林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

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愛と青春の旅立ち-柵原ふれあい鉱山公園の旅17.

2024-02-27 | 鉄道・旅行

 17.黄福柵原駅の保存車両

徒歩で黄福柵原駅に移動して、ここで保存されている車両を取材する。
ホームから延長された場所にある留置線には、
ディーゼル機関車が1両、気動車が2両保存されている。
また、駅のホーム側にも事業用車両が1両置かれていた。

黄福柵原駅は旧片上鉄道には元来なかった駅で、
体験乗車会の終点用に1998年に新設された駅である。
正確には柵原ふれあい公園内の施設という扱いで、
隣接する駐車場の休憩スペースという位置づけでもある。

留置施設には3両が保存されていて、連結した形で保存されている。

 ディーゼル機関車 DD13形551号機

国鉄で活躍した構内入れ替え用のディーゼル機関車を、
片上鉄道での仕様に変更した機関車で日本車輌製である。
1965年から1968年までに計5両が導入された。
機関形式DMF31-SBI、機関出力1200馬力である。

 気動車 キハ303

1934年に川崎車輌でガソリンカーとして製造された、
旧国鉄最初の量産型内燃動車であった。
1952年に片上鉄道に移籍、1956年にエンジンをディーゼル化された。
機関はDMF18、6気筒、排気量13リットル、出力135馬力である。

 気動車 キハ312

1952年に宇都宮車輌で新設された片上鉄道オリジナル車で、
製造当初はガソリンカーだったが、1956年にエンジンをディーゼル化された。
機関はDMF13、6気筒、排気量13リットル、出力135馬力である。

駅のホームには事業用車両が置かれていた。
形状からモーターカーと思われ、「003」の車体番号も確認出来るが、
元来車籍のない車両なので詳しいことは分からない。

吉ヶ原駅でモデル撮影会をしていた一部が黄金柵原駅まで来ていた。
彼等が立ち去るのを待って駅舎の陰で着替えした。
猛暑の中を歩いてきたのでTシャツも汗でびしょびしょになっていた。
カメラバッグの中には着替え用のTシャツを入れてきたので、
周りに人がいないことを確認して、これに着替えた。
上に着ていたシャツも汗で湿っていたので、
日当たりのいい場所に置いて乾かし、その間に車両取材した。
服が乾くのを待って吉ヶ原駅に向かった。
行きは一般道を歩いてきたが、帰りは線路を歩いて行くことにした。
この方が近道だし、撮影しながら移動できる。

途中に踏切があったが、既に体験乗車はコロナ過以降中止されていて、
踏切にはご丁寧に「使用中止」と表示されていた。

折角廃線跡を歩いているので、
営業鉄道線では絶対に出来ない、
バラストに寄った写真も撮ってみた。
吉ヶ原駅まで戻り、日陰でバスの時間まで待った。
個人撮影は時間で撮影するモデルを変えているようだ。

吉ヶ原駅の駅舎の中にはつばめが巣を作っていた。
小鳥が口を開けながら、親鳥が餌を運んでくるのを待っている。
結局今回は柵原鉱山資料館には入場せず、
駅前のバス停で、15:54吉ヶ原発の中鉄北部バスを待った。


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