SKATE BIOLENS SKATE CONTINENCE 24(その227から)
(朝。駅前広場。
シンイチロウ、エミリ、タダヒロ、
ケンジ、ハジメ、ヤン、ホルヘ、
マモル、ハルカ、少し遅れてサトシ)
Shin-Ichirou「人が集まる時は、
湿気が多い密室は避け、
近距離での会話を減らす。
特に若者への浸透が課題、か」
Yang「最近では、
そういう話題ばかりになってきてますね」
Tadahiro「だったらよ、
この広場は密室ではないし、
合唱隊の編成も間隔を少し広げれば
問題ないのではないのかね?」
Emily「タダヒロ、
それは人の見方によって違うわけ。
私たち当事者と周囲の大人たちとではね」
Hajime「うおう、
合唱隊が着るはずだった
お揃いCRUCIFIXのTシャツも、
とうとう用意出来なかったかよ!」
Jorge「みんなホッとしてる、間違いなし」
Hasegawa「そのぅ、エミリさん、
わしこれから出勤するでの。
それではまた今度」
Emily「ハセガワさんお疲れ様です!
午後には祖母の病室に寄りますので!」
Tadahiro「ところでマモルは、
どこに行ったんだ?」
Haruka「トイレって」
Tadahiro「あっ、いた!
お〜い、マモル!
バックバンドの連中が全員そろったぜ!」
Mamoru「あ、うん」
Tadahiro「どうした?
さっきまでの元気はどこ行ったんだ?」
Mamoru「まだ、、、
誰一人も来てないんだ、、、」
一同「、、、、、(キョロキョロと見回す)、、、、、」
Emily「ま、マモル君、
まだ10時までは時間があるからね!」
Mamoru「、、、う、、、うん、、、」
Shin-Ichirou「よし!
では、そろそろ演奏の準備に取り掛かるか!」
Kenzi「おうよ!
発電機はどこに置いたらいい?」
Tadahiro「そこの噴水うしろにある、
木の下なんか良さげだぜ!」
Yang「あっ、ちょっと待ってください!
ブルーシートを持ってきたので、
先に下に敷きますね! (バサッ)」
Hajime「うおう、
機材を運ぶの手伝ってくれるかよ! (チャッ)」
Shin-Ichirou「アンプの音は、
いつもの半分で進行するか」
Emily「3割くらいでもいいんじゃない?
下手に大きすぎると警察が駆けつけるわよ!」
Kenzi「‘アイ・ヘイト・コップ・カー!’」
Jorge「‘メーマーメーマ〜ッ!’」
Shin-Ichirou「10時ジャスト開始、
少なくとも15分後には
後片付けに入ってる状態に持っていく段取りで!」
Satoshi「おいおい、
アンコールの‘SEX AND VIOLENCE’を入れたら、
その時間では無理だろーが!!」
Kenzi「サトシックスパック、
お前も来たのか!」
Satoshi「来ちゃぁ悪いか、
ああ〜っ!」
Emily「ほらほらあんたたち、
今日は小学生たちが集まってくるのよ!
そんな子供じみたところは、
彼らに見せないようにしないと!」
Hajime「エミリの言う通りかよ!
ガキじみたことはやめたまえかよ!」
Kenzi、Satoshi「お前に言われたくないわ!」
(、、、続く、、、)
では、Cheers!