King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

チョコ感から新たな裏切りへ

2015年07月30日 10時23分52秒 | 珈琲
突如長年使っていた風呂釜のシャワー部分が
機能しなくなり、新釜に変えることになりました。

今朝からその工事が始まりました。


そんな慌ただしい中、月末業務が色々まっています。

チョコ感が積み重なる感じの今の季節のブレンドは
昨年色々の思いを込めたあのブレンドをまた出そうと
計画中です。

そして、この夏いつもの作業もあり大変な作業量が
待っています。

早夏から青夏と季節が変わり、皆が故郷に帰ったり
墓参りやお休みに入る八月には『夕焼け』を出したいと
思います。

今までマンデリンの顔を色々と変えて表現した早夏、
青夏ですが、それぞれテーマが甘味とその逆のシレっとした
感じとさらに夏が進化したら何を感じるかといった時に
見上げるともうすっかりと秋の雰囲気の鮮やかな夕焼けが
印象的な秩父にひとつの季節の終わりをはっきりと
感じます。

そのイメージをより深い焼の豆でより深く焼くと味を出す
豆たちで表現したのが夕焼けです。

そんな癖のある豆をまとめ上げるとこんな味になるのかという
意外感もいつも飲んでいる珈琲の感じの色々な発展を見る
扉をまた開けた感じもあり楽しめると思います。

これも昨年体験した苛烈な炎天下での様々な経験からそれを
支えたあの東ティモールという面白い豆のおかげです。

この豆も大粒で高地で育った豊かな味わいがあり、他の豆にない
個性を待っています。

来月から登場ですが、実際の販売は来週末ぐらいからの予定
です。

今週末の日曜は先週と同様バスケット市民リーグに参加予定
のため、二時から三時だけの営業になります。

その他は三時まで試飲ができます。

後ご近所旧市内は配達しますので、お気軽にご依頼いただき
たいと思います。

アイス用の豆と水出しアイスパックはともに300g1080円と
格安販売となっています。
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ミッキーマウス柄を探して

2015年07月29日 11時12分57秒 | 日々のこと
秩父の魅力とはズバリ路地歩きである。

と断言できます。

古い町並み、自然が豊かなどなどのお決まりの
枕詞で紹介されますが、本当に秩父の街を歩いた
ことがあるのかとよく思います。

というのも、最近の秩父は主要道路を拡幅していて
当然立ち退きやらで商店街が破壊され空き地が増え
街並みなんてものがなくなりつつあるのです。

そして、古い借家ばかりがある裏通りなどもその
空き地が増えています。

趣のあった街並みも少なくなりつつありますが、
観音巡りや山登り、アニメファンなどの知らない
秩父の魅力があるのです。

とにかく秩父の路地を巡ってその不思議な世界に
浸ってみてほしいと思います。

こんなところに駄菓子屋があるとか秩父の人も知らない
アンティークショップや雑貨屋など思わぬ出会いがあります。

今現在市役所建設が始まり巨大クレーンが動いて
新たな秩父が作られていく感じですが、できればそれは
新国立競技場みたいに白紙にしてもらいたいと常々
あのクレーンののんびりした動きを眺める度思います。

西武秩父駅に温泉施設をつくるというニュースがありました。

それならば、市役所の高度権を全て西武秩父駅に与えて、
ホテルとマンションを併設してそれに市役所も市民会館も
テナントで入ればいいのです。

24時間天然温泉に入浴できるマンションとホテルで
雇用と建設需要と人口増も確保でき駅直結で投資層も
呼び込めます。

合併債など使った豪華省舎など必要ないのです。

これは全く二世代ぐらい前の発想で、豊島区などは
マンションと併用の役所を作りました。

それを見習うべきです。

そんなことをつらつらと思いながら昨日は路地裏を
ミッキーマウスの柄の付いた猫を探して歩きました。

つい先日その猫が目の前を通過して、丁度仕事中で
追跡できませんでしたし、夜で写真もとれない状況
でした。

その猫にまた会いたいと思い夕方歩いてみると発見しま
した。

余所の敷地に寝たままであまり近づけませんでした。

その胴体にあるミッキー柄は確認できませんでしたが
間違いなくこの猫です。

確認して写真がとれたら載せたいと思います。

こんな猫を求めて路地を歩いていると道行く人とたあいのない
会話とか挨拶とか情報交換とか様々な発見と出会いと
次々に起こるミッションが降りかかり、何とも楽しい
路地歩きとなるのです。

