らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

硬貨の穴

2014-09-03 | 雑学

私たち日本人には見慣れている50円硬貨とと5円硬貨の穴あきですが、実は海外では珍しいようで、日本に来た外国人の中には土産にする人もいるとのことです。
では、これらの硬貨は何故穴をあけているのでしょうか?
調べてみました。

造幣局のサイトによると、貨幣に穴(正式には孔)があいている理由は次のようです。
① 他の貨種と区別するため
② 偽造防止対策のため
③ 原材料を節約するため
と説明しています。

原材料を節約するためであれば、全部の硬貨に穴をあけたほうがより節約効果があると思いますが、なぜ5円と50円だけなのか?
それには、発行当時の経済事情が大きく関係していることのことです。
穴あき5円貨幣が最初に発行された昭和24年は、戦後の急激なインフレのため貨幣の材料を節約する必要があったということです。



また、昭和30年に最初に発行された50円硬貨は、今の50円硬貨より大きく、直径25㎜で穴もありませんでした。

・昭和31年発行の50円硬貨です。(ネットより)

           
しかし、当時の100円貨硬貨と紛らわしいということで、昭和34年から穴があけられた50円硬貨が発行されました。
その後、100円が銀貨から白銅硬貨になったとき50円も白銅に変更され、やはり区別のため形も小さくなって、現在の直径21㎜になったのだそうです。  

・左が表で、右が裏面だそうです。

「穴あけによる節約」
ところで、穴をあけることで原材料費はいくら節約になったのかということについて、「貨幣の原価については、貨幣の信認の維持及び偽造防止の観点から公表していません」とのことですが、ネットに自分で計算した方が居られたので参考までにご紹介します。

計算式は「体積=円の面積×高さ(厚さ)」の公式を利用して計算したそうで、
・5円玉の半径が11ミリ、穴の半径が2,5ミリなので、穴がないと仮定した5円玉と比べて穴のあいた5円玉の体積は約95パーセント。つまり原材料費は約5パーセントの節約であり、
・同様に計算して、50円玉は約4パーセントの節約だそうです。

「硬貨の表裏」
ついでに、硬貨の表、裏をご存知でしょうか?
貨幣のどちらが表面で、どちらが裏面かを定める法的根拠はないそうですが、これまでの経緯から、「年銘(年号)のある方が裏」で、「その反対が表」として扱われているそうです。

 

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1 コメント

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666 (iina)
2014-09-03 09:23:52
日本の硬貨に、穴があるのは銭形平次が遣いやすくするためにあるのかと思ってました。

それに、500円から1円まで計6枚を合わせると、幸か不幸かわかりませんが、黙示録に記された666になるのも不思議な気がします。
日本の硬貨 http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/7a2c7dddb4660b89309dfe4aa28ad289

獣の666  http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/896bf46051faae2073cc83d4e83228e8

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