WHITE PARKS ON HOPE 22(その49から)
「REVELATIONシリーズNo.一桁で、今回はNo.8」
YOUTH OF TODAY ‘BREAK DOWN THE WALLS’ LP REVELATION RECORDS REVELATION: 8
(ファイバッ公園、続き。
エミリとマモル、両腕を後ろに縛られ、
正体不明の男二人にナイフを突き付けられながら歩いてくる)
Emily「ちょっと〜、ロープが痛い、放してよ!
突然なんでこんなめに遭わなきゃならないのよ〜!」
Mamoru「お兄ちゃん、どこ〜?
なんか、捕まっちゃったよ〜!」
Shin-Ichirou「マー! 務所で何があったか知らんが、
これはマーが仕組んだことなのか?」
Masahito「シンイチロウ!
お前がいつでもボスだった」
Shin-Ichirou「あぁ?」
Emily「マサヒト!
あんたそんな下らないことで、
自分が何をしているかわかってんの?」
Masahito「務所で色々と学んだ。
このタイミングを狙っていたものでね」
Shin-Ichirou「ケンジとか、ほかのみんなはどうしたんだ?」
Masahito「クロロホルム吸って、
今頃おねんねしてるさ」
Mamoru「僕たち殺されちゃうの?」
Emily「マモルくん!
お願いだから、この人たちを刺激しないでちょうだい!」
Masahito「殺しはしないさ。
ただ、ちょいと付き合ってもらうだけだ」
Shin-Ichirou「お前ら、もしかして、
気狂いピエロ団か?」
ピエロ団1「だから、どうしたってんだよ!」
ピエロ団2「おっと、下手に動かない方がいいぜ!
このナイフが見えねぇのか?」
ピエロ団1「マサヒト、こいつが例のボスか?」
Masahito「そうだ。
カミサウロヴィルのHCシーンは、こいつを中心に回ってる」
Emily「ボスとか中心とか、
あんた何言ってるのよ!」
ピエロ団2「やかましいスケだな」
Mamoru「お姉ちゃんに手出ししたら許さないぞ!」
ピエロ団1「うるせーガキだぜ!(ドサッ)」
Shin-Ichirou「マモルに何しやがる!
マー!
こんなことして情けないと思わないのか?」
Masahito「情けないだ?
それは今の何も出来ねぇお前の方じゃないのか?」
Shin-Ichirou「なに〜っ!」
Emily「ちょっと、ロウ!
あんたまで挑発に乗ったらダメよ!」
Shin-Ichirou「いつだったかショップ・ハンダで、
ピエロ団が俺たち企画ギグの妨害をやって、
ちょっとした騒ぎになったことがあったよな!」
ピエロ団1「まさしく、俺たちだ」
ピエロ団2「だいたいお前ら全員、
まじ目障りなんだよっ!」
Emily「なんか、
その辺の学中チーマーと大した変わらないじゃないのよ!」
ピエロ団2「黙れ、スケッ!(ドサッ)」
Shin-Ichirou「おいっ!
、、、エミリ、、、」
Masahito「これで、目を覚ましてるのはお前だけになったな」
ピエロ団1「マサヒト、街に行った二人が戻ってきたら厄介なことになる。
こいつだけ連れて、早いとこ行こうぜ!」
Shin-Ichirou「マーがピエロ団の一員になるとはな!
よっぽど、魂まで抜き取られちまったってことか!」
Masahito「うるせ〜っ!
黙ってねぇと、お前も眠らせるぞ!」
ピエロ団2「すぐにやりゃいいのによ!」
Masahito「こいつには、
とことん恐怖を味わってもらうのさ」
ピエロ団1「目隠しするぜ」
Shin-Ichirou「一体、何が望みなんだよ?」
Masahito「お前らのチームをバラバラに解体して、
神聖なる気狂いピエロ団に入団させるためよ!」
ピエロ団2「牛や豚のようにとかされなくて、
ありがたいと思えよ!」
Shin-Ichirou「務所で、
もう一人のやつってのがピエロ団だったのか?」
Masahito「ボスの弟、ナンバー2な」
ピエロ団1「喋りすぎない方がいいぜ」
Masahito「ああ。
周りには敵が多いからな」
Shin-Ichirou「俺たちみたいなたかだかHCチームを潰して、
何か利益でもあるってのか?」
Masahito「その辺は、喋るわけにいかない」
Shin-Ichirou「もしかして、
キャトル・ミューティレーション騒ぎも、
お前らの仕業か?」
(ピエロ団の他の二人が駆けつける)
ピエロ団3「あっちに車、用意しました」
Shin-Ichirou「お前ら、一体何人で来てんだ?」
ピエロ団1「構わない、こいつを連れて行け」
ピエロ団4「へい」
Masahito「ファイバッ公園かっ!
ヘドが出るぜ!
本当は焼き討ちでもしてトドメを刺したいところだが、
あの爆撃の後だからこんな公園どうなったって、
なんのダメージもねえってもんさ。
誰にも知られずに消えゆく運命か。
さらば、
リメンバー・ディコントロール!」
(、、、続く、、、)
では、Cheers!