう!」と驚いていたら・・・



角度が変わったらそんなに薄くありませんでした。
錯覚のマジックですね。



超高層ビルのすぐそばに、古き良き時代のままのクラシカルな建物があります。
町には古さと新しさが共存しています。



通りを人が歩いていると思ったら・・・



銅像でした。こうしたオブジェがあちこちにあります。
アートに力を入れた町なのでしょう。



● アメリカの車

日本車見つけました。アメリカのニッサンは、なんだか迫力が違います。



一番見かける車は、車体に金色の十字架がついたもの。
どこのマークかわからず聞いてみると、シボレーだそうです。
社名(Chevrolet)からしてフランスの車だと思っていました。アメ車だったんですか。



こっちの車は、ナンバープレートがついてないものがほとんど。
たとえひとつついていても、前と後ろの両方ともついている車は滅多にありません。
ナンバーなしの車が道端に駐車していても、日本と違ってそれは廃棄車両ではないのです。
なぜ~?プレート落としちゃったのー?

● 会場受付

会場はホテルから徒歩5分のところにあるハイアットリージェンシー。
泊まっているホテルよりも、さらに大きくてゴージャスです。



長い、なが~いエスカレーター。



その上に会場があります。



参加証となるプレートをもらいました。期間中はこれを首から下げて過ごします。
A5サイズでこれまた大きい・・・。



受付登録をすませ、関係者と会い、ミーティングをしてこの日の業務は終了。
明日からみっちりのスケジュールになりますが、午後はフリータイム。
みんなでホテルに戻ります。

木陰の通り。枝がアーチになっているようですが、なぜ木が内向きなんでしょう。



チェスのような馬の首のついた棒を、ところどころに見かけます。
これは何でしょう?



かつてここに馬車を停めて、馬の縄をかけていたんだそうです。

● メンバーの部屋へ

午後は、部屋で寝て時差ボケを直すというボス。ほかの3人はダウンタウンに繰り出すことにしました。
昼食後、ベスの部屋に集合します。
ところが、ドアを開けた彼女は「すぐには外出できなくなっちゃった」と言いました。
バルコニーに出てみると、さっきまでいい天気だったのに、ヒョウのような大粒の大雨がザーザーと降っていました。
さっき、たしかにゴロゴロと妙な音が聞こえてきましたが、あれは雷だったのね。



雨雲の向こうには青空が見えているのに、いつやむかわかららない大雨。



道路は雨に濡れて、もうツルツルです。外には人っ子一人いません。



これは雨が止むまで待っているほかありません。
部屋でデザートのイチゴをつまみながら、おしゃべりしていました。
広い部屋だと、招く側も訪ねる側も、気兼ねがいらないのが気楽です。



私の冷凍庫にも入っているアイスクリーム。



アニメチャンネルのTVでは、スポンジボブの番組がずっと続いています。
ビルもベスも、ボブのことを知りませんでした。
「スポンジなの?チーズだと思ってた」
黄色いからね…じゃなくて、名前で気がついて―!

● 雨宿りと眠気

部屋の住み心地やキッチンを使った感想などをおしゃべりしているうちに、なんだか眠くなってきました。
昨日シカゴに着いた時に「朝だけど、今は夜だって自分をだましているところ」と言っていたビルは、うまく自分をだまし通せたようで、シャキッとした顔をしています。
時差が抜けないままの私は、頭がモウロウとしてきました。
この眠気を考えるに、おそらく今が、日本の夜なんでしょう。



ベスも同じ状況だったようで、だんだん言葉少なになってきました。
そのうちに彼女は「10分だけ寝させて~」と寝室へ消えて行きました。
キングベッドの余ったところに私も寝せてほしーい。
でも一度寝入ったが最後、10分では起きられず、ダウンタウンに行けないどころか、ベスのベッドで朝まで熟睡してしまうかもしれません。
そんなわけで、がんばって目を見開いていました。

にわか雨のようにすぐに上がると思ったのに、なかなか大雨はやみません。
昼にホテルに戻ってきた時には、外はカンカン照りで日傘をさしたほどだったのに。
トルネードが頻繁に発生し、天気も変わりやすい南部。貴重な自由時間に足止めを食らうなんて。
でも、外にいるときに突然大雨に遭遇しなくてよかったです。

そのうちに、ようやく雨がやんで、青空が戻ってきました。
ビルが淹れてくれた目覚めのコーヒーと紅茶を飲んで出発。
2時に出る予定が、足止めをくらったためにすでに4時になっていました。

● スリップアラート



ロビーに降りると、あちこちにスリップアラートが置かれていました。
大雨の名残ですね。
サインの絵によって、滑っている角度が違うことに気がつきました。



その2に続きます。



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