湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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☆カバレフスキー:ピアノ協奏曲第2番

2017年11月22日 | ロシア・ソヴィエト
○ペトロフ(P)キタエンコ指揮モスクワ・フィル(venezia)1984live・CD

プロコフィエフをロシアで染め直して灰汁抜きした平易な曲で、初心者受けすると思うがこれといった鮮烈な印象は残さない。シンプルさという点ではカバレフスキーの手腕が発揮されているし、同時代の群小作曲家のピアノ協奏曲に比べれば図抜けてはいようが、私は露骨なロシア臭が気になった。キタエンコのうまさが意外と光る。ペトロフは難なくこなし集中力がすごいとか技術がすごいとかそういった感じはしないのだが、オケが突出も引っ込みもせず融合して綺麗に音楽的にまとまったものを提示している。これは特筆すべきか。この指揮者はどうも一時期の荒れた芸風でイマイチ評価が定まらない感があるが、割とこの時期までは一定の評価を受けていたと思う。○。

※2012/10/15の記事です

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