如何ですか、こんな路地歩きができる秩父にいらして
みませんか。

猫が現れるスポットなど情報は当店でご案内しますよ。

当店も路地裏にある店です。

午後三時までにご来店ください。試飲の珈琲は無料です。
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アイス需要とバカマラ

2015年07月28日 12時09分11秒 | 珈琲
未明の豪雨と雷でやっと寝入ったと
思った矢先を折られる形となり、おちおち
安眠も得られぬこの猛暑です。

今朝はそんなわけで夢うつつの中で聞いた雷と
豪雨の痕跡でいくらか涼しい感じで目覚めましたが、
直ぐにいつものように汗だくになり業務をこなして
いました。

こういうのがあるのですよと紹介するとたちどころに
注文が集まる水出しアイス珈琲も受けてからが大変で
朝から熱い釜のそばに張り付いて過ごさなくてはなりません。

困るのはこれを贈答用に送ってくれというものです。

ちよぃとした贈り物にはいいものの一件のうちに
何パックも送っても迷惑になりかねないので
二パックぐらいで送料がかからない発送方法が
あればいいのですが、これがなかなかありません。

昨年はレターパックのいつもの定期便の方に半分
を水出しのパックを二つ送ったことがあります。

これだと二回分ですから試すにはいいけど夏場に
ガンガン飲みたいときには不足です。

5ケ入りのパック4個以上で送料無料で発送して
いるのですが、これは遠方の方が増えると完全に
赤字で、頭の痛い問題です。

県内とか関東圏だと気にならなかったのですが、
当店のゆうパック契約ではこの圏外の割引が弱く
レターパックのように全国同一料金というすぐれものを
活用していくしかないようです。

突如夏用豆の需要が加わり焙煎回数がにわかに増えて
くるとよりギリギリまで焼こうと目いっぱい釜に入れて
焼くのですが、これがあまり効果なく、釜容量一杯で
焼くと焦げたりムラになったりする豆が出てハンドピックが
余計必要になりはじき出す豆も増えます。

となると効率から言うと80%で抑えないといけないので
どうしても回数でこなしていくしかないのです。

そしてアイスの水出しなどでは焼いて直ぐ発送とは
行かず、やはりガス抜きをしないと破裂しかねない
ので、ガス抜きも設けないといけません。

そんな寝かした豆たちを眺めるとバカマラは特別に
大きく、迫力があります。

このままぼりぼり食べられそうなほどの豆姿です。

味もこのバカマラは独特の風味と香りで、当店の
ラインナップには常においておきたい種となって
います。
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夏場の豆事情

2015年07月23日 16時14分53秒 | 珈琲
夏になると珈琲豆の需要が減り珈琲屋も
暇になるというのが定説です。

しかし、珈琲好きは夏に珈琲を飲まないのかと
いうとそんなことはなく、普通にいつものように
飲んでいるのです。

ですから、当店にいつも来ている人や喫茶店の需要は
相変わらずです。

そういう店は喫茶店に涼みに来るような向きの人は
少なく、いつもの珈琲を飲みに来るのでしょう。

需要は落ちないのです。

何度か水出し珈琲を提案したりしましたが、夏場の需要減
もなく、夏商品の必要性も感じないようです。

当店では夏でも冬でも水出しアイスパックは作っており、
夏になるから特に増えるという感じもないものの、これを
何パックも注文が重なると焙煎は朝から晩までやらないと
いけないことになります。

