King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

今年も花薫る町に

2020年05月19日 12時00分50秒 | 珈琲

今月のブレンドは恒例の颯々です。

一年で一番さわやかな風が吹き抜ける季節で、なおかつ目にまぶしい新緑が

萌え出し山が動いたように見える季節。それを眺め飲む珈琲が颯々です。

 

今人が全くいない夜の街をランニングすると店の電気は消え、ひっそりとした廃墟の

ようですがそれでも花はいつものように咲き、なんじゃもんじゃとかハンカチの木とか

珍しい花も楽しめる秩父です。

 

この花の姿をネットにあげその華やかさにいいねをつけて喜び合うという光景ですが、

なぜかとてもむなしい光景に私には映ります。というのもこの今咲く花々はその姿形は

もとよりそこにあることによりその存在と空間を創造している哲学的存在でもあるのです。

 

その匂いと空気を誰もあらわそうとも哲学的命題に自身の考察を披露するでもなく、ただ

花を写真にしてそれに当たり前のコメントを付けたりいいねを付けたりに終始している様は

お互いの無知無関心を披露しているだけなのです。

 

裏にあるのは誰もが反対しない感情が共通として湧き上がるからなのでしょうが、そもそも

花を見てそう誰もが思うだけという発想が間違いであり、危険なことなのです。

 

最近は豆を焼いては発送に出かけたり、配達したりという以外やることは掃除と整理整頓と

後はもっぱらネットでビデオを見るといったことに終始しています。それはdlifeの突然の終了と

コロナ一色でテレビなどニュースさえもかつてほどの情報がなくとても見てられないのです。

 

アニメやバラエティなども皆新作は途絶え再放送とか過去の映像にタレントがコメントするという

芸のないものとなっているようです。

 

最近見ているビデオといえば『ビックバンセオリー』ですが、これもあと最後のシーズン10と

なりdlifeのつづきのエレメントリーとメンタリストもあと少しで楽しみが段々秒読み段階で

終了に向かいつつあり、次なる対象を探さなくてはならず、見つけたのが『ブラインドポイント』と

いうドラマです。

 

これはニューヨークのタイムズスクエアに不審なバックが放置され中から全身刺青の全裸の

女性が出てくるという衝撃的な始まり方です。その女性は記憶を失っており、全身の刺青は

何かの事件を示唆しているようで背中に名前があるFBIの特別捜査官が呼ばれます。

 

最初の紹介を見た段階でなんだかプリズンブレイクを思わせる内容とブラックリスト的事件もの

の雰囲気でその謎が今まさに起きようとしているテロの情報だったり、段々と明かされる女の素性や

記憶など実に興味深いのです。最初から雰囲気と謎とサスペンス的内容がてんこ盛りで主役の

FBI捜査官も『ストライクバック』のサリバンステイプルトンが演じており面白くないはずがないと

見始めましたが、5話目辺りで少し停滞感というかもたもたとした感じになり少しあれといった

感じになっています。

 

もともと破天荒な出だしで始まっており、勢いとテンポで見せないと立ち止まって考えたら

もっとまともなアプローチとか正解を考えてしまうし、漫画的なこの出だしのスタイルを

崩さないためにも次から次に起きるテロを防止し世界を救っているという共通のテーマを

体感することを立ち止まらずにやり続けないと途端に魅力も謎解きもつまらなくなってしまう

そんな危険をはらんでまだ見続けているという感じです。

 

昨日は雨がぽつぽつ降る中走り、気になっていた伝承館に行ってみると

テイカカズラは咲き始めており、辺りはあの清涼感のある香りで満たされていました。

この花の雨上がりの時の香りは特別であり、ぜひこれからの梅雨に向けて味わって

ほしいスポットです。

 

コメント
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