(以下小説&映画についてのネタバレが書かれてます・・・)
トルーマン・カポーティの原作版では、ホリーは、語り手である小説家の卵・ポールの心の中の台風の目になって振り回す、彼にとって、ちょっと(えらく)気になる女の子、(そして、親友と呼び合ったりする... そうかと思ったら、罵り合ったり 殴り合ったり。。)として描かれていて、実際のところ最後まで一線を越えることは無かった...。
でも唯一の肉親であった弟の死で嵐のように荒れまくるホリーを落ち着かせたのは夫になったブラジル人資産家ではなく、“親友”のポールだった。(ポールがホリーの弟に面影が似ていたというのは 小説、映画、共通の設定...。そんな理由から、ホリーはポールのことを弟の名前である“フレッド”と呼んでいる...。) 読んだ後も余韻の残る不思議なはなし...
映画版で描かれたのは完全にホリーとポールが紆余曲折あった後に結ばれるラブロマンス。 古き良き映画ならではのじんわりとしたハッピーエンド。この結末も好き。
映画ならではの幸せなカタルシスがある。
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