更に手間取るのはドリップパックの大量注文です。

これは外部委託でパック詰めすることもできるのですが、
豆は焼いてこちらから送ります。

というわけで、時に重なる注文があると朝から晩まで
焙煎は起こり得るのです。

それが重なり、釜のボアアップが必要になればいい
展開になるのですが、それはまだ先のようです。

夏にも勧められる豆があるという幸せと提案する
味があるというのが喜びです。

アイスでもホットでも試飲できます。

どうぞ三時までにご来店ください。
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大森君への処方箋

2015年07月20日 17時42分51秒 | 日々のこと
普段は弟子入りとか開店指南とか人を指導することは
お断りしています。

そもそも人に頼る時点でその人の新たな試みは失敗
しているのです。

ですが、自分の視点をしっかりと持ち、人生観も人生設計も
しっかりしていて、何かもっと特別な視点を得たいという
ような人にはどうしても手を貸してあげたくなるものです。

そもそもがむしゃらに頂点を目指して人の味なり、人の技なりを
盗もうと努力している人たちも結局、自分という土台がない
人がいくらトップの味を極め自分のものにしたところで、それが
生かせるものかはなはだ疑問です。

トップを競いトップとは何かという自問を繰り返し、それに
何らかの答えを出す人というのは何かを極めるという経験と
鍛錬がもたらすものと自分が研鑽することによって何を得て何を
すてているかを知るそんな経験をいくらしたところで人の味を
自分のものにすることはできず、まして人を感動させたり
人の味を評価することもできないのです。

人と自分を比べて競いトップを目指している人は沢山いますが、
こと芸術的な観点が絡んでくるとその審美眼とか自分の持って
いる芸術的世界の構築もそのトップを見続けてその技をまねても
結局何もなせないというジレンマに苦しむだけなのです。

だるまに仏教の悟りを教えてもらおうと自らひじから先を
切り落として弟子入りを請う古事がありますが、そんな
話はいくらでもあるのに、実際に定められた苦行を自ら
に課し、1000日回峰行などの荒行を今でもやっています。

やれば悟れるという結果を求めてやるのでしょうか。

こういったことについてまず知っておいてほしいことが
あり、私はうちに来る入門志願者や教えを請いに来る若い人に
いつもは門前払いをするのですが、ここ数年通う大森君と
いう人に面白い資質を見て珈琲や茶道、芸術、宗教など
語って意識の諸相に触れることについて何を知り、何が
他人に伝わるかを話し合います。

がむしゃらに芸の道を究めたいと思う気持ちと修行と称し
下働きを延々とさせられる現実など理不尽なことも跳ね飛ばす
情熱を試されるような修行時代というのはなんの世界にもあり、
どんな世界に行っても下積みというのはついて回ります。

現代ではその修行をすっ飛ばして奥義だけいただきたいという
マニュアル世代が増え後継者不足という簡単な言葉に集約されて
いるようです。

大森君に最初に示した処方箋もそんなことでした。

簡単に身に着く技術はないということ。

簡単に見えるものほど奥が深く、基本通りずっと長くそれを
曲げずにできることが才能であり、真の技術であり、名人の
技です。

それは言葉で表すのは簡単なものの、ずっとやり続ける力は
そう簡単に身につかないのです。

私の場合禅とランニングの相似感みたいなものを強く感じ
意識のイメージを語ることでした。

大森君の変化とその諸相についてはまたおいおい書いていきます。
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今時のランニング事情

2015年07月19日 12時45分18秒 | ジョギング
ここのところ雨ばかりだったので、ジムで
いつものメニューをこなしておわりという
日々ですが、ジムでのメニューもランニング
タイムがあったのですが、一周400m弱のこの
コースをかつては13周ただ走るジョギングタイム
でした。

それがここのところではよりハードにしようと
インターバルトレーニングに変えました。

これは最初の8周はジョギングですが、残りの
5周はジョグとダッシュで周ります。

このダッシュが普段全速力で走る習慣がなくなる
大人にとっては大変な運動量で、多分何年も全速力
で走ったことがない人だとまず呼吸筋が痛くなり、
下手をすれば足がもつれて転倒は必至です。

