Rimshot!!!!

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でたらめをやってごらん

2023-03-25 | アート

木曜、シンライダーを見た後書店に行ったらやっと発見できたので
買ってきました、「タローマンクロニクル」。

『架空の70年代特撮についての解説書を真剣に作る』ことは
つまりは徹底して嘘をつく、ということでもあり、
その嘘の信用度を上げるために、ちょうどいい塩梅で真実を混ぜる。
この本におけるそれは、70年代特撮の歴史に関する部分であり
「帰ってきたウルトラマン」や「ミラーマン」など
毎日のようにどこかの局で特撮ヒーローが(場合によっては裏番組にも)溢れていた時代、
もしかしたらこんな5分番組がどこかに紛れ込んでいたかもしれない…と
一瞬でも思わせてしまうような、そんな「嘘をつく」巧みさが溢れた1冊となっておりました。

全話解説(当然作っていない嘘の回も多数)を読みながら、
特撮やアニメはケイブンシャの大百科などのおかげであまり埋もれないものですが
(「突撃!ヒューマン」等、映像ソフトが残っていないものなどは仕方ないですが)
時代劇や一般ドラマには、本当に時代の中に埋もれてしまって
みんなが忘れ去ってしまったものがたくさんあるのかもしれないな…と
改めて思ってしまったり。
…つまり、そこでもっと巧みに嘘とバレないような嘘をつけば
みんなに存在しないドラマがあったと信じ込ませることができる、のかもね。

コメント
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