歳と共に椅子に座る時や立ち上がる時に「どっこいしょ」と云う言葉を発するようになりました。
最近ではもう口癖のようになっています。
先日、向かいの奥さんが「どっこいしょ」と言っていたのを聞いたのですが、奥さんも階段を上がる時、いつも発するとのことでした。
でも何故、歳を取ると「どっこいしょ」と発するのでしょうか?
「どっこいしょの由来」
先ず、その由来について、日本では、古くから山岳信仰があり、その対象となっている霊山が全国各地に存在しています。
これらの霊山に登るときに唱える『六根清浄(ろっこんしょうじょう)』という掛け声があります。
「どっこいしょ」の言葉はこの「六根清浄」に由来すると言われています。
『六根』とは、仏教の世界で、眼・耳・鼻・舌・身・意(心)のことで、世間と触れ合うところです。
霊山に登る時に、これらの6つの器官が我欲などの執着にまみれていると正しい道を往くことが叶わないとされ、そこで、そこから生じる迷いを断ち切り、身も心も清めるという意味で『六根清浄』を唱えながら登山しているのだそうです。
この眼・耳・鼻・舌・身・意の六根の働きは、
・眼は不浄を見ない、
・耳は不浄を聞かない、
・鼻は不浄を嗅がない、
・舌は不浄を味わない、
・身は不浄に触れない、
・意(心)は不浄を思わない、
ということで、身も心も無垢清浄になろうという祈りの言葉が「六根清浄」です。
この「六根清浄」が「六根浄(ろっこんじょう)」となり、「どっこいしょ」になったと言われています。
「歳をとると何故どっこいしょ」
行動と掛け声の関係性に詳しい専門家は、「掛け声は体のタイミングやスムーズな動きに役立つと考えられることから、年齢が高めになると筋力が低下するので、声という勢いを借りて筋に張りを付けることが大事になってくると考えられる」とし、その声が、仏教用語が元になっていると言われている「どっこいしょ」とか「よいしょ」等の掛け声という事です。
つまり、若い時は簡単に出来て居た事が、歳を取って筋力が衰えると若い時の様に出来なってくるので、力を出す為に無意識の内に「どっこいしょ」と発してしまうということです。
私もそうですが、日頃「どっこいしょ」と発している皆さん、この言葉は「身も心も清浄になろうとする祈りの表れ」でもあり、衰えた体力を掛け声でカバーするために体が無意識に発する言葉のようです。
恥ずかしがらず、堂々と使いましょう。
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髷も結えてない尊富士と大の里が、優勝争いをリードしています。「尊富士」は、突然ふってわいたように浮上しました。
「霧島」を応援していたのに、横綱に一番近かったのに自信を失うと勝負の世界では「もろい」ものですね。
来場所に心機一転頑張ってもらいたいです。「どっこいしょ」、もとい「どすこい」
日本武尊は、タイトルの左手の山車に飾られています。川越祭よりピックアップしました。
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