私も冬の間悪天候のときはランニングをとりやめ
インターバルトレーニングとか坂道ダッシュを
やるのですが、これは普段バスケットの試合をして
いても純粋に100mダッシュするというのはかなり
応えます。

そもそもジムのメニューの最初のストレッチの後に
取り組むエアバイク30分がとにかくきつく、足もお尻も
ガクガクになった後、腹筋台の後二階のジョギング
コースに行ってインターバルトレーニングをするので
ガクガクになった足を元に戻してランニングの呼吸に
慣らしてから、おもむろに全速力するのです。

すると、ランニングでは得られないクルージング感
を感じます。

ランニング時の風切音や独特な意識感からさらに
刹那的なライブ感を持った感覚があります。

ランニングでもそうなのですが、初心者の頃は
ただ苦しいという意識しかなかったものが、全能感
にも似た超越した感覚と目から見えている以上の
独特な視覚野を感じるようになります。

これはこのダッシュ時にも感じるようになり、ただ
苦しい一杯一杯だというトレーニングだから苦しい
という意識もやがて自分の感覚段階の切り替わりを
はっきりと自覚するようになるとその変化の面白味が
味わえるようになり、意識も変わってくるのです。

これは瞑想などの超意識の世界と似たものがあります。

考えないで考えているような自分の無意識をさらに
観察し、より無意識を深める効果があるのです。

最近のプロフェッショナルの仕事の流儀のような
ドキュメンタリー番組で名人の技を紹介する番組
はよくありますが、その職人や仕事人の精神面に
踏み込んだものはありません。

これは番組の制作者サイドでそういったものを持った
人がいないせいなのではないかとよく思います。

何かを極めた人は普通の人には見えないものが
見えているという視点の番組はかつてはあった
のです。

それはプロが知るプロの高見というもので通じる
観念があるのでしょう。

それが今では何でもマニュアル化してしまい、最初から
言葉でつまびらかにしてそれで効率重視という世の中で
結果は数字でのみ判断される世界で、失われていった世界観
やプロの意識なんてロマン的なことはもはや必要とれない
ものなのでしょう。

まあなんでそんなことを思ったかというと最近漱石の
本ばかりを読み、テレビは海外ドラマをDlifeでみると
いう生活なので、そのギャブの中でより情緒的な意識が
こんなことを書かせたのでしょう。

走ることにもそんな情緒的なことを必要とする自分を
発見するのでした。
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また雨です。

2015年07月18日 11時09分38秒 | 珈琲
また週末雨です。

台風11号は日本海に抜け、熱帯低気圧に
変わりました。

それでも今現在、交通機関にも被害が残る
大きな影響を与えました。

猛烈な風というより大雨で川の氾濫とか
土砂災害が今後心配されます。

朝から涼しくなり、淹れたての珈琲にほっと
するひとときとなりました。

安全保障法案が衆議院で可決したり、新国立競技場
の建設が白紙に戻ったりと諸々のターンポイントと
なるようなできごとが重なる中、台風が通過して
次にどんなシーンが起こるのかというモアトリアム
な朝な感じもします。

トップダウンで突如白紙というのも日本の総理大臣も
それだけ権力発動ができるのだという気持ち良さも
感じる今回の事件ですが、どうして駄目だったかという組織の
検証とか失敗を生かす工夫も大事だと感じます。

