被災地支援プロジェクトチームEn

東北の中長期的な復興を目的としたボランティア任意団体です。活動のご報告をしていきます。

【学習サポート】2017年度第5回:12月学習サポート 活動報告

2018-01-11 21:42:11 | 日記
昨年12/25-12/27に学習サポートを行いました!

今月は「中学生が次のレベルに挑戦する」という目的で活動を行いました!3年生にとっては受験に向き合うこと、1.2年生は次学年へのステップアップです。

勉強面については、3年生は受験生として自分の考えに責任を持つということをテーマに、目的に合った学び方を自分で考えるということを徹底しました。受験勉強を一つのチャンスにして、自ら学ぶ力を身に付けるために学び方を変えることに挑戦してもらいました。

1.2年生は勉強を楽しんでもらうためのレクリエーションを取り入れながら、今月は今までよりもレベルアップするために、勉強する上で「わからないことをすぐに聞くのではなく、自分で考え切ってから質問してほしいこと」「手間をかけて勉強してほしいこと」の2つを大切にしてほしいと伝えました。

その結果、3年生は、これまで以上に目的意識をもって勉強を考えるようになり、自分自身でこれが一番だと思う学び方を自ら考え出そうとするようになりました。学び方も他人に頼れば楽ではあるものの、自分に本当に合った学び方は自分だからこそ考えられるということに気付いてくれました。

1.2年生は、わからない問題にぶつかっても自分で考えたり調べたりする姿が見られるようになり、考え切った上でスタッフに質問してくれるようになりました。また、先月と違い今月は自ら積極的に手を挙げて質問する姿勢から、学習会の時間を大切にしようという気持ちが見えました。

また、最終日には中学生たちに今まで伝えてきた「ルールの意味」について考えてもらう時間を設けました。中学生からは「大学生との壁をなくすためのもの」「全体でのコミュニケーションをとるため」「ルールがないとやりたい放題できてしまう」など、これまでの学習会を通じて自分なりに意味を見出せたことがわかりました。

その結果、アンケートは以下のようになりました。

〈振り返りの結果〉
(5:とてもそう思う、4:そう思う、3:わからない、2:そう思わない、1:全くそう思わない)

Q.学習会は満足できましたか?
→5が100%

Q.Enが伝えたことは理解できましたか?(3年生)
→5が100%

Q.学習会を通じて受験への意識は変わりましたか?(3年生)
→5が100%

Q.Enが伝えた「勉強する上で大切にしてほしいこと」のお話は理解できましたか?(1.2年生)
→5が90%、4が10%

Q.学習会を通じて勉強への意識は変わりましたか?
→5が70%、4が20%、3が10%

また、記述式アンケートの結果では以下のような声を聞くことができました。

〈記述式アンケートの結果の一部〉
<3年生>
・(「受験生になる」とはどういうことか?という問いについて)
自分を振り返ってそこから前に進むこと。なぜなら、今までの学習生活色んなことを振り返って、高校という新しい所へ進むから。
(自分で考えることで、受験への向き合い方に何か変化はあったか?という問いについて)
・ただ勉強していればいいやと思っていたけど、きちんと目的を設定しないといけないと思うようになった。
・(Enが自分にどういう影響を与えるか?という問いについて)
景色が広がる。なぜなら、モヤモヤが話をすることで消えて、自分の目標や意思を前向きにしっかり見すえることができる。

<1.2年生>
(「勉強する上で大切なこと」のお話を聞いて、これからどう勉強しようと思うか?それを続けることで自分がどうなれると思うか?という問いについて)
・いつも分からないと答えを見てしまうクセがあるけど、これからは少し考えてから見るようにする。なぜなら、自分で考えることが大切だから。そうすることで少し理解でき理解力がつくと思う。
・人に聞く前に何でもいいから考えをもとうと思いました。(勉強だけじゃなくて生活の中でも)なぜならば、自分の意見をいうことで新たな発見とか頭に残るから。そうすることで、未来の役に立ってこれから便利に少しでもなると思った。世界が広がる。
・(ルールは大切だと思ったか?という問いについて)
はい。「コミュニケーションをとる」ことは、自分のことも伝えないといけないけど相手のこともわからないからコミュニケーションは大切だなぁと思いました。

このように、3年生は自分で考えることで受験に対する意識が変わり、その結果勉強法を見つめ直すようになったこと、1.2年生は自分で考えることが自分のためになることを実感してくれたことがわかりました。

私たちが設定した学習会は1月で年度内最後の予定です。参加してくれる子たちのやる気や思いに応えられるよう、最後までチーム全員で中学生に向き合おうと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