『墓場 もしくは 死者の地』/ AMENRA

『墓場　もしくは　死者の地』 / DE DODENAKKER

 

俺がお前の土地に接触出来れば

お前はそこにいてくれるだろうか？

俺はあの日この地に埋められた

つまりこの地で俺の変わりない過去が始まったのだ

 

手よ　届け

 

俺が手を差し出すと

その時お前は近くに居てくれるだろうか？

俺は自分自身をこの地に埋めた

俺はこの地でお前に逢えることを願った

 

俺がお前の名前を大声で呼ぶと

その時お前は姿を見せてくれるだろうか？

それとも　しんと黙ったままだろうか？

そして俺はまた独りで焦れるのだろうか？

 

空虚感がずっと残っている

俺の心の奥底で

 

触れてくれ

 

いつか俺は触れることが出来るだろうか？

新たな日よ

いつか俺は逢えるだろうか？

届いてくれ

俺は生き返りたい

新生なる日よ

そのあとで俺達は逢うつもりだ

頼む

俺達に与えてくれ

揺るぎない気力を

お前が俺達に与えてくれる

目の前を明るくする光を

足元を照らす光を

存在しなくなるという覚悟をしておけよ

心の底から根源の力を手に入れたい

俺にはどうやっても手に入れることが出来ない

俺達に与えてくれ

俺の奥底に確固たる信念を

目の前を明るくする精神的な光明

目指すところは命

足元を照らす精神的な光明

こちらは静まり返っている

心の底から俺達は生きる命を望んでいる

実生活の消滅

視力の喪失

活力の破滅

足元の光源

眼前の光源

俺達の精神を強くする力をお前が与えてくれる

（こちら側へ）向かってくれ

 

（お前の土地との隔たりが）果てしなくある

これで俺たちの手が届かないかもしれない

革新的なことが起きても

このままでは俺達は触れ合うことが出来ないだろう

 

　

『ビコンッ麻痺』（ギャンブル編）

『ビコンッ麻痺』（ギャンブル編）/ MONEY DRUG

 

  V.A. ‘SLAVE TO CONVENTION – A TRIBUTE TO DOOM’ CD HELVETET RECORDS HEL009

 

ビコンッ（あるいは最近は ‘ブアッスァッ’！？）が世間に行き渡るようだゼ

惜しまずビコンッを吸い込ませるように煽ってよ　配当を執拗に求めさせるわけよ

マーキングシート取引所は　今や　俺らの神殿　

いやいや ‘聖なる館’ と言っては言い過ぎなんだゼ！

 

Q: AND GASMASK? A: AND GASMASK. その115

A MIDSUMMER NIGHT’S CREAM 8（その114から）

 

 （元馬場商店前で遭遇した地震から少し経って）

 

Hajime「今考えてみてもよ、

あのとんでもねぇ大地震が起きて、

よくもまぁ夜中に馬場商店前から街まで戻ってこられたもんかよ。

もともと幽霊を見るために山のふもとまで出かけたってのによ。

帰りの道路では

落ちて散らばってる木の枝をどけるのに何度軽トラから降りたことかよ。

車内ラジオは故障中で何も情報がわからねぇしよ。

街に着いたら着いたで、

今度はどこの信号機も灯りも消えて真っ暗だしよ。

街灯とか家の電気までほとんどの建物がよ、

街に唯一ある24時間営業の店まで閉まってやがるしよ。

こんなこと今まであったかよ？　

家に帰って直ぐにラジオを付けたら、

何と震度7だとよ！　

確かにそれくらいの揺れではあったけどよ、

本来この辺は災害が起きにくい地区なはずで、

一体誰が予想できたかよ？　

部屋ではランタンにマッチで火を点けましたって、

まるでキャンプじゃねぇかよ。

ハードコア・キャンプ震災ヴァーションってかよ！

まずトップ・バッターは

SEDITIONあたりがふさわしいかよ。

だいたいスタンバイが遅すぎんだよ！

 

 

部屋のガスは使えるが水道水が出ない、

直ぐに近くの公園まで行ってみると、

やっぱみんなバケツやら鍋やらを持って並んでるかよ。

30分以上かかってやっとコーラの大ビン2本に入れました〜、

あと食料は多少ストックがあったからなんとかなったけどよ。

夜が明けたんで一応MTBで職場まで行ってみると、

電気が通ってないから休みだとよ、

そりゃそうかよ！

街中ではどこの信号機も役に立たないから、

おまわりが交通整理ってのをやってて、

不思議と事故とかもあまりなかったようだしよ。

俺の部屋では丸一日経って電気がついて水道も普及したけどよ、

ケンジが住んでる隣のエリアでは三日かかったそうかよ。

震源地近くの山ではものすげぇ土砂崩れ、

死者が何人出たかわかりゃしねぇかよ！

あれではANTI-SECTばりのゴースト・オブ・マンキンドでも

手も足もでねぇかよ！

ガビガビ山では

せいぜい木が倒れたぞ〜規模で助かったってもんかよ、

ええ〜？」

 

（、、、続く、、、）

 

では、Cheers!