そんなことをつらつら思って飲んだのが今回ニカラグア
のリモンシリョ農園のバカマラナチュラルです。

これは数あるスペシャルティや農園ものの豆、コンテスト
入賞豆の中でも別格の風格があります。

まず、大粒で迫力ある豆姿。

薫り、カップらか上がる風味。

一口目から持って行かれるどくどくの雰囲気。

二口三口と積み重なる厚みの世界。

ナッツ感。奥行。

そしてやってくる清涼感。

これはハーブやクールミントのようなスーッと
する感覚が豊かな後味をつくるのです。

これは一杯でずっと続く満足感と安息感を作ります。

200g1550円と他の珈琲より高くなっていますが、それも
納得の味です。

COE入賞豆だと200g2000円はしてしまいますが、現在ある
それらの豆よりあえて格安に提供して昨今のスペシャルティ
豆の品薄感に抵抗して販売中です。

コスタリカのラカンデリンジャハニーも在庫しております。

その他グアテマラ、アイス用豆、季節のブレンド青夏も
焼いてあります。

どうぞご利用ください。
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台風11号接近

2015年07月16日 23時23分57秒 | 日々のこと
大型の台風が上陸したようです。

7月にこういう大型の台風が直接上陸するのは
珍しいと思います。

二年ほど前、川瀬祭りの時に台風が接近して
大変迷惑だという話がでましたが、これが何年ぶりの
ことと話題になりました。

しかし、実際今年は一遍に三この台風が発生して
次々に日本列島に接近しました。

まだ梅雨入り中ですが、雨が降らない日は34度とか
体温に近い温度になる地域が多くなり、熱中症で
すでに8人死亡したとか病院搬送された人が80人になった
とかまるで梅雨入り中の事とは思えない日差しです。

秩父でも台風接近で大雨となりどこかのトンネルが
通行止めになったとラジオで言っていました。

土砂崩れも静岡や山梨で起きたと昼のニュースで
映像をみました。

当店では玄関わきの植木に鉢が巣をつくっていて
今年は台風が多いのかと話題になりました。

避難勧告の映像を今見ていますが、このまま大事にならず
台風が消滅するように願いつつ寝ます。
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アイス珈琲も

2015年07月16日 20時51分43秒 | 珈琲
ここのところの暑い日々。

来店の方にはアイス珈琲を淹れることも多く
味についてもいつもの通りの味になっている
と満足の仕上がりです。

味見に落とした手を飲むと最初はとんがって苦みが
強くおやっと思っていたらこれは氷になじんで
落ち着くと豆の甘味がぐっと上がってチョコ感の強い
アイスの出来上がりです。

当店で初めて飲む方は、当店の氷もミルクもシロップも
入れないスタイルに戸惑うように一口口をつけそれも
直ぐに払しょくして皆さん同じ一言を漏らします。

苦みだけじゃないアイス珈琲というのを初めて飲んだと
感動した面持ちとなり、オワシスのひと時だとおっしゃい
ます。

このドリップマシンで作るアイスと水出し用のアイスパック
をご用意しています。

どちらも300g1080円と格安となっています。

水出しアイスパックは手間がかかるので事前の電話注文が
便利です。お待たせなしでお持ち帰りできます。

吉田の道の駅龍勢茶屋にも置いています。

是非ご利用ください。

皆様のアイス珈琲の概念を変える味になっています。
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『彼岸過迄』読了

2015年07月15日 21時22分34秒 | 読書


『彼岸過迄』を読みました。

田舎から出て来た青年。高等遊民と自称する無職の人。
若い美人の女たち。と出てくる人たちの構成は他の小説と同じです。

今回は、変り者の同宿人とのかかわりから始まって、その変わった職業体験など
始まり方が変わっており、これは新展開かと思わせたものの、探偵のマネ
を下まででその限界をあきらかにしたようで、突如いつものように煮え切らない
三角関係のような関係を主観カメラを変えて語り手を変えかたらせたりすると
より、最初の敬太郎と森本での展開を諦めまったく違う方向になり、それが
いつもの高等遊民の登場と女たちとそれを巡る三角関係と出生の秘密までが
飛び出してきて読者としてはお腹いっぱいな感じになれます。

ですが、漱石の小説全体に見て主人公は何かを解決したり手にしたり、
新しい視点や考えに至るとか解決はいつもないのです。

参禅したり、医者にかかったり、恋をしても幸せになれなかったり、
田舎から出て来たばかりで世間に毒されてないまっすぐな性格から
の都会の生活へ向けた目など読者は色々なものを見せてもらって
美術芸術作品との関係やら都内の店のことから新聞小説としての
博覧的な視点と展開もあるもののより複雑な世界を知り、諸々体験を
してしまった大人としてはやはり物足りないのです。

つまり、小説では何も解決しないのですが、人生経験としてそれは
香解決するという経験を積んでしまった身としてはひどくお粗末な
経験不足の世間知らずの話をずっと読まされているだけのような
気にもなってしまうのです。

後記三部作といわれる最初の本ですから、もう少し漱石につきあって
みます。こころは何度も読んでいるで次は行人でしょうか。
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灼熱の体温並気温に

2015年07月13日 12時06分10秒 | 珈琲
梅雨らしい雨模様の日が一転猛暑の到来と
なりました。

こうなると出かけるのも厄介ですが、当店では
試飲用のアイス珈琲を用意しています。

午後三時までお出かけいただければアイス珈琲を
お出しします。

アイス用の豆は今年も300g1000円と大サービス価格
での提供となっています。

コンセプトはたっぷりと豆を使いあっさりとして濃厚な
アイス珈琲を豆をたくさん使って作ってほしいという
ことです。

がぶがぶ飲むのに気兼ねなく使える300gパックでの提供
となっています。

是非ご利用ください。
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梅雨寒に季節のブレンド『青夏』

2015年07月09日 13時00分13秒 | 珈琲
あめ薬師があり、いつもどおり雨模様の中
にぎやかに縁日と門前に出店が立ち並び
梅雨らしい日がつづきます。

きょうも梅雨空で少しひんやりする気温です。

こうなると今までアイス用の豆を焼いていたのも
ホット用に豆を欲しいという声もまた上がります。

アイス用の豆はいつものように水出し用パックと
普通の豆のものを吉田の道の駅にも置いたばかりですが、
季節のブレンドを欲しいという声も受け昨日はそれを
沢山焼きました。

チョコ味を感じるブレンドですが、その波状攻撃の
様なチョコ感が後を引く感覚がこの梅雨寒に丁度
よいと思います。

夏にふさわしいすっきり感とか果実感という人も
いますがそれはブレンドで味わうにはちょっと難も
あり、癖のある果実感ならストレートで是非味わい
たいものですし、上品な果実感なら最高級のスペシャルティ
で味わってこそという面もあります。

しかし、この果実感とチョコ感とハーブのような爽快な
ミント感というのは一見そぐわないばらばらなもののような
感じもしますが、『青夏』をのんでみてもらうとわかりますが、
そんな一体感を珈琲はそもそも持っているのです。

そうして爽やかですっきりと感じるか濃厚でじっとりと感じるか
実は人それぞれの感想があるのです。

そのさまざまな風味をどう操りどう仕上げどう感じてもらうかも
試飲の腕なのです。

季節のブレンドでには、その結実が常にその時の季節を感じて
どう織り込むかの試行錯誤と味わうコンセプトがあります。

気になる方は是非試飲に訪れてみてください。

毎日午後三時まで試飲を受け付けています。
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『門』読了

2015年07月05日 15時05分10秒 | 読書


漱石の『門』を読みました。

『三四郎』『それから』の続きで読んだものですが、
今でこそ参禅するという主人公の行動は新しい行動で
珍しい解決策として注目されますが、明治の当時は
どのように受け止められたのでしょうか。

それと前回のそれからでも感じたように、主人公の
行動と解決策には疑問が沸きます。

それと同時に色々と人生経験を経た今だからそう感じる
のか、若かりしときにこれを読んだ時にはどんなことを
感じたか逆に気になったりしました。

今回も主人公の何もしない行動にいらだったり、こう
すりゃいいじゃんと文句を言ったり、なんとももどかしい
だけで主人公に共感したり、新しい視点を得たりすること
もなく、なんでこんな煮え切らない物語に世の人はずっと
魅了され読み継がれるのかと思うのです。

だいたい漱石の物語の主人公は無産の小役人だったり、
恋も愛も無知な青年だったり、田舎から出て来た無垢な精神
だったり、自らを高等遊民などという実際世の中には
一切寄与しようもない人ばかりなのです。

過去に人を裏切り、それが元で学校をやめ親戚付き合いも
危うくなり、親の財産や債権もあやふやとなってしまうなど
という事もいくらでも抜け出すことやたいした問題でもない
ようなのに度重なる流産やらとそれに加算するかのような
混迷に対比する高等遊民の子だくさんでにぎやかな家庭と
いつも舞台立てはにたようなものです。

しかし、今回の主人公がとった参禅はおやと思わせます。
を例によってこれをきっかけによって精神的救いが訪れた
とか視点を得たとかいう結末ではありません。

しかし、人生において場面は良い方向に向かうかのような
展開に主人公のつぶやきにすべてが集約され参禅した効果も
それに沿うかのような彩となるのです。

ここまで漱石を読んできて、日本の現代の小説というのは
漱石が元であり、それを超えているのかという疑問です。

ノーベル文学賞の候補になり海外でも読者の多い村上春樹
も結局この漱石の焼き直しで、それを超えたかという疑念が
より強くなるばかりです。

それだけ、強い漱石の魅力であり作品の力があるといえる
のかもしれません。

作品中に出てくる美術品が今でも輝きを失わないのと同様
作品における何もしない主人公も結局何かを求める読者と
同じたちばなの人達であり、悩み多ければよりその解放に
近づくという感じになる構造に至っているようで、人生に
於いて色々と何かの答えのようなものを作り出した人には
またその原点を見せてくれるような味わいもあるのかと
考えさせます。

そんなことを考えてまたいくつか作品を読んでみようという
気にさせた初期三部作でした。
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青夏です。

2015年07月05日 14時50分02秒 | 珈琲
今月のブレンドは『青夏』です。

しれっとした味と香りです。

これがいつもする今月のブレンドの説明なんですが、
よく解らないかもしれないとふと思い、また今朝飲ん
でみました。

暑い夏でもじめじめした鬱陶しさにも負けない爽快感を
目指した結果、この珈琲にある物は度重なるチョコ感の
ハーモニーなのです。

余韻も後を引くチョコの味。

それでいてすーというハーブティーのような爽快感が
続くのです。

これでいつ飲んでも厳しい気象条件でもこのチョコ感が
常に気持を引き締めてくれます。

今年もまた夏が来ました。

青夏とともに乗り切りましょう。
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伐採計画

2015年07月02日 17時15分24秒 | 日々のこと
昨年当家の庭は全く伐採を行わないため、
庭木が伸び放題になっており、ジャングル状の
中生活するという何とも鬱蒼とした気分の
家でした。

これではせっかくの焙煎もすっきり感が
足りないのではと思い、突如今日ぱっさばっさと
庭木を切り出しました。

庭を埋める切り出した枝と葉っぱで覆い尽くされ
人も行き来できないほどの山となりました。

さて、これを処理するのが例年の課題です。

切るよりもこの切った枝と葉っぱの処理が
作業量と経費的にも掛かるのです。

山に土地を持っていればこんなものまとめてそのまま
積んどけばいいのですが、そんな土地もないことからやはり
市の処分場に持ち込むしかありません。

段ボール箱に切り分けて突っ込みいつもは4個もあれば
詰め終わるのに今年はなんとその倍でも足りない位です。

昨日ジムに入って汗をかいたよりも大汗をかき
顔を蚊に刺され、途中に豆を買いに来た方もあり、
試飲に来た方もあり、メールでいつもの豆を注文した方も
と作業は何回も中断と再開を繰り返し、駐車場の除草も
追加したりとまあなんとも壮大な行事となりました。

植木の形が悪いと家人に文句をいわれ、それでも
すっきりとした感じにただ何とも静かな満足感と
大汗をかいた爽快感を味わいつつ今後の庭木のことを
考えるのでした